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推敲中ですが詩を作っています。
テーマは鴨川の冬鳥と鴨川の折々の変化。 鴨川の季節の事象と鴨の生態を重ねて表現しています。 鴨川の冬鳥の詩 夜が少し涼しくなり始めた頃、最初の冬鳥はやって来た。 まだ残暑が残り日中は暑い。 お前達はまだ夏羽で浅黒く、冬羽のように美しくはなかった。 この川でお前たちは美しい冬羽へと変わっていく。 最初にやって来たのはコガモ(小鴨)であった。 一番寒い北極近くからやってくるという。
9月の半ば頃、最初の冬鳥としてやって来る。 コガモは暑さに強いらしい。 春に旅立つく時もお前は一番遅くまで残っていた。 戻っていく北極はまだ寒いからだろう。
冬の冷たく乾いた空気の中で 冬鳥たちの甲高い鳴き声が辺りに響き渡る。 草木が枯れ、寒い外気の中で お前たちの美しい姿は目を和らげ、鳴き声は心を温めてくれた。 ヒドリガモは鳴く、「ピュー、ピュー、ピュー」。 コガモのオスは鳴く、「ピリッ、ピリッ、ピリッ」。 オナガガモは鳴く、「コッフォッ、コッフォッ、コッフォッ」、「シーイン、シーイン、シーイン」。 ユリカモメは鳴く、「ギューイ、ギューイ、ギューイ」。 10月頃から4月頃の半年間ほどの間、この川に滞在し、人々を楽しませてくれた。 冬の雪の降る中もお前たちは川の上に浮かんでいた。 オナガガモは人懐こく餌を手から食べた。 夜行性らしいがこの地では昼間に餌を獲っていた。 人間の与える餌を待っていたからだ。 ヒドリガモは陸地で草ばかり食べている。 短いくちばしは草をとるのに適している。 草地に落ちているお前の糞は濃い緑色だ。 コガモは浅瀬で藻を食べている。 少し近づいただけですぐに逃げて行く。 体が小さいので外敵に敏感なようだ。 ユリカモメは空中に投げたパンを飛びながらくちばしで捕まえた。 長い翼で舞うように飛び、他の鴨に与えた餌を奪い取った。 冷えた空の中でこそお前達は良く似合う。 暑く湿気に満ちた空の下では、お前の姿や鳴き声は似つかわしくない。 青く茂った草木の中では、 アイガモやカルガモの「グェーグェー」「ガーガー」という鳴き声が気だるくてよく似合う。 東大寺のお水取りが行なわれる頃、春の訪れがやってくる。 ツバメが南からやって来、お前たちは入れ替わりで北の方に旅立つ。 ゴールデンウィークが終わる頃、冬鳥たちは一羽もいなくなる。 涼しい北の地で相手を見つけヒナを育てるのだ。 気温が上がり雨がよく降ると、雑草は青く高く生い茂る。 黄色い菜の花が一面に咲き誇りそしてすぐに散って行った。 暑くなると雑草はますます生い茂っていく。 川では除草作業が行なわれ始める。 秋の涼しくなる頃まで、あちこちで除草作業が行なわれ続ける。 ツバメが飛びかい、鴨のヒナが孵り始める。 ツバメは巣の中に居るヒナに与える餌を獲るのに大忙しのようだ。 川ではあちこちでヒナが一斉に孵り始める。 母鴨はあちこちでヒナを連れて泳ぎ回り、監視する。 暖かくなると、鴨たちは日中、座って日向ぼっこをしている。 初夏、鴨たちは冬羽から夏羽へ換わり始める。 エクリプスだ。 強い日差しの下では、影は濃くなる。 あちこちでまばゆい景色と濃い影とのコントラストが映える。 そうした中ではこげ茶の羽根が目立たなくて好都合なのだろう。 春が来て暑くなってきたと思えばもう梅雨だ。 もっとも日中が長くなる夏至の頃梅雨が始まる。 一月の間、雨がちな天候に付き合おう。 この期の大雨で堤防下の陸地や島は水に浸されることとなる。 鴨たちは岸に上って退避をすることもあろう。 この時期、風切り羽根が抜けて落ち、2ヵ月後生え変わる。 真夏の間は移動する必要があまりないからだろう。 祇園祭が終わる頃、梅雨が明ける。 とたんに真っ青な天候となる。 地中の蝉が羽化し一斉に鳴き始める。 「ミーン、ミーン、ミーン」。蝉時雨、真夏の到来だ。 鴨たちは日中は草葉の陰に隠れて姿を現さなくなる。 朝夕の涼しい時に捕食をするのだ。 しばしの真夏の後、もう台風がやってくる。 関西ではお盆を過ぎれば海にクラゲがやって来て泳げなくなる。 残暑が残り少し涼しくなる。 在留の鴨の羽根が冬羽に生え変わった頃、お前たちはこの地に戻ってくる。 秋分の日の頃から徐々に冬鳥たちがやって来始める。 北の地で育てた子供達を連れてやってくる。 さあ、半年間この地で楽しんでくれ。 |

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