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早出で打ち込んだブラゼルだが、スタメン落ちが濃厚【拡大】 打撃不振の阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(32)が19日の楽天戦(甲子園)でスタメン落ちする可能性が高まった。18日、甲子園での全体練習前に志願して、早出特打を敢行したが、打率・198はセ・リーグの規定打席到達者で最下位。左腕・塩見が予告先発されており、関本賢太郎内野手(33)の先発が濃厚だ。
BGMも流れない、静かなグラウンド。選手がウオーミングアップを開始したころ、ブラゼルはバットを振っていた。必死だった。
「自分はうまく結果が出ていないので、打ちたかったんだ」
この2試合は無安打。18日時点で、打率・198はリーグワーストに沈んでいる。自分自身のスイング、タイミングを取り戻そうと、特打を申し出た。
右の打撃投手のみ約30分間。139スイングで12本のオーバーフェンスを打った。しかし、途中ではバットを折ったり、詰まった打球もあるなど思うようにいかない様子も見せた。
19日の先発は左腕・塩見のため、ベンチスタートが濃厚。和田監督は「今のままで打席に入っていても、上がってこないのは確か。やっぱり、方法論というか、やるべきことをやらないと何回立っても一緒だと思う」と話す一方で「マートン、ブラゼルの状態が上がってこないと、チームの状態も上がってこないと思うから。こちらとしたら、(調子を)上げるためにどうしようかを考えていかないと」と復調に願いを込めた。
打撃練習を見守った片岡打撃コーチは「(打つときに)ボールが(体の)中に入りすぎて、力が入る前にバットに当たってしまっている。だからヘッドが効いてこない。自分の思っているより、ポイントを前にして打つように」と技術的な修正点を説明した。
ブラゼルがスタメン落ちする場合は前日(17日)、代打で送り出された関本が三塁で先発し、新井が一塁に回る可能性が高い。チームの浮沈はB砲がカギを握っている。 (山田 結軌)
(紙面から)
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初対戦が多い交流戦。阪神・マートンはデータ収集をキッチリ行い、試合に臨む。「いままで対戦したことがない投手と対戦するときは、データで確認して、どういう形でアウトを取るか見て、それに対してアジャストしないといけない」。相手投手の得意球などを頭に叩き込んでおく。試合中、メモを取る姿がよく見られる助っ人。復習だけでなく、予習にも余念がない。
(紙面から) |
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浅井が八回二死一、二塁で唯一の得点となるタイムリー【拡大】 (セ・パ交流戦、阪神1−4日本ハム、2回戦、日本ハム2勝、17日、甲子園)唯一の光は「6番・浅井」!! 阪神は日本ハムに1−4で敗れ、交流戦連敗スタートで勝率5割に逆戻りとなった。ミスによる失点で主導権を握られ、完封負け寸前の八回二死一、二塁で浅井良外野手(32)が意地の適時打。虎打線も2安打1打点と気を吐いた6番にならい、そろそろ爆発してや!!
日本ハムバッテリーをもっとも苦しめた。つながりを欠いた猛虎打線の中で、浅井が1人、気を吐き続けた。
「その時、その時の役割があるので、打つしかない」
はき出した言葉通り、各打席で役割を果たした。二回一死走者なしの1打席目は、力強く引っ張って左翼フェンス直撃の二塁打。持ち前の思い切りの良さとパンチ力で、チャンスを作った。
六回二死一、二塁では、外角のボール球を見極めて四球を選ぶと、ハイライトは4点を追う八回だ。二死一、二塁から、4番手・宮西の投じたスライダーをたたきつけた。三遊間を破る追撃のタイムリー。完封負けを阻止し、何とか一矢報いた。
今、もっともチームに勢いを与えられる男だろう。開幕当初は捕手2人制を選んだチーム事情から、第3捕手としての役割もあったため、ベンチを温める日々だった。4月26日には2軍戦で1424日ぶりに実戦でマスクもかぶり、もしもの出番に備えた。“黒子役”が続いたが、5月8日の広島戦(新潟)で今季初スタメン出場してから、真価を発揮し続けている。
先発出場した6試合で、19打数5安打。打率こそ・263とそこまで高くはないが、4本の適時打を放ち、計5打点をたたき出す。得点圏打率は、10打数4安打の・400。勝負強さが光っている。
「場面、場面、1打席、1打席を大事にやっている」
めぐってきた出番、チャンスを無駄にはできない。必死の思いと積極的な姿勢が、結果に結びついている。
「思い切りのいいバッターが結果を出している。そういうところを参考にしていかないといけないかな」
和田監督も、他の打者に手本になるとうなずいた。今季初マルチに出場2試合連続のタイムリー。右肩上がりの浅井が頼もしい。交流戦は連敗スタートで貯金はなくなったが、19日には楽天戦(甲子園)が待つ。背番号8の意地に続いていきたい。(高瀬 悟嗣)
(紙面から)
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六回一死一、二塁の場面では二塁悪送球で茫然の表情【拡大】 (セ・パ交流戦、阪神1−4日本ハム、2回戦、日本ハム2勝、17日、甲子園)守っても、打っても…。阪神・ブラゼルが“戦犯”となった。守備のミスが打撃に影響したかと問われた和田監督は、首を横に振った。
「それ(失策)がつながったかは別として、前にもいったように、守備は守備、打席は打席で、気持ちをしっかり切り替えてやらないと。力みとかにつながるのでね」
守備のミスは0−1の六回だ。一死一、二塁で稲葉のボテボテの一ゴロを二塁へ悪送球。白球が左翼へ転がる間に一走・小谷野が生還し、追加点を奪われた。なおも一、三塁。二死としたが、代打・スレッジに2点適時三塁打を浴び、この回だけで3失点だ。B砲の失策が大量失点を招き、均衡した展開を壊した。
「自分のエラー。それだけです」と言い残してロッカーへ消えたブラゼル。打棒で取り返せなかったから、悔しさは倍増する。失策直後の六回二死満塁。一発出れば同点の場面で、空振り三振に倒れた。八回で迎えた次打席は代打に関本を送られ、2打数無安打。6番から2試合ぶりに7番へ降格して迎えた一戦で、結果は出なかった。
得点圏打率は1割5分。好機で“ニオイ”がしない。片岡打撃コーチは「状態が悪いよね」と頭を抱えた。交流戦前には和田監督からマートンとともに打線のキーマンに挙げられたが…。現状打破のカンフル剤として、19日の楽天戦(甲子園)ではスタメン落ちの可能性もある。
「ちょっと(打線は)人見知りが激しい。気持ち的に負けているよね」と指揮官。2010年以来の交流戦2連敗発進で貯金もはき出した。この悪い流れを止めなければズルズルいきかねない。 (恵濃 大輔)
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安藤粘投も…阪神“守乱”で交流戦連敗スタート
六回、悪送球し、しまったという顔の阪神・ブラゼル=甲子園(撮影・中川春佳)【拡大】 (セ・パ交流戦、阪神1−4日本ハム、2回戦、日本ハム2勝、17日、甲子園)阪神は先発・安藤が好投したが、守備のミスが失点につながった。打線もつながりを欠き、日本ハムより多い8安打を放ちながら1得点しかできず、連敗を喫した。
今季復活を遂げた安藤も、日本ハムに飲み込まれた。6回6安打4失点。粘りは見せたが、守備に足を引っ張られ、自責1ながら、3勝目には届かなかった。5月3日の中日戦(ナゴヤドーム)以来中13日でのマウンド。持ち前の制球力を武器にチーム打率12球団トップの日本ハム打線に向かっていった。
ところが三回、悲劇に見舞われた。2本の安打と四球で一死満塁。打席には田中。右腕は外角低めのスライダーで、狙い通り引っかけさせた。打球は二塁の正面へ転がった。難なく二ゴロで併殺…と思われた。これを平野がまさかのファンブル。二塁封殺がやっとで、1点を先制された。
その後は味方の援護を待つも、貧打は前日と同様。すると六回、一死一、二塁のピンチで再び“守乱”に見舞われた。法大の先輩、稲葉を詰まらせてゴロに打ち取るも、今度は一塁手・ブラゼルが二塁へ悪送球。左翼方向へボールは転々、痛恨の2点目を献上した。これで、完全に流れは日本ハムへ。二死一、三塁から代打・スレッジに右中間を真っ二つに破られる2点三塁打を打たれてしまった。
安藤自身は好調でも、打線の援護が無かった。六回二死満塁の好機にブラゼルが空振り三振。八回は3本の安打が出ながら、1得点しかできなかった。
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