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心の病への対処法は「自分を好きになる」こと!
現在は医学も発達して、かつての不治の病も多くが治療可能になりました。
その反面、急激に増加し、深刻化しているのが「心の病」です。
症状も過去のものとは異なり、うつ病や統合失調症などといった、一つの病気の枠に特定しにくい症状も増え、パニック障害や摂食障害など、新たな病名も誕生しています。
また、ひきこもりや学級崩壊など、心の病によるものか、性格によるものかとの分類が難しいものも、社会問題になるほど増えています。
これはいったい、なにが原因なのでしょうか。
今回は、「日本の教育文化」をテーマに、心の病との関連性を見てみたいと思います。
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まずはじめに問いたいのは、日本人は「自分が主役の人生を、生きているのだろうか?」
ということです。
自分の人生なのだから、自分が主役なのは当たり前なのですが、実は、気づかないうちに自分が主役ではなく、「観客」や「監督」を主役にして生きている場合があるのです。
沈没した世界最大級の豪華客船、タイタニック号にこんなブラックジョークがあります。
船が沈没していくものの、乗客全員を乗せるだけの救命ボートがありません。
女性と子どもを優先するのですが、男性の乗船を断るのに、国によって説得の仕方が違うのです。
イギリス人には「あなたは紳士ですよね」
アメリカ人には「あなたはヒーローになりたくはありませんか」
そして日本人には「みんなそうしてますよ」・・・・
要するに日本人は、「自分がどうしたいか」が基準ではなく「みんなと同じ」であるかどうかが基準だというのです。
ジョークとはいえ、その国の特徴を鋭く突いているのではないでしょうか。
これでは日本人は、自分が主役の人生を歩んでいるとは、胸を張って言えないのではないでしょうか。
★ ★ ★
自分が「どうしたいか」ではなく、他人と「同じであるかどうか」を基準にして生きる。
これでは、みんなと違わないようにするために、自分の個性を押し殺してしまいます。
自分以外の「その他大勢」に価値観や善悪を求め、時には幸不幸さえ決まってしまう。
深刻なのは、そんな生き方をしていながら、ほとんどの人が、自分が主役でないことへの自覚がないことです。
考えて見ると、日本人は物心がつかない時から、そうなるような教育をされてきたのではないでしょうか。
お店で子どもがさわいでいると
「だれもそんなことしてないでしょ!」とか、
「人に笑われますよ!」
といって叱ります。
これでは「みんなと同じである」ことや「人からどうみられるか」が人生の基準であることを教えているようなものです。
欧米では、「さわいではいけない」と約束をしたのに、「なぜ約束を破るのか」という叱り方をします。
そこには、「他人がどうか」が基準ではなく、「約束を破った」という善悪が基準です。
欧米は「罪の文化」、日本は「恥の文化」といわれるゆえんです。
かといって欧米のしかり方が万能かというとそうではなく、どちらの叱り方も一長一短があります。
正しい叱り方は、「嬉しくてさわぎたかったんだね」と、子どもの気持ちを一旦みとめたうえで
「でも、他の人の迷惑を考えられるようになる人間が偉いんだよ」
と、人の気持ちを考えることが大切であるということを、教えることだとおもいます。
★ ★ ★
人間は誰しも、「本音」と「たてまえ」を両方もっています。
それは、二重の人格を持っているという意味ではなく、一つの人格の中に、欲望の固まりである「本音」の部分と、それを押さえ、コントロールしていく理性などの「たてまえ」の部分とをあわせもっているのです。
たとえば店に入って欲しい物があっても、お金が無ければ我慢します。
しかし自分の本音は「どうしても欲しい! 盗んじゃえ!」かもしれません。
しかし、その欲望を「たてまえ」の部分でコントロールし、盗む行為をおさえているのです。
どうしても欲しいという感情も自分であり、その欲望を理性によって抑えているのも自分です。
誰しもそういう二つの感情があり、一瞬一瞬その二つが微妙なバランスを取りながら、行動をしているのです。
その「本音」と「たてまえ」が、バランスが良い人。
つまり、時に自分の欲望を発散させながら、肝心な時には理性を働かせていける人は、心の病になることはありません。
しかし、バランスが悪く、自分の「本音」である欲望を抑えきれない人は、犯罪をおかしたり、人と協調できずに孤立してしまうことになります。
逆に「たてまえ」が強すぎる人は、自分の気持ちを圧殺し続けなければならず、限界に来れば爆発してしまいます。
それが、うつなどの心の病に出たり、ひきこもりや、衝動的に人を傷つける、いわゆるキレる行為となって現れたりするのです。
「みんなと同じ」であることを強要し「人からどうみられるか」を基準にしている日本の社会は、どうしても「たてまえ」が強すぎる人を育ててしまうのです。
★ ★ ★
親から「他人と違うことをしていけない」ということを教えられ続けたとすれば、それは、本当の自分をずっと抑圧しながら生きてきたことになります。
よく、自分の親を殺害してしまう凶暴な事件で、近所の人が
「あんなにおとなしくて、真面目な子が・・・・信じられません」
と、コメントしている場面があります。
しかしそれは、「おとなしくて、真面目であるからこそ」キレて凶暴になってしまったのです!
押さえ込んできた「本音」が限界に来た時に「親の殺害」となって爆発してしまう。
これほどの悲劇はないでしょう。
「うちの子は口答えばっかりして、まったく言うことをきかない!」
と嘆く母親もいるでしょうが、これは決して悪いことではありません。
親に反抗したり、甘えたり、おねだりしたりと、わがままを出して、自分の本音の部分を出していける子どもは、決してキレることはありません。
いわゆる「手のかからない」「ききわけのいい」子どもこそ危険なのです!
★ ★ ★
「真面目で正直な人ほど、生きにくく、病気になりやすい」
残念ながら、これが現実です。
ですので、心の病で苦しんでいる人に、安易に「強くなれ」などというのは、あまりにも酷な話だといえるでしょう。
しかも「たてまえ」ばかり育む教育をしてきた大人であるなら、なおさらです。
「よい子」であろうとして、限界まで頑張ってきたのに、病気になったとたん「頑張った人が悪い」などという身勝手は、絶対に許されません。
「真面目で正直」なのは、本来とても素晴らしいことです。
そういう人間が苦しまなければならない世の中こそが悪いのであり、変わらなければならないのは、こんな矛盾した社会の方です。
大事なのは、「真面目で正直なあなたが、とても素晴らしい」ということを、心の病で苦しむ人たちに、みんなで声をかけていくことではないでしょうか。
「真面目で正直な人こそ、幸福になっていける世の中」
これを、社会全体でつくっていくしかありません!
★ ★ ★
本当の自分を抑圧しすぎて心の病になってしまったとしたら、それは自分が「弱い人間」だからであるとか、ましてや「ダメな人間」であるからでは、絶対にありません!
むしろ、教えられた通りに自分を律し続けてきた頑張り屋であり、立派な人間なのです。
他人に対して無神経で、自分勝手なズルい人間であれば、本当の自分を抑圧することなんてなく、心の病になんてかかりはしないでしょう。
そういう人が、人間として強く、立派であるはずはありません!
ですので、そんな人間になろうとする必要なんてなく、まずは病気になるほどがんばり続けてきた自分を、
「今までよく頑張ってきた! 自分はエライ!」
と、ほめてあげて欲しいと思います。
そして、そういう自分をむしろ誇りにしながら、自分自身を慈しんでいくべきではないでしょうか。
真面目で正直であることが、何が悪い!
悪いのは、そういう人間が苦しまなければならないような、社会の矛盾なのだ!
そう言って、どうか自分自身を好きになって欲しいと思います。
そして大好きになった自分に、いままで頑張ってきたごほうびとして、少しずつ自分の「本音」の部分を、出してみてはどうでしょうか!
そうすれば病は、回復に向かっていくと思います!!
最後に私の好きな随筆の一部を紹介し、終わりたいと思います。
自分の道を歩み抜いた人は、だれでも英雄だ。「みんなが一等賞」なのだ。宝冠の人なのだ。
だから「自分にできないこと」ばかり数えて落ち込んだり、文句言ってるなんて愚かだ。「自分にも今、できること」が何かある。必ずある。それを、やり抜く人が偉いのだ。その人が最後は勝つ。
あなたも、恥ずかしがり屋なら、そのままでいい。無神経になり、デリカシーをなくすことが「大人になる」ことじゃない。コンクリートみたいに固い花はない。花は、みんな柔らかい。初々しい。傷つきやすい。人の思いに敏感なままの、その心を一生咲かせ続ける人が、本当に「強い」人なのだ。
運命は外からやってくるんじゃない。君の心の中で毎日、育っているのだ。 |
心の病を考える
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快適な睡眠をとるために!
なかなか寝付けない。
目覚めが悪い。
寝た感じがせず、疲れがとれない、等々。
現在は、快適な睡眠生活をおくれず「なんとなく寝たりない」という人が多いのではないでしょうか。
「不眠症」「過眠症」「ナルコレプシー」など、睡眠の病気がありますが、「うつ病や神経症」などの心の病も、睡眠に関係する症状を伴うことがほとんどです。
特に「不眠」の、眠りたいのに眠れないつらさは相当なもので、寝不足が与える影響は、精神・肉体、両面に及ぶ、とても深刻なものです。
また、睡眠障害は病気ではなくても、生活習慣などによっても引き起こしてしまいます。
「たかが寝不足」
と思っていても、それが慢性化すれば、時には命にかかわる状態に陥る場合もあり、決して甘く考えてはいけません。
今回は、快適な睡眠生活を送るために「睡眠」の基礎知識を記事にしたいと思います。
★ ★ ★
【日本人は睡眠不足気味】
調査によると、日本人の平均睡眠は欧米諸国と比べ、一時間から一時間半ほど短く「睡眠不足気味」のようです。
なかには「私はいつでも眠れるので不眠の心配はない」思っている人もいますが、実は夜以外に寝てしまうことは、「不眠」のせいなのです。
人間の脳は、夜に十分な睡眠をとれば昼間は眠くならないようにできているので、いつでも眠れるというのは、睡眠が足りていない証拠になります。
朝起きても寝たりない気がしたり、昼間に眠くなることがあるなら、自分の「睡眠不足」を疑うことは必要だと思います。
【睡眠不足のリスク】
睡眠不足は心身両面に悪影響を与えます。
たとえば、生活習慣が最大の原因と言われている「肥満」も、実は睡眠が原因の場合があるのです。
睡眠不足になると、食欲を増進するホルモンが過剰に分泌されてしまい、その結果、必要以上に食べ過ぎてしまいます。
食欲感覚のマヒが、肥満につながってしまうのです。
そして食べ過ぎにより肥満が進むと、喉についた脂肪が気道をふさぎ「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こし、深い眠りの妨げになります。
これによってさらに睡眠不足を加速させるという、まさに負の循環に陥ってしまいます。
また、精神面にも睡眠は重要な関わりをもっています。
人間は、眠ることによって疲弊した心を癒し、活力を蘇らすことができます。
例えば昼間にいやなことがあり、一日モンモンとしていても、一晩ぐっすり眠ることが出来れば、翌朝は「クヨクヨせずにガンバロウ!」と、スッキリしている経験は、誰にでもあると思います。
つまり、睡眠により脳が休むことによって、脳のダメージをとり、活力を回復させているのです。
しかし、睡眠不足だと、ダメージが癒えないまま蓄積され、活力を取り戻さないまま、さらにストレスを受けなければなりません。
そうやってさらに精神面を傷つけていき、うつ病や神経症の発症を招いたり、悪化させたりしてしまうのです。
【睡眠の二つの側面】
さて、それほど人間に重大な影響を及ぼす「睡眠」ですが、よい睡眠をとるために、まずは二つのポイントがあることを知らなければいけません。
それは「質」と「量」です。
まず、「質の高い睡眠」とは何かというと、どれだけ深く眠れるかということになるでしょうか。
脳には「脳温」と呼ばれる体温があって、脳が活発に働くと脳温は上がり、休むと下がります。
そしてその脳温は睡眠の質に大きくかかわっていて、活発に働いているときの「最高点」と睡眠中の「最低点」の、幅が大きいほど睡眠の質が上がります。
要するに、昼間にしっかり脳を働かせて脳温を上げれば上げるほど、睡眠の質が向上することになります。
逆に、頭を使うことなくダタダラと過ごせば、脳温の差も小さく、睡眠も浅くなってしまいます。
睡眠不足だと、どうしても頭がボーっとして、起きていても頭を酷使せず、少しでも休ませようとしがちですが、それは逆効果なのです。
そこは頑張って、寝不足の時こそ、昼間になるべく脳を働かせて充実させることが、深い睡眠につながるのです。
次に「量」ですが、睡眠時間は長すぎても短すぎても良くないと言われています。
では、どれくらい睡眠をとればいいかというと、困ったことに個人差があり、一概に断定できません。
その差は、年齢や性別はもちろん、同じ人間であっても、その日の精神状態や体調によって変化してしまいます。
結局は自分自身の「感覚」で、適正睡眠時間をさぐっていくしかなく、昼間の覚醒時に強烈な眠気に襲われたり、活力がわかない場合は、睡眠時間が不足していると考えていいでしょう。
また、体質にも関係があり、大きく分けて短い睡眠で大丈夫な「ショート・スリーパー」と、長い睡眠を必要とする「ロング・スリーパー」に分かれます。
現代人は忙しい人が多く「私はあまり寝なくても平気」というショート・スリーパーの方が評価される傾向があるかもしれません。
しかし、「自分はショート・スリーパーだ」と思っている人でも、実は緊張感によって無理をしているだけという場合もあるので、簡単に自分の体質を決めつけるのは危険です。
例えば、人気のあるタレントが、超人的なスケジュールをこなし、短時間の睡眠時間でも平気な場合があったりします。
しかしそれは「人から注目されている」という高い緊張感を維持して、短時間睡眠でもなんとかやっているのです。
実は無理を重ねているだけで、それを何年も続けていると、いつか限界が来て、やがて健康を害してしまいます。
ですので、「今はこれでも平気だから」と、安易に考えるのは誤りで、やはり個人差はあるとはいえ、平均六時間は、最低基準とすることが大切です。
また、規則正しい生活をして起床時間を固定することも大事で、休みの日であっても、いつも起きている時間に目を覚ましておく方がいいといわれています。
その後二度寝してもいいので、決まった時間に目を覚ますことを心がければ、睡眠と覚醒のリズムを一定に保つことができ、睡眠に好影響を与えます。
そして、目覚めたときに太陽の光を浴びることも大切です。
人間の体内時計は約25時間周期なので、地球の24時間と一時間ほどのズレがあります。
そのズレを、太陽の光を浴びることにより、リセットすることができるのです。
交代制勤務などで、夜間に起床しなければいけない場合は、明るい照明を浴びて、擬似的な日光浴をしても効果があります。
その時に注意としては、蛍光灯などの白い光は脳を活性化させますが、オレンジ色は逆に脳を沈静化させてしまいます。
起床時は白い光、就寝時はオレンジの光との使い分けが必要です。
【良い睡眠をとる工夫】
また、仕事があまりにも多忙であると、どうしても睡眠時間を短くする必要に迫られることがあります。
業種によっては、仕事で徹夜は、日常茶飯事という人もいると思います。
その場合は、精神的な疲労をなるべく避ける努力が必要です。
忙しすぎる仕事などは、心理的な負担が多いのですが、負担を肥大させるものこそ「やらされている」という、自分の受け身の意識です。
それを「挑戦しよう! やり遂げるのだ!」と、前向きにとらえるだけで精神面の疲労は大きく軽減します。
さらに「この仕事によって、自分が成長しよう」と、自身の向上を目指したり、「自分が頑張ることによって、みんなに貢献しよう」と、やりがいを持つことが出来れば、活力が涌いてきます。
そうやって精神的な疲労が減れば、短い睡眠でも回復がはやく、安眠にもつながっていきます。
【睡眠不足を補うコツ】
また、睡眠は「寝だめ」などの貯金はできませんが、借金はこまめに返すことが可能です。
睡眠不足が極限に達すると、マイクロ・スリープといって、瞬間的に眠ってしまうことがあります。
これは、脳が睡眠を渇望しているために、生命の防衛反応として起こるもので、危険な作業をしている時や、車の運転中に起こってしまったら、命にかかわる事態を起こしかねない、とても危険なものです。
しかし、このマイクロ・スリープを逆に利用すれば、睡眠不足の借金を返済していけるのです。
マイクロ・スリープは脳機能を回復するには有効で、わずか数分でも脳の疲労回復は大きいと言われています。
ですので、どうしても眠くて仕方がない時は、無理をして我慢するよりは、割り切って5分でも寝る方が断然にいいのです。
少しでもうたた寝をすれば、頭がスカっとして「よし! もう一度頑張るぞ!」となるので、学校の授業やオフィス内でも、短時間の居眠りを許すような大らかさがあればいいのかもしれません。
しかし、マイクロ・スリープはあくまでもうたた寝であって、睡眠時間が二十分を超えると、脳は「本格的に寝てもいいんだ」と、判断してしまいます。
そうなると脈拍も遅くなり、体の機能をおだやかにし、本格的な睡眠状態に入ってしまいます。
そうなってから強制的に起きると、「寝たり無い」となって、体がだるくなったり、頭が痛くなったりしてしまいます。
うたた寝は二十分以内にして、疲労具合に合わせてこまめに行うことがコツです。
睡眠というのは結構融通が利くもので、断片的であっても、回数を重ねれば、睡眠不足をある程度補うことができます。
夜にじゅうぶんな睡眠をとるにこしたことはありませんが、どうしても睡眠時間がとれない場合は、昼休みや通勤電車などを、うまく利用してマイクロ・スリープを取り入れてみてはいかがでしょうか。
★ ★ ★
以上、睡眠の基礎知識を紹介しましたが、上手にとるためのポイントをまとめると
① 昼間は活発に活動する
② 起床時間を固定する
③ 起きた時に太陽の光を浴びる(夜勤などは蛍光灯などの白い光)
④ 最低6時間の睡眠時間確保
⑤ 受け身ではなく、前向きな姿勢で、精神面での疲労を減らす
⑥ 短時間のうたた寝で、睡眠不足を補う(20分を超えない)
と、なります。
快適な睡眠は、自分の人生の幸不幸にかかわってくるといっても、過言ではないとおもいます。
どうか、上手な睡眠がとれるよう、試してみてください。
※この記事は、足利工業大学付属睡眠化学センターの、小林敏孝センター長による、雑誌記事を参考にしています。
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人間関係の希薄化によって起こる心の病、「依存症」後編
★ ★ ★
からの続きです。
★ ★ ★
さらに「依存症」は、別の心の病や問題の根底になっている場合があります。
例えば今増加している「うつ病」は、対象喪失によって発症するケースがあります。
対象喪失というのは、その人が大事にしていた人や物を失うことですが、それがきっかけとなってうつ病になることです。
例えば大切に育てていた子どもが、結婚や就職で自分の前からいなくなったり、かわいがっていたペットが死んでしまったりすることです。
これは、依存する対象がなくなってしまうことなのです。
「自分は子どもにとって必要な存在である!」
「このネコは、私がいないと生きていけない!」
実は無意識のうちに、誰かに必要とされたいという心の叫びが、子どもやペットに依存しているのです。
これはまさに本人にまったく自覚のない「人間依存症」で、その対象が無くなったときに、うつ病を発症させてしまうのです。
また、これも近年問題になっているDV(ドメスティック・バイオレンス)も、その根底に「人間依存」が存在します。
これは、暴力をふるう夫には、暴力で妻を支配するという力への欲求があり、この支配を満たしてくれる妻への依存があります。
妻は妻で、夫の暴力に泣かされつつも、「あの人は、結局は私がいないとダメなの」という、夫から必要とされることで我慢し続けるということになります。
つまり「支配と服従の関係」は、「必要とする関係(夫)」と「必要とされる関係(妻)」、共に依存しあっている姿なのです。
全てがそうれあるとは言えませんが、他にも、不登校や児童虐待、ストーカーなども、「人間依存症」が根底にあり、それがゆがんだ形であらわれていることが非常に多いのです。
★ ★ ★
このように、あらゆる形になって現れる「人間依存症」ですが、では、どうすれば依存が無くなっていくのでしょうか。
これは、し癖になっている行為だけを注意し、あらためさせようとしても、良い結果は出ません。
大事なのは、依存しなければ生きていけないという、「満たされない人間関係」自体に向き合うことです。
「人間依存症」になっている人は、無意識に何かに依存しなければいけないほど、人から大事にしてもらえなかったのかもしれません。
しかし、それで自分の境遇を嘆いたり、他人を恨んだりしても、何も解決することはありません。
確かに、大事にされなかったのは、大事にされなかった自分が悪いのではなく、大事にしてくれなかった人の問題です。
依存しなければ生きていけないのは、自分に冷たい仕打ちをした人のせいかもしれません。
それは、あまりにも理不尽であり、恨むなと言われても、簡単にできることではないでしょう。
でも、それではどうするのか?
親を恨み、環境を恨み、自分の運命をなげいても、それで自分が幸せになれるでしょうか。
いいえ、けっして幸せにはなれません。
かけがえのない、大切な大切な自分の人生です。
絶対に自分で自分を腐らせてはいけません!
自分の人間依存を打開するには、顔を上げて、心の一大転換をする以外にないのです!
では「心の一大転換」とは何か?
それは、誰からも大事にされなかったからこそ、誰かを大事にしていける人間になることです!!
自分がつらい思いをしたからこそ、人のつらさが分かります。
自分が孤独だったからこそ、人の寂しさが分かるのです!
「自分が味わった苦しみは、他の誰にもさせない!!」
そうして自分の周りの人間を大切にしていく・・・・・・
この心の一大転換こそ、自分自身が苦しみから脱却する、最も確実な方法なのです!
それは、自分が満たされたいから「人に依存」していたことから、他人を満たすために「相手を対象」にすることへの転換です。
つまり「人間依存」の意味自体を変えてしまうのです。
「自分のため」から、「人のために」。
この心の大転換こそが、自身のあらゆる苦悩を打ち破る、最も重要なカギなのです。
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ここで問題になるのは、さきほどの例にあった、子どもを大切に育てていたが、子どもが就職などで家からいなくなった時に発症するうつ病のことです。
これは、子どもに依存していたため、依存している対象が無くなった事による発病であると説明しました。
子ども育てる苦労は大きく、大切に育てている行為は、人の幸福のためといえるのではないかということです。
しかし、そこは心の微妙な一念の差があります。
子どものために一生懸命働いて、世話をする。
それは行為だけを見れば、他人に尽くしている姿ですが、問題は、目的が「何のため」かです。
心の奥底の一念が、「自分が誰かに必要とされたいため」であれば、その行為自体は子どものためであっても、結局は自分が満足するための行為になってしまうのです!
「子どものため」といいながら、子どもの気持ちを考えず、超過酷な習い事や勉強を強要している姿は、結局は親の見栄である場合があります。
心というのは微妙なもので、人のためと思いながら、実際は良いことをしている自分をアピールすることが目的であったり、何か見返りを求めていたりしているものです。
やっかいなのは、そういった気持ちが自分の気づかない奥底の部分で、無意識のうちに働いてしまうことです。
そういってしまえば、「自分には人の幸福を願うのは絶対ムリ」と、思ってしまうかもしれません。
しかし、自分に見栄があり、見返りを求めるのは人間として自然なことです。
自分の幸せを願うことは、決して悪いことではないのです!
大事なのは、「子どもにとって、必要にされる親になりたい!」という自分の欲望も大切にしつつ、「だからこそ、本気で子どもの幸せを願える自分になろう!」と、自他共の幸福を願っていくことです。
「純真に人の幸福を願う心」というのは、なかなかできることではありません。
しかし、自分と他人の幸福を願い、行動し続ける中に、少しずつ確実に確立していくものなのです。
★ ★ ★
いずれにしても、人生には山があり谷があるのは、誰しも同じです。
逃げずに山を越えても、また山が待ちかまえているかもしれません。
しかもそれが、よりいっそう高く険しい山だったとしたら・・・・
しかし、一番高い山を越えた人こそ、人生の勝利者になるのではないでしょうか。
山を避け、登ろうとしない人は、谷へ谷へと、低い方へ落ちていくしかありません。
それでは、人生の敗北者となってしまいます。
山に登るか、谷に降りるか、人生はこの二通りしかありません。
こういう例えを聞いたことがあります。
「道に迷った。海に出るにはどうするか。
どの道でもいいから前へ進めばいい。
そうすれば川に出る。川筋をたどっていけば、いつか必ず海へ出る。前へ進むことです」
「もがきながら、一㍉でも二㍉でもいいから、何か前へ進む。
そうやって生き抜いていけば、あとで振り返って、ジャングルを抜けたことがわかる。
そして、苦しんだ分だけ、悲しんだ分だけ、深い人生となっている」
と。
まさに、人生の真理を突いていると思います。
自分が、親のエゴで苦しんだ。
だから自分は、子どもを心から愛せる人間になろう!
そう決めて立ち上がれば、その人が勝利者であり、必ず幸福な人生を歩めます。
「自分は幸福になりたい」
「そして人も幸福にしていきたい!」
これこそが、どんな苦難も打ち破るカギと信じて、目の前の山を登る人生でありたいとおもいます!
「人間関係が希薄化」したのは、社会の制度のせいではありません。
人間一人一人の、心が枯れてきていることが原因です。
一人でも多くの人が、自分の苦しみをバネにして、自分と他人を大切にし始めたら、必ず世界は変わっていくと思います!
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人間関係の希薄化によって起こる心の病、「依存症」前編
昨年私の家の近所に、大きなマンションが建ちました。
建つ前は沼地だっただけに、素人ながら、地盤は大丈夫なのかと、心配したりしました・・・・
それはともかく、見上げるくらいのマンモスマンションです。
この限られた区域の中に、いったい何所帯の家族がいて、何人の人が暮らしているのでしょうか。
高層建築が可能な現代では、100㎡という中でも、何十階もの空間を作り出すことができ、そこで何十人、と暮らすことができます。
これは、人と出会う機会が格段に大きくなったということで、近所づきあいが広がる大きなチャンスです。
ところが実際はどうでしょうか?
高層マンションに住んでいる人で、いったいどれだけの人が、お互いのことを知っているのでしょうか?
同じフロアの人どころか、「隣の部屋に住む人の職業さえ知らない」なんてことも、めずらしくありません。
これほど近くに人があふれかえっているのに、人との関わりがあまりにも希薄になっているのが今の社会ではないでしょうか。
世知辛い世の中と言いますが、「人間関係の希薄化」は、現在増えつつある「心の病」と、無関係ではないと思います。
ここでは、その関係性をさぐってみたいと思います。
★ ★ ★
深刻な問題なのは、「人間関係の希薄化」は、決して隣近所に限ったことではないということです。
我が子を部屋におきざりにして餓死させた事件は記憶に新しいですが、「希薄化」は、家族、まさに親子の間にさえ、現れているのです!
「自分は、誰からも大事にされない」
このことが、どれほど人の心をゆがめてしまうことでしょうか。
人間は、誰かに大事にされないと、心は枯れてしまいます。
「私は誰にも頼らない! 一人で強く生きてやる!」
そう思い、実際に強く生きている人だっているかもしれません。
しかし、誰からも受け入れられず、また、必要とされない人間は、長く頑張り続けることはできないのです!
自分の頑張りが疲れてきた時、あるいは大きな困難が目の前に立ちはだかったとき、孤独な人間は、自分の「心」をまもるために、「心の病」を発症させるのです。
★ ★ ★
過去の記事「主なこころの病とその特徴」でも紹介しましたが、「依存症」という病があります。
依存症とは、自分以外の人間や、モノやモノゴトに頼ることです。
アルコールやシンナー、薬物などの依存症のように、依存するもの自体に中毒性がある場合もありますが、生活をおびやかすほど何かに依存するのは、やはり精神的な原因が必ずあるといえます。
依存症には下記のように、大きく3つのタイプに分けられます。
ひとつ目は「物質依存」で、酒や薬物、食べ物などの物質を体に取り入れる行為がし癖になっているものです。
アルコール依存、シンナー中毒、過食症などがそうです。
ふたつ目は「プロセス(過程)依存」で、ギャンブルや買い物、セックスなど、プロセスにおぼれるものになります。
そしてみっつ目が「人間関係依存」で、依存する相手を常に必要とすることですが、「物質依存」や「プロセス依存」の根底に横たわっているもの。
つまり、依存症のカギをにぎる、最も注目すべきものといえます。
★ ★ ★
依存症発症の原因は、子ども時代にどういう「人間関係」をしてきたのかが大きくかかわっていると言われています。
親が自分を受け入れてくれたかどうか、必要としてくれたかどうか。
もし、愛情をそそいでもらうことなく、大事にされずに生きてきたとしたら、「誰かに必要とされる必要」が生じるのです。
ですので、相手に受け入れられ、必要とされるために、何かに一生懸命尽くさざるをえまん。
それは自分と人との絆を、無意識に探し求めることで、その結果、その行動をやめられない状態(し癖)になってしまう、これが「人間依存症」の正体なのです。
幼い頃から親に虐待を受けたりして育った人は、自分は人から受け入れられない、必要とされない人間だという意識が根付いてしまいます。
そうなってしまえば、毎日の生活の中で、絶えず人から受け入れられるか、必要とされるかを、気にしながら生きています。
そういう、常に自分を受け入れてくれる人間関係を求める行為が、「依存症」を生むのです。
物を買うことで定員に喜ばれ、受け入れられることで満たされれば、それが「買い物依存症」になります。
これは形自体は「物質依存」ですが、物自体が欲しいのではなくて、定員から「必要とされたい!」「自分を受け入れて欲しい!」という、「人間依存」が、根底にあることになります。
また、セックスを提供することで相手が喜び、自分が必要とされることで満たされようとすることから「セックス依存」が生まれますが、セックス依存自体は「プロセス依存」であっても、その根底は同じように「人間依存」が存在するといえるでしょう。
このように、人間関係の希薄化による「誰にも受け入れられない」「誰にも必要とされない」という孤独感は、「依存症」という心の病となってあらわれてくるのです。
に続きます。
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心の病の種類と、3つの原因
近年、精神科の外来患者数が増加しています。
1990年からの10年間で見ると、その数は1.5倍にもなるようです。
病気の種類も変化しており、最近では軽症患者が増えていて、ストレスや悩みを抱えての発病が多くなっています。
精神科を訪れる最多年齢層の40〜50代は、仕事や家庭、また、不景気による経済不安からのストレスが、主な原因になっています。
10代では学校でのいじめなどの人間関係、20〜30代では、自分の時間を持てないことや、出産・育児に関する悩みなどが多く、「うつ病」や「不安障害」などになりやすいようです。
また、「摂食障害」や「強迫性障害」などは、母子関係に原因があることが多く、核家族化や近隣関係の希薄化などの背景が考えられます。
他に「PTSD(外傷性ストレス障害)」は、誰にでも起こりうる病気で、強いショックや恐怖を受けた後遺症として現れます。
アメリカでは、戦争を体験したベトナム兵などが多くかかりましたが、日本でも阪神淡路大震災の後、その時の恐怖で発病した方も多く出ました。
また、最近急上昇しているもので「引きこもり」がありますが、これは病名ではなく、この現象は、本当の意味で自立した人間を育てられない今の社会環境や、学校・家庭教育の問題を反映しているといえます。
他にも様々ありますが「こころの病」は、多くの場合、治療が可能です。
今でこそ精神科もこぎれいで「○○クリニック」と、名称も変わりつつありますが、日本ではまだまだ偏見があり、診察を受けるのに抵抗感があるかもしれません。
しかし、症状の軽いうちに適切な治療を受けることが、病気を治す近道です。
「ちょっとへんかな・・・」
そう思ったら、気軽に精神科を受診するべきだと思います。
★ ★ ★
専門家の診察は診察として、こころの病が起こる原因とは、いったいどういったものがあるのかを、知っておくのは大事だと思います。
ここでは、3つの視点から見てみたいと思います。
【脳の物理的な異常】
まずは、脳に傷害や異常がある場合です。
これはいわゆる「外因性」と言われるもので、ストレスなどの精神面が原因ではありません。
脳自体に障害があって発病する場合は、当然「認知療法」など、精神的な治療は有効ではなく、薬などによる治療がメインになります。
この場合は、脳のどういう機能に異常があるかを正しく知ることが大事で、原因がわかれば、その疾患を治療すれば良くなります。
脳の異常は、菌の侵入や、病気、打撲によるものなどが考えられます。
【ストレスなど、精神的なダメージによるもの】
次に、ストレスや過度の恐怖を体験したなどの、精神面による原因で、「心因性」といわれるものです。
精神と肉体は、決して別個に存在しているのではなくて、お互いが常に関係し、影響し合いながら成り立っています。
そして、肉体と精神を結びつけているもののひとつに「自律神経」というものがあります。
自律神経は、無意識のうちに働いている生態機能で、食欲、性欲、睡眠の人間の三大欲の他に、体温や代謝、血圧などのコントロールを行っています。
その自律神経には大きく分けて二つあり、「交感神経」と「副交感神経」とに分けられます。
それらはアクセルとブレーキのようなもので、どちらかが強く働けば、もうひとつの方は弱くなります。
「交感神経」は、闘争や逃走の神経で、これが働くと瞳孔は拡大し、心臓の拍動は速くなり、血管は収縮して血圧を上げ、体は戦闘モードに入ります。
「副交感神経」は、そのまったく逆で、この神経が優位になると、瞳孔は収縮し、脈拍はゆっくりとなり、血圧は下降して、体も心もリラックスして眠りにつきやすい状態になります。
自律神経は、その場の状況に応じて、この二つの神経をコントロールしているのです。
たとえば、横断歩道をわたっているときに、急に横から車がつっこんできたとします。
視界が車をとらえた瞬間、自律神経は「交感神経」というアクセルをおもいっきり踏み込みます。
すると心拍数が上がってドキドキし、血管は収縮して筋肉も緊張状態になります。
そして体がとっさの動きがとれるような状態になり、車をサッとよける動きにと働いていきます。
そしてその時に精神面では、「恐怖感」や「不安感」や「怒り」などを引き起こすのです。
このように外界からの働きで、自律神経が反応しますが、ストレスなどの、精神的な作用によっても「交感神経」を刺激し、生活リズムの乱れなどが、自律神経のコントロールを乱してしまいます。
常にストレスを感じていると、いわば「交感神経」のアクセルをふみっぱなしにしている状態のようなもので、これでは肉体・精神両面にわたって影響が出てきます。
問題なのは、「交感神経」のアクセルは、一度踏み込むと、戻るのが遅いことです。
「副交感神経」が優位で、ソファでゴロンと寝ころんでいても、急に大きな地震が起これば一気に「交感神経」が優位になって緊張します。
ですが、さっきの例のように、横断歩道で車にひかれかけたら、車が走り去った後でも、しばらくは体が緊張し、心臓もドキドキして「あ〜怖かった」と、恐怖感が残ります。
このように「交感神経」は、いったん優位になれば、もどりにくいという特徴があるのです。
ですので、慢性的にストレスを感じて常に「交感神経」を刺激していると、アクセルの半踏み状態になってしまい、何もなくても「不安感」や「恐怖感」がおそってきてしまうのです。
「自律神経失調症」などは、このようにアクセルとブレーキのコントロールが、うまくいかなくなった状態といえるかもしれません。
ですので、過度のストレスを、慢性的に受けていると、交感神経を刺激しすぎにより、心の病にかかる可能性は高くなります。
ストレスにどう向かっていけばいいのかは、過去の記事を参考にして下さい。
【食事や生活習慣などによるもの】
「外因性」と「心因性」は上記で延べましたが、特に異常が断定できないものを、「内因性」と言います。
これは、ストレスなどの精神的なものが原因ではなく、身体的な基盤が原因であるはずなのにそれがはっきりしないもので、「原因不明」なものです。
遺伝や体質などによるものではないかと言われていますが、実は、食生活や生活習慣によっても起こりえることが、最近いわれるようになってきました。
脳と体は、ある一定以上の栄養がないと正常に機能しません。
ジャンクフード中心の食事や、お菓子や清涼飲料水の過剰摂取を続ければ、栄養は極端にバランスを崩してしまいます。
ジャンクフード中心の食事は、ビタミンやミネラルが不足し、お菓子やケーキ、清涼飲料水等の甘い物の過剰摂取は、深刻な低血糖症を引き起こしてしまいます。
低血糖症になれば、たとえストレス等による精神的なダメージがなくても、不安感、イライラ、恐怖感、自殺観念など、心の病とまったく同じ症状が発症してしまうのです。
もし、食事や生活習慣が原因で低血糖症が発症しているのに、精神科の診察を受けて抗うつ剤などを飲み続けていたとしたら、よくなるはずがありません。
残念なことに、精神科では、食事や生活習慣での低血糖症を疑う医者はまだまだすくなく、甘い物を過剰摂取していないかなど、聞かれることはあまりありません。
もし、自分自身が心の病になったのではと疑うことがあれば、まずは食生活や生活習慣を見直して、自分の体は、正常に働ける状態なのかどうかを、考えてみるべきだと思います。
詳しくは過去の記事を参照して下さい。
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以上、おおきく分けて3つの視点から原因を見ましたが、もちろん他にも原因になるものがあるとおもいます。
また、どれかひとつだけではなく、いくつもの原因が複雑にからみあっている場合もあるかもしれません。
しかし、上記の原因に注意して、
● ストレスに負けない心をつくっていく
● 教養ある食事をして、生活習慣の乱れを直し、正常に働く体をつくっていく
という努力をしたうえで、脳などの物理的な損傷が原因ならば、適切な治療をしていけば、多くの心の病はよくなっていくのではないでしょうか。
もちろん素人判断は危険ですが、心の病になってしまった自分の原因は一体なになのかを、自分で追求してみることは大事だと思います。
そして、「肉体」「精神」ともに、頑健になるよう、適切な治療や努力がなされればと思います。
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