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浅井が八回二死一、二塁で唯一の得点となるタイムリー【拡大】 (セ・パ交流戦、阪神1−4日本ハム、2回戦、日本ハム2勝、17日、甲子園)唯一の光は「6番・浅井」!! 阪神は日本ハムに1−4で敗れ、交流戦連敗スタートで勝率5割に逆戻りとなった。ミスによる失点で主導権を握られ、完封負け寸前の八回二死一、二塁で浅井良外野手(32)が意地の適時打。虎打線も2安打1打点と気を吐いた6番にならい、そろそろ爆発してや!!
日本ハムバッテリーをもっとも苦しめた。つながりを欠いた猛虎打線の中で、浅井が1人、気を吐き続けた。
「その時、その時の役割があるので、打つしかない」
はき出した言葉通り、各打席で役割を果たした。二回一死走者なしの1打席目は、力強く引っ張って左翼フェンス直撃の二塁打。持ち前の思い切りの良さとパンチ力で、チャンスを作った。
六回二死一、二塁では、外角のボール球を見極めて四球を選ぶと、ハイライトは4点を追う八回だ。二死一、二塁から、4番手・宮西の投じたスライダーをたたきつけた。三遊間を破る追撃のタイムリー。完封負けを阻止し、何とか一矢報いた。
今、もっともチームに勢いを与えられる男だろう。開幕当初は捕手2人制を選んだチーム事情から、第3捕手としての役割もあったため、ベンチを温める日々だった。4月26日には2軍戦で1424日ぶりに実戦でマスクもかぶり、もしもの出番に備えた。“黒子役”が続いたが、5月8日の広島戦(新潟)で今季初スタメン出場してから、真価を発揮し続けている。
先発出場した6試合で、19打数5安打。打率こそ・263とそこまで高くはないが、4本の適時打を放ち、計5打点をたたき出す。得点圏打率は、10打数4安打の・400。勝負強さが光っている。
「場面、場面、1打席、1打席を大事にやっている」
めぐってきた出番、チャンスを無駄にはできない。必死の思いと積極的な姿勢が、結果に結びついている。
「思い切りのいいバッターが結果を出している。そういうところを参考にしていかないといけないかな」
和田監督も、他の打者に手本になるとうなずいた。今季初マルチに出場2試合連続のタイムリー。右肩上がりの浅井が頼もしい。交流戦は連敗スタートで貯金はなくなったが、19日には楽天戦(甲子園)が待つ。背番号8の意地に続いていきたい。(高瀬 悟嗣)
(紙面から)
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