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放課後はそれぞれ、図書室や体育館、グラウンドで下校の放送が流れるまで遊んでいるのが常でした。 下校の放送が流れると、子供たちは学校の前の、横に3人も並べば窮屈になる歩道を歩いて帰るのです。 あの日は曇り空でした。ときたま、ポツリ、ポツリと雨が…。 後方からエンジン音が聞こえてきました。 振り向くとバイクが…。 そして、そのバイクの後ろに、当事とても仲の良かったSくんが…。 Sくんは、クラスのムードメーカー。 そのときのSくんも、満面の笑みで私に手を振っています。 まるで、自分はバイクで帰れるんだゾ、いいだろーとでも言っている様です。 私は、羨ましいなーといった気分で、Sくんを見送ったのでした。 その数秒後です。 前方からざわめきが伝わって来ました。 私の前には上級生も歩いているので、前方で何かあったとは思いますが、状況はわかりません。 私は車道に降り、前の様子を確認すると、な、な、なんと、Sくんが交差点の中央で倒れているではありませんか…。 そして、左側の路肩の下の方からヘルメットをかぶった人が這い上がって来るのが見えました。 私はその状況をみて、交差点を左に曲がろうとしたバイクからSくんが振り落とされたんだと思いました。私も、ビックリ、少し興奮状態です。 Sくんは、ちょうど通りがかった、近所のおじさんの車で病院へ運ばれて行きました。 次の日、私は先生や友達にSくんはバイクから振り落とされたんだよと言って回っている始末…。 ところが、なんだか、皆と話が合わないんです。 皆は、Sくんは、交差点を左右を確認しないで飛び出したところ、バイクにはねられたというのです。 私は納得出来ませんでした。 事実は交差点での飛び出しでした。 事実は、Sくんは私より100メートル程手前の交差点にいて、私が見たバイクにSくんは乗っておらず、その数秒後にそのバイクに轢かれたのでした。 私の見たSくんは、そのとき生き霊だったんです…。 |

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