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聖地に無言の別れだ。21日の横浜戦。今季の本拠地最終戦で、監督のあいさつはなし。ファンに対して自らの口で何も語らないまま、真弓阪神の幕が引かれる。
球団関係者は、「あすは例年通り、選手や監督、コーチがグラウンドに出て一礼する形になると思います。(監督のスピーチは)ここ数年間行っていないですし、今回もない予定です」と明かした。
過去2年間でそうだったように、3年目も球場内のアナウンスに合わせてグラウンドで頭を下げてベンチ裏に下がる流れだ。監督が口を開く予定はない。
シーズンの全日程(24日、対広島、マツダ)終了後に、正式な退任会見を全日程終了後に行う予定だが、あくまでメディアを通じてのものだ。
今回は過去2年とは意味合いが大きく違う。チームはすでにクライマックス・シリーズ進出の可能性が消え、4位が確定。この日の横浜戦で敗れたため勝ち越しさえもなくなってしまった。
戦力はある。マートンはこの日、2年連続の最多安打を確定的にし、初の首位打者を視界にとらえている。39Sの藤川はセーブ王が事実上決定し、新井は2位の栗原(広島)に3打点差をつけて打点王に最も近い。鳥谷の出塁率は現在リーグトップ。能見も奪三振王を争っており、「6冠」のタイトルホルダーを抱えそうな状況。
選手個人が成績を残している以上、使う側の問題を問われるのだが…。謝罪もなしの「無言退場」は心情的に“ファン無視”と見られても仕方ない。
「(小嶋は)乱れたというか、立ち上がりがよかったんだけど、ボールが先行し始めて、ストライクを取りにいって打たれた。(課題は)制球力でしょうね」
今季2度目の先発となった小嶋が4回5失点でKOされ、3連敗。来年以降の飛躍が期待される左腕に対して言葉を残しただけで、会見は終了した。21日は勝つことができればいいが…。4連敗し“無言の終焉”では、ファンの必死の応援は浮かばれない。(高瀬 悟嗣)
(紙面から)
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真弓 Tighers ’11
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