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私はその夜、ゴードン邸の二階の自室で、昼間スミス氏から受け取った報告書と論文のコピーをもと
に、『精神波量子脳理論』の構想をまとめた。
私は理論体系を構築するにあたって、夥しい量の計算をこなした。ひと晩の作業量としては相当なもの
だ。
作業は深夜に差し掛かり、部屋は神聖な静寂に包まれた。それは神秘的な体験だった。私は神の臨在を
感じ、聖霊の与え給うインスピレーションのままにペンを走らせた。まるで神がお造りになった量子的宇
宙の設計図を見せられているかのように。
私の集中力はいつにも増して高まり、疲労は微塵も感じなかった。
明滅する光のように突如として脳裏に浮かぶ焔のような文字。知覚力の増大を感じる。目の前を虚数的
実在が現実の幾倍にも増してリアリティを持つ実在として私の視覚野を掠めてゆく。
――二階微分することによって連続体曲率となる、計量テンソルの非ユニタリな変換は、真空の相転移
による場の影響の変化として位相の変分に相当し、真空の励起状態を生成する。これはゲージ変換に伴う
位相変位が、場の量子論の効果によってエネルギーに転換されることを意味する。連続的相転移のテンソ
ル積は連続体の最下層にまで及ぶ。隠れた変数の存在により、重力の相互作用の揺らぎはなく、他の交換
子による相互作用の揺らぎもない。非局所的に相互作用することによる位相変位とエネルギーが等価変換
されるアラン・スミスによるボーム量子力学の新しい場の量子論。それは整然とした数式で綴られた、量
子重力理論を含む統一場理論の完成した姿だった。
ボームのモデルは通常の量子力学の性質をすべて導くことができる。そしてその内奥には『神の階梯』
へと繋がる階層構造的な広大な精神の海が広がっている。そのとき私の意識は方程式の奏でる天上の調べ
に乗って精神の高みへと運ばれ、私はそこで壮大な宇宙のシンフォニーを聴いた。
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精神を科学的に理論つけるって事ですか? 難しくて凡人には無理ですね そうそう、コメントを有難うございました 「権太」って文字からも発音からも悪そうなので 此の名前の人が居たら申し訳け無いのですが・・・
2007/1/4(木) 午後 9:28
私は霊界ラジオ、霊界テレビジョンの開発をわずかばかりしているものですが、「精神波量子脳理論」大変興味があります。私ども、人間は霊人体と肉身の二重構造を持ち、また宇宙も霊界と地上界の二重構造を持っていると理解しています。これは人間だけで他の動物は持ち合わせておりません。人間のみが霊界と地上界の媒介体となっております。霊界の「声、形、色」などが人間の脳を通して、共振すると思うのですが、そのメカニズムを知ることにより、霊界テレビジョンを開発できないかと考えるものです。是非教えてください。どの程度の数学、量子論、相対論の下知識があれば理解できるものでしょうか?
2007/3/7(水) 午後 8:02 [ dirac11 ]
「精神波量子脳理論」はR・ペンローズの量子脳理論の発展形であり、一般書であるペンローズの『皇帝の新しい心』を読んで理解できる人であれば難無く理解できると思います。 ところで霊界ラジオ、霊界テレビジョンの開発ですが、精神波はエンタングルした電子系の量子ポテンシャルを実体とした立体波と考えられるため、電磁波の特性とは異なり、導波管で波形を拾うことはできないと思います。工学的応用は遠い未来の話かと。
2007/3/8(木) 午前 9:54 [ yuzukijoutrou ]
私もペンローズの量子脳理論のファンです。
2007/3/10(土) 午前 10:57 [ hid**xima ]
ブログ拝見致しました。ここのところ理系の人の訪問が増えてきているのは嬉しい兆候ですね。
2007/3/10(土) 午後 0:01 [ yuzukijoutrou ]