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僕の勤務地は品川で、第1京浜沿いにあるんですが、通勤中にふと思い出しました。
かつてこの近くの交差点で、踊り抜いたお巡りさんがいたことを。
場所は第1京浜と山手通りの交差する交差点。
ここに95年ぐらいから05年まで、混雑する夕方を中心に、交通整理をする老齢の名物お巡りさんがいたんです。
お名前は宮沢恵禧さん。
警視庁品川署交通課の巡査部長さんでした。
このお巡りさんの何が名物かと言えば、踊りながらの交通整理。
単に踊る程度であれば、驚くよりも苦情の対象になるだけなんですが、宮沢さんの真骨頂は大交差点で臨機応変・正確無比な交通整理を、踊りながらすることだったんです。
僕は仕事柄この交差点を良く通り、宮沢さんを度々見ては感心して通りすぎていたんですけど、激しい交通量の6車線同士がぶつかる大交差点で、宮沢さんは信号に合わせて笛をピッピキ吹いているのではなく、混雑状況に応じて赤信号であっても、職権で左折レーンのみ誘導・通行させるなどと言ったあらゆる技を、アドリブの踊りで魅せてくれたんですね。
宮沢さんは写真の通り身なりはきちんとされる方で、きれいな白手袋、反射チョッキはたるませずキチッと着て、外襟も反射チョッキより外に出し、ワイシャツとネクタイもキチッと締めています。
これは普段の日でもそうでした。
プロには独特の余裕があるものですけど、宮沢さんはそれをも超越していたんじゃないでしょうか。
宮沢さんは05年に定年退職をされたそうで、その後の消息は判りませんけれど、あの大交差点で踊りぬいたお体で、きっと元気に生きておられるんじゃないかと思ってます。
かなうなら、あの名捌きを今一度拝見したいですね。
今日は第一京浜から山手通りを曲がって、寄り道をしながら帰ってみます。
宮沢さんの当時のお姿を思い浮かべながら。
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「シェー」しそうに見えますねw
2012/11/25(日) 午後 7:31 [ なべっち ]