【投手】
(神)岩田、福原、榎田−小宮山、藤井彰 (巨)内海−阿部 【責任投手】 (勝)内海27試合17勝5敗 (敗)福原53試合1勝3敗 【本塁打】 (神) (巨)ラミレス20号ソロ(5回、岩田)、高橋由14号3ラン(10回、榎田) 【戦評】 巨人が2試合連続サヨナラ勝ち。五回にラミレスのソロで先制。1−1の延長十回二死一、二塁で代打高橋が3ランを放った。10回1失点の内海がリーグトップの17勝目。阪神は救援陣が打たれ、このカードは3年連続で五分となった。 自力3位消滅…球児温存で2夜連続の悪夢
確かに失投だ。2ストライクまで追い込みながら、4球目のカットボールが真ん中に甘く入った。ただ、ルーキーばかりを責められない。前夜のサヨナラ負けと違ったのは藤川をマウンドに送り出さなかった点だ。
岩田が9回1失点の力投をみせながら、打線は中4日の内海に147球の完投を許し、「(敗因は)そっちの方やな」と真弓監督。前夜に優勝の可能性が消えた現実に追い打ちをかけるように、自力3位も消滅。指揮官は「いやいや、まだまだ全然」と話したが、ナインの足取りは重かった。(産経新聞)
阪神・岩田、9回1失点も熱投報われず…
降板しても戦いは続いていた。仲間を信じ、ベンチの前列で声をからした。勝利の女神に願いは届かなかった。何度目だろうか。岩田の熱投は、また報われなかった。
「僕も負けられなかった」
今季最後の伝統の一戦にふさわしい投手戦。リーグ1位の17勝目を挙げた内海に勝るとも劣らない快投を演じた。九回一死二塁。サヨナラのピンチで迎えたのは首位打者を争う長野。抜群の制球で追い込んで4球目、内角のスライダーでバットを振らせなかった。捕手の小宮山がガッツポーズを作るベストピッチで見逃し三振。続く阿部も二ゴロに打ち取り、直後の攻撃で代打を送られた。
勝負を分けたのはたった1球だ。四回まで内野ゴロの山。パーフェクトで迎えた五回一死、ラミレスに右翼席へ運ばれた。ボール1個高く入った外角直球。「あれが最後まで響いた」。9回4安打1失点の好投も、勝ちきれなかった。
「気持ちがないと(できない)」
7日の横浜戦(横浜)で完封。125球の熱投から中4日のマウンドに懸けた気合は生半可ではなかった。毎日入念にマッサージを受け、ブルペン入りもせずに全力で調整に努めた。その気持ちをすべて披露したが…。
真弓監督は「岩田は本当にいい投球をしてくれた。(交代は)ちょっと九回で精一杯かなと思った」と労った。援護がなかったことに「もちろん(敗因は)そっちの方やな」と続けた。
好投で負ける。今季を象徴する結末だ。防御率はリーグ5位の2・28で、9勝12敗と負けが大きく先行する。3カ月ぶりの連勝でのぞんだ矢先、大事な一戦で悲劇は繰り返された。3年ぶりの2けた勝利も逃げた。
白星が遠くてもずっと口にしてきた。「やれることをやるしかない」。自力でのCS進出が消滅したいま、いつもと同じ言葉を振り絞った。
「やるしかないです」
背番号21の登板は多くてあと2度。試練を乗り越える。
(安藤 理) |
’11 タイガースの試合の情報
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