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日本、中国、左翼主義者に
どんな駆け引きをするのか?
トランプ新大統領
「アメリカ第一主義」のトランプ新大統領が誕生した。
世界一の大国のアメリカが「自分勝って主義」を打ち出したらどうなるか…それこそ、世界中の国々が、国境を囲い込み、壁を打ち立てるようになる。
夜中という事でもあり、就任演説は録画して翌朝聞いたが、内容は選挙中に語って来たものばかりで、人間学や哲学的な内容に乏しく、繰り返し発した「アメリカ・ファースト」だけが耳障りで、冷めた目付きで聞いていたのは、私だけではあるまい。
世界中に嫌われているトランプ新大統領だが、乱暴な発言の中に何をしたいのかと考えると、「なるほど!」思わせる理屈も幾つかある。それを福井県立大学の島田洋一教授が「正論」で述べているので、私見も入れて紹介したい。
ご存知の通り、早速、就任翌日は「TPP離脱」を宣言し、同時に2国間協議を始めると宣言した事が最初の注目点である。彼は何故2国間協議にしたいのか。答えは簡単である。相手の弱みにつけ込んで、交渉を有利に進めたいと考えたのである。
日本の弱みは防衛である。「平和憲法」にしがみついているため、専守防衛…つまり、「守り専門」で「攻撃はアメリカ頼り」という、まことに日本にとって都合のよい日米安保条約になっている。この日本の弱みを、トランプ大統領は見逃すはずがない。
彼は、選挙中盛んに「日米同盟はアンフェアだ」と日本批判を繰り返した。「TPP離脱」を図ったのは、日本との貿易協定を有利に進めたいと考えたからである。日本が軍事面で、自律性を高めない限り、トランプ氏の言いなりになるのは明白であろう。
二つ目は、地球温暖化の新しい枠組みである「パリ協定」を脱退するという表現は避けたが、「CO2排出規制」を無効化すると就任早々発言した。左翼主義者が度を越えた「環境主義」を執拗なまで使うのに、くさびを入れたいのであろう。
「スイカ人間」という言葉を知っているだろうか?外側は「緑色」だが割ってみると中は「赤色」というアメリカで使われている言葉である。水や空気等の清浄化は認めるが、CO2との因果関係が明確ではない「温暖化防止」を掲げる左翼運動家を叩きたいのだ。
もう一つも面白い。トランプ大統領が「敵」と位置付ける中国は本気で嫌いらしい。元安にして中国製品を安売りし、南の島に勝手に軍事施設を作り、台湾があるのに「中国は一つ」というが、世界の了解も取らず、勝手に中国が決めた事だと、トランプ氏は言う。
中国の「ルール無視」にいちゃもんを付けながら、これ等中国の数々の「不正行為」を全て交渉材料に使うであろう。台湾の蔡総統との電話会談には驚いたが、台湾ですら交渉の駆け引きに使うトランプ大統領である。
商売の駆け引きで、巨大な富を築いたトランプ氏。アメリカは、他国のためにこれ以上の犠牲を払ってはいられない。騙した奴には必ず報復していけば、二度と舐めた真似はしなくなるというのが彼の商売哲学なのであろう。
政治に素人のトランプ大統領が、執拗なまでに「アメリカ・ファースト」を唱え、それに呼応するアメリカ米国民には反感すら覚えたが、相手の弱点につけ込むトランプ氏が、どの様に世界に影響を与えるのか興味がある。
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