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16日からの交流戦でセ・リーグの意地を見せたい和田監督【拡大】 阪神・和田豊監督(49)は14日、日の日本ハム戦(甲子園)から始まる交流戦で虎の意地を見せることを誓った。セ・リーグは交流戦で分が悪いが、坂井信也オーナー(64)=阪神電鉄会長=もダルビッシュ(現レンジャーズ)ら好投手が移籍したことを強調。総年俸で12球団2位となる約32億円軍団の力を見せつける。
やられたら、やり返せ−。それが勝負の鉄則だ。「人気のセ、実力のパ」と言われたのも、いまは昔。その両方がパ・リーグになりつつある。虎がその流れを覆す。
和田監督は「タイガースというよりは、セ・リーグが勝ってない。大きいこというのはやめておくけど、常にそういう気持ちはある」と胸の内を明かした。
2連戦の変則日程。超一流の投手陣が優先的に登板することで、セの打者は苦戦を強いられてきた。阪神はここ3シーズン、交流戦では勝ち越しができていない。セ・リーグとしても、2010年が59勝81敗4分け、11年は57勝78敗9分けと大きく差を開けられてきた。
だが、今季は情勢が違う。大阪市内の電鉄本社で取材に応じた坂井オーナーが、進軍ラッパを鳴らした。
「ダルビッシュがいないし、(腰痛で登録抹消中で通算で2勝3敗と負け越している)マー君とも対戦しないかもしれない。今年はセ・リーグ有利ではないかという感じがあるので、そうなってくれたら」と願いを込めた。阪神に通算5勝2敗、防御率1・55だったダルビッシュは日本ハムから、大リーグ、レンジャーズに移籍。岩隈もマリナーズ、和田もオリオールズへ。杉内とホールトンは同一リーグの巨人のユニホームに変わった。セの打者を苦しめてきたパの好投手は減少。勢力分布図を塗り替えるチャンスだ。
この日、労組プロ野球選手会が年俸調査結果を発表。阪神はオフに大補強した巨人に4年ぶりに1位を明け渡したが、32億9420万円で2位につけた。坂井オーナーは「年俸が高いということは、それだけいい選手が多い。あとは結果だけ」と戦力に自信。和田監督のここまでの戦いぶりにも「ようやってくれていると思う。もっと貯金を増やしてほしい。この調子でがんばってくれたら。引き分けが多かったり、僅差やったり、しんどい試合が多いが、それをよく耐えている」と評価した。
交流戦で優位に星取を進めた球団が、リーグ優勝に近づくのは間違いない。32億円という球団の高額投資に結果で応えたい。和田阪神がセ・リーグのメンツを取り戻す。(山田 結軌)
(紙面から) |
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