全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

 東金市で発生した5歳女児殺害事件は昨日、2ヶ月半振りに解決しました。

 逮捕された容疑者は無職・勝木諒(21)。
 昨日逮捕されて以降、全てのテレビ局が容疑者の映像を流しているので日本中が彼の顔とキャラクターを理解したことでしょう。

 「精神発達遅滞」という知的障害を持つ勝木容疑者。

 TBSの女性記者は逮捕される当日の午前2時、容疑者と電話のやりとりをしていました。
 その事でも分かるように、ほとんどの局が事前に彼が“容疑者”であることを分かっていたかのように撮影をしています。

 殺人事件があった時に、“悲劇の家族”を演じる夫や妻に狙いを絞り、事前に顔を撮影しておくことはこれまでにもよくありました。
 しかし勝木容疑者の場合は知的障害があるためか、全く自然な会話をしている様に見えますし、それ故にこの人物が所謂“普通”の容疑者ではないことが分かります。

 そしてその“普通”でない部分が容疑者の逮捕を遅らせた大きな理由ではないかと思います。

 そもそも勝木容疑者を逮捕した根拠ですが、聞いてみれば余りにも明確な証拠です。

 第一に、幸満ちゃんの衣服と靴を入れたレジ袋の指紋が容疑者のものと一致。
 しかも驚いたことに事件当初、裸の女の子を抱えて歩く小太りの男が目撃されていたと言うじゃありませんか。
 また、若い女性が後を追いかけられる事も複数あったといいます。

 と言うことは、当初から勝木容疑者が浮上していたはずで、だからこそテレビ各局は彼に質問を繰り返す撮影を行い、TBSなどは逮捕される未明にわざわざ電話を入れていたのでしょう。

 では何故、勝木容疑者の逮捕が遅れたのか?

 普通、勝木容疑者が“怪しい!”と浮上した場合、何らかの手段で指紋を入手していたはずです。そして「指紋が一致」、と言うことであれば家宅捜索を早期に実施していたでしょう。
 早期に入手した「指紋」という条件以上のものを警察が入手できる筈もないからです。

 にもかかわらず逮捕が遅れた大きな理由。
 それは彼の「精神発達遅滞」であり、来年から始まる「裁判員制度」だったんじゃないでしょうか。

 容疑者が知的障害のある場合、先ず責任能力が問えるのかどうかが大問題となります。
 通常、精神障害がある容疑者の場合、ニュースなどでは匿名報道となります。
 しかしこの事件では「勝木諒」という実名を発表しています。
 
 もしかすると犯人を逮捕しても実名で発表できる相手かどうか警察当局が悩んでいたのかも知れません。もし、知的障害を持つ容疑者であった場合、弁護側は「警察の誘導で自白した」などと真っ向から容疑者の冤罪を主張するでしょうし、これまでにもそうしたケースは多々ありました。

 弁護側から突っつかれても万全の証拠を握っておく。
 それがレジ袋の指紋だとしても、ここまで遅れる理由としては弱い様に思います。

 もう一つの理由。
 来年5月から今回のような「殺人事件」の裁判に私たち一般人が参加する「裁判員制度」が始まります。
 
 裁判員候補者への通知が始まり、「人を裁くのはイヤだなあ!」と思っている人も大勢いることでしょう。

 そうした裁判員候補者にとって、今回の事件で逮捕された容疑者に知的障害があり、しかも弁護側から「警察の誘導だ!冤罪だ!」などという声が高まったとしたら大きな影響を及ぼすことが想定されます。

 「そんな裁判員候補達も納得する万全の証拠を用意した上で逮捕しろ。容疑者も自白している、という状況であれば彼らも納得するに違いない。だから慎重にやれ!」と言うのが警察上層部や司法当局全体の意志だったのかも知れません。
 
 そうでなければこれほど時間をかけた理由が納得できません。

 私は遺族の心情を思えば一刻も早く事件を解決するべきだったと思います。
 この事件の直前には福岡で「母親が6歳の我が子を殺す」という事件も発生していました。
 無責任な者達はこの事件も家族が関係しているんじゃないか?という声をあげていたに違いありません。

 お母さんが痛恨の手記を発表していたのも、自らの潔白を証明するためにあえて発表したのかも知れませんし、そんなことは関係なくとも、我が子を殺した憎い犯人の逮捕が遅れていることにどれほど心を痛めていたことか。

 それなのに周囲の思惑で逮捕を遅らせていたとすれば、余りにも遺族が気の毒です。

 そして今日になり、勝木容疑者は幸満ちゃんの死体を遺棄したことは認めていますが、自分が殺害したかどうかについては曖昧な供述をしているという情報も流れています。

 今後、間違いなく勝木諒容疑者の責任能力が裁判の大きな争点になるでしょう。

 時間はかかりましたが、容疑者逮捕と言うことで事件は一つの節目を迎えました。 
 しかしながら、愛する我が子を奪われたお母さんの苦しみが終わることはありません。
 
 何故、こんな不幸な事件が起きたのか?
 容疑者と暮らしていたはずの母親は何故、今回の事件に気がつかなかったのか?
 
 まだまだ事件の全面解決まで時間はかかりそうです。
 
 

閉じる コメント(4)

顔アイコン

早いうちに犯人わかっていたのでしょう警察も。
いつかはどの事件でも犯人逮捕されますね。

2008/12/7(日) 午後 5:56 benrakky 返信する

顔アイコン

警察ならびに検察当局には極めて「確実な物証」が求められますね。
ああいう人物の場合、自供といっても怖いおじさんに
「そうだろ」といわれれば「はい」というはずです。
このブログでもすでに「犯人扱い」となっていますが
レジ袋の指紋は確実な物証とはいいきれない点もあります。
そのあたりの物証不足が逮捕が遅れた理由と察しますが
指紋以外にも確実な物証を見つけ、
障害者に罪を押しつけるようなことにならないようにと思います。

2008/12/7(日) 午後 10:54 [ gan**areich*i*hi ] 返信する

顔アイコン

しかし指紋以外の確実な物証を何故明らかにしないのか
逮捕に至ったくらいだから、それはもう確実なものなんだろう?
指紋についても自宅から100M先のレジ袋って、そんなの
事件から数日たってから勝木容疑者から取れたものだろう
結局自宅捜査で得た物証は無いと読み取れる
冤罪じゃないかね、これ

2008/12/8(月) 午前 0:39 [ 隣の学生 ] 返信する

顔アイコン

身内の心障者により言葉の暴力や、殺すなど脅迫を受け精神的に深く傷つけられた経験があります。病気を理解し受容の心で接しなければと思ってはいますが、正直なところ怖いし関わりたくない人です。国には、きれい事でなく、被害者の人権も尊重した具体的福祉策を示して欲しいです。 削除

2008/12/8(月) 午前 2:26 [ 義弟は精神疾患 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事