星子シリーズ妄想計画実施中!

コバルト文庫山浦弘靖先生著・星子ひとり旅シリーズで滾る毎日。2016年もよろしくお願いします。

星子シリーズ〜ブラザーズ

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注意:このお話は「星子さんが長男:右京、次男:マサル、三男:タケル、四男:左京という4兄弟の妹なんですよ」という全力なパラレルワールドです。
細かい設定などはいっさい気にしないでくださいねw




「はぁ・・・一体何回言えば分かってもらえるのか・・・警戒心がなさすぎる」
「ん、んん…すー」

妹・星子を見て1番上の兄・右京が大きなため息をつく。
珍しく4兄弟の帰宅時間が重なりリビングに4人揃って入るとそこで4人が見た光景とは星子がうたた寝をしている姿だった。
星子がうつぶせて寝ているリビングのテーブルには沢山の参考書とレポート用紙。どうやら課題の最中に寝てしまったらしい。

「このままにしておけば風邪ひくぞ。起こさないでこのまま部屋に運んだほうがいいかな兄さん?」

と、2番目の兄・マサルが右京に尋ねる。
すると横から3番目の兄・タケルがマサルに話しかける。

「やめとけよマサル。せっかく気持ちよく寝てるんだからこのまま寝かしておいてやれよ。それに俺はコイツの無防備な寝顔を見るの好きだしw」

そのタケルの一言に遠くから妹を取り囲む兄達を見ていた4番目の兄・左京がタケルの側にやって来てタケルが星子に近づこうとしたのを両手で防御する。

「やっぱり起こそうぜ兄貴!このままだとタケル兄ィが寝てる星子に何するか分からないからな!!」

左京はタケルを横目で睨みながら右京へ必死に提案をする。
そんな兄達による大騒動に全く気づかず今だうたた寝を続けている妹をどうするか、自然と判断は長兄に任されることになった。

「さて、どうしたものか・・・」

※※※※※

「・・・んん・・・っい・・・あ、暑い!!!」

星子が体中に猛烈な熱を感じガバッと目を覚ますと同時に背後からドサっと何かがフローリングの床に落ちる重い音がした。

「もう!何なのよ!!!」

星子はすぐさま背後から聞こえてきた音を確認する。
音の発生元・・・それは毛布代わりと言わんばかりに星子が寝ている間、背中に重ねてかけられていた男物の服の塊。

「これは・・・右京兄さんが今朝来て行ったスーツのジャケット、こっちはマサル兄さんがお気に入りのレザージャケットよね?そしてこれがタケルお兄ちゃんの革ジャンで、最後が左京お兄ちゃんのボンテージバンド衣装?お兄ちゃん達の気持ちは嬉しいんだけど、これはやりすぎよ!!」

星子は兄達の服をハンガーにかけ終わると「ふう。」と溜め息をつく。

兄達は自分に対して過保護すぎるところが多々ある。

大切に思われていることは妹として凄くありがたいことなんだろうけど、この家の兄達の場合は過度すぎるというのが妹である星子の悩みの種だ。
しかし兄達と一緒にいると、つい居心地が良くて兄達の優しさに甘えてしまっている自分がどうしようもないブラコンだと気がつく時がある。

「あ!そういえば明日リツ子に合コンに誘われてたんだっけ。お兄ちゃん達が帰ってきたら相談しようと思ってたんだけど、どうしよう・・・でも」

兄達に相談する以前に「合コン」なんて言葉を兄達の前で発言しようものなら4人揃って一緒について行くと言い出し兼ねない。

「ヤキモチを妬いてくれるお兄ちゃん達の姿を見ちゃうと、まだ兄離れしなくてもいいかなって甘えが出てきちゃう私もお兄ちゃん達に似たようなものね…ふふっ」



翌日、朝食前に昨晩のお礼と誘われていた合コンへの参加の許可を兄達に星子は一応相談してみた。

「駄目だ」
「断れ」
「ダ・メ」
「駄目に決まってるだろ!!!」

と、兄達の返事は上から順に星子の予想通りの答えだった。

【終】

他人の男にとことん牽制する兄さん達が好きすぐるSSを書きたかっただけなんですよ。
ちなみに元ネタは元祖ブラザーズの公式SSです。過保護兄萌え。

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「星子!無事か!!!」

星子は一番最初に部屋に飛び込んできた二番上の兄・マサルの言葉で一瞬にしてぼんやりしていた頭がぱっと覚め、驚きと恥ずかしさで思わず宙太を突き放した。

「ま、マサル兄さん!!!」
「痛っ!星子さん酷いよ〜なにもそんないきなり突き放さなくても;」
「警部?!…なんでアンタがここに居るんだよ」

宙太が起き上がろうすると背後からとてつもなくどす黒いオーラを感じ、恐る恐る振り返るとそこには星子の1番上の兄・右京が清清しいまでの笑顔で立っていた。

「懲りないね、 君も。うちの妹には手を出すなと何度言えば分かってくれるんだい?」
「ど、どうも右京くん。お、邪魔してるよ…ははは」
「なんだよ。マサルがお前が雷怖がって泣いてるってメールなんかよこしてくるから飛んで帰ってきてみればなにこの状況…スンゴイお邪魔しちゃったwみたいな?心配かけるな」と続けて部屋に入ってきた3番目の兄・タケルは星子の頭に手をポンと置いた。

あいかわらず妹に過保護な兄達を見て呆れ顔の左京は星子の頭にあるタケルの手を払いのけて星子に嫌味を言ってくる。

「な?約束ってのは破る為にあったろ?」
「う…煩いわね!もう皆して何なのよもう!私が雷を怖がってるって大きなお世話です!私は雷が怖いんじゃなくて苦手なだけなの!!」

そんな星子の叫びもむなしく、一方では宙太への批判はまだ続き、今度は身内からの非難が浴びせられていた。

「宙太お前…よその大事なお嬢さんについに手を…この大馬鹿モンが!兄ちゃんはお前をそんなふしだらな子に育てた覚えはないぞ!!!」と兄のゲンジロウ。

そして弟の小次郎も兄に続き宙太に詰め寄る。

「ちょっと宙太兄ぃ!なに抜け駆けしてんだよ!!この前あれだけ抜け駆けはやめようって、皆で話し合っただろ!」
「ま、待て待てって2人とも!抜け駆け禁止だなんていつ約束した?!それにまだ手なんて出してない…はずだよ!未遂、未遂だって!!」

さらに有無も言わせず宙太に止めを刺すかのように星子の家庭教師にしてお目付け役で宙太に片思い中の春之介が泣きながら宙太にがばっと抱きついた。

「宙太さん!私というものがありながらの目の前でナ…ナ…ナ何!?これは浮気ね?星子ちゃんと私で二股かけてるのね?!!」
「ち、ちょっと春ちゃん!なんでそうなるんだよ!少し落ち着けって!!!」
「これが落ち着いていられるわけないでしょ〜もう酷いわ〜!!!」

災難が引き続き執行中のお隣さんズに向い右京はニコリと笑顔で言う。

「ところで、お隣さんにはここまでにしてもらって即お引取り願おうか。 これ以上聞き分けられないようであれば…マサルくん?」
「家主に無断での家宅侵入。これって立派な犯罪っすよ警部ドノ?」

マサルの言葉をゲンジロウは聞くと宙太の腕を強引に掴み宙太を立ち上がらせる。

「は、犯罪て・・・!!!それやったらうちの家から犯罪者を出すわけにはいかん!ほら宙太!さっさと帰るで!!!」
「そ、そんなぁ〜ちょっと待ってくれよゲンジロウ!星子さんと会うのは久しぶりなのにー!!」

そしてさらに宙太の片方の腕を小次郎が掴み、結果宙太はゲンジロウと小次郎に両腕を掴まれ玄関へと強制連行されるのだった(笑)

「つべこべ言わずにさっさと帰るよ宙太兄ぃ!ウチの兄がどうもお邪魔しました〜」

部屋が静かになりこの状況にすっかりと飽きてきた星子はふとカーテンから差し込んでいる明るい光を見つける。

「あ!雷、止んだみたい!良かった〜夕方まで止まなかったらどうしようかと思ってたんだけどこれで安心して出掛けられるわ!」

星子の言葉にいち早く反応した左京が騒いでいる人ごみをかきわけ星子に話しかける。

「おい出掛けるって?これからどこかへ行くつもりかよ」
「うん。今日しか食べれないっていう幻のケーキを圭一さんと食べに行く約束してて…それが何?」
「それがってなお前…こんな状況でよくそんな事を堂々と言えるのな;」

左京に言われて「?」が脳内に現れた星子の前に今度は右京がやってくる。

「星子、いいからそこへ座りなさい」

ビシっ、と右京はテーブルの対面を指差す。

「え、でも右京兄さん、待ち合わせの時間に遅刻しちゃうわよ?!」

星子は右京に反論しようとした時、マサルに肩へ手を置かれた。

「今日だけは我慢しろ。この俺でも今日の兄さんからはお前を庇ってやれる自信はない」
「そんな〜マサル兄さんまでそんな事言うなんて〜;」

いつも星子に1番味方をしてくれる兄・マサルに星子は諭されると星子は観念したのかがっくりと肩を落とした。
そんな星子の様子を笑って見ていた左京とタケルが右京に話しかける。

「男のヤキモチなんてみっともないぜ〜兄貴」
「そうそう。いい加減妹ちゃん離れをしたらどうなんですかお兄様?」

左京とタケルはからかい口調で話しかけたのだが、そんな2人に右京はニコリと微笑む。

「そんなの当然だろう、星子は俺達の大事な妹なんだから。それより左京とタケル、お前らもここに座れ。2人とも今日はどこにも行かないと今朝約束したはずだがどうして外出をしていたのか、詳しく説明してもらおうか?」
「は?!ちょっと待て!なんでそうなるんだよ!!」
「星子はともかく、なんで俺たちまで巻き添えになるわけ?」
「俺の意見になにか異議申し立てがあるのか?安心しろ、3人まとめてちゃんと聞いてやるから」

左京とタケルは自分達が口に出した言葉を後悔したのは後の祭りで、納得の出来ないまま星子と並んで一緒に右京のお説教を子一時間も聞くはめになった。
マサルはその様子を見て弟たち3人を助けてやりたいが自分まで説教されることが予測されるので今日だけは黙って見守ろうと心の中で思うのだった(笑)

終わり。


かなり前に書いていたSSをスランプのリハビリにとブラザーズばーじょんに書きかえたらエラく長文になってしまいました;やはり私が書くと宙太さんはいつまで経っても報われそうもありません(笑)
あとお兄ちゃんズの過保護度がどんどんうpするよ!!(笑)
この設定で圭一さんのSSも書きたいので忘れられた頃に公開しますw

『午後から寒気が入ってきて雷の可能性が…』

星子がリビングでTVを見ていたら天気予報のニュースが流れてきた。

「雷って…」

星子はニュースを聞き終わるとすぐにカーテンを開け窓の外を見る。空は既に曇り模様。
幼い時からなぜか雷だけは星子の苦手なものだった。
あのなんともいえないどんよりとした黒い雲から突然何か割れたような音とともに現れる光と稲妻。そして雷の後はお決まりで大量の雨また雨。全てが生理的に合わないのか、それとも忘れてしまった幼き頃の記憶によるトラウマのようなものなのか。

「俺は結構好きだぜ、雷」

いつの間にかリビングに下りて来ていたすぐ上の兄・左京は着替えをしながら星子が雷を苦手な事をじゅうぶん分かっていて星子に楽しそうに話しかけてきた。
星子は怒って左京に反論する。

「どこがよ!」
「だって綺麗じゃん。それに薄暗い空に走る一筋の光とか見るとなんかワクワクして来ねぇ?」
「しないわよ!」
「あ、そう。それより今から出掛けるから留守番よろしくな」
「出掛けるって、今日はどこにも行かないって今朝兄さん達に約束しなかったっけ?」
「細かいことは気にすんな。約束って言うのは破る為にあるんだぜ?それにお前だって、兄貴達との約束を守ってねぇ時ぐらいあるだろ?」
「な、何がよ;」
「例えば、そうだな〜向いに引っ越してきた転校生くんには兄貴達があれだけ関わるなって言ったのに昨日も仲良く一緒に下校してたりとか〜それから…」
「わーもういいわよ!さっさと出掛けなさい!!!」
「それじゃ遠慮なくw」


左京が出掛けてから雨が急に降り出してきた。
そして遠くの方からゴロゴロと雷の音がどんどんこちらへ近づいてきているのが分かる。
ピカっと外が光っては雑誌を読んでいる星子の視線が外に向けられる。

「他の事に集中してれば外なんか気にならないはずよね、集中集中!」

と、星子は自分に言い聞かせるものの、ゴロゴロという音にはやはり体がビクリと反応してしまう。

「いつからだっけ…雷が怖くなったのは…」

星子は目を閉じて幼い頃の記憶を思い出そうとする。

「確か…兄さん達が今日みたいにみんな居なくて、私は小次郎くんとあともう1人…誰かとお隣で遊んでいて…あ、その時に納屋の中で遊んでたら外から鍵が掛かって、どうやって助けを呼ぼうかと小さな窓からずっと雲を見てたら雷が鳴り始めて、怖くて泣きだしたんだっけ…そして…」

「こんな風に僕が助けに来てあげたんだよね、星子さん?」

いつの間にか後ろに立っていた宙太がひょいと星子を覗きこむ。

「宙太さん!!!なんでアナタがここに居るのよ!」
「そりゃとーぜん、愛のテレパシーってやつ?雷が鳴る中1人お留守番の星子さんがきっと怖がっているんじゃないかと思って来てみたけど大正解だったみたいだねwこれも愛のなせる技かなww」
「また人の家に勝手に入ってきて…もうそろそろマサル兄さんに不法侵入で捕まえてもらうわよ!」
「いいよ僕には意地なんかはんなくてもさ。それよりも素直に怖いから側にいて宙太さんwとか言ってくれないのかい?」
「べ、別に雷なんかもう怖くなんか無いわよ!」

そう言うと星子は座っていたソファーから立ち上がろうとしていた瞬間、宙太は星子を突然正面から抱きしめる。

「っ…宙太さん?!」

星子が驚いて宙太を見上げると、宙太はニコリと笑って星子の額にキスをする。
そして星子の目線にあわせるように少しかがんで星子に自分の視線をあわせる。

『今度は唇にキスされるの!?』

と、星子は心の中で思い宙太から視線を外そうとするがなぜか視線が逸らせない。
星子の足元からはドンドン…ドンドン…と振動が伝わってくる。
外に鳴り響いている雷の音による振動なのか、それとも自分の心拍数がドキドキと上がってきている音なのか…

すると星子の予想はどこへやら、宙太に両頬を抓られ驚いた星子に不敵な笑みを浮かべた宙太が言う。

「またキスされると思っただろ?」

呆然としている星子に宙太は言葉を続ける。

「しようと思ったんだけど、こういうのはなんかフェアじゃないよね。怖がってる星子さんを見ていたら可愛いから、つい苛めたくなってさwでも、さっき抱きしめた時の雷の音は全く気にならなくて怖くなかっただろ?」

宙太は苦笑すると星子の両頬から手を離した。

「今日は君のこわ〜いお兄さん達も居ない、おまけにウチの煩い兄もお邪魔虫な弟も、見張り番の家庭教師の春ちゃんも居ないときたら折角の機会だし星子さんを独り占めできるかなと思ったんだけど、ただでさえ俺達の婚約の事を認めてなくていろいろ邪魔してくるお兄さん達に僕が星子さんに手を出したってバレたら後が怖いしね。残念だけど今日はここまでという事にしておくよ」

冗談交じりに星子に言うと宙太はソファーに腰をかける。
そして星子に向けておいでおいでと手招きをする。

「雷がおさまるまで何もしないで側にいてあげるから、こっちに座りなよ星子さん」

ゴロゴロ。と外ではまた派手に雷の光、雨の音も一段と強くなっている。
近づいてくる轟音と光、宙太が家に訪ねてくる前の星子なら思わず目と耳を塞いでいただろうが今は目の前にいる宙太のほうが気になってしまい雷より宙太へと神経が集中してしまう星子。

体に感じている音がまだ煩くて。

星子は思わず身震いをしてしまい、それに宙太は気がつく。

「まだ雷が怖いのかい?」
「こ…怖くはないわよ。ただ苦手なだけだってば」
「それじゃ俺の側に来るのが怖いとか?」
「なんでそこで宙太さんが怖いって事なるのよ?調子にのらないで」
「それとも今、君の目の前にいる俺自身が、怖い?」
「…だから怖くなんてないって…」

宙太は星子に「今の自分」ではなくて「今から自分が星子にすること」への確認を行う。
宙太の思っている事が星子に伝わったのか、それに応えるように星子は何かに引き寄せられるようにそっと宙太に顔を近づけ、お互いの唇が重なり合うとしたその瞬間。
玄関からドドドドドと複数の足音がして大掛かりな一団が入ってきた。

『君の、となり』

俺はずっと前から幼馴染のアイツのことが好き。
でも、アイツは俺の兄貴のことが多分、好き。
兄貴相手に勝ち目がないのは自分でも分かってる。
でも俺はまだアイツの一番側に居たくて、この想いをあきらめることできなくて、いつも自分に嘘をついてる。

「小次郎くん!今日の放課後って暇?」


放課後の教室。
隣のクラスで幼馴染である星子が小次郎の教室までやって来て話しかけてきた。

「暇じゃないけど、星子は俺になんか用?」
「何かって…一昨日の帰りに今日の放課後が暇だったら新しくオープンしたケーキ屋さんに一緒に行ってくれるって小次郎くんから言い出したんじゃない!」
「あ〜そういえばそんなこと言ったような気がするかも」

小次郎は鞄の中に机から取り出した教科書を入れながら星子との約束を思い出そうと頭の中の記憶をたどる。

「もう!やっぱり忘れてたわね!あんなに約束したのに忘れるなんてひどい!」

星子が小次郎に怒って詰め寄ると、小次郎はすぐさま両手をあわせて星子に頭を下げる。

「そんなに怒んないでよ〜ごめん!すみませんでした!!許して星子様w」
「じゃ、あ…?」
「うん、今から一緒に行くよ。お詫びも兼ねて俺に奢らせて、ね?」
「ホントwありがとう小次郎くんww」
「星子って昔からケーキとか甘いもの好きだよな?」
「そうねw大好きよw」

星子が小次郎に笑顔で答えると、小次郎は冗談まじりで星子に尋ねる。

「なら好きってどれくらい?俺よりも好き?」
「小次郎くんより好きかって?う〜ん…それは、小次郎くんが宙太さんを好きなのと同じくらいかな?」
「それじゃほとんど俺が勝つ望みないじゃん!俺、宙太兄ぃのこと超好きだし!」

小次郎はわざと悔しがって星子に拗ねてみせる。
そんな小次郎を見て星子はクスリと笑う。

「小次郎くんってばいつまで経ってもコドモなんだから。そのブラコンだけはいい加減なんとかしなさいよね」
「はい?星子にだけは言われたくないね〜星子だって相当なブラコンだろ!!」
「私はブラコンなんかじゃないわよ!うちはお兄ちゃん達がシスコンなんだってば、もう!それじゃ私は今から職員室に少し寄ってくからさっさと帰る支度して校門前で待っててよね!」
「はいはい。了解しました〜」

教室から出て行く星子の背中を見送りながら小次郎がため息をつこうとすると背後に人の気配を感じる。
振り返るとそこには…

「小、次郎〜く〜ん♪今、星子と何を話してたのかな〜お兄さんに言ってごらん?」

にこり笑顔の同級生、いや腐れ縁の、もう1人の幼馴染である左京が立っていた。

「たいしたことじゃないよ」

小次郎は相手をしたら厄介なことになると直感して左京を無視し教室から出ようとしたが、教室の入り口を左京の足で塞がれた。

「いやいや、うちの妹ちゃんと放課後にデートとか、じゅうぶん大した事なんだっての。でもまぁお前もほんと健気なヤツだよな〜この様子じゃまだアイツに告ってないな?同じ男としては関心通り越して思わず同情しちまうぜ」
「うるさい、ほっとけ!」
「ほっとけませんね〜お前星子のこと、好きなんだろ?」
「そうだよ!俺はずっと前から星子のことが好きだよ。誰にも、もちろん兄貴のお前にも負けないくらい星子のことが好きだし。でも…アイツには好きな奴がいるから、まだ気持ちは伝えない…その好きな相手に俺はまだ勝てる自信ないからな、諦めたくないけど」
「お前…星子に直接誰が好きなのかとか聞いたことあんのか?確認もしねぇで勝ち目ないとか言ってるんじゃねーよ。その時点で星子の好きな相手に気持ちで負けてんじゃん。だからお前はいつまで経っても片思いのままなんだよ」

いつまで経っても片思い。
その言葉が小次郎の胸に突き刺さる。

「俺だってずっとこのままで、片思いのままでいいなんて思ってるわけないだろ、むしろ嫌だよ。でもアイツはまだ俺のことなんて、全然…好きとかじゃないし、そういう対象じゃないんだと思う。そんなことずっと前からわかってんだけど、正直なんか今のままでいいやって思う自分がいてまだ自分の気持ちが整理できないんだ。だからまだ俺の気持ちは星子に言えない。でも告白するって時が来たら結果がどうなっても恨みっこ無しでいいよなお兄ちゃん?そん時にはぜーーーーーったいに邪魔なんかすんなよ。い・い・な!」
「俺が邪魔?んな事するかよ。だって振られる可能性大だろw」
「おーまーえーは…いったい何なんだよ!応援してくれたり邪魔ばっかりしたりして…やっぱりお前もシスコンだ!よーし、もうこうなったら今日は星子と遅くまでとことん遊んでやるからな!帰りがもの凄く遅くなるってお前の兄貴達に伝えとけ!んじゃな!」

小次郎は怒りながら左京に早口でまくし立てて教室をあとにする。
背後から左京が小声で「お前はガキかよ」と言っていたのが聞こえたが気にしないで小次郎は廊下を走る。
廊下を走っている途中、窓から体をのり出して校門の方を覗いて見ると、そこには星子が小次郎を待っている姿があった。
小次郎は校門前でたたずんでいる星子を見ながら心の中で呟く。


俺は星子のことが好き。
まだまだ頼りないところは沢山ある。
俺が星子の自慢の幼馴染から恋人になる自信がついたら、その時には…星子にありったけの想いを込めて気持ちを伝えるから。

「っていうか、まずは星子に俺の頭を撫でる癖、あの子供扱いから直してもらわないとな〜;」

この先にある乗り越えねばならない数々の困難を頭の中に思い巡らせて、はぁ〜と1つため息をつくと急ぎ星子の待つ校門へと向かう小次郎だった。


終わる。


また中途半端なSSですみません…自分の文才に絶好調凹み中に書いてた代物なのでSSにもなってない気がしますが今はもう気にしてないwww(しろよ)
とにかく幼馴染というのに萌えたかっただけで書きました。あーぁたまんねぇな幼馴染属性www
星子シリーズ兄弟妄想設定では、よく考えてみれば星子さんの婚約者が実兄で、おまけに星子さん自身には幼馴染にしか思われてない(?)とか、小次郎くんのポジって羨ましいようで結構つらいような気が;
でも小さい頃から近くに居すぎるからいつも素直な態度で居てくれて一番側に居られるのも幼馴染の特権だし、小次郎くんには悪いけどこの妄想設定世界では我慢のコになってもらうしかありませんねw(酷;)

土曜日の昼下がり。
星子は昼食の後片付けをしていた兄・タケルに少し頬を赤くしながら問う。

星子「あのね、ちょっと聞きたいことがあるんだけど今いい?」
タケル「何だよ?」
星子「マサル兄さんて、彼女とかいるの?」
タケル「はぁ?」
星子「だから!付き合ってる人とかいるのかなって聞いてるの!」
タケル「…さぁ、いないんじゃないのか?」 
星子「じゃあ、好きな人とかは?」
タケル「…ん、さぁな〜ていうかアイツの彼女とか俺が知るわけないだろ?なんで急にそんな事聞くんだよ?」
星子「だって、妹としてはお兄ちゃんの彼女とか少しは興味あるんだもん。どんな女の人を彼女に選ぶのかな、とかね。お兄ちゃんも気にならない?」
タケル「全・然」
星子「お兄ちゃんはいつも違う彼女と付き合ってるから、きっと恋人とかのありがたみがわからないのよ」
タケル「お前さ、俺に何気に失礼なこと言って無いか?」
星子「あーんもう!気になるー!」
タケル「煩い。あ、でも知らなかったな〜お前もやっぱブラコンの気があったんだな♪」
星子「そ、そんなことないわよ!お兄ちゃん達と一緒にしないで頂戴」
タケル「まぁそんなに照れなくていいから。こんなに素敵なお兄様を持つ妹だったら、誰だってブラコンになるよな、うんうん」
星子「素敵なお兄様って、もしかして自分も入れて言ってるの?」
タケル「なんだよ、その呆れ顔。言っとくけどな、俺が1番愛してるのはお前だけなんだぜ!」
星子「はいはい。どうせどの女の子に対しても同じ事を言ってるんでしょ;もーいいです」
タケル「今日のお前は可愛いけど可愛くない!」
星子「意味わかんないよ。あ、噂をすればw」
タケル「ん?」
 
星子が突然嬉しそうに窓の外を指したのでタケルが指を差しているほうを見てみると今から玄関に入ろうとしていた兄・マサルの姿だった。

星子「今日も変わらず、マサル兄さんはカッコイイわ〜w」
タケル「…ははは、それは良かったな。でもその台詞、一番上の兄貴の前で絶対に言うなよ」
星子「なんで?」
タケル「何でもだ;いいな!」


マサルお兄さんがしゃべらないまま終わってしまった;
やっぱり1番ブラコンなのは右京お兄様だと思うので星子さんがマサルお兄ちゃんの事を右京お兄様の前で褒めようものならその八つ当たりの矛先は全て左京さんとタケルさんにいきそうな件(笑)右京お兄様マンセーヽ('ー`)ノ

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