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何故ヒラリーは負けたのか?
500万票も減らしたヒラリー
家で寝ていた…民主党支持者
「信じられない」、「悪い冗談だろう」と、日本を初め、ヨーロッパや隣国カナダ等、世界中の人々を驚かしたアメリカ大統領選。当事国のアメリカのマスメディアの直前予想でさえ、大接戦になるとまではあったが、トランプ氏が勝つと予測したものは少なかった。
「一般民衆の心の動きを侮ると、怖い目にあう」…ブレジット(EU離脱)を経験し煮え湯を飲まされた英国人は、トランプショックを起こしている世界中の人達を、冷ややかな目で見ているのではなかろうか。
今回の大統領選は「体制派の政治プロのヒラリー」と「政治素人のポピュリストのトランプ」の次元の低い喧嘩であった。味方のはずの共和党からも批判され、孤立化したトランプ氏、その人が何故ヒラリーに勝ってしまったのだろうか !?
トランプ氏は、最初から直接一般民衆の心に働きかけた。メキシコ国境の壁、イスラム教徒の規制、「TPP」や「温暖化対策のパリ協定」に反対。分かり易い敵を外国に作って徹底的に攻撃し、主流の共和党だけでなく、世界中を不安に陥れていたのである。
選挙結果に驚いたマスメディアは、イギリスの国民投票の結果と同じく「庶民の暮らしの事なんかに興味を持たない政治家に、一泡吹かしてやろう」と、既存の政治家に対する不信感が思わぬ結果を招いた、という指摘だが、それだけだろうか?
面白い数字がある。前回の大統領選で民主党のオバマに負けた共和党のロムニー氏の得票数と、今回勝ったトランプ氏の得票数は略同じであった。トランプ氏は新たに票数を増やしたわけではない。ところが、ヒラリーは民主党票を500万も減らしてしまった。
確かに、余りにも激しいトランプ氏の主張は、失った票も多かったが、一向に景気が上向かないアメリカには、熟練の政治家ではなく、ビジネスマンがホワイトハウスに必要だと、白人労働者達に思わせて、失った票を穴埋めしたのではなかろうか!?
産経新聞に載ったエコノミストの吉崎達彦氏は「このサプライズの種明かしは、民主党支持者が選挙に行かず、“家で寝ていただけである”負けに不思議の負けなし。どうしてもこの人を大統領にしたいという熱気が民主党支持者に欠けていて、投票所に行かなかっただけである…実に的を得た、面白い指摘と思いませんか!
これからは、トランプの米国と言うより、彼を選んだアメリカ人と付き合わねばならない。日本の防衛や貿易で微妙な問題が起こるであろう。アメリカに頼らず、自分達で考え、自分達で自国を守る姿勢が求められる。
自立心の足りない日本に良い契機となるであろう。
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2016年11月16日
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