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<筆洗> 東京新聞 2007年10月14日 落語では若い者がもめていると、中に入った年長者がたいてい、こんなことを言う。 「どうも若ぇやつぁ血の気が多くっていけねぇや」。 ところが、というべきだろうか。 厚労省や日赤の最近のまとめによると、若者の献血が激減している。 昨年の献血者の延べ人数は二十九年ぶりに五百万人を割り、それ自体問題なのだけれど、とりわけ深刻なの が十−二十代の敬遠ぶり。 一九九六年には全体の45%を占めていたのに昨年は31%。ここまでの落ち込みは、少子化を織り込んでも、 なお説明がつかない。 厚労省は昨年初頭、若者の意識調査を行って、その謎に迫ろうとした。 一番肝心な問いは未経験者に聞く「献血をしたことがない理由」だが、結果は「針を刺すのが痛くて嫌」がやや 目立つくらいで、飛び抜けて多い回答はなし。 対策をみつけたい同省の担当者も「つかみどころがなくて」と弱っている。 献血は、ほぼ半分が血漿(けっしょう)分画製剤の製造に回るほかは、推計で年約百万人に輸血される。 十カ月間の闘病を輸血に支えられた小児がんの男の子、りょうすけ君の話が厚労省の冊子に載っている。 彼の母親が愛息の死後、献血ルームに残したというメッセージの一部を特に若い人に紹介したい。 あの子は輸血を受けると元気になることを知っていて「アンパンマンのエキスだー」と言っていました。
どんなに「ありがとう」と言っても足りません。 今でも病院では、多くの子どもたちが輸血を待ってます。 確かに少しはチクッとするけれど、その先には、多くのりょうすけ君がいる。 * 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/
* 日本赤十字社 http://www.jrc.or.jp/ * 献血者数及び献血量の推移 http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/1b.html * 血液事業の現状・平成17年統計表 http://www.jrc.or.jp/active/blood/pdf/2005toukei.pdf * 血液事業のこれから・少子高齢化時代への対応 http://www.jrc.or.jp/active/blood/next/way.html * 若年層献血意識に関する調査結果報告書 http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/7n.html * 「アンパンマンのエキス」動画配信のお知らせ http://www.tokyo.bc.jrc.or.jp/tmpfile/anpanman/anpanman.htm * アンパンマンのエキス http://www.tss-tv.co.jp/news/anpan/
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ゆとり世代の子って何かかけ落ちた教育を受けてきているので、ある意味政府の責任でもありますよね。あいさつをするから始まって、他人のために、社会の為にするべきこと、つまり道徳。それから、政治や社会への興味の薄さ、競争意識の薄さ。病気になって、その恩恵を頂いたあたし達が出来る事が始めないとダメですね。
2007/12/6(木) 午前 10:36