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サンケイスポーツ虎番の直撃に答えた藤井彰。死球直後の生々しい様子も明かした【拡大】 阪神・藤井彰人捕手(35)が18日、甲子園での全体練習後、サンケイスポーツ虎番の直撃取材に答えた。4月に左ほおを骨折してからのエピソードも激白。「貯金をして、いい交流戦にしたい」と古巣・楽天との戦いに闘争心を燃やした。 (聞き手・阪神担当キャップ阿部祐亮)
あの激痛から1カ月あまり。藤井彰の左ほおは穏やかさを取り戻したようにみえるが…違った。
「今もまだ歯医者さんに麻酔を打ってもらった感じなんです。野球をすることに影響はまったくありません。でも…食べるときですよね。左で噛むことが、まだできないんです。右ばかり。ビリビリッとしますからね」
4月10日の広島戦(マツダ)で、大竹から顔面に死球を受けた。
「『うわっ、当たった!』って思いました。痛みはあったんですが、筋肉が緊張している状態だったから、そこまでは。『いけます』って周囲に言っていました。球がすぐ下に落ちたとかもわからなかったし、骨が折れているとも思わなかった。開幕前に脇腹を痛めたときに、クソーッって思っていたから、ほんまに悔しかったんです」
食事はどうだったか。
「指1本分も口を開けられなかったですからね。流動食でした。おかゆとかスープとか、やわらかいものを家族に作ってもらって。腹は減るけど、食べられない。体重とかも少し減りました」
1年で2度目の離脱。鳴尾浜でのリハビリ期間中、気がつけばテレビのスイッチを押していた。
「阪神の全試合、見ていました。鳴尾浜→家→ナイター→鳴尾浜の繰り返しでした。痛みはある意味、仕方がない。それ以上に、そこにおれないことが悔しかったです」
奇跡的な回復で5月4日に1軍復帰。19日からの相手は2010年まで在籍した楽天だ。
「機動力もそうですし、こういう球をよく打っているな、という相手のクセもある程度わかっています。能見は普通のピッチングをしてもらえれば。後は足ですね。昔からというか、チャンスがあれば(走る)。(12球団トップの22盗塁、聖沢は)思い切りスタートを切ってくる。能見はスタートを切りにくいし、クイックも速いし、刺せるようにしたいですね」
前カードの日本ハム戦はまさかの連敗。2連戦は、初戦をとるか落とすかで大きく違ってくる。
「まず明日勝つことが目標です。早く切り替えて。僕個人も切り替えて。今、勝率5割ですけど、この交流戦をのっていけるか、のっていけないかでは全然違います。セ・リーグがパに対して分が悪い、といわれてますし、それを覆したい。わずか24試合ですが、そこで貯金をして、いい交流戦にしたいですね」
楽天を知り尽くす“男前”の見せ場がやってきた。
(紙面から) |
和田 Tighers ’12
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初対戦が多い交流戦。阪神・マートンはデータ収集をキッチリ行い、試合に臨む。「いままで対戦したことがない投手と対戦するときは、データで確認して、どういう形でアウトを取るか見て、それに対してアジャストしないといけない」。相手投手の得意球などを頭に叩き込んでおく。試合中、メモを取る姿がよく見られる助っ人。復習だけでなく、予習にも余念がない。
(紙面から) |
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六回一死一、二塁の場面では二塁悪送球で茫然の表情【拡大】 (セ・パ交流戦、阪神1−4日本ハム、2回戦、日本ハム2勝、17日、甲子園)守っても、打っても…。阪神・ブラゼルが“戦犯”となった。守備のミスが打撃に影響したかと問われた和田監督は、首を横に振った。
「それ(失策)がつながったかは別として、前にもいったように、守備は守備、打席は打席で、気持ちをしっかり切り替えてやらないと。力みとかにつながるのでね」
守備のミスは0−1の六回だ。一死一、二塁で稲葉のボテボテの一ゴロを二塁へ悪送球。白球が左翼へ転がる間に一走・小谷野が生還し、追加点を奪われた。なおも一、三塁。二死としたが、代打・スレッジに2点適時三塁打を浴び、この回だけで3失点だ。B砲の失策が大量失点を招き、均衡した展開を壊した。
「自分のエラー。それだけです」と言い残してロッカーへ消えたブラゼル。打棒で取り返せなかったから、悔しさは倍増する。失策直後の六回二死満塁。一発出れば同点の場面で、空振り三振に倒れた。八回で迎えた次打席は代打に関本を送られ、2打数無安打。6番から2試合ぶりに7番へ降格して迎えた一戦で、結果は出なかった。
得点圏打率は1割5分。好機で“ニオイ”がしない。片岡打撃コーチは「状態が悪いよね」と頭を抱えた。交流戦前には和田監督からマートンとともに打線のキーマンに挙げられたが…。現状打破のカンフル剤として、19日の楽天戦(甲子園)ではスタメン落ちの可能性もある。
「ちょっと(打線は)人見知りが激しい。気持ち的に負けているよね」と指揮官。2010年以来の交流戦2連敗発進で貯金もはき出した。この悪い流れを止めなければズルズルいきかねない。 (恵濃 大輔)
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3回、日本ハム・中田翔の適時打で糸井(右)に生還された阪神・スタンリッジ=甲子園(撮影・中川春佳)【拡大】 (セ・パ交流戦、阪神1−3日本ハム、1回戦、日本ハム1勝、16日、甲子園)阪神のスタンリッジは6回2失点で3敗目を喫した。一回、先頭打者本塁打を浴びたが「あれは気にしていない。それより三回の二塁打の方が、悔いが残る」と唇をかんだ。
その三回、1死一塁で中田へのスライダーが抜け、左越えに二塁打されて追加点を与えた。先発の役目は果たしたが「負けが付くのはうれしくない」と肩を落とした。(共同)
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状況に応じた打撃を想定しながら、練習したマートン。イメージトレーニングで交流戦での爆発を誓った【拡大】 イメトレ打法だ! 阪神のマット・マートン外野手(30)が15日、甲子園での全体練習で、状況を想定したイメージトレをしながら打撃練習を敢行した。和田豊監督(49)から打線のキーマンに指名された3番打者。昨季打率・340と爆発した交流戦での浮上へ準備を整えた。
ちらつく雨を気にも留めず、バットを振り込んんだ。3番を託される自覚と責任。なんとしても調子を上げる。交流戦に備え、マートンが入念に準備を整えた。
「シチュエーションを想定して練習したよ。まず、ヒットエンドラン。次はランナー二塁で右方向へ。それからランナー三塁。ゴロを打ったり、外野フライを狙ったり。最後に、自分の思うようにスイング。だからホームランがたくさん出たね。楽しんでやったよ」
練習後の笑顔が明るい今後を予感させた。キャッチボール、外野ノックを終えると、最初の組でブラゼルと一緒にケージに入り、通常の倍の打ち込みを行った。左右の打撃投手を各5分ずつの計10分を打つところを、片岡打撃コーチのはからいもあり、各10分ずつの計20分へ伸ばした。
序盤戦34試合で打率・216、0本塁打、12打点。本来の姿とはほど遠い数字が並ぶ。チームは貯金を2つ蓄えているが、和田監督は「ブラ(ゼル)だけではなくて、マートンも含めてこの2人の状態が上がってこないと、打線の流れが本来のものに戻ってこない。この2人がポイント」と期待をかけた。
その中で、M砲は走者を塁に置いた状況をイメージしたうえで、打撃を確認。和田監督の求める1点を確実に奪いにいく野球を理解し、求められる役割に応える意気込みを行動で示したわけだ。
昨季の交流戦。虎は10勝14敗の8位で、波に乗りきれなかった。だが、マートンは・340、2本塁打、7打点とチームトップの成績をマーク。ここで一気に調子を上げれば、チームを押し上げることもできる。
「パ・リーグの投手はストレートでストライクを取りに来る傾向があると思う。セ・リーグはボール球で打ち取りに来るからね。ストライクを打ち損じても、もう一度、勝負してくる。コントロールがアバウトでもね。ときには、それで打てないときもあるけど、そういう勝負の方が好き」
初戦で対峙する日本ハム・吉川はパの防御率トップ(1・07)の左腕。だが、心も体も準備はできた。あとは本来のマートンに戻るだけだ。(高瀬 悟嗣)
(紙面から)
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