弓月城太郎の『神秘体験』

皆様のお陰で連載を無事終了することができました。最後までお付き合い頂きありがとうございました。作品の感想お待ちしております。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

連載32回目

 *

 そのとき恭司の意識に、また例のサブリミナル・メッセージのような映像が現れた――。

 顕微鏡を覗いたときに見える卵子の全体像。その卵子にいまガラスの細い針の先が突き刺さろうとして

いる。卵子は、軟式テニスのボールに釘を突き刺そうとしたときのように大きく変形し、ガラスの針が突

き刺さった瞬間、一度、ぶるっ、と震えたように見えた。たちまち卵子の周りに膜が形成されてゆく。

『これは?! マイクロピペットを用いた人工授精! そうだったのか……』

 これが母を怯えさせていたものの正体だったのだ。

 しかし母は知らなかった。ただの受精卵提供だと思っていたようだ。それでも母は自分が『神の領域』

に踏み込んでしまったことを畏れていたのだ。彼女は神の怒りに触れることを畏れていた。いや、怒りに

触れることではない。産むことだ! 神の子を宿し、産むことを。しかし、その子は私ではないのか。私

はいったい何者なのだ?!

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事