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「最高です!! 信頼して使ってもらっているので、自分の力を信じて、攻める投球をしようと思っていました。大事な試合と思っていました」
新奪三振マシンは興奮を隠しきれない表情で声を張った。逆転した直後の七回に先発・安藤からバトンを受けた。中村をチェンジアップで3球三振。代打・新田は直球で空を切らせた。田中を遊ゴロに仕留めて、6試合連続無失点。今季6イニングで10K。奪三振率「15」は守護神・球児とまったく同じ数字だ。
「(ブルペンで)球児さんをみたり相手のデータをみたりしています」
今季7試合目の登板。自己最多の45試合に投げた2009年(1勝2敗、防御率3・71)を超えるハイペースだ。和田監督は「流れを断ち切るマウンド姿をみせてくれた。オドオドするところもなくなったし、堂々と投げている」と成長を強調した。開幕日の全体ミーティングで「流れを断ち切って、もってこい!!」とゲキを飛ばしていた。期待に応えているからうれしい。
筒井は自身の奪三振率について「ボールが先行していないのが大きい。真っすぐで腕が振れているので効いていると思います」と分析する。20日からの3連戦に備えてチャートをつけていたDeNA・横山スコアラーはさらに警戒を強めた。
「とにかく低めに集まっています。テークバックが小さいし、タイミングがとりにくい。チェンジアップもよく抜けています。打者からしたら低めの真っすぐ1本か、チェンジアップ1本にしぼるのか迷います。非常にしぼりにくいです」
最速は137キロ。幻惑して三振に斬る。これが筒井躍進の理由だ。
愛媛出身の30歳。ヒーローインタビューでは隣にいたマートンの「オオキニ〜」に合わせ「おおきに!」とちょっぴり恥ずかしそうに叫んだ。遅咲きのセットアッパーが、新七回の男に名乗りを上げた。 (阿部 祐亮)
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