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状況に応じた打撃を想定しながら、練習したマートン。イメージトレーニングで交流戦での爆発を誓った【拡大】
 イメトレ打法だ! 阪神のマット・マートン外野手(30)が15日、甲子園での全体練習で、状況を想定したイメージトレをしながら打撃練習を敢行した。和田豊監督(49)から打線のキーマンに指名された3番打者。昨季打率・340と爆発した交流戦での浮上へ準備を整えた。
  ちらつく雨を気にも留めず、バットを振り込んんだ。3番を託される自覚と責任。なんとしても調子を上げる。交流戦に備え、マートンが入念に準備を整えた。
 「シチュエーションを想定して練習したよ。まず、ヒットエンドラン。次はランナー二塁で右方向へ。それからランナー三塁。ゴロを打ったり、外野フライを狙ったり。最後に、自分の思うようにスイング。だからホームランがたくさん出たね。楽しんでやったよ」
 練習後の笑顔が明るい今後を予感させた。キャッチボール、外野ノックを終えると、最初の組でブラゼルと一緒にケージに入り、通常の倍の打ち込みを行った。左右の打撃投手を各5分ずつの計10分を打つところを、片岡打撃コーチのはからいもあり、各10分ずつの計20分へ伸ばした。
 序盤戦34試合で打率・216、0本塁打、12打点。本来の姿とはほど遠い数字が並ぶ。チームは貯金を2つ蓄えているが、和田監督は「ブラ(ゼル)だけではなくて、マートンも含めてこの2人の状態が上がってこないと、打線の流れが本来のものに戻ってこない。この2人がポイント」と期待をかけた。
 その中で、M砲は走者を塁に置いた状況をイメージしたうえで、打撃を確認。和田監督の求める1点を確実に奪いにいく野球を理解し、求められる役割に応える意気込みを行動で示したわけだ。
 昨季の交流戦。虎は10勝14敗の8位で、波に乗りきれなかった。だが、マートンは・340、2本塁打、7打点とチームトップの成績をマーク。ここで一気に調子を上げれば、チームを押し上げることもできる。
 「パ・リーグの投手はストレートでストライクを取りに来る傾向があると思う。セ・リーグはボール球で打ち取りに来るからね。ストライクを打ち損じても、もう一度、勝負してくる。コントロールがアバウトでもね。ときには、それで打てないときもあるけど、そういう勝負の方が好き」
 初戦で対峙する日本ハム・吉川はパの防御率トップ(1・07)の左腕。だが、心も体も準備はできた。あとは本来のマートンに戻るだけだ。(高瀬 悟嗣)
(紙面から)

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