星子シリーズ妄想計画実施中!

コバルト文庫山浦弘靖先生著・星子ひとり旅シリーズで滾る毎日。2016年もよろしくお願いします。

【とらぶる★バレンタイン】

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→宙太「三日月君―!!どこまで僕の邪魔する気なんだい!さっさと離して…ってアレ?なんでそんなに眉間にしわ寄せてるのかな;」

マサル「これ…2週間前にも再度目を通しておいて下さいとお願いしておいた書類っすよね?生徒会と風紀委員会の合同会議の書類で確か明日提出期限のはずでしたが、なんでこのチョコの山に埋もれてるんでしょうかね、会長…」
宙太「はは…まったくどうしたらこんなとこに2週間前の書類がおちてるのかな〜おかしいな〜不思議だよねホントw」
小次郎「もう会長は!言い訳しないで副会長に素直に謝ったほうがいいよ!」
ゲンジロウ「そうやで!この人怒らすとまた面倒なことになるだけやで!」
マサル「その1、オレに取り調べっぽくされながら書類に目を通す。その2、風紀委員長さんに法廷の証人に対する尋問っぽくされながら書類に目を通す。その3、だまって大人しくひとりで居残って書類に目を通す。さあ選ぶならどれ? 3、2、1、はい。」
宙太「なんで3以外の選択肢が最悪なものばかりなんだい!!」
左京「取り調べに尋問って…いつからここは法的機関になったんだよ;」
右京「僕は会長に尋問なんてゴメンだよ、弁護士じゃないしね。」
マサル「じゃ、決まらないみたいなんで、フルコース決定、ということでいいんですか?」
宙太「それは断る!3だよ3!君と右京くんに側にいられたんじゃ落ち着いて書類なんか読んでられないよ!!!」
タケル「お二人さんが側にいたほうが仕事サクサク進めそうでいいじゃん会長。」
宙太「君たちは黙ってなさい!」
マサル「…分かりました。それでは会長、これをちゃんと明日までに片しておいてください。さあ、みんな帰るぞ。」

手に持っている大量のチョコをどうするのかは不明だが、それぞれ贈り物を抱えて生徒会室から王子様たちは会長をひとり残し退散していった。

星子「ねえ早苗さん?」
早苗「なに?」
星子「私達も帰っていいのかしら?」
早苗「だいじょうぶよ。さ、私達も行きましょうか星子さん。」
星子「ええ。…でもちょっと待ってて早苗さん。」
早苗「?」

星子は早苗に一度渡した箱から2個だけチョコを取り出すとティッシュに包んで、落ち込んで生徒会室の隅っこで泣いていた宙太の前に差し出した。

星子「はいどうぞ。会長さんがそんなにチョコが好きだとは知りませんでした。」
宙太「星子さん…。」

宙太は星子から受け取ったチョコを見てとても嬉しそうだ。星子もそんな風に素直に喜んでもらえたのでなんだか嬉しくなった。

星子「どうですか?」
宙太「...甘い、ね。」
星子「チョコなんだから甘くて当然ですよ。」
宙太「いや、そうなんだけどね。ははは。」
星子「それじゃ、私も帰ります。お仕事頑張って下さいね!」
宙太「ああ。気をつけて帰るんだよ2人とも。」

早苗のあとを追って星子は生徒会室から出て行く。宙太は静かになった生徒会室の椅子に腰をかけるとふふっと笑う。そして、ため息をつく。

結局僕たちが持ち主を探していた星子さんの本命チョコは早苗さんのものになって、僕やみんなに君がくれたチョコは義理だったけど、とても嬉しくて仕方なかったよ。今までで最高に幸せだと思えたバレンタイン…でも君は…いつか現れる本当の王子様の元に返さなければならない。だから、せめて今だけはこの幸せな思いに浸っていても構わないよね…と宙太はそっと心の中で呟くのだった。


ヤッタァァー!!!なんか本編ストーリーへの伏線くさい終わり方で突っ込みどころ満載の駄文でしたが、書き上げたーという達成感だけで大満足しております!!それにしても…星子さんの王子様は一体誰なんですかね?(一応決めてはいるものの悩んでたりする(-.-;))

読んでいただいたアナタは誰がいいと思いますか?(聞くなよ;)

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早苗「みなさん、お揃いのようね。」

にこにこ。どうやって王子様目当ての女の子達の鉄壁からこの生徒会にやって来たのか謎だが、現れたのは風紀委員会役員でもある上村早苗であった。

星子「!…早苗さん!」
早苗「会長が生徒会と風紀委員のメンバーを校内放送で呼び出してから、大変なことになってるんじゃないかと思って、職員室帰りに寄ってみたんだけど…。本当に大変なことになってて驚いたわ。」
星子「そうなのよ。今も何だか大変なことになってるみたいで;」

早苗は星子に私に任せてと言うと、生徒会長およびこの大騒動の元凶である王子様たちに目をむける。

早苗「会長。委員長。それにアナタたち。とりあえずこれ以上学園の風紀を乱さないためにも、外で待機している女の子たちを何とかしてくれませんか。というかして下さい。」
宙太「さ、早苗くん。そうは言うけどね、君が思っているよりもこの事態は深刻であって…」
早苗「簡単ですよ。ちょっとみんなで仲良く外に出てくださればすぐに解決しますw」

にっこり。と微笑む天使・早苗。

宙太・マサル・右京・ゲンジロウ・春之・タケル・小次郎・左京(の心の声。)
『あなた、俺たちを殺すつもりですか?』

早苗「何か?」

宙太・マサル・右京・ゲンジロウ・春之・タケル・小次郎・左京
「いえ、何でも。…いってきます。」

早苗「はいw」
星子「早苗さんって…;」
早苗「気のせいよ。」
星子「そう願いたいです。」
早苗「それじゃ、私はこれから用事があるので失礼するわね。またこんなことに巻き込まれたときにはいつでも私に相談してね星子さん。」
星子「用事ってどこに行くの?」
早苗「隣の学校にね、来月の予算会議で使う資料が揃ってるか確認しに行くのよ。」
星子「隣って聖四つ葉学園よね!だったら私も行きたい!」
早苗「星子さんって生徒会メンバーとよく一緒にいるから行った事あるかと思ってたけど違ってたのね。」
星子「不思議といつも隣の学校に行こうとする度に生徒会や風紀委員会の人に用事を頼まれるから未だに行ったことないのよね。噂では生徒会長さんが容姿端麗頭脳明晰の貴公子さまwなんでしょ!!」
早苗「貴公子…う〜ん、あってるような、違うような気がしないでもないけど、カッコいいわよ。」
星子「じゃこれから早苗さんと放課後デートに決定〜!」
早苗「でもいいの星子さん。確かあなたの王子様に本命チョコを渡すはずなんじゃ。」
星子「本命チョコ?ああコレ。ちょっと本番用に作ってみただけよ。だって私が探してる王子様にはまだ会えていないものw」
早苗「そう。(この台詞、会長たちに聞かせなくて正解だったわね。)」
星子「そうだハイこれ!早苗さんにあげるわ!」
早苗「えっ!私に!?」
星子「うん。もう義理チョコは手元に無いし、早苗さんには転校してからよくしてもらってるし、それに大切な私の友達だもん!遠慮はいらないわよw」
早苗「星子さん、ありがとう。それじゃ遠慮なく…ん?(なんか視線が痛い…)」

早苗が振り返ると外に居た女の子達に何をされたのかは想像がつくが制服を着崩ずしたままで両手いっぱいにチョコを抱えている王子様たち御一行の眼差し。

小次郎「そんなぁ〜!!星子さんの王子様って早苗先輩だったの!?」
春之「まっw女の子同士でラブラブなのね〜可愛〜いw」
ゲンジロウ「ありえへんわ、こんなオチ;」
右京「まぁ、相手が男じゃなくてなにより…かな。」
左京「くだらねぇ…。」
タケル「まったくだ。さてと、そろそろ帰ってもいいのか?」
マサル「…俺も帰る。」
宙太「…ってない…」
マサル「は?」
宙太「僕だけ星子さんからチョコ貰ってないぞーーーー!!!!」
マサル「…気のせいですよ。」
宙太「さらっと言わないでくれ!星子さ〜ん!!!」

と美空会長が星子に近づこうとした瞬間、制服の襟元をマサルにわしづかみにされた。→

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→宙太「さてと、まずは小次郎くん、先日依頼しておいた調査内容について報告してくれ。」
小次郎「会長の耳にも届いてると思うけど、この学園における生徒会組織運営に対しての一般生徒の中にある不満。これ調べたら結構な数があるんだよね〜で、それを調べていくうちに面白いことが分かったよ。これを見てください。」

小次郎が窓際に設置されてあるボタンを押すと室内すべてのカーテンが締まり暗幕となる。天井からは巨大なスクリーンがおりてきた。そのスクリーンに1枚の写真が映し出された。映し出されたものは星子がこの学園でみたことのない生徒の写真だった。

ゲンジロウ「お〜お、これはこれは。」
タケル「よりによってこいつかよ。敵が悪くないか?」
春之「で〜風紀委員長さんとこはどこまで彼のこと調べついてるのよ。」
右京「具体的には何も。僕は生徒会のメンバーじゃないからね。」
小次郎「で、生徒の間で噂されてた生徒会の黒〜い噂の情報源を探ってるうちに必ずといっていいほど話に出てくるのが!彼なんだよね〜」
マサル「お前達の方で、もうこの問題解決の糸口はつかんでるんだろ。だったらこの問題については会長自らが出る必要は無い。」
ゲンジロウ「でもな副会長さん、一応会長にもこの事態を把握してもらっとかんと、公の場で聞かれて知らんかった、じゃ困るで。」
宙太「それで左京くんに頼んでおいた件はどうなんだい?」
左京「改正した規則について生徒の意見を聞く時期は現在調整中。早けりゃ来週にもこっちのほうでこの問題に関わっている生徒を選出して会議を行う準備は出来てるよ。」
マサル「それでは今回の議題の原因は一部の生徒による生徒会組織の崩壊を狙ったもの。つまりこの生徒会が持つ強大な権限への不満。今年度の学園規則一部内容改正により風紀委員会や各執行部に生徒会職務の一部を任させることにはしたが、実質的には今まで通りに生徒会指導の元で学園の運営はすすめられている。よって生徒会に…。」

会長が次々に質問することに的確に答える生徒会メンバーと風紀委員会メンバー。みんなが話している内容についてはよく分かってはいないがその光景を見てちょこっとだけ感動してしまった星子。

星子「みんな、いつもこう真面目だといいのに。」


とつぶやく星子。と次の瞬間。

宙太「さ〜て。君たちへの用事はだいたい済んだことだし。次は星子さん!」

先ほどまでのカッコいい生徒会長はどこへやら。眼鏡を机にほおると一目散に星子に向かってくる宙太。

星子「はい?!その…ナンデしょうか?」
宙太「ここにいる役員みんなの居る前で今日中に君に確認したいことがあって呼び出してしまったんだけど、聞いていいかな?」

うるうると至近距離から星子の顔を見上げている美空会長ワンコ。

星子「私のプライベートに関する以外のことでしたら。」
宙太「今日は…何の日か知ってるよね?」
星子「ええ。分かってますよ。だってこの部屋中に積み重ねられてるチョコの山を見れば誰だってわかるとおもいますけど。」
宙太「そうなんだよ。バレンタインデーなんだよ。だからつまりその…君が誰に…本命のバレンタインチョコをあげるのか凄く気になってて!!!!」
星子「…は・い?」
宙太「だから!ここにいる僕以外のみんなには君の本命チョコを渡してるなんてことはないよねって聞きたかったんだよ!!」

さらに至近距離で星子に向かい質問の答えを待つ会長。
散々待たされた星子に会長がある『用』とは星子の本命チョコの行方を知ることだった。
そんな会長と星子のやり取りを傍目で見ているマサル、右京、春之、ゲンジロウ、小次郎、タケル、左京…の心の声。

「「何?今、会長からナチュラルに喧嘩売られたのか?(-"-;)」」

生徒会室に漂うどす黒いオーラ。
次の瞬間、それを断ち切るかのように1人の女生徒が生徒会室に入ってきた。

★後編その3に続く。なんか…美空会長のキャラが崩壊しててすみません(≡∇≡;)

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「「きゃぁぁぁぁ!!!」」

急いで生徒会室に向かっていた星子が生徒会執行部室にいく為に上がる階段をのぼろうした時、頭上から悲鳴に近い黄色い声が聞こえてきた。
それもそのはず。
本日もっとも女生徒たちから捜索願いが出されていた美空会長自らが生徒会室に在籍していることを校内放送で公表してしまったプラス、学園の王子様たち全員を生徒会室に一度に徴集。となれば今日一日王子様たちを追っかけまわしてチョコを渡すことのできなかった女の子達が生徒会室に押しかけることぐらいどんなコでも予想できる。

星子「はぁ〜私はこの中をかきわけてあの部屋までたどり着かないとならないわけ;」

しかし前も後ろも出入口までもが女生徒で埋め尽くされているのにどうして生徒会室にはいったらいいものか…。もうすぐ下校時間だというのに、女の子達は全く帰る気配さえない。そんな時、彼女たちがすすっと一人が通れるほどの通路を開いてくれた。救世主様の登場である(笑)

右京「君が生徒会室までたどりつけてないだろうと思って遅くきてみたんだが、正解だったようだね。でも会長は何を考えてるんだか。さあ、早く来たまえ。」

と星子の肩に手をかけようとした時、

ゲンジロウ「コラ委員ちょさん、その手は何やねん!」
小次郎「まったくこの人は油断も隙もないんだからー、ほらー星子さんもすぐに委員長さんに懐かないの!」
星子「私は懐いてなんかありません!ってチョット小次郎くん!手をひっぱらなくても歩けるわよ私!!ちょっとぉー!!」

と右京の横から星子をかっさらって逃げていく星子の友人カテゴリであるゲンジロウと小次郎。(笑)星子が小次郎とゲンジロウにエスコート(?)されて生徒会室に入った瞬間…室内はとてつもなく甘い香りが漂っていた。山積みにされているチョコレートの香り。そこには既に三日月副会長、春之、タケル、左京の姿があった。大体の予想は出来るがみんな不機嫌MAX状態である。とりあえず形的に会長に挨拶をしてみることにした星子。

星子「…こんにちは。あの、私に何か御用ですか?」

星子が窓の逆光で何をしているのかわからない生徒会室奥にいる美空会長に話しかけると星子の存在に気がついた会長はお散歩に連れて行ってくれるご主人様になつく犬のごとく尾っぽをふるみたいによろこんで星子に向かってやってくる。

宙太「星子さんはいつまでたっても僕のことは『会長』って呼んでるけど、そんなカタッ苦しく呼ばなくても僕のことは『ダーリンw』っていいんだよーw」
星子「…呼びませんから絶対に。」
宙太「それは残念。僕と星子さんの仲なのにw」
星子「そんないかがわしい仲になった覚えは今まで一度として思ったことないです。」
宙太「まあまあそう言わないで。っとー、ちょっと星子さんはここで待っててね。先に彼らの用事から済ませちゃうから。」

というと会長は席に座って執務中の規則である眼鏡をかける。星子に対する態度とはちがいキリリとしてカッコいいお仕事モードの会長になる。→

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6人目『十文字右京』

右京「ここは静かでいい…。」

学園の校舎から少し離れた庭園。
その中にある寂れた図書室で右京は紅茶を片手にくつろいでいた。
今日はバレンタインであるせいか、いつも以上に学園内は女の子達の熱気に包まれている。
そんな中、“学園の王子様”と言われているモテ男・風紀委員長ドノは朝から故意に失踪していた。それもこれも学園中の女の子たちから毎年貰う大量のチョコから逃げる為だ。
携帯のバイブ音に気がつく。朝から携帯が鳴ってやまないので音を消していたことをいまごろ思い出す。携帯を開くと、メールが何件か入っていた。ディスプレイの表示画面の文字を見る。

メール件数42件中15件の送信者:左京。

最後尾のメール内容:『どこに隠れてやがる!この、バカ兄貴!』

右京「ふぅ。…本当にどうしたものか…。」

毎年この日は弟にチョコの代理受取を本人の意思無視で任せている。弟には悪いとは思っているが、だからといってこの日だけは学園にいることだけは避けたい。
とりあえず弟にご機嫌伺いのメールを送り、右京は学園内の様子を探ることにした。メールを送ったと同時に人気のないはずの図書室前の庭先で見覚えのある女の子がいた。

右京「…彼女がなぜこんなところに?」

右京が図書室の窓からのぞいて見ていると、彼女は噴水近くのベンチに腰をかけてなにやら包み紙をあけて箱を眺めている。

星子「う〜ん。これどうしようかな。捨てるもの勿体無いし…ならここで食べよ〜とw」

星子が大きな口を開けて手に持っていたハート型のチョコをほお張ろうとしていた時だった。

右京「ずいぶん大きなチョコだな…いや口かな?」 
星子「う、右京先輩?!な、なんでこんなトコに!!ああっ!!」

トサっ。
思いがけない来訪者に驚きハート型のチョコレートは星子の口に入る前に地面に着地してしまった。

右京「すまない…僕が君に声をかけたばかりに、せっかくのチョコを台無しにしてしまって。」
星子「いえ!気にしないで下さい!だってこのチョコは、その…。」
右京「君の王子様にあげるはずだった…違うのかい?」
星子「それはそうなんですけど、このチョコは違うんです!コレ本当は右京先輩にあげるはずだったチョコだったりしまして…ははっ;」
右京「僕に…?」
星子「でも、安心して下さいね!左京さんから聞きましたよ。ここにいるのはチョコから逃げてるからなんですよね。ということは私からもらっても迷惑かけるだけだったんでこうなって正解でした。」
右京「そうか…それは残念なことをしてしまったようだ。君からの贈り物なら迷惑じゃなかったんだけどね。」
星子「そうなんですか!あ!ちょっと待って下さいね。」

星子はそう言いながら、ガサガサと手に持っていたバッグの中をあさる。
そしてふと何かを見つけると、それを右京の前に差し出す。

星子「チョコありました!」

そう言って星子は握り締めているのは…小さなチロルチョコ。

右京「これは…。」
星子「やっぱりこれじゃイヤですよね…こんなおやつみたいなチョコ貰っても;」

星子が右京に差し出したチョコをひっこめようとしたその時、右京は星子の手の中から小さなチョコを2個を手に取ると、チョコが包まれている紙を取り、一口サイズのチロルチョコを口に含む。

右京「いや、君の気持ちだけで嬉しいよ。たまには甘いものもいいな。なかなか美味いよ、有難う。」

と笑顔の右京。その不意打ちのまぶしい笑顔に硬直してしまう星子(笑)
ふとわれに返り星子は地面に落下していたチョコと鞄を持ってその場を立ち去ろうとする。

星子「じゃ、私行きますね。これ以上ここにお邪魔してほかの女の子達に気がつかれちゃったら困りますからね!」
右京「そうだな。この大騒動に君を巻き込むわけにはいかないからね。」
星子「それじゃ失礼します!」

星子が走り去っていく姿を見送る右京。

右京「本当に不思議な子だな彼女は。」

手にはもう1つだけ残っているチロルチョコ。
何だか嬉しくて甘いものが苦手な自分がチョコを自然と口にしたことに今更ながら驚く。
それは毎年もらう大量のチョコとは違い、今までに口にした中で一番美味しかったような…そんな気がした。

7人目『伊集院春之(この段階では男だとバレてないのでこの名前です。)』

学園内に放課後をしらせるチャイムが鳴り響く。
学園中の男子生徒が見つめる目線のその先には学園のマドンナである伊集院春之の姿がある。男子生徒の間では春之が誰にバレンタインチョコを渡すのだろうかという話題で持ちきりだった。
ガラガラと教室のドアが開くと、1人の女生徒が入ってきた。
男子生徒の目線が来訪者に向けられる。

星子「あ、あの…春之先輩はいますか?」
春之「あら、星子ちゃん。私になにか御用かしら?」
星子「ええ。実は副会長さんに頼まれて春之先輩に会長の居場所を聞き出してきてほしいって頼まれたんですけど…どこにいるのか知ってます?」
春之「そう。まだ会長は見つかってないのね。会長の逃亡癖も困ったものだわ。ところで…星子ちゃんはもう誰かにチョコ渡したの?」
星子「え?あ、うん、ま、まあ一応。」

星子は男子生徒の注目を浴びる中、春之に笑ってごまかす。そんな星子をみて、春之はいつも可愛いわねと言いながら笑った。

春之「そっか。星子ちゃんはもう渡しちゃったのねwということは朝から美空会長は行方不明だったから星子ちゃんのチョコを受け取ったのは会長じゃない誰かってことなのね。そ・う・よ・ね!!」
星子「も、もちろんよ!私が春之先輩を差し置いて先に会長さんにチョコなんて渡せるわけないじゃない!」
春之「そうよね〜う〜んいい子ねアナタwだから私は星子ちゃん大好きなのよwwということは〜これから星子ちゃんも私と一緒に会長を探してくれるわよね?」

にっこり。と笑っている春之の顔とは裏腹に、春之の背景には『断ったら承知しないわよw』とのどす黒いオーラが見えてしまった星子。
貴重な放課後の時間を返上して、星子と春之は学園中を会長捜索するハメになるのだった。

星子「美空会長―会長さんてばーどこにいるんですかーーーー!!!!」

叫んでも応答は…なし。
学園の中心部にあるただっ広い大理石のロビーで星子1人の声が響き渡る。

星子「春之先輩もいつの間にかどっか行っちゃったし。もう、帰ってもいいかしら…。」

星子はとりあえず生徒会室に行ってみることにした。
すると次の瞬間、近くのスピーカーから聞き覚えのある声が流れてきた。

宙太『生徒会執行部3年三日月マサルくん、東ゲンジロウくん、伊集院春之くん、2年天地タケルくん、1年剣小次郎くん、そして風紀委員会3年十文字右京くん、1年十文字左京くん、それから1年流星子くん、以上8名は至急生徒会室まで来るように。』

大音量で響いてきた自分の名前に、思わず足を止めて振り返る。よもや探していた張本人から呼び出されるとは。この呼び出しを思いきり無視しかったが、会長には用事があるし、この学園での会長命令は絶対だ。この行き場のない怒りを会長にぶつけるのに丁度良いとばかりに星子は急いで生徒会執行部室に向かうのだった。

★後編その2に続く…なかなか終わらなくてすみません…ってかキャラ出しすぎて収拾がつかなくて…オチはあんまり期待しないで下さい(≡∇≡;)

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