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交流戦の先陣を切るスタンリッジ。昨年3勝でチームの勝ち頭【拡大】 交流戦の開幕投手は助っ人に託される。阪神は16日の日本ハム戦(甲子園)、スタンリッジが先発する。「自分としてはいまの状態に満足している。体調も悪くないよ」。甲子園での投手指名練習に参加。ショートダッシュなどで汗を流した右腕は、昨季交流戦で開幕投手に指名され、5試合に登板。3勝1敗、勝率・750と、交流戦中のチーム勝ち頭となった。「稲葉はいい打者だから、自分の投球をして打ち取りたいよ」。初戦を取る。
(紙面から) |
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1回、安打を放つ阪神・平野恵一=横浜スタジアム(撮影・岡田亮二)【拡大】 (セ・リーグ、DeNA3−8阪神、9回戦、4勝4敗1分、13日、横浜)平野が貴重な2得点だ。一回無死一塁で中前にバスターエンドランを決め、チャンスを拡大させた。九回二死一塁でも中前に弾き返した。「メッセンジャーが投げているとき、点がとれない試合が多くて…。『楽に投げさせよう』とミーティングでも言われていた。その通りできてよかったです」。今後の戦いに向けては「優勝するために、交流戦を全部勝つつもりでいきます」と力を込めた。 |
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メッセンジャーは6回7安打3失点の粘投。今季3勝目をあげた【拡大】 (セ・リーグ、DeNA3−8阪神、9回戦、4勝4敗1分、13日、横浜)野球の女神も「母の日」に気分をよくしたのかもしれない。助っ人右腕が微笑んだ。久しぶりの打線の援護に応える粘りの6回3失点。メッセンジャーが、1カ月ぶりに白星をゲットした。
「リードがある中で投げやすかった。できる限り、長いイニングを投げることを意識して投げた」
一回にDeNAの先発・国吉の制球難にも助けられて4得点。二回にも2点をもらった。これまでにないリラックスな状態でマウンドへ。一回から直球は150キロ台を記録し、最速153キロ。力強い真っ直ぐでグイグイ押したが、この日は制球が悪かった。「もっと長く投げたかったけど球数が多くなって自分で自分を苦しめてしまった」。
6回7安打3失点、7奪三振。106球でマウンドを下りた。6回降板は4月4日のヤクルト戦(神宮)の3回KOに次ぐ今季ワースト2位。だが、3失点ながら自責点はゼロ。五回の3失点は一死から打球を処理した新井の一塁悪送球がキッカケ。このあとのピンチで筒香、ラミレスに連続で初球を痛打された。藪投手コーチは「そこは試合が終わってから(本人に)いいました」と説明した。
来日初完封勝利を挙げた4月17日のヤクルト戦(ほっと)以来の3勝目。その間、悲運が続いた。4月24日の広島戦(甲子園)は8回1失点も黒星。同30日の巨人戦(東京D)も7回無失点の好投も0−0で勝ち星はつかず。前回5日の巨人戦(甲子園)も7回2失点で黒星…。この3試合、自らがマウンドに立っているときに味方打線が無得点だった。
「母の日」に嫌な流れが止まった。今年も例年同様、米国の母・キャシーさんに花を贈る。「家に帰ったら、妻ともお祝いをするよ」。ベネッサ夫人にも日頃の支えの感謝を込め、プレゼントを贈るつもりだ。
次は交流戦だ。藪投手コーチは「当然、軸になるだろうね」と期待を込めた。「よくやってきていると思うよ」と自身の投球を振り返ったメッセンジャー。これからも、白星を積み上げていく。 (恵濃 大輔)
(紙面から)
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ブラゼルが一回、2点二塁打。「母の日」に大砲が目覚めた【拡大】 (セ・リーグ、DeNA3−8阪神、9回戦、4勝4敗1分、13日、横浜)マザーに捧げる復活打や!! 阪神は一回、クレイグ・ブラゼル内野手(31)の9試合&30打席ぶりの適時打などで4点を先取し、DeNAに快勝。母の日に合わせて来日したメアリーさん(59)への一打に、もし打てなかったら「お尻をたたかれて、お金も巻き上げられたかも」−。交流戦のキーマンとなるB砲に肝っ玉オカンの出現?だ。
愛する母への感謝の気持ちがバットに伝わった。2点を先取した一回、なおも二死一、三塁の好機。ブラゼルの鼻息は荒くなる。「積極的にいこう」。3球目。高めの釣り球を力でねじ伏せると、鋭い打球は中堅右へ一直線だ。2点二塁打。B砲の快音が交流戦前の最後のゲーム、マザーズ・デイに勝利を呼び込んだ。
「走者がいたしね。ボール球だったけど、いい形で打ててよかった」
嫌な流れを断ち切る一撃だ。DeNAの先発・国吉に金本の押し出しで1点を先制。なおも無死満塁の絶好機に5番・新井が浅い中飛に倒れた。浅井の三ゴロの間に2点目を奪ったが、このまま終わっていれば…。そんな空気を7番に降格した助っ人が一掃した。自身30打席ぶり、5月2日の中日戦(ナゴヤD)から遠ざかっていた適時打だ。
「母は、この世の中で一番大事な人の1人。(勝利を)母に捧げたいよ」
この日は「母の日」。米・アラバマ州から母・メアリーさん(59)が来日した。最愛の母はソフトボール選手で「僕よりいい打者」と笑う。活躍できなかったら…。「お尻をたたかれて、お金も巻き上げられたかも(笑)」。だから、胸を張って出迎えられることがうれしい。「あした(14日)、一緒に買い物に行くよ」。つかの間の休日に親子水入らずの時間を過ごすつもりだ。
結果を求められる戦いは続く。6月上旬に渉外担当が来季の外国人選手の調査で渡米し、ウィリアムス、シーツら駐米スカウトから情報収集する。打率・209、4本塁打、13打点。この数字が上がらなければ…。これもB砲の発奮材料だ。
貯金を「2」として、ここ3年連続で負け越している16日(日本ハム、甲子園)からの交流戦に挑む。「ブラゼルとマートンに調子をあげてもらいたいという気持ちがあった。2人が(打線の)キーになってくる。交流戦は、頑張ってもらいたいね」。和田監督は、力を込めた。
新井がチャンスで打てない…となれば、B砲への期待はますます大きくなる。背番号「67」は高らかに宣言した。
「チームもいい形で交流戦に入っていけると思うんで頑張りたい」
2年前の「母の日」も3安打2本塁打と大暴れした。ベンチに引き揚げる間際に、ピンク色のリストバンド、革手袋をスタンドに投げ入れた様は夕日に照らされ、格好よすぎた。 (小松 真也)
★ピンクのバットでママに感謝
ブラゼルは試合前練習時のマスコットバットの色を、この日だけはピンクにした。「米国ではほぼ全員が試合用のバットをピンクにする。それに後でサインをして、オークションに出して、チャリティーにするんだ。日本もそうしたらいいと思うんだけどね」。日本ではピンクのバットは試合で使用できないため残念そうだった。
(紙面から)
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