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猛暑に勝つ! 夏バテ対策!!
お盆がすんでも猛暑が続いています。
私が住む京都でも、1946年(昭和21)年に観測した14日連続の戦後の記録を更新したとのニュースが報道されました。
この猛暑は9月に入ってもまだまだ続くようで、体調管理にはじゅうぶん気をつけたいものです。
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猛暑で一番注意しなければならないのは、やはり「熱中症」でしょう。
重症化すると命の危険にかかわることもあり、決して油断できません!
はやめの水分補給や、塩分の摂取、日傘や帽子などで直射日光を避ける工夫など、熱中症予防はおこたらずに実行したいものです。
また、熱中症の陰に隠れがちですが、「夏バテ」も、注意しなければならないもののひとつです。
メディア等で多く扱われる「熱中症」と違って、「夏バテ対策」は、案外見落としがちなのではないでしょうか。
“今年は秋がない”と言われるくらい、まだまだ暑い日は覚悟しなければなりません。
注意を怠って「夏バテ」に苦しまないよう、この記事では「夏バテ対策」を、紹介したいと思います。
★ ★ ★
夏バテとは、医学用語ではなく、夏の高温多湿のために身体に起きる症状で、「疲れやすい」「だるい」「食欲がない」などがそれにあたります。
人体は、体温を一定に保とうとする働きを持っており、熱いときには皮膚の血管を拡張させて身体の熱を逃がします。
また、汗をかいたり、呼吸の回数を増やして体温を上げないように調節をし、この体温調節のために体力を消耗します。
消耗した身体を回復させるのは「休息・睡眠」や「食事」ですが、暑さのせいで熟睡ができなかったり、食欲が低下して栄養が不足していると、完全には回復しません。
これが夏バテとなるのです!
ですので予防には、十分な休息・睡眠と、食事摂取がよいといわれています。
以下に、具体的な予防・対処法を、Q&Aで示したいとおもいます。
<夏バテに効く食べ物は?>
夏バテ予防の食べ物と言えば、誰もが「ウナギ」を思い浮かべるかもしれませんが、ウナギばかり食べていても予防にはなりません。
残念ながら「これだけを食べていれば、夏バテ解消」というメニューはないようです。
やはりあくまでも、必要な物を必要なだけとるという、「バランスのとれた食事」をすることが基本となります。
そのうえで大切なことは、朝食を抜かさないことです。
大脳は、主にブドウ糖をエネルギーとしており、朝にブドウ糖のもととなる炭水化物(特にごはん)を取らなければ、頭が働かず、集中力も欠けてしまいます。
また、ストレスに対する抵抗力を増すと言われているタンパク質も、朝食でしっかりとることが大切です。
さらに、ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変えるために必要で、ビタミンCは、ストレスに対する抵抗力を高めるので、ビタミンの摂取も心がけたいものです。
<エアコンの最適温度は何度か?>
エアコンの温度設定を誤ると、いわゆる「冷房病」になる場合があります。
これは体温調節がうまく働かなくなって起こるものですが、足の倦怠感、冷えや食欲不振、疲労・イライラ感のほか、頭痛・腹痛・神経痛などの症状があり、かぜをひきやすくなってしまいます。
「冷房病」は室温が25度以下で起こりやすく、室内で温度差があったり、冷風が直接あたることも原因となります。
予防としては、エアコンの温度は25度から27度とし、外気との温度差が5度以内になるように調節します。
人の体温調節機能は、5度程度までなら対応できるからです。
また、靴下や膝掛けなどを利用し、冷気が直接あたるのを避ける工夫も大切です。
<熱帯夜でもグッスリ眠る方法は?>
先述したように、消耗した体力の回復のためには、十分な睡眠が必要です。
熱帯夜で寝苦しい場合は、冷房を有効活用するしかありません。
その場合は、エアコンの注意と同じで、外気との温度差は5度以内にし、冷風が直接身体に当たらないように、風向きをセットすることが大事です。
人の体温が最も下がるのが夜中ですので、冷房を一晩中つけていると、身体が冷えすぎてしまう可能性があります。
終身直前にエアコンを切るか、タイマーを使用して、二時間程度で電源が切れるようにセットをすることです。
なお、慢性的な寝不足は、熱くて寝苦しいこととは別の原因がある場合があり、冷房を活用しても不眠が続く時は、医療機関での治療が必要です。
<暑い夏は、冷たい物をとった方がよいか?>
暑いとどうしても冷たいものをとりがちですが、とり過ぎると胃腸が冷え、食物の消化が悪くなってしまいます。
水分補給は重要ですが、あまり冷たくない飲料を飲む方が良いようです。
また、運動などで大量の汗が出るような場合は、水分と塩分のこまめな補給が大切です。
やはりスポーツドリンクなどがおすすめのようです。
また、年配の方は脱水を起こしやすいので、のどの渇きを感じなくても、こまめな水分補給を心がけることが大切です。
<夏場の運動は?>
脱水症状や熱中症の危険がある夏でも、適度な運動をすることは大切です。
かんかん照りの日中は避けて、比較的涼しい時間帯を、散歩やジョギングなど、軽めの運動がおすすめです。
ただ、早朝は自律神経のバランスが、夜から日中へと変わる時なので、身体の反応が不安定です。
ジョギング中の事故などが起きやいのが早朝ですので、注意が必要です。
また、寝不足やかぜぎみなど、体調の優れない時は、無理に運動せず、休養する事の方がいいでしょう。
<夏の服装は?>
暑い日の外出は、体に熱がこもらない服装が適しています。
通気性や汗の吸収がよい素材で、熱を吸収しにくい白っぽい服装がよいでしょう。
つばの広い帽子なども活用したいものです。
★ ★ ★
以上、代表的な夏バテ対処法を紹介しました。
「健康が買えるならば、全財産も惜しくない」とはある文豪の言葉ですが、健康にまさる宝はありません。
「夏バテ」は、それほど深刻なものではないかもしれませんが、だからこそ予防を怠って夏バテになり、倦怠感が慢性化しかねません。
まだまだ暑い日が続くことを覚悟し、しっかり予防をして夏に勝ちましょう!
※この記事は、住友高ドクターのインタビュー記事などを参考にしています。
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健康
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椎間板ヘルニアのウソ・ホント。
「腰痛」は、二本足で歩くようになった人間が必然的に背負う、宿命とも言える病気だと聞いたことがあります。
確かに、私の周りには腰痛持ちの人が、たくさんおります。
腰痛の中でも最も多いのが「椎間板ヘルニア」で、かくいう私もヘルニアと診断されました。
腰という漢字に「要(かなめ)」という字が入っているように、寝ている時以外は、腰に大きな負担がかかります。
ですので腰痛がひどくなると、何をしていても痛いものです。
調子の悪い日はとても憂鬱で、絶えず痛みと格闘しなければなりません。
なんとか治らないかと、「腕がいい」という接骨院をハシゴし、手術以外のあらゆる治療を試してみました。
しかし、いっこうに良くなりません!
数年間苦悩の日々を過ごしたのですが、やっと今通っている接骨院に巡り会い、そこで劇的に改善することができました。
今も定期的に通っているのですが、その先生いわく
「整形外科医が診断するヘルニアはウソ」
とのこと。
診断がウソだとはただ事ではありませんが、私にあらゆる治療が効かなかったのは事実です。
先生は、
「ヘルニアの手術なんてとんでもない。手術をしたって、必ずまた痛み出す」
と、断言します。
確かに私の知人もヘルニアの手術をしましたが、未だに「痛い」と言っています。
いったい「ヘルニアはウソ」とは、どういうことなのか、以下に詳しく見ていきたいと思います。
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一般的にいわれている椎間板ヘルニアは、腰椎の間の「椎間板」が飛び出して神経を圧迫することにより、痛みやしびれなどを引き起こすというものです。
飛び出した椎間板が原因なら、出ている部分を削り、神経を圧迫しないようにするというのがヘルニア手術の考え方です。
ところが、手術でヘルニアがなくなっても、痛みが消えない人が後を絶たないのです。
それどころか、痛みが増した人すらいるとなれば、腰痛の原因がヘルニアというのはウソであるというのは本当です。
実はこのことは、NHKの「ためしてガッテン」で放送されたことがあり、ヘルニアの手術をしても、痛みが消えない人が取材されていました。
逆に、腰に負担のかかる職業の人15人を調べたところ、うち2人にはMRIで椎間板ヘルニアがハッキリ確認されているにもかかわらず、二人とも腰痛は全くないというのです。
最新の医学研究で、腰に痛みがない人の80%に椎間板ヘルニアが見つかっており、ヘルニアが腰痛の真の原因ではないことが判明しているのです。
ヘルニアが腰痛の原因でなければ、手術をしても治るはずがありません!!
違うデータでは、ヘルニアを手術した場合としない場合(経過観察)で、2年〜10年後の痛みの回復状況はほぼ変わらないということも判明しています。
これでは、手術をする意味がなく、まさにヘルニアの手術なんてとんでもないことなのです!
とはいえ、すべての椎間板ヘルニアが手術の必要がないということではなく、
・しびれやマヒがひどい
・転びやすい
・排尿障害がある
などの場合は、放置すると重大な事態になる可能性があり、手術が必要な場合もあるそうです。
結論をいうと、椎間板ヘルニアは腰痛を引き起こす一因ではあるものの、ほとんどの腰痛は、別のことが原因となって起こっているということなのです。
では、別の原因とは何なのでしょうか。
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困ったことに、腰痛全体の85%は原因不明というのが、現在の医学の実情のようです。
しかし、「ストレスと腰痛」の関係を重視した治療を行っているところがあり、理由がハッキリしない腰痛の真の原因は「脳」にあるという仮説を立てています。
それは、脳に「側坐核(そくざかく)」という痛みをコントロールするところがあり、そこがストレスによって血流が低下するなどして、活動の不活発を起こしているというのです。
慢性的な腰痛のある人の、実に7割がこの部位の活動低下が認められているといいます。
要するにストレスで側坐核が働かなくなり、小さな痛みでも強く感じられるようになってしまっているというわけです。
この仮説が正しければ、側坐核を活性化させれば、腰痛が治るということになるでしょう。
番組では、激しい腰痛で起き上がることも出来なかった女性が、夫がプレゼントしてくれた子犬によって腰痛から解放されたという例を紹介していました。
つまりその女性の腰痛の原因は「ストレス」であり、子犬で心が癒やされることにより側坐核が活性化し、実際に腰痛が治ったのです!
このように「ストレス」が腰痛の原因である場合もあり、他に、肩、首、膝、なども原因不明の痛みがある場合は、ストレスが原因である可能性が高いそうです。
もちろん犬嫌いには子犬のプレゼントは効かないのですが、他に側坐核を活性化させるのに、食べ物、音楽、絵、香りなどが効果あるといわれています。
自分が興味あるもので、うまくストレス解消をすることができれば、ストレスが原因であった腰痛なら、劇的に完治することができるのです!
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とはいえストレスとて原因のひとつであって、大工さんなど、実際に腰に負担がかかる仕事をしている人の腰痛は、ストレスの解消で全て治るというわけではありません。
ふだん腰を酷使している場合は、やはり腰になんらかの不具合が生じているのです。
私の通っている接骨院の先生は、その不具合の多くは、背骨・骨盤のゆがみや、血液の循環不全だといわれました。
ヘルニアが神経に触れるとシビレや激痛を引き起こすといっても、神経は繊維状で弾力を持っているので、圧迫されてもよける余裕があります。
したがってその痛みは、激痛などではなく軽いはずなのです。 痛みはむしろ、背骨のゆがみや、骨盤の変異によって生じた筋肉の硬直から生まれるもので、硬直した筋肉が脊柱を変形させ、神経の周囲を圧迫することによって激痛を感じさせるというのです。
根本の原因である背骨や骨盤が歪んでいるかぎり、椎間板ヘルニアの手術をしても再発し、痛みは永遠に続いくのです。
また、「血液」は生命の源です。
人体の縦横に張り巡らされた血管を循環する血液が「生命力」となり、その血液循環が活発な人ほど「健康」です。
血液循環の悪いところは、筋肉がガチガチに萎縮してしまい、それが体の異常(痛み、シビレ、ツッパリ)などを引き起こしてしまうのです。
血液循環を良くしてやれば、萎縮した筋肉は弾力(柔軟性)を取り戻し、痛みはやわらぎます。
よって、いかに骨の形状を正常にして、血の循環をよくしていくかが、腰痛の治療には最も大切なことなのです。
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実際に私は、マッサージ・鍼・電気・レーザーなど、あらゆる治療をしても良くならなかった腰痛が、背骨を矯正する治療で、劇的に良くなりました。
しかもその矯正の仕方が「アトラス療法」という独特のもので、患部をいじるのではなく、背骨の形を形成する軸である第一頚椎のみを、最小限の力で矯正するというものです。
頭とその土台である第一頚椎との関係を正常にすることにより、身体の柱である背骨も正常な本来の姿に矯正されるのです。
ゆがんでいる箇所ではなく、ゆがみを生じさせている根本を矯正するという発想はとても斬新で、私にはその効果はバツグンでした。
その治療は痛くもかゆくもなく、一瞬ですむのですが、背骨の形状は驚くほど激変するそうです。
治療後は、腰の痛みがウソのように解消されます。
ただ、背骨がゆがむ原因が日々の生活習慣によることが多いので、家庭や職場での姿勢やクセ、食生活などにより、徐々に治療前の状態へとまたゆがんでいきます。
ですので、またその頃に矯正が必要となります。
一度矯正すればそれですむという治療ではないのが、「アトラス療法」の特徴であり、限界でもあるのかもしれません。
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ともあれ「腰痛の原因」は、千差万別であり、様々な要因が複雑に重なり合って生じている場合もあるでしょう。
骨のゆがみひとつとっても、普段腰などに負担のかかる作業をしている場合だけではなく、暴飲暴食による内臓の不調や、睡眠不足、イライラして歯がみをしているだけでも、ゆがみを生じさせる原因となるそうです。
まさに腰痛は、自分がなにげなく生活している中で、様々な要素が起因となって起こってくるのです。
自分の生き方のひずみが、先述したように体の“要”である腰に、出てしまいやすいのではないでしょうか。
ですので、腰痛を完全に治そうと思えば、自分がどのように生きてきたのかを改めて総括し、原因をみつけ、それを改善していかなければならないでしょう。
いわば腰痛の治療は、自分自身の生き方を変えていく挑戦とともに、医学の手を借りて治していくというのが、正しいのだと思います。
たかが腰痛、されど腰痛です。
放っておいたり、医者任せにして、なんでもかんでもヘルニアのせいにされてしまったら、取り返しのつかないことになりかねません。
なにせ、決して痛みがとれないことをわかっていながら、ヘルニアの手術をする医者だっているのですから!
自分の生き方を見つめ直すくらいのおもいで腰痛と向き合い、完治にむけて改善の努力をしていって頂きたいと思います。
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若さと食生活。 食べ過ぎは老化をはやめる!
「え〜っ! そんなに歳とっているの?」
と、たまに見た目より実年齢が驚くほど高い人がいます。
確かに、人生の風雪をいくつも乗り越えてきたような、シブ味のあるおちついや容貌も味があっていいのですが、「実際より若く見える」ということは、女性のみならず、男性にとっても嬉しいものです。
「私はフケ顔がいい」という人もいるかもしれませんが、実は「見た目」の年齢と「寿命」とが密接な関係があるとしたら、そうも言ってはいられないのではないでしょうか。
南デンマーク大学で老化を専門に研究しているグループの発表によると、「実年齢よりも老けて見える人の方が、早死にする」ということがわかったのです(2008年の調査発表)。
これは実際の年齢よりも、外見の年齢の方が寿命に大きくか関わっているということを示しています。
ですので「若く見える」というのは、長寿の秘訣でもあるのです。
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寿命を決める要因は、遺伝によるものが25%で、残りの75%は環境によって決まると言われています。
環境といえば、異常気象や大気汚染など、自分一人の力ではなかなか変えられないものもありますが、食事、運動、睡眠など、自分の意志で決められることも多くあります。
つまり、両親がともに短命であったとしても、生活習慣の改善で十分に挽回することができるのです!
生活習慣の中でも最も重要なのが「食事」で、多くの動物実験によれば、カロリー制限をすれば寿命が延びることがわかっています。
これは、カロリーが枯渇して飢餓状態になったことにより、細胞のさまざまな機能のムダをおさえて温存しようとする遺伝子が働くためだといわれています。
この遺伝子を「長寿遺伝子」といいますが、カロリーを制限すると、この遺伝子のスイッチをオンにすることができるのです。
動物の「冬眠」などは長寿遺伝子の活躍によるもので、細胞の代謝が落ち、必要カロリーが激減して、食物の枯渇や寒さなど、厳しい環境にも耐えやすい体になります。
それにより老化に関連するホルモンの分泌量も下がり、老化を防ぐことにつながるのです!
逆に摂取カロリーが多いと、老化が速く進むとの研究もあります。
実は体内で繰り広げられている、食物から栄養を取りだして、体に必要なものを作り、エネルギーに変えるという作業は、とても大変な働きなのです。
長時間にわたって大量の食事をしていると、人間の体は食物を消化するためにたくさんのエネルギーを費やして、内蔵を消耗させてしまいます。
いわば内臓をいつも酷使していることになり、その分早く劣化して、老化が進むことになるのです。
また、内臓の酷使によって起こる最も代表的な弊害が「糖尿病」です。
これは栄養を必要以上に摂り過ぎることにより、たくさんの糖分をいつも処理しなくてはならなくなったすい臓の組織が疲労してしまうことによるもので、場合によっては命に関わることもある、とても恐い病気です。
過食は老化をはやめ、深刻な病気を誘引する、「まったくメリットのない」ことなのです。
ですので、食べ過ぎには十分に気をつけていきたいものです。
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では、いったいどのくらいのカロリー摂取量が適切なのかというと、これは個人差が大きく、そのうえ同じ人でもその日の状況によって異なってくるので、一概に○○キロカロリーという定義ができません。
一般的には、二十代をピークに基礎代謝は落ちてきますので、三十、四十代になっても、二十年代の体重と変わらないようであれば、適切な摂取量だと考えられています。
「中年太り」とは、まさに基礎代謝の低下が大きな要因ですが、
「若い頃より、10キロは増えてる・・・」
ってな人も、多いのではないでしょうか。
若い頃と食事の量がかわっていなくても、体が必要とするカロリーが減ってしまえば、「食べ過ぎ」になってしまいます。
太り始めてから経過時間が短ければ元に戻すのは比較的簡単ですので、太り始めたばかりなら、ただちに食事の量に注意し、元の体重に戻す努力をすることをおすすめします。
しかし、太ってしまってから長時間経過してしまった場合は、むやみに元の体重に戻そうとせずに、達成可能な体重を設定し、決して無茶をしないことが大切です。
いずれにせよ今の自分が、「食べ過ぎていないかどうか」ということを意識することは重要で、病気を予防し、若さを保つために、食事の量をコントロールして、適切なカロリー摂取を心がけていきたいものです。
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では、適切なカロリー摂取をこころがけるにあたって、具体的にどうしていけばいいのでしょうか。
それはやはり、一般的に「良い」といわれていることは、ちゃんと心がけておくべきだと思います。
以下に代表的なものをあげると、
●朝食を抜いたり、夜にドカ食いするのではなく、きちんと三食(朝・昼・晩)食べる
●偏った食事ではなく、バランスのとれた食事を心がける
●食事はよく噛んで食べる
●夜九時以降は食べない
などになるでしょうか。
他にも、気をつけなければいけないことはたくさんありますが、あまり神経質になって、楽しいはずの食事が「制約だらけの義務」になってしまえば、味気がありません。
時には守れなかったり、ハメをはずすことがあったとしても、上記のことを
普段から「心がける」だけで、かなり改善されていくのではないでしょうか。
決して窮屈に考えることはないと思います。
そのうえで私が一番注意していることが、「体の信号にアンテナをはる」ということです。
体というものは正直なもので、「食べたい」という信号はちゃんと意味があって、体が栄養を必要としているから発信しているのだと思います。
よく妊娠中は酸っぱい物がほしくなるといいますが、それは体がそういう食物を、必要としているのでしょう。
逆に風邪をひいたりすれば、脂っこいものは見るのもいやになるのですが、それは風邪によって体の消化機能が弱っているため、消化に悪い食べ物を、体が拒否しているのだと思います。
このように「体が発している信号」というのは、それなりの意味があってのもので、それを無理に抑圧してしまうと、体に悪影響を及ぼす危険があるのです。
例えばダイエットで食事制限をしていると、「食べたい」という感情はある程度抑圧しなくてはなりません。
しかしそれを無理にガマンして極度の食事制限をすると、たとえ痩せられたとしても、栄養が偏って肌がボロボロになったり、とても太りやすい体質になってしまったりするのです。
欲望のままではいけないのですが、「体の発している信号」を、まったく無視してしまったら、とりかえしのことになりかねません。
ですので私が行っている食事制限は、「満腹感を感じながら食べる」ということです。
「お腹がすいた」という空腹感は、体が足りなくなった栄養を欲している信号で、「お腹いっぱい」という「満腹感」は「もう栄養が満たされた」という信号です。
じつは「満腹感」は、意識してみるとけっこう食事のはやい段階で感じられるもので、知らず知らずのうちに「満腹なのに食べ続けている」のです。
特においしいものは、満腹感よりも「もっと食べたい」という気持ちの方が勝ってしまい、よけいに食べてしまいます。
だからマズイ料理を食べようというのではないのですが、好きなものを最後にとっておくのではなく、好きなものから食べるようにするだけで、食事の量を減らすことにつながるのです。(といっても、食物繊維の先に食べ、炭水化物を後で食べた方が肥満防止になるので、断定はできませんが)
また、早食いも、満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまうことになるので、注意が必要です。
食事は、
●満腹感を意識しながら
●ゆっくりと、料理を味わいながら
●よく噛んで食べる
ようにします。
そして満腹感を感じたら、それ以上食べない!
実はこれだけのことで、かなり食べ過ぎを防ぐことができるのです。
これならそれほどガマンせず、無理の無い食事制限ができるのではないでしょうか。
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食事制限というと、どうしてもカロリー計算をして、食べたいものも食べず、空腹感に耐えなければいけないというイメージがあります。
ですが「満腹感を感じながら食べて、感じればそれ以上食べない」だけで、グッと食事の量を減らすことができます。
いつまでも若々しく、健康長寿でいるために、「食」という最大の環境要因を見直し、自分自身で整える努力をすることは、とても大切だと思います。
決して無理をするのではなく、「満腹感を感じたら、それ以上食べない」という食事制限を、軽い気持ちではじめてみてはいかがでしょうか。
※この記事は、医学博士の白澤卓二氏の雑誌記事を参照して書かせて頂きました。 |
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