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誰がどうみても完敗のなかで、光を見せた。ブラゼルが、ラミレス(巨人)に並ぶ42号ソロ。再び本塁打争いトップとなった。

 「ホームランはよかったけれど、チームの勝利につながらなかったからね」

 試合後は、赤いTシャツに短パンというラフな格好のブラ砲。悔しさからかその服装同様、顔を上気させ、振り返った。

 初回から5点を追う展開で、反撃の太鼓を打ち鳴らした。二回だ。中日・山井の直球をうまくバットに乗せた打球は、大きな弧を描いて左翼席へと吸い込まれた。

 「しっかり振り抜けて、いい角度で上がってくれたよ」

 8月1日に本塁打王争いのトップから陥落。同27日にはラミレスに最大5本差をつけられたが、実に38日ぶりに再び頂きに立った。だが、数字に関心は示さない。あくまで「チームのため」が口癖の助っ人だ。

 ただ、練習時から常に“上”は見ている。バックネット近くで行うティー打撃練習。ボールの下をひたすら叩く。時には空振りもするが、そのネットを超えようかというぐらい打球を上げる。「ホームランバッターは打球が上がらなくなると怖くなる」とは、和田打撃コーチの説明。“精神安定剤的”な調整にこだわりを見せている。

 ただ得点は、このB砲による1点のみ。中日・山井の前に8回11三振。22試合目の対戦にして、阪神戦初勝利を献上してしまった。「(山井からは)ヒットも出たし、手も足も出ないということはなかった」と和田コーチ。次戦での攻略へ、自信を覗かせた。

 「とにかく自分のできる全力で、プレーするだけさ」

 最後に、9日の中日戦(甲子園)に向け締めたブラゼル。その視線は、やはり「上」向きだった。(栃山 直樹)

 http://www.sanspo.com/baseball/images/100909/bsb1009090504008-p2.jpg

「真弓 Tighers ’10」書庫の記事一覧

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ホームランキングを狙うより、チームの優勝が第一だと言う謙虚さは、今の日本人が忘れている心意気だね!!

2010/9/11(土) 午前 9:39 六甲颪亭  虎吉


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