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打線を大幅に改造しても完封負け…。GWにもがき苦しむ和田監督【拡大】 (セ・リーグ、阪神0−4巨人、7回戦、巨人4勝2敗1分、4日、甲子園)浪速の春団治が喝!! 甲子園に戻った阪神は伝統の一戦で今季最少の1安打完封負け。今季6度目のゼロ封負けで2年ぶりの5連敗を喫した。ゴールデンウイーク(GW)に勝てず、初めて借金「1」に転落した和田豊監督(49)は試合後、ザンゲしたが、阪神OB会の川藤幸三会長(62)は「笑え、堂々としろ!!」とゲキを飛ばした。
スコアボードに並んだ9個の「0」と安打数の「1」が、無抵抗にも映る悲惨な敗戦の証明だ。試合後、和田監督は感情を押し殺し、ザンゲした。
「GWにこの試合を楽しみにしてくれたファンの方々に本当に申し訳ない試合。ここをしっかりと乗り越えて、必ずきょうきてくれたファン、マスコミを通じて見てくれているファンもたくさんいるし、1日も早く喜ばせられるようにもっていくことがわれわれの仕事です」
さい配面では思い切り動いた。不振の新井を6番に下げ、4番・金本。だが、決断も打開策には結びつかない。楽しいGWが、虎ナインには…。9連戦の7試合を終え、5敗2分け。延長十一回0−0ドローの1試合を含めて、5試合が無得点という果てしないゼロ地獄だ。
ただ、この惨状をバックネット裏のテレビ放送席で見届けた川藤OB会長は意外にも? 笑い飛ばした。
「何を騒いどるんや。まだ5月やろ。まだ110試合以上残っとる。これが、明日、優勝をかけた大一番やったら、心配もする。でも、見てみろ! 選手は誰も下を向いてへん。全く心配はいらん。選手へ助言? そんなもん、ない。声を掛けるなら『笑え』や。笑って戦えばいい」
“浪速の春団治”は、不安いっぱいの世間の声をバッサリ。OB会長として、負け意識が過剰になることを抑えようとする“親心”も見え隠れした。
もちろん、今季甲子園最多となった4万6838人の大観衆の前で元気なく敗れた虎戦士は、タテジマの先輩としてどこか引っかかったはず。ゆえに“川藤流戦闘術”の伝授も忘れなかった。
「勝つか、負けるか、しかない。ならば負けたって堂々としていればいい。ワシが現役時代、三振してもなぜ、堂々とベンチに下がったか。相手に『アレッ? 俺、抑えたのに、何でアイツは落ちこんでないんや』と思わせ、惑わせるため。忘れてほしくないのは“遊び”の心や」
心にゆとりを持って戦えば、道は開ける!! OB会長のゲキを、選手たちがどう感じるか? GW伝統の一戦第2ラウンド。そろそろ、猛虎のホントの意地が見てみたい。 (上田 雅昭)
(紙面から)
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