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			<title>麻屋与志夫/小説</title>
			<description>わたしは懸賞文壇の春ウララです。三次予選、よくって佳作どまりです。
つたない作品ですが読んでください。
新作も載せます。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>麻屋与志夫/小説</title>
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			<description>わたしは懸賞文壇の春ウララです。三次予選、よくって佳作どまりです。
つたない作品ですが読んでください。
新作も載せます。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081</link>
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		<item>
			<title>安穏作家　11</title>
			<description>　ピテカントロプスエレクタス。&lt;br /&gt;
　二足歩行直立動物の尊厳も喪失し……。&lt;br /&gt;
　ウイスキー色の尿が股間からとめどもなくふきだす。&lt;br /&gt;
　どうしていまごろになってこんなに多量の尿がでるのだ。&lt;br /&gt;
　タラタラの頻尿のはずなのに……。&lt;br /&gt;
　尿は太股をつたい靴底にまでたっした。&lt;br /&gt;
　靴音がへんに粘稠性をおび。&lt;br /&gt;
　よろよろと……。&lt;br /&gt;
　もう歩けないよ。&lt;br /&gt;
　視界が急速に狭まりゆがみジジイはよろめく。&lt;br /&gt;
　クソまみれ尿びたりで街じゅうほっつき歩くことはできないよ。&lt;br /&gt;
　脚は濡れガーゼのように頼りなく萎縮して歩行もままならず。&lt;br /&gt;
　そこえきて痔もとびでている。&lt;br /&gt;
　尿をがまんして堪えていたのがわるかったのだ。&lt;br /&gt;
　尻の穴から頭頂葉にかけて青白い痛みの稲妻がはぜのぼる。&lt;br /&gt;
　もうだめだ。&lt;br /&gt;
　尿どころか、大腸から直腸をへてなにか異物が尻からほどばしりでる。&lt;br /&gt;
　そして激流となって。&lt;br /&gt;
　尿とまざりあい。&lt;br /&gt;
　もうなにもかもおしながしてしまう勢いは。&lt;br /&gt;
　とどまるところをしらず。&lt;br /&gt;
　靴からもあふれ。&lt;br /&gt;
　街角に流れだす。&lt;br /&gt;
　そうなのだ。&lt;br /&gt;
　人間とはながい一本の管。&lt;br /&gt;
　なのだった。&lt;br /&gt;
　体内のながい管をぬけると。&lt;br /&gt;
　糞尿まじりの。&lt;br /&gt;
　クソッタレジジイの股間だった。&lt;br /&gt;
　ジジイはさすがに。&lt;br /&gt;
〈翁〉なんて。&lt;br /&gt;
　哀れ。&lt;br /&gt;
　きどってはいられない体たらくだ。&lt;br /&gt;
　そうなのだ。&lt;br /&gt;
　こうなったらただのジジイだ。&lt;br /&gt;
　排泄可能なものは。&lt;br /&gt;
　なんでもかんでも。&lt;br /&gt;
　このさいたてつづけにひねりだし垂れ流し。&lt;br /&gt;
　下半身糞尿。&lt;br /&gt;
　まじりで。&lt;br /&gt;
　歩きつづけようと。&lt;br /&gt;
　もがいているのだ。&lt;br /&gt;
　彷徨をつづけられるうちは。&lt;br /&gt;
　呼吸はとまらないのだ。&lt;br /&gt;
　生きているのだ。&lt;br /&gt;
　いままでつめこんで。&lt;br /&gt;
　後生大事。&lt;br /&gt;
　に蓄積してきたものは。&lt;br /&gt;
　なにもかも体外に排除するのだ。&lt;br /&gt;
　それでも死にはしない。&lt;br /&gt;
　安心して……でもでも、もう歩けない。&lt;br /&gt;
　バランスがくずれて倒れこんでしまった。&lt;br /&gt;
　たったいままで歩いていた記憶の残像が。&lt;br /&gt;
　頭の中でチカチカ明滅していた。&lt;br /&gt;
　もう一歩も前に踏み出すことはできない。&lt;br /&gt;
　いつさいの可視物が視野から消えてしまった。&lt;br /&gt;
　ただ頭の中だけに。&lt;br /&gt;
　フラッシュバックのように過ぎ越しかたの怨念。&lt;br /&gt;
　が浮かびあがっては消えていく。&lt;br /&gt;
　あのときはこうしておけばよかった。&lt;br /&gt;
　とか。&lt;br /&gt;
　あれはしなければよかった。&lt;br /&gt;
　などという、たわいのない愚痴。&lt;br /&gt;
　世迷い言めいたことばかりだった。&lt;br /&gt;
　どうしてイイ小説がかけなかったのだ。&lt;br /&gt;
　唐突に、ジジイは悔恨の情にかられる。&lt;br /&gt;
　いちばんの欠陥はひとが興味をもつことに無関心であったこと。&lt;br /&gt;
　ひととおなじように。&lt;br /&gt;
　感動できない性格に改変されてしまったことだ。&lt;br /&gt;
　そうなのだ田舎町にもどってこなければよかった。&lt;br /&gt;
　むかしトウキョウにいて。&lt;br /&gt;
　同人雑誌に参加していた。&lt;br /&gt;
　セピアイロに色褪せた記憶がある。&lt;br /&gt;
　あのころは物語のなかで。&lt;br /&gt;
　人を動かしてみるのが。&lt;br /&gt;
　たまらなくすきだった。&lt;br /&gt;
　おたがいにコミニケイションが成り立った。&lt;br /&gt;
　あのころの友だちがなつしい。&lt;br /&gt;
　なつかしい。&lt;br /&gt;
　田舎でのこの５０年の生活があまりひどかった。&lt;br /&gt;
　その迫害。&lt;br /&gt;
　とたたかうだけで。&lt;br /&gt;
　心がずたずたに切り裂かれた。&lt;br /&gt;
　文章も断片的になり。&lt;br /&gt;
　みじめなものだ。&lt;br /&gt;
　妻に恵まれ。&lt;br /&gt;
　あたたかで平凡な家庭にめぐまれたこと。&lt;br /&gt;
　だけが唯一の救いだった。&lt;br /&gt;
　愛する妻がいて。&lt;br /&gt;
　子供たちがいて……。&lt;br /&gt;
　家族に恵まれたため。&lt;br /&gt;
　かえっていい小説がかけなくなった。&lt;br /&gt;
　そんなことを秩序よく書いていければいいのだろう。&lt;br /&gt;
　あるいは、まったく私小説的な発想法からぬけだせればいいのだ。&lt;br /&gt;
　それもいまとなってはおそすぎる悔恨だ。&lt;br /&gt;
　愛するものがいて。&lt;br /&gt;
　守らなければならないものたちがいる。&lt;br /&gt;
　あいだはジジイは死をねがうわけがない。&lt;br /&gt;
　ねがうわけがなくても。&lt;br /&gt;
　あちらさんがすり寄ってくる場合だってある。&lt;br /&gt;
　船底型の細長い盆地の街は２００7年で皐月のどんよりとくもった鈍色に空のもとでひとびとの姿がとおのきジジイは薄暗い薄明の虚空にただひりとうずくまって、汝の性の拙さを泣け、胎児のように体をまるめた形態で……泣け……じぶんの無能無芸ぶりを……ナゲケ……行き行きて……。ソラソラソラ……いますこし歩け。街の音が消えた。街の光景がゆがんでうすらいでいく。どこにいるのかわからない。マロニエの木に寄り掛かっているようだったのに……いまは木の根元に倒れているようだ。もう歩けない。身動きできない。どこにいるのだ、ここはどこなのだ。ミチコさんはすぐそこだ。おまえを待っているのだ。すぐそこにいる。すぐそこだ。携帯をみみにあてている。返事を期待しているのだ。待っているのだ。不安顔……。妻がさめざめと泣いている。泣くことはない。下痢や痔の痛みで死ぬことなんかない。&lt;br /&gt;
　それより意識がおかしい、なにもみえない……。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　明日の朝、妻は鏡にむかうだろう。&lt;br /&gt;
　すこし化粧のノリがわるいみたい。&lt;br /&gt;
　特別な朝なので、化粧はふだんより丁寧でながびく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　高価な化粧品を買って上げられなくてゴメンナサイ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　行き行きて……倒れ伏すとも……妻の膝。&lt;br /&gt;
                                                                    完</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15647535.html</link>
			<pubDate>Tue, 02 Sep 2008 09:44:14 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　10  麻屋与志夫</title>
			<description>　それにこの前の上京時のように不可解なことが起こらないともかぎらない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「特急券２枚、北千住まで」&lt;br /&gt;
「禁煙席は満席です」&lt;br /&gt;
「どうしても禁煙席でないと困るのですが」&lt;br /&gt;
「席が離れていてもいいですか」&lt;br /&gt;
　駅員と美智子さんとの会話だ。&lt;br /&gt;
　妻がどうしますかパパという顔で、後ろに控えている〈翁〉をみる。&lt;br /&gt;
　いやいやをする。子どものように首をなんども横に振る。&lt;br /&gt;
　美智子さんのとなりでなくっちゃいやいや。&lt;br /&gt;
「じや３と４番の席。通路を挟んで、離れてますよ」&lt;br /&gt;
　ところがだ。席はがら空き。&lt;br /&gt;
　空席がめだつなんてなまやさしい状態ではなかった。&lt;br /&gt;
　春日部まで２０％くらいの乗車率。&lt;br /&gt;
　腹をたてた美智子さんが特急券を検札にきた車掌に「どうして駅員があんなことをいったのですか」と聞いてみると息巻くのをやめさせるのに苦労した。&lt;br /&gt;
　３と４の席は隣あっている。&lt;br /&gt;
　間に通路なんかない。&lt;br /&gt;
　なんでこうなるの。&lt;br /&gt;
　なにか意地悪されているようだ。&lt;br /&gt;
　イャーナ気分になったものだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　なにか〈翁〉陥れようとする陰謀が。&lt;br /&gt;
　また始まったのではないかと心底不安になる。&lt;br /&gt;
　すこしもたのしくはない。&lt;br /&gt;
　美智子さんは隣の席でだまりこんでいる。&lt;br /&gt;
　特急の座席指定でも、もし禁煙車両に乗れなかったら、咳こんでしまって、呼吸困難におちいってしまう。&lt;br /&gt;
　平気で、ここは禁煙車じゃないのだから乗るほううが悪いとモクモクモクと煙りをはきつづける乗客に恨みの視線を向けるのでは、なんのために特急料金を払ったのかわからなくなってしまう。&lt;br /&gt;
　特急に乗るだったら絶対に禁煙車だと思った。&lt;br /&gt;
　それができないのなら……全車両禁煙の区間快速にのったほうがましだ。&lt;br /&gt;
「いいな、いいな、特急料金を倹約したぶんなにかおいしいもの食べようよ」&lt;br /&gt;
「パパは食べることしか考えていないのね」&lt;br /&gt;
「…………………」&lt;br /&gt;
「わたしは化粧品」&lt;br /&gt;
　そうでしょう。そうでしょう。&lt;br /&gt;
　美智子さんは化粧品のために特急料金を経済とっているのだろう。&lt;br /&gt;
　など邪推する。&lt;br /&gt;
　あのときだって、駅員の意地悪にあった時だって、向かうさきは、麻布十番『フジヤ化粧品店』閉店大安売りだった。&lt;br /&gt;
　美智子さんの学友がやっている店だった。&lt;br /&gt;
　美智子さんがトイレに立った際におとしていったメモ。&lt;br /&gt;
　ＥＸＡＧＴ（医薬部外品）美容液&lt;br /&gt;
　コンセントレートａ３０ｍ２００００円&lt;br /&gt;
　センチュリーエマルジュ１２５ｍｌ　３００００円&lt;br /&gt;
　センチュリーローション&lt;br /&gt;
　１５０ｍｌ　２００００円&lt;br /&gt;
　センチュリークリーム&lt;br /&gt;
　４０ｇ　７００００円&lt;br /&gt;
　ＵＶカット特殊クリーム　５００００円&lt;br /&gt;
　あっちゃ、ためこんでいるんだぁ。&lt;br /&gt;
　こんな金額の化粧品がよく買えますね。&lt;br /&gt;
　だがよくかんがえてみたら、これは美智子さんの願望だとわかった。&lt;br /&gt;
　わるいな。メモとるだけで『高値?』の華、買えるわけがないのだ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　前回、病院に通ったときの記憶をおもいだしながら。&lt;br /&gt;
　巨体をせかせかと美智子さんがいるであろう。&lt;br /&gt;
　タバコ屋さんの角にむかって運んでいた。&lt;br /&gt;
　そのときだ、ふいに尿意がおそってきた。&lt;br /&gt;
　さきほど一滴しかタラアットでなかった恨みをはらさんものと。&lt;br /&gt;
　はげしい報復の尿意がわきあがった。&lt;br /&gt;
　わきあがったところで、どうせまたたいした量はでないだろうとおさえこむ。&lt;br /&gt;
　もうすこしだ。&lt;br /&gt;
　ミチコサンに合流して、駅にいそげばすむことだ……と忍耐をおこたったのがわるかった。&lt;br /&gt;
　携帯がなる。&lt;br /&gt;
　猛禽の叫びのようにけたたましくひびきおもわずとりおとしてしまう。&lt;br /&gt;
　溝にはめこまれた鉄格子のあいだからなんということか落下してしまった。&lt;br /&gt;
　赤いストラップのついた携帯電話が排溝を半ば沈みながら流されていく。&lt;br /&gt;
　ひろいあげる気力もない。&lt;br /&gt;
　こんどはなんの予告もなしに肛門がいたみだす。&lt;br /&gt;
　あまりいきばって尿意をこらえてきたのでイボジがおでましになったのだ。&lt;br /&gt;
　この痛みには記憶がある、まちがいない痔だ。&lt;br /&gt;
　肛門が唇のように腫れあがっているのだろう。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15587400.html</link>
			<pubDate>Mon, 01 Sep 2008 08:08:09 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　９</title>
			<description>　シトシトピッチャン。&lt;br /&gt;
　シトピッチャンとくらあな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そういえば。&lt;br /&gt;
　そういわなくても。&lt;br /&gt;
　拝一刀の中村（萬屋）……ちゃんと萬屋とおぼえているのだ。&lt;br /&gt;
　……錦之介よかったなぁ。&lt;br /&gt;
　『紅孔雀』はまだテレビで放映されているのかな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　シトシトシトと尿の切れがなんともわるい昨今である。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　蚤虱馬の尿(ばり)する枕もと　芭蕉&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　すごい尿の量なのだろうな、馬さんのおしっこは……うらやましいよ。&lt;br /&gt;
　〈翁〉の尿はあいかわらず、なんとも切れがわるい。&lt;br /&gt;
　爽快な排尿感がない。&lt;br /&gt;
　胴垂木の、一刀のきれあじはすごかったな。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ホイ、ワスレテイタ。&lt;br /&gt;
　ケイタイにでなければ。&lt;br /&gt;
　軽快にオシッコがでないかららといって携帯にやつあたりしてもはじまらない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「パパ、あと１５ふんよ。わたしは駅にむかっているわ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　あらあら忘れていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　散歩じゃなかった。&lt;br /&gt;
　美智子さんが忘れ物をして家にもどった。&lt;br /&gt;
　〈翁〉は駅にむかってとぼとぼと歩いていたのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　公園などで道草している時ではなかったのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　尿意がはげしかった。&lt;br /&gt;
　必死に堪えてトイレを探しているうちになにもかも忘却してしまった。&lt;br /&gt;
　忘れさってしまった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ごめんなさい。ゴメンナサイ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だいじょうぶ、時間はまだあるわ。それよりタバコ屋さんの角で待っていて」&lt;br /&gt;
「はいはいはい。わかりました。タバコ屋さんの角ですね」&lt;br /&gt;
　けっしてわかっていない声だ。&lt;br /&gt;
　どうして駅に直行してはいけないのだ。&lt;br /&gt;
「それはね」&lt;br /&gt;
「それはね、見栄はって回り道」&lt;br /&gt;
「ああ、見栄はってね」&lt;br /&gt;
　たったそれだけでこんどは、意味を感知する。&lt;br /&gt;
　５０数年にわたって生活空間を共にしてきている。&lt;br /&gt;
　お互いを知悉している。&lt;br /&gt;
　たのしくなってくる。&lt;br /&gt;
　たいしたものだよな。&lt;br /&gt;
　そのうちに顔をみあわせただけで。&lt;br /&gt;
　すべてを知ることになるだろう。&lt;br /&gt;
　携帯からの息遣いを聞いただけで。&lt;br /&gt;
　互いの心がひびきあう。&lt;br /&gt;
　そしてこれからふたりのあいだに起きることまで。&lt;br /&gt;
　予知できるように――まあ、そこまでいくことはないだろうが。&lt;br /&gt;
　おもしろくなってきたなぁ。&lt;br /&gt;
　これが発展すれば……。&lt;br /&gt;
　擦れ違いざまに。居合い抜きの辻切りみたいに。&lt;br /&gt;
　ひとの思考するところをスパッと理解できるように――なりはしないか？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「そう、見栄はってなの。いますぐいくと特急に間に合うでしょう。それに乗らないで、１０分まって快速に乗るのってみじめじゃない。特急料金１２００円けちっているようで、いやなのよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　みなまでいうな、わかっているよ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　でもそういうのは、倹約というので……。&lt;br /&gt;
　なにも恥ずかしい行為ではないよ。&lt;br /&gt;
　とはいわなかった。&lt;br /&gt;
　せっかくいいご機嫌の美智子さんに。&lt;br /&gt;
　ストレスをかける必要なんてさらさらないもの。&lt;br /&gt;
　……それよりうれしいな、デイト、デイト、美智子さんとデイト。&lt;br /&gt;
　わずかな時間ではあるが、ふたりで街を歩けるのは、うれしいな。&lt;br /&gt;
　うれしいな。&lt;br /&gt;
　特急に乗車したからといって。&lt;br /&gt;
　どうせ北千住到着は１５分くらいしか早くならないのだ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　〈翁〉は癌の　生体検査の結果をきくのが怖いのだ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　腎臓科のＩ先生に診察をうけるのをすこしでも遅くしたいのだ。&lt;br /&gt;
　早く病院につくことはない。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15402467.html</link>
			<pubDate>Fri, 29 Aug 2008 06:59:12 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　８</title>
			<description>Ｏｈ、嫉妬。&lt;br /&gt;
Ｏｈ　ｓｈｉｔ。&lt;br /&gt;
ほんとはクソッタレジジイがいるくらいには見ているのかもしれない。&lt;br /&gt;
そういえば、そういわなくても、山本有三先生はおげんきなのかな。&lt;br /&gt;
しばらくあっていないな。&lt;br /&gt;
わが郷里栃木の大先達だ。&lt;br /&gt;
ナンチュッタッテ文部大臣にまでなった『路傍の石』の大作家だものな。&lt;br /&gt;
これって、やっぱボケ発言だよな。&lt;br /&gt;
わたしの恩師は木村学司先生。その先生が山本有三先生。&lt;br /&gt;
でもね、これはわかるよね。&lt;br /&gt;
つつこみとぼけのボケ、わざとボケテルの。&lt;br /&gt;
安心して。&lt;br /&gt;
真正のボケ症状じゃないからね。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
ｏｈ、ｓｈｉｔ&lt;br /&gt;
〈翁〉は朝食をすませてから散歩にでた。&lt;br /&gt;
街の公園でスケッチブックになにか、絵か文字をかいている老人がいたらそれが〈翁〉だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
かわいそうだよオヤジ刈りおいら刈られる髪もなし。拙作。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
禿げかくしの毛糸の冬帽子が目印だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｏｈ、それ見栄。&lt;br /&gt;
公園を散策している〈翁〉に美智子さんから携帯がかかってきた。&lt;br /&gt;
着メロはゴットファザーだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
翁はおりしも、尿意をもよおし、公衆便所をさがしていた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
なんども利用しているのに木立ちのかげのそのcomfotable　placeがみつからない。&lt;br /&gt;
トイレはいずこ。&lt;br /&gt;
トイレはいずことさがしあぐねていると携帯がなった。&lt;br /&gt;
翁の所在確認の呼びたしだろうとたかをくくってでなかった。&lt;br /&gt;
それよりトイレをさがすのがさきだ。&lt;br /&gt;
モレチャウヨ。&lt;br /&gt;
モレチャウヨ。&lt;br /&gt;
かわいそうだよおいらのパンツ箸でつままれ洗濯機　……畏敬する親友、飯田一男さんの傑作だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
トイレはいずこ、五月の雨でぬかるんだ道をいそぐ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このみちはいつかきた道。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヌカルンデなんかいない。&lt;br /&gt;
アサハルトの道だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
トイレはなんたることか、変質者が出没するので見晴らしのきく公園正門の脇に移築されていた。&lt;br /&gt;
だから、いまジジイが公衆トイレに入ろうとしているところは。&lt;br /&gt;
街の人によって目撃されているはずなのだが、街頭に人影はみあたらない。&lt;br /&gt;
トイレの移転の話はなんどもきかされていた。&lt;br /&gt;
すっかり失念してしまっていたのだ。&lt;br /&gt;
どこにいけばオシッコできるか頭のなかに街のオシッコマップがインプットされているはずなのに。&lt;br /&gt;
場所をおぼえておかなければだめじゃないか。&lt;br /&gt;
あまり自分を責めないで……やっとたどりついたトイレだ。&lt;br /&gt;
トイレはいずこ……バカ、だからぁ、もうさがしあてたから……安心しなさい。&lt;br /&gt;
おまえは、芭蕉じゃない。&lt;br /&gt;
きどるんじゃないチュの。&lt;br /&gt;
さあ、どうぞ……たまっているものを放出しなさいな。&lt;br /&gt;
ところが、尿がでない。&lt;br /&gt;
あんなに、もれるほど膀胱がぱんぱにはっていたというのに。&lt;br /&gt;
さわやかな放出感がないのだ。&lt;br /&gt;
とびちる、波紋のようにひろがる。&lt;br /&gt;
飛沫がたたない。&lt;br /&gt;
わずかに泡立つだけの尿をじっとみつめる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
尿一滴たらし立ち去る翁かな。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
悲しいな。&lt;br /&gt;
悲しいな。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15341771.html</link>
			<pubDate>Thu, 28 Aug 2008 05:45:38 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　７</title>
			<description>年月の風化のあとをきざんだ日本家屋がいたるところで壊された。&lt;br /&gt;
街は構造改革のまっただなかだ。&lt;br /&gt;
色褪せた、いい風味をだしていた板壁がくだかれ灰になった。&lt;br /&gt;
必然的にそうした家の部屋に棲息していた古く懐かしいひとびととの交流もかれらの息遣いもとだえてしまった。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
ああいやだ。&lt;br /&gt;
いやだぁー。&lt;br /&gt;
東京に越したいよ。&lt;br /&gt;
東京に戻りたいよ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
東京にいっちち、といかないもんでしょうかね。&lt;br /&gt;
あれは水原茂だったかな。&lt;br /&gt;
それは巨人軍の監督じゃない。&lt;br /&gt;
なんだかまた混線してきた。&lt;br /&gt;
ボケの谷間だ。&lt;br /&gt;
アタマノナカハマッシロでござりますがな。&lt;br /&gt;
〈翁〉は幸せだと思う。&lt;br /&gt;
蓄えがないぶん、妻の美智子さんも年をたくわえていないから。&lt;br /&gt;
このぶんだとアシコシタタナクなっても世話してもらえるだろう。&lt;br /&gt;
若い女房で、ヨカッタナ。&lt;br /&gt;
巷の若い女はジジイを見ない。&lt;br /&gt;
路傍の石。&lt;br /&gt;
チットモ関心をしめしてくれない。&lt;br /&gt;
さびしいなぁ。&lt;br /&gt;
見られていない。&lt;br /&gt;
視線でとらえる対象物として存在しないということは、存在していないと同じことだ。ジジイがそこにいるのに、視線は透過してしまう。&lt;br /&gt;
あら、ここにだれかいるわ。&lt;br /&gt;
といった目つきだけでもしてくれれば自尊心をきずつけられなくてすむのに。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15332914.html</link>
			<pubDate>Wed, 27 Aug 2008 23:02:31 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　6</title>
			<description>Ｏｈ、嫉妬。&lt;br /&gt;
若さにシット。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
ジジイはおのが能無しぶりを年にかこつけてごまかそうとしている。&lt;br /&gt;
年はとりたくないものだ。&lt;br /&gt;
ジジイは女に無視される。&lt;br /&gt;
道端の石ころを見る目だ。&lt;br /&gt;
悲しいことだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ジジイが美人妻を同伴しているからだ。&lt;br /&gt;
と……思うことにしている。&lt;br /&gt;
思うだけならタダだ。&lt;br /&gt;
そう思わなかったら。&lt;br /&gt;
惨めすぎる。&lt;br /&gt;
年よりだとは、断じて認めたくない。&lt;br /&gt;
ジジイだから誰も関心をもってくれないとは。&lt;br /&gt;
認めたくない。&lt;br /&gt;
ジジイだから黙殺されるとは。&lt;br /&gt;
思いたくないのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ケツしてジジイのためには世の中、心を開いてくれない。&lt;br /&gt;
介護だ、福祉だといっても、タダではない。&lt;br /&gt;
老人がたくわえた幾許かの金を……。&lt;br /&gt;
……死ぬまでにきれいにもぎとろうとしている。&lt;br /&gt;
だけのことだ。&lt;br /&gt;
だいいち、ジシイは年金にはいっていない。&lt;br /&gt;
こうして〈翁〉となったいまも稼がなければならないのだ。&lt;br /&gt;
そうなのだ。&lt;br /&gt;
これでいいのだ。&lt;br /&gt;
どうあがいても、どうともならない。&lt;br /&gt;
どうともならないことで、あがくのはよしましょう。&lt;br /&gt;
このままだとほんとうに老人の干物になってしまう。&lt;br /&gt;
これでいいのだ。&lt;br /&gt;
そのほうがいいのかもれない。&lt;br /&gt;
あこがれの〈叟〉になれるのだから。&lt;br /&gt;
三途の川の渡し賃くらいのこしておかなければ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
ねえ、パパ、がんばっていい小説書いてね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小説ってなんなの。&lt;br /&gt;
お話しの〈筋〉じゃないの。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ああ、おもしろい話し聞かせてよ。&lt;br /&gt;
キカセテチョウダイ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
枯れ葉が落ちる。&lt;br /&gt;
銀杏の葉が落ちる。&lt;br /&gt;
そんな話しを美女の前で話して聞かせるのが……。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
ああ、十銭もらって駄菓子屋に「ちょうだい」ってかけこんだころがなっかしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あなた、話しをほかにそらさないで」&lt;br /&gt;
ロマンチックな話を期待していた美智子さんが半畳をいれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おかあさん、オコズカイ頂戴。&lt;br /&gt;
「ちょうだい」っていうのは女の子みたいだい。&lt;br /&gt;
「おくれ」というのが男だい。&lt;br /&gt;
なんてこといってた。&lt;br /&gt;
餓鬼大将の屋根屋のハッチャン。&lt;br /&gt;
まだ生きてるかな。&lt;br /&gt;
そういえば、むかしは家の近所には駄菓子屋が何軒もあったな。&lt;br /&gt;
まず思いだすのは、北の通りから『あさうらや』のおばちゃん。&lt;br /&gt;
おじいさんがまいにちまいにちまるいだいのうえで背中をまるめてまるいたたき口がひかった木槌でとんとん麻裏をつくっていたな。&lt;br /&gt;
おじいさんは蛇を手掴みにできる特技の持ち主だった。&lt;br /&gt;
隣近所のお上品な奥様や女の子たちが蛇がでて「きゃ、こわい」というと勇躍かけつけ三杯でなかった、手をいっぱいにひろげて蛇の頭と尻尾をおさえこみ三尺九寸はあるべぇと独語してどこかえ捨てにいってくれる。&lt;br /&gt;
ともかく、墓地が直ぐ裏手にあったので蛇はよくでた。&lt;br /&gt;
女たちの悲鳴がひびき、麻裏屋のおじいさんの出番は、勇姿はよく見掛けた。&lt;br /&gt;
なつかしいな。&lt;br /&gt;
つぎが、中道にあった、『おゆき』ばあさんの店。&lt;br /&gt;
ばあさんは「わたしは若いころは雪のように白い餅肌だったんだよ」と若いものが酒の肴に酢イカを買いにいくと、びろんとたれさがったオッパイをみせて、若者を肴にしてからかっていた。&lt;br /&gt;
いつでもお酒がはいっていていた。&lt;br /&gt;
酔っていた。&lt;br /&gt;
電信柱にしがみつくわけにいかないもんね。&lt;br /&gt;
まだまだ男が欲しいよ。&lt;br /&gt;
とうめいていた。&lt;br /&gt;
話題の電柱があったのがこのあたりだ。&lt;br /&gt;
麻裏屋があったのはあのへんだ。&lt;br /&gt;
いまは公園となり下生えの雑草がびっしりとおいしげっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夏草や老いぼれジジイの夢の跡。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、蛇は生き残っているだろうな。&lt;br /&gt;
まあ〈翁〉も幼少のみぎりだったので男が欲しいなどという意味合いは、そのへんのことを理解した記憶はない。&lt;br /&gt;
その意味するところもわからなかった。&lt;br /&gt;
まあ、しかたなかっぺ、吉原の女郎衆だったんだからな。&lt;br /&gt;
と国定忠治の四代目という鳶職のおっちゃんがいつも話しをしめくくる。&lt;br /&gt;
そのへんの淫猥な内容もさっぱりわからなかった。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15222735.html</link>
			<pubDate>Tue, 26 Aug 2008 08:08:54 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　(5)</title>
			<description>　アノトキハツラカッタワ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　どうしてもストンとスイトンを飲み込むことができなかったのだという。&lt;br /&gt;
　スイトンを嚥下できない。&lt;br /&gt;
　円が切り下げになったのをしっている。記憶にある。&lt;br /&gt;
　美智子さんと縁があっていっしょになったが、お幾つなんでしょうね……？？？　&lt;br /&gt;
　あれ、美智子さんの記憶は第二次世界大戦のものではなく、第三次大戦？　&lt;br /&gt;
　そんなのあったのかな……な。&lt;br /&gt;
　だとすれば、美智子さんの話しているのはつい最近のできごとにちがいない。&lt;br /&gt;
　美智子さんの若さを納得できるというものだ。&lt;br /&gt;
　じゃ、おききします。&lt;br /&gt;
　阪神淡路震災の時に長女の祥代に子供がいたのだから、美智子さんの初孫がいた。&lt;br /&gt;
　辻褄があいませんよね。&lt;br /&gt;
　もっとも孫はミイマ、ミチコママとよびかけているからね。&lt;br /&gt;
　あれは美智子さんの子供かな？　そんなバカな。&lt;br /&gt;
　ますます混乱する。&lt;br /&gt;
　支離滅裂。&lt;br /&gt;
　こうして考えが飛躍してしまうのがボケの始まりなのだろうな。&lt;br /&gt;
　ボケルカモシレナイと、意識できるうちはまだだいじょうぶですよ。&lt;br /&gt;
　といわれる。&lt;br /&gt;
　ほんとはボケてしまったほうが、これ天国。&lt;br /&gt;
　なんだろうが、いつになっても頭脳明晰。&lt;br /&gt;
　こまったものだと〈翁〉はさほど困っていない頭でかんがえる。&lt;br /&gt;
　そこで、ジジイとか〈翁〉という一人称代名詞がつかわれることになるのだ。&lt;br /&gt;
　万が一ボケタ時のために伏線をはってジジイジジイというが、ここだけの話し自分では若い気でいる。&lt;br /&gt;
　頭脳明晰。&lt;br /&gt;
　そこでこうして、カナを多用する。&lt;br /&gt;
　できるだけ使うのだって、古い文体と思われたくない願望の現れなのだ。&lt;br /&gt;
　なにせ、テンエジャーが芥川賞をもらうゴジセイだから。&lt;br /&gt;
　そのうち襁褓(むつき　)。&lt;br /&gt;
　おむつのとれない赤ちゃんが直木賞候補くらいにはなるかもしれない。&lt;br /&gt;
　わが家系、孫のアリサとマリナは文才がある。&lt;br /&gt;
　とくにマリナは乳母車のなかで原稿用紙にむかいだした早熟の天才だ。&lt;br /&gt;
　よちよち歩きをはじめたばかりだった。&lt;br /&gt;
　丹念に四百の升目に四百の丸をかいていた。&lt;br /&gt;
　０が升目からはみだしていないのが凄いとみたり、ジジイバカ。&lt;br /&gt;
　乳母車の前に本を積み上げておかないと泣く赤ちゃんだった。&lt;br /&gt;
　はたせるかな、小学校一年生から文才を発揮した。&lt;br /&gt;
　二年生になると童話をかきだした。&lt;br /&gt;
　いまはまだ四年生だがパソコンで凄まじいはやさで文章をたたきだしている。&lt;br /&gt;
　ジジイもまけないぞ。&lt;br /&gt;
　ふたりで競い合おう。&lt;br /&gt;
『孫にひかれて文壇デビュー』という家族小説をジジイはかきだしている。&lt;br /&gt;
　孫がこんなにかわいいとは思わなかった。&lt;br /&gt;
　孫がこんなに頼りになるとは思わなかった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そういいや、むかしのひとはいいことをいったね。&lt;br /&gt;
　ウンチの五合くらい口にはいらなければアカチャンは育てられない。&lt;br /&gt;
　ＯＯＯのカミオシメなんてなかったもんね。&lt;br /&gt;
　ポイステのカミオシメなんてなかったもん。&lt;br /&gt;
　そのうち粗大ゴミのオイラもポイステの運命かな……。&lt;br /&gt;
　いまのうちボケないうちに、うんと毒づとするか……。&lt;br /&gt;
　……ソンソン。&lt;br /&gt;
　ソウダ、そうなのだ、あんたら五合升、木の升だぞ。&lt;br /&gt;
　おそれおおくもかしこくも木製の五合升を見たことがありますかな。&lt;br /&gt;
　むきになって、若ぶるのはやめましょう。&lt;br /&gt;
　ボケ始めなどと自嘲するのはやめましょう。&lt;br /&gt;
　四字熟語も、死語だってもっと再生して使いたいのだが、古色蒼然としたペダンチックといわれたくないから遠慮して使わないのだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15125194.html</link>
			<pubDate>Sun, 24 Aug 2008 17:36:16 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　４</title>
			<description>　生活に張りがでたというか。&lt;br /&gt;
　たとえ、動かすのは手先にすぎないとしても、体を動かすことが、野菜を刻むことに意識を集中するこ　とが、あれほどたのしいとは知らなかった。&lt;br /&gt;
　道具を使うことがあんなに……もう限界だ。オシッコをがまんするために、あいもないことを思い起こ　そうと意識を集中しているのも限界だ。がまんできないよ。&lt;br /&gt;
　限界だ。&lt;br /&gt;
　もうだめだ。&lt;br /&gt;
　ミチコサン、オシッコモレチャウヨ。&lt;br /&gt;
　このへんにコウシュウトイレあったよな。&lt;br /&gt;
　ミチコサン。&lt;br /&gt;
　もうダメ。&lt;br /&gt;
　モレチャウヨ。&lt;br /&gt;
　タスケテ。&lt;br /&gt;
　タスケテ。&lt;br /&gt;
　道を誤った。&lt;br /&gt;
　包丁一本、で、生計をたてることを、板前かコックになることも将来の職業の選択肢としておくべきであったぞよなもし。&lt;br /&gt;
　板前になるべきだった、ぞよなもし。&lt;br /&gt;
　ホウチョウイッポンサラシニマイテタビニデルノモイタバノシュギョウトくらあな。&lt;br /&gt;
　いまからでも、おそくはない。&lt;br /&gt;
　三桁まで生きるとしたら、人生これから、マダマダだぁ。&lt;br /&gt;
　調理人になるべきだった、などとおそすぎる反省などするものではないのだ。&lt;br /&gt;
　いまでは、ありがたいことに、雑念にとらわれると、それこそ……指をきざまないともかぎらないので、平常心で朝からすっきりとした時間を過ごせるようになった。&lt;br /&gt;
　刃物をもったときの緊張感がなんともいえず朝の爽さにマッチする。&lt;br /&gt;
　ただなんとなく、惰性で早起きしていたのに、いまでは習慣となり感性までかわってきた。&lt;br /&gt;
　体を動かす。ということはありがたいものだ。&lt;br /&gt;
　ワープロかパソコンのキーに触れているか。ペンをもっているか。チヨークをもっているか、たいした労働はしたことのなかった手にいまでは包丁をもっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　包丁の重みがたのもしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　包丁一本晒に巻いてとくらぁ、閉じ籠りの陋習からこうしてぬけだすことかできた。&lt;br /&gt;
　気分はルンルン、脇差しを腰に差しているようなアグリッシブルな歩みで街を闊歩する。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　腕におぼえあり。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　なにか悪事でも見たらゆるさない、なんて颯爽たらルンルンきぶんだぁ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　女房ってありがたいもんですな。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　朝、あなたの微笑を見たいたいばかりに、朝餉の食卓にむかう。&lt;br /&gt;
　奇妙に虚飾的な朝のＤＫには和風のおいしそうな匂いの細かい粒子が漂っている。&lt;br /&gt;
「味噌汁おいしいわ」&lt;br /&gt;
〈翁〉は……パパ起きな、などと同居人にいわれたことはない。&lt;br /&gt;
　ともかく、むかしから早起きだった。&lt;br /&gt;
　日本語には。&lt;br /&gt;
　どうしても。&lt;br /&gt;
　老人としての一人称で。&lt;br /&gt;
　気にいって使えるものなどありゃしない。&lt;br /&gt;
　いっそのこと。&lt;br /&gt;
　老いも若きも男も女もアイ、〈Ｉ〉。&lt;br /&gt;
　で、すませられれば。&lt;br /&gt;
　こんなにいいことはないのにな。&lt;br /&gt;
　なにかいい人称代名詞があったらおしえてもらいたい。&lt;br /&gt;
　ボクもワタシもわたくしもダメ。&lt;br /&gt;
　ちょっとわかすぎる派手すぎる感じのひびきだ。&lt;br /&gt;
　俺。&lt;br /&gt;
　なんだか折れと語感がおなじだ。&lt;br /&gt;
　それでなくとも中途挫折の因縁に。&lt;br /&gt;
　とりつかれている身にとっては使いたくない。&lt;br /&gt;
　結局〈翁〉におちつくのだ。&lt;br /&gt;
　おいら（おいも）みたいで、ダメ。&lt;br /&gt;
　おいどん（スイトン）みたいに聞ける。&lt;br /&gt;
　だから駄目だ。&lt;br /&gt;
　そういえば、そういわなくても、ヒラメイタ。&lt;br /&gt;
　なぜスイトンがここでとびたしたかというと、美智子さんが戦時中スイトンがたべられないで悲しかった経験をよく話す。&lt;br /&gt;
　その話しを聞くたびに違和感をおぼえる。&lt;br /&gt;
　あれおかしいよな、永遠の美少女がどうして戦争体験があるの？　&lt;br /&gt;
　ヤッパ惚けの初期症状の現れ……ボケボケが脳血管から漏出、クモマク下出血……ではないのでしょうか。&lt;br /&gt;
　バーコードボケなんていわせない、いやすでにいわれている。&lt;br /&gt;
　バーコードをイメージしてなのか、行数稼ぎが目的なのかわからないが、一行空けの文章をよく書くので……お恥ずかしい。&lt;br /&gt;
　ボケは脳血管だとかクモマク下出血とはかんけいない……ほかになにか……。&lt;br /&gt;
　これはそうそうに、ＴＷＭＵのＫ先生のところにかけこまなければ。バカ。あの先生は腎臓病の先生なの。だいいち、現在はＩ先生におせわになっているのですよ。そしてあの先生たちには、……前立腺肥大で診察してもらった先生だろうがな。&lt;br /&gt;
　ヤッパすこしウロが回ってきたようで……。門外漢が医学のことなんか考えてもどうしょううもないのだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15094084.html</link>
			<pubDate>Sun, 24 Aug 2008 00:48:20 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　３</title>
			<description>　料理教室にかよう金なんかない。&lt;br /&gt;
　ＴＶの料理番組を録画すればいいのだ。&lt;br /&gt;
　それでいいのだ。&lt;br /&gt;
　それをテープがすれきれるほどみれば……。&lt;br /&gt;
　みているうちには……。&lt;br /&gt;
　調理法を覚えられるだろう。&lt;br /&gt;
「パパのつくる味噌汁は絶品だわ。いいにおい」&lt;br /&gt;
　塾の黒板。&lt;br /&gt;
　ワープロ。&lt;br /&gt;
　パソコンに向かうだけの生活。&lt;br /&gt;
　だったのに。&lt;br /&gt;
　朝のひととき。&lt;br /&gt;
　朝食の用意をするだけで。&lt;br /&gt;
　なにか生活感が出てきたようだ。&lt;br /&gt;
〈翁〉は新鮮な喜びにひたっている。&lt;br /&gt;
　ｓｌｏｗ life 　に、たのしみがふえたというものだ。&lt;br /&gt;
　それまでの〈翁〉はただなんとなく。&lt;br /&gt;
　ただなんとなく早起きしていた。&lt;br /&gt;
　そして早朝の散歩に出る。&lt;br /&gt;
　ジョギング。&lt;br /&gt;
　とまではいかないが。&lt;br /&gt;
　体を鍛えるために早脚で歩く。&lt;br /&gt;
　年寄りの冷や水。&lt;br /&gt;
　年寄りの早起き。&lt;br /&gt;
　なんとでもいえ。&lt;br /&gt;
　年寄りの短気は損気になりますよね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ところが、病気をしてからは……。&lt;br /&gt;
　二階の窓からみる朝焼けの美しさに心を奪われたり、それをなんとか……移りゆくもの……陽炎稲妻水の月をなんとか文章にとどめたいなどと考え、ペンをとる。ことはない。ただ……ぼんやりと朝のひとときをすごしてきた。淡い朝焼け色の空がしだいにうすれる。白雲となっていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　むりなことはわかっているのに三階建ての家でも増築すればもっとよくこの天空の美観を見られるぞと、はかない夢に身を委ねるのだった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　金紅色の夕映えもいい。&lt;br /&gt;
　景色にこだわっていれば、この街に住むのもそうわるくはない。&lt;br /&gt;
　スローウライフを満喫できる。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　西川寝具製の２段ベットの上段をとりはずし下段の寝床に足をちぢめている姿は、それこそ『蛸壺やはかなき夢を夏の月』の蛸そっくりではないか。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　このところ抜け毛がひどい。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　インターフェロンも打った。&lt;br /&gt;
　放射線もあてている。&lt;br /&gt;
　それらもろもろの治療がワルサをしているのだ。&lt;br /&gt;
　命とハゲとどちらをとりますか？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そのうちさいごのたのみの毛髪が抜け落ちてしまえば。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　タコ頭だ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　はかない吐かない吐かない、儚、さいごに転換したのが正解、ただしい表記だ。Ｍｒワープロしっかりしてよ。&lt;br /&gt;
　儚夢をかなえるためにこうしてモノローグをつづけているのだから……。&lt;br /&gt;
　まだまだ生きていて小説を書き続けたいのだから……。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　東の野にかぎろひの立つ見え、と謳いだした人麿さんはすごい。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　いま〈翁〉は陽炎の中をさまよっている気分だ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　芭蕉の蛸壺の句碑も、柿本人麿神社も神戸にあった。&lt;br /&gt;
　震災のあと、あのころは祥代は神戸にいたのだったな。&lt;br /&gt;
　とりとめもなく独白がつづいていく。&lt;br /&gt;
　閉じこもり老人はあさから本を読んで……。&lt;br /&gt;
　雑念にとらわれ、読書亡羊のていたらくだった。&lt;br /&gt;
　それが、朝餉の調理をするようになってからは……。&lt;br /&gt;
　がらりと生活が変わった。&lt;br /&gt;
　</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/15043881.html</link>
			<pubDate>Sat, 23 Aug 2008 08:36:12 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>安穏作家　2</title>
			<description>ぼそぼそと絶えず独語していても、だんじて、痴呆ではないぞよなもし。&lt;br /&gt;
ああ、この語尾の感じいいな。&lt;br /&gt;
『坊っちゃん』の道後温泉あたりの会話に似ていないかな。&lt;br /&gt;
駄文を労する身にとっては仕事柄年中閉じ籠り。&lt;br /&gt;
万年ヒキコモリ男。部屋からでることもない。&lt;br /&gt;
外で女をハントする甲斐性もない。&lt;br /&gt;
女っけなしだぁ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これでいいのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よかったのだぁ。&lt;br /&gt;
どこがいいのだ。&lt;br /&gt;
家庭円満なのだ。&lt;br /&gt;
　芭蕉は４０代から自分のことを翁とよびかけていたように記憶する。&lt;br /&gt;
まちがっていたら御免なさい。&lt;br /&gt;
ジジイも自分にむかって〈翁〉とよびかける。&lt;br /&gt;
されば美智子さんは〈嫗(おうな　)〉。&lt;br /&gt;
ジジイは喜の字の祝いまでにはまだ間があるが〈翁〉と自称してもさしつかえないだろう。&lt;br /&gt;
美智子さんはまだ若い。&lt;br /&gt;
〈嫗〉とよぶには哀れである。&lt;br /&gt;
「パパ（美智子さんはジジイを、いまだにパパとよびかける）。パパはやくきてテレビみてよ。……パパのわたしへの幻想がきえるから」&lt;br /&gt;
　おりしも、ＷＯＷＯＷでは。&lt;br /&gt;
『愛しのローズマリー』、グウイネス・パルトロウが特殊メイクで体重１３６ｋｇの巨体に扮したコメデイをやっていた。&lt;br /&gt;
スレンダー美人のＧ・パルトロウが超巨体女性になる。&lt;br /&gt;
話題をよんだ映画だ。&lt;br /&gt;
スリムで知的で美しい理想の彼女の真の姿は……というコピーで人気を博した。&lt;br /&gt;
あの映画だ。&lt;br /&gt;
「わたしは、もう若くも美人でもないのよ。パパにはそう見えるかもしれないけれど、そう見えているなら、ほんとうに嬉しいけれども、わたしはもう若くないのよ」&lt;br /&gt;
　小柄で細身。フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』がここにいると初対面で思ったままで時が止まり、過ぎてきた。&lt;br /&gt;
彼女が時の座標軸に身をおく存在であると思ったことなどは、一度としてない。&lt;br /&gt;
青いターバンの少女ともいわれるあの絵の少女がいまわたしの前にいると陶酔してから時は止まってしまっている。&lt;br /&gt;
　母の病気のため見習いで働いていたテレビ局を休暇をとり、もどったひさしぶりの故郷鹿沼だった。&lt;br /&gt;
剣道の元道場というだけあって檜の分厚い板張の片隅に彼女はふいに現れた。そこだけ、白く霞んで見えた。&lt;br /&gt;
「いやいやまだまだ若いですよ。長女の祥代は『真珠の首飾り』の少女に似ている。次女の理加は『天秤を持つ女』そっくりだ。フェルメールの美少女にかこまれて毎日過ごすことができた。楽しかった」&lt;br /&gt;
「過去形にしないでくださいな。娘たちはお嫁にいきましたが、わたしはここに、パパのそばにいつまでもいますからね」&lt;br /&gt;
「この日々の暮らしが、ゆめまぼろしであるはずがない」&lt;br /&gt;
　白く霞んで見える道場の隅にいた少女はいまは〈翁〉の側にいる。&lt;br /&gt;
　あれ以来、年などとっていない。&lt;br /&gt;
　直射日光にあたるのはお肌の敵と、絶対に紫外線をあびないのが気になるが、皺なし、たるみなし、いまだになめらかな白い肌をしている。&lt;br /&gt;
　Ｏｈ、嫉妬。&lt;br /&gt;
　毎朝。&lt;br /&gt;
美智子さんに飲んでもらう一杯の味噌汁をつくるため。&lt;br /&gt;
早く起きるのだろうか???&lt;br /&gt;
　そんなこと、彼にはわからない。&lt;br /&gt;
ジジイにはババア。&lt;br /&gt;
オニのようなババアのきげんをそこなわないために。&lt;br /&gt;
ババアに叩き起こされたような恐怖から。&lt;br /&gt;
早朝から食事のしたくをするのだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
イヤイヤソレハチガイマス。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だって。&lt;br /&gt;
美智子さんはだんじてババアなどではないからだ。&lt;br /&gt;
そして、彼にとてもやさしいのだから。&lt;br /&gt;
ババババァチョコバー。&lt;br /&gt;
チョコレートはすきな美智子さんではありますが。ハイ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おれと美智子さんだけにしかわからないだろうな。おれが酷使虐待されているように、こんな文章を読んだ他人は思うだろうな」&lt;br /&gt;
「そうよ。やめてよ」&lt;br /&gt;
「美智子さんは、ダンジテババアデハアリマセン」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「だれにいっているの」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ひとりごと、ひとりごと。モノローグですよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　そうなのだ。最近ついたばかりの習慣なのだが。&lt;br /&gt;
なんとなく早く起きる。&lt;br /&gt;
　玉葱を半分だけきざんでおく。&lt;br /&gt;
玉葱はきざんでから、３０分いじょうおいたほうが。&lt;br /&gt;
なんとかいう栄養価がたかまるのだという。&lt;br /&gt;
　人参を賽の目に刻み水をはった鍋にいれる。&lt;br /&gt;
人参はなかなか煮えない。&lt;br /&gt;
　それから。&lt;br /&gt;
南アフリカ産のカボチャをいれ。&lt;br /&gt;
玉葱をいれてから。&lt;br /&gt;
美智子さんに声をかける。&lt;br /&gt;
さいごにに八丁味噌をいれたころになって、さく夜おそくまであれからデカプリオのタイタニックをみていた美智子さんがダイニング・キッチンにおでましになる。&lt;br /&gt;
　美智子さんの微笑みをみたいために。&lt;br /&gt;
まい朝おなじ具の味噌汁をつくる。&lt;br /&gt;
そのうち調理のレパートリーをふやしたいものだ。&lt;br /&gt;
美智子さん専用の献立表でもつくれるようになるまで……。&lt;br /&gt;
つごうによったら料理教室にでもかよおうかな。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ywykj081/14922315.html</link>
			<pubDate>Thu, 21 Aug 2008 10:43:55 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
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