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“非課税”の株や投資信託を、国民に持たせたい
ニーサ(NISA)って何?
先日、私の会社の会合で、ニーサ(NISA)の話をしました。名前だけ知っている…を含めてご存知の方は30〜40%くらいの感じでした。知らないことで、老後の生活に重大な支障を来す可能性があるので、知識として伝えました。
ニーサ(NISA)とは「少額投資非課税制度」と言う、長い名前が付いていますが、「非課税」の仕組みですから、知っておいて損ではないので、ご存じでない方に簡単に説明しましょう。
今年の1月から、「毎年100万円まで」の、株や投資信託などの値上がり益や配当金は、非課税となったのです。昨年までは約10%、今年1月から20%税金が掛りますが、ニーサに登録すれば、100万円の投資で得た利益は無税なのです。
購入して最長5年間持つことが出来て、その間であれば何時でも処分できます。毎年、上限100万円まで購入すると、5年後で最大500万円購入できることになります。途中で売却し減った分は、その年に新たに購入することは出来ません。
口座は、証券会社に登録します。従来の口座があっても、ニーサ専用の口座が必要です。他の証券会社とダブって口座を作る事は出来ません。年齢も20歳以上が対象です。取引手数料が安いネット証券への登録も出来ます。
何故「ニーサ」制度が出来たか…
インフレから国民の生活を守る
預金の利率程度のインフレ率なら預金が安全ですが、インフレ率が5%、10%、あるいはそれ以上のハイパーインフレになったら、我々の老後の生活は成り立ちません。全ての物価が2倍になると、預金の価値は半分になってしまいます。
日本人は欧米人と違って、貯蓄志向が強く、株や投資信託の形で財産を持つ方が少ないと言われています。「ニーサ」を導入することによって、国民の資産の持たせ方を欧米人並みに変えて行きたいと、国は考えたのではないでしょうか。
国は口が裂けて云わないと思いますが、物価上昇と共に上がる可能性がある株式や投資信託を持たせる事によって、インフレから国民の生活を守ることが出来ると考えているのかも知れません。極端なインフレはお金の価値を無くすからです。
昨年5月、日銀の黒田総裁は「金融を異次元緩和する」と宣言し、お札を刷って国債を買いまくり、お金の量を2年後、通常時の2倍の270兆円にすると言いました。もし、国債の値段が崩れた時、インフレは只のインフレではなくなるのです。国の借金は、インフレにしなければ返せないのです。
「ニーサ」導入は、この様な事態を少しでも救おうと考えた「苦肉の策」かも知れません。お金がだぶつき、インフレ予測が高まる近未来、貯金で持つリスクと株や投資信託で持つリスクを比較し、どちらが安全か、研究する余地は十分あると思います。
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