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日本の香りのする憲法を作ろう
- 96条から変えなければ、何も始まらない -
-憲法改正その①-
昨年暮れ、衆議院選挙で自民党が政権を握ると、アベノミックスで株価が上がるだけでなく、憲法改正論議が盛んに行われるようになってきた。しかもその焦点になっているのは、まず96条を変えようではないかと言う事である。
96条が何故問題になっているかと言うと、憲法改正には各議員の総議員数の3分の2以上の賛成で、国会が発議し、国民に提案してその承認を得なければならない。その承認には、国民投票で過半数の賛成を必要とする…となっている。
この数字がいかに難しいかと言うと、戦後、どの党も2/3以上の議席を取った事がない。日本を取り巻く環境が変化し、憲法を変えたくても、この2/3の数値の壁が高くて変えられない。
だから、この高い壁を下げようではないかと、昨年4月、自民党が新しい改正案を草案した時に言い出したのである。戦後70年近くなるが、世界で一回も憲法を変えたことがないのは日本だけであり、多くの矛盾点にも直面しているのである。
現在の憲法は、前文からおかしい事が書かれている。「日本の周辺国は、平和を愛する国ばかりで、全てに公正で信用のおける国ばかりだから、日本が銃を持たなければ、平和を保たれるので、軍隊を持つ必要がない」何か変だと思いませんか!
今の中国の尖閣諸島を取り巻く行動や、北朝鮮の核とロケット開発、韓国の竹島占領を見て分かる通り、「平和や公正や信義」のカケラもない国ばかりである。塀を作り鍵を掛けておかなければ、忍び込んで居座る泥棒ばかりではないか。
9条はもっとおかしい。「政府には、国民の生命・財産や国家の独立を守ることが許される」…何ですか、この書き方。「守る事が許される」のではなく、「守る義務がある」と書くのが当たり前ではないですか。誰に許してもらうのですか?
自衛隊は「戦力」ではない。だから日本の「戦車」は、金属で固めた「特別な車」であり、「爆撃機」は、危険が迫った時に助ける振りをする「支援戦闘機」となる。実践には役立たずの書き方である。怪奇極まる9条は説明出来ない。
世界で唯一の平和憲法だから、大切にしなければならないと、非改憲派の方々は言うが、「周辺国の横暴にあって、母屋もろとも乗っ取られても我慢せよ」と言う方は、率先して鍵も掛けずに外出すればよい…これと同じではないか。
ご存知の通り、今の憲法は戦争に負けた日本を二度と立ち上がれない為に、当時の占領軍であるアメリカが押し付けた憲法である。やたらと「権利」と「自由」が書かれ、果たすべく「義務」が書かれていない、おかしな憲法である。
憲法とは、本来その国の成り立ちや、その国を育ててきた文化や誇りが書かれ、あるべき形が示され、その国らしさが滲み出ているものである。例えば、フランスと日本は歴史も文化も違う。その違いがあって当然である。
憲法論議が高まる中、日本精神を崩壊させる為に作られた占領憲法ではなく、日本人自らの手で、日本の香りがする自主独立憲法を作り、世界に胸を張ることが出来る憲法作りに動き出そうではありませんか。
その為には、衆院で2/3の議席数のある今、参院でも与党に2/3を取らせるチャンスでもある。日本人の手による自主憲法を作るには、「身動きの取れない2/3と言う高い壁」を下げる…これが出来なければ何も始まらない。
2/3を半々まで下げるのは、大切な憲法がコロコロ変わる恐れがある。3/5当たりを唱える方もいるが、更に議論を深めることも大切だ。更に国民投票で過半数の承認が必要だが、国民が風任せで決めて国益を失う愚も、避けなければならない。
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