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夏場はもちろんエアコンの効いた部屋で測定をおこなっておりますが エアコン切って帰ると、立ち上げのときに再びエアコンを入れてから室温が 安定するまでに時間がかかってしまいます。 さらに夜間の長時間測定対策としてですが、 (いかにAT1320Aに温度補償がついていても温度変化は避けたほうがいいに越したことはありません。) こちらを実験中です。 発泡スチロールに凍らしたペットボトルや保冷材、もしくは 容器にいれた氷などをいれて自然落下式のクーラーです。 よく夏場の小動物やネコ対策にも使われます。 右手前に穴を数箇所。 蓋部分にも同じように穴をあけます。 入り口は上、出口は下。 なるほど、冷気がジワッっとでてきます。 流量は入り口の穴で調整したり、逆サーモスタットでファンを制御 してもいいかもしれません。ただなにもつかわなくて安定するなら それにこしたことはないですね。 いまのところですが、 夜、チャンネルチェック用のカリウムと一緒にセットして26.6度(シンチ部) 10時間後氷は全部とけてましたが26.3度(シンチ部)でした。 なかなか良いのではないでしょうか。 今日は凍らしたペットボトルでやってみます。 メーカーでは運用温度は0℃から40℃までということになっていますが 実際の推奨運用温度がどのぐらいなのか、代理店に聞いてみたいと思います。 もちろんバックグラウンドを取得したときの温度との差もある程度重要ではあるでしょう。 ATの温度への強さに甘えることなく温度変化は減らす方向で行きたいとおもいます。 特に検体の温度も重要ですので入れた瞬間に数度変わってしまうのは論外です。 痛みやすいものの測定には悩ましい季節ですね。 追記(2014.8.7) 検体の温度を見るにはこのような非接触温度計が大変便利です。 http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/10995521.html 逆サーモスタット(温度が上がるとON)、USB給電のファン、を購入してみます。 |
遮蔽強化と温度管理
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測定器の温度管理も重要ですが、 検体の温度管理も同じように重要です。 こちらは非接触温度計による測定(玄米) 検体温度が低すぎる為に測定できません。 土壌をすぐに測定したいという方は 室内においておくなどして温度を20℃ほどにしていただけるとありがたいです。 AT1320Aには温度補償もあり、かなりの追従はしてくれるのですが 正確な測定の為、さらには故障のを防ぐ為に、なるべく温度をあわせての処理が好ましいです。 非接触温度計は、このような使い方もできますし たとえば家の揚げ物の油の温度、お茶の温度、 さらには焚き火や薪ストーブの燃焼温度、スモークチップの燃焼温度を測定して 塩化セシウムの融点である645℃を下回るかどうかの判断も可能です。 こちらは手ごろで650℃まで測定可能。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00BQ4ROPI?ie=UTF8&camp=1207&creative=8411&creativeASIN=B00BQ4ROPI&linkCode=shr&tag=keinagaki-22&qid=1392048333&sr=8-7&keywords=%E9%9D%9E%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E3%80%80%E6%B8%A9%E5%BA%A6%E8%A8%88 さらにこちらは900℃まで測定可能となります。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00CPYT30C?ie=UTF8&camp=1207&creative=8411&creativeASIN=B00CPYT30C&linkCode=shr&tag=keinagaki-22&qid=1392048506&sr=8-1&keywords=%E9%9D%9E%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E3%80%80%E6%B8%A9%E5%BA%A6%E8%A8%88%E3%80%80SS900 |
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さて、先日の遮蔽強化後、Cs-137とCs-134の比率や、 アシスタントプログラム(アドフューテック側)のピーク判定がしっかりとしてきたように感じます。 (現在の比率100:55) http://www.kani.com/ycrms/CalcCsWeb/calc0315.html とはいえ2年を迎えますので、これからはCs-134が定量できなくなるパターンも多くなると思います。 |
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今年はCs-134も半分になってしまいます。 新年早々の遮蔽強化です。 横浜市民測定所でも実績のある、こちら TGメタルを注文しました。 (過去記事↓) http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/6065357.html まずは今まで使ってきた簡易鉛遮蔽の筒の底を抜いて通気性を確保しつつ 気休めに0.5mmの銅版(ホームセンターで2000円ほど)を内張りにして鉛に当たったガンマ線が 出すX線対策したいと思います。 金切りはさみで切って内側に入れました。 鉛は1mmが二枚の計2mm TGメタルは10mm厚以上あるので、かなり重い。木枠を作って固定いたします。 底に二枚 側面に二枚ずつ使ってみます。 ↓に写っている四角い鉄の枠はいままで使っていた20mmのもの。 今回ははずすことになりました。 固定しました。これを下部に設置。下部に雑誌などをいれて高さを調整します。 が、これが重くて持ち上がりません。 腰を痛めたくないので、ジャッキを取りに帰りました。下部には20mm厚の鉄板をひいてあります。 遮蔽容器に若干の隙間をあたえつつジャッキアップ。 コードは下へとりまわしつつシンチ下部にさきほどの筒をガムテで固定。 まわりを元通りに水でかこって、先日の保温器も設置。 これでバックグラウンドチェックをしますと 8.77cpsが 7.46cpsにさがりました。 (警告が出て嬉しいこの瞬間) とりあえず下部の遮蔽強化はこれぐらいが現実的にはこれぐらいが限界でしょうか。 cpsは感度にも関係しますので、実際の下限値の変移が重要です。 TGメタルの角角の隙間に縦割りしたTGメタルを入れるのもいいかもしれませんね。 2日かけて54000秒ずつの運用バックグラウンドと参照バックグラウンドを取得します。 その後の下限値は 水1Lにて(密度1) 1800秒 Cs-134 3.06→2.87 Bq/kg Cs-137 3.26→3.03 Bq/kg 5400秒 Cs-134 1.79→1.69 Bq/kg Cs-137 1.92→1.79 Bq/kg と改善されました。(期待通りです) 予算としては25000円ほどあればいいかと思いますので最初が 15.29CPSほどありましたので、外部からの影響が半分になったことになります。 http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/6020201.html |
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冬場、測定を終えて帰りますと、この時期の夜間は気温がかなり下がってしまいます。 そうしますと朝暖房のスイッチを入れて測定開始までの時間に(温度が安定するまで)かなり時間がかかってしまいます(特に下部を遮蔽している場合はもっと時間をとったほうがいいでしょうし…) 夏場は夜はそこまで温度が上がらずに安定していたので、朝エアコンをつけると割と丁度よい状態でした。 実はこの冬場の状況のほうが温度変化が激しいということになります。 もちろんエアコンをつけっぱなしにすればいいのでしょうが、光熱費や安全性を考えるとあまり現実的ではありません。そこで毛布をかけて帰ったり、ダンボールをかぶせたり、などの工夫もされているところがあると聞きましたが、今回はそれに加えてさらに工夫をしてみたいと思います。 現状:朝あわてて校正して測定を続けると温度が5度近く変化する(上がってしまう)ことがある。 温度計を装備して温度補償(スタビライザー)機能のあるAT機でも流石に気持ちのよいものではありません。 (温度補償→自動アンプゲインなどと言う場合もあります) ※ご存知のとおりNaI(ヨウ化ナトリウム)の結晶体は温度にとても影響を受けやすく 測定中に温度がかわってしまいますと、(特に温度補償が無い機種だと)スペクトルが右へ左へずれてしまうのです。それを温度ドリフトといいます。AT機ではカリウムが多い検体を測定する場合はそのピークを参照して自動的に迷子にならないようにソフト側が修正してくれるという話も聞きます。さらに、自然の地面からのK-40もありますが、当測定室のように遮蔽を強化した場合はその副作用としてその天然K-40の影響も少なくなっているので迷子になりやすい状態なのかもしれません。 さらに本国のベラルーシでは出荷前のキャリブレーションを温度20℃湿度66%の環境にて行っているとのこと ですので、なるべくその環境に近づけたほうが、朝のカリウム校正のチャンネルでのズレもなくなってくるのでは? そこで夜間の「保温」(温度恒常化)を行います。設定目標は20℃ 下部は遮蔽してあり、水のペットボトルのダンボールで囲まれていますので、つまりは半チャンバー状態。 ATの遮蔽本体の下部にサーモスタットのセンサーと温度計をはりつけて爬虫類用のサーモと 赤外線ランプ(75W)にて暖めてみます。 下にあるのは20mmの鉄板その上に書籍でのシムさらに鉄板でつくった遮蔽容器。 鉛の筒にてディテクションユニットのはみ出た部分をカバーしてあります。(過去記事参照のこと) 注意するのは、直接暖めるのではなく全体的に満遍なくあたためること。センサーにも直接ライトが あたらないようにします。そして手前にもペットボトルのダンボールを戻し、10cmほど隙間をあけた状態で囲みます。 あまりにも横に隙間がある場合はエアパッキンでもまるめて詰めればいいでしょう。 右の緑色のものがサーモスタットです。内部の温度が高くなると切れ、低くなると点きます。 温度計は湿度も表示可能で、マックスとミニマムの温度をそれぞれ記録しておいてくれます。 (朝温度を確認ができるので大変便利) 校正用の塩化カリウムも冷えているとこの労力が半分無駄になりますので一緒に保温したいと思います。 (冷たいままの校正用カリウムを入れた瞬間に温度が変わってしまうのを避けたい) さらに上部もチャンバー化(ダンボール)しまして、下から上がってくる温風ごとカバーします) もっと全体的に保温したい場合は もっとおおきなダンボールにエアパッキンを内側に貼ってかぶせていくといいかと思います。 この状態で帰ります。 そして朝 デジタル温度計は20℃のままでした。ログをみると最低19.5度、最高22.0度となっておりました。 若干幅があるとは思いましたが、早速校正作業から始めたいと思います。 チャンネルのズレもさほどありません。 温度は目標のぴったり20℃でした。(以前は朝15.5℃など) もちろん長時間測定を含めた測定時にもそのまま使えるかと思います。 しばらくこれで様子を見たいと思います。 現在は正月休みですが、このように保温しておけば、業務開始と同時に測定することができるかと思います。 かかった費用は 爬虫類用サーモ 8500円 クリップ付きランプソケット 1000円 75W爬虫類用赤外線ランプ 1200円 センサー別体デジタル温度計 1200円 ほどでした。 費用対効果は高い? |



