座間放射能測定室

ATOMTEX AT1320A にて測定いたします。046-251-3730 OnTwitter @zamasokutei

茶や飲料の測定

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麦酒(ビール)

麦が汚染されているのなら麦酒はどうなんだろうか?

みなさんの仲にもビールを手にとっては、「うーん」…と気にしている方もいらしゃると思います。

子供は関係ないとはいえ

いつもがんばっている大人たちの、至福のひとときは大事にしたいもの。

こんな世の中ですが、ビールぐらいは心置きなくおいしく飲んでいただきたい。

当測定室に併設のレストランの麦酒(ビール)でもあるので積極的に測定いたします。

(店で使っている生ビール(サッポロ)は以前測定済み、近日中にアップデートいたします)

さて

ドイツの「ビール」の規格にあてはまる原料の(真面目な)ものは、日本のメジャーどころでは

プレミアムモルツとエビスだけです。あとは地ビールでしょうね。

とりあえずエビスを測定したいとおもます。

イメージ 1


正確な測定の為に泡をなくします。(泡があると誤検出やセシウムの比率があやしくなる原因になります)

鍋にて加熱して泡を出し切ります。

イメージ 2


さらに冷ましてから測定となります。

さて

結果はこちらです。

イメージ 3


エビスビール350ml缶 製造12年6月下GF
座間放射能測定室AT1320Aにて43200秒測定( Cs-137検出下限値0.82Bq/kg)結果NDとなりました。
 

さらにこちらも真面目な麦酒です。

イメージ 4


銀河高原ビール350ml缶 消費13.02.下
座間放射能測定室AT1320Aにて10800秒測定( Cs-137検出下限値1.38Bq/kg)結果NDとなりました。


どちらも現時点ではOKかと思います。

測定も本来はメーカーへの聞き取り調査も平行して行わないと意味が半減します。

原料の年度切り替え時期は押さえておきたいところでしょう。(こちらも後日調査いたします)

酒とくれば・・・

たばこは?という方も絶対にいるでしょうね

タバコなんて放射能を気にする以前の問題。吸わなければいい!

ともいえます。

が、まわりで吸われてしまい、煙が気になる、という方も多いとも思いますので…

JTの測定によると

基準値(100Bq/kg)を下回ったそうです。

http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_494425

瓦礫と一緒で、燃やすとどうなるのか?はみなさんのご存知のとおりでしょう。

噂によると喫煙室の線量は回りよりも高い、との報告もあったりしますので

そのうち是非確かめてみたいと思います。



2012年8月23日追記
【銀河高原ビール放射能検査の問い合わせ回答】(ボランティア測定員さんの問い合わせ)
http://www.gingakogenbeer.com/(銀河高原ビール放射能へのとりくみをクリック)
http://www.gingakogenbeer.com/popup/radioactivity/index.html
現在、醸造に使用している原料は、前回検査した収穫年度の原料でございます。
切り替わり時に検査を実施しホームページ上に情報を公開いたします。
次回の切り替わり時期は12月〜1月を予定しております。
また「今後、切り替わり時だけでなく定期的に公表出来る社内体制の整備をしております。
検査頻度等を増やして行く予定ですので、ご安心頂きます様お願い申し上げます。」とのことで、とても信頼できる企業姿勢だと感じました。

【サッポロビール(エビス)の回答】(同じくボランティア測定員さんの問い合わせ)
○工場ごとにゲルマで自社測定
○政府の基準値の1/5を検出限界値としている(下限値?)
(水:合算2Bq/kg 他原料:20Bq/kg)
○原料産地 麦芽:8〜9割 フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリア
1〜2割 日本(北海道、埼玉、栃木)
ホップ:ドイツ、チェコ、NZ、北海道、青森、岩手(大麦2011年6月収穫 ホップ2011年9月収穫)
水:各工場水源が異なる
○製造工場 T:北海道 N:宮城 L:千葉 Y:静岡
かなり詳細におしえていただきました。非常にオープンな感じで好印象。



※放射能測定での数値は絶対値ではありません。機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、
あくまでも参考値としてご活用ください。この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。また、不検出でも今回の測定が永続的な安全を保障するものでもありません。

今回は福島県以外のストレート果汁の飲料になります。

左は真面目につくっているももジュース。成城石井でも売っております。

右のみかんジュースは神奈川県内のスーパーなどでも良く見かけるもの。

イメージ 1


測定結果

山形のももジュースです  http://t.co/mbwEYy6 
神奈川のみかんジュース http://t.co/P8EcQfD

イメージ 2


イメージ 3


(両アイテムとも国の基準値を大きく下回ります)

ただ飲料(水やお茶は10Bq/kg)なのに対して、こちらは一般食品の100Bq/kgとなっておりますので

水やお茶代わりにみかんジュースを飲んでいる人も少ないでしょうが、その差10倍の開きには若干の

違和感を感じる方も多いのではないでしょうか?

さて考察です

神奈川のみかんは過去の結果からも、ある程度は出るとは思っておりましたがやはり高め。

山形のももジュースからの検出には若干ショックです。

(さくらんぼからはでていた例はあり)

となると

同メーカーの洋梨のジュースはどうなのだろうか?と疑問に思います。(年度は両方とも2011年)

http://www.ym-foods.co.jp/goods/daihyou/index.html

さっそく成城石井にて買ってきていただきました。(感謝) 量は若干すくなく 一缶160g

味はなかなかのものです。是非冷やしていただきたいですね。

イメージ 4


結果はこちらです。
https://docs.google.com/open?id=0B3YNvqHlgJrDcmJKOGdIRTNvajQ

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検出となりました。

(国の基準値を大きく下回ります)

メーカーさんは真摯な電話対応で、測定内容やこれからについてもお話していただいたそうです。

去年収穫のものに関しては下限値が10Bq/kgでのゲルマニウム半導体検出器での測定だったそうです。

(不検出になりますね)

今年からは下限値を下げて、1〜2Bq/kgほどまでにしていただけるとのこと。

今後に期待したいと思います。

さて

果樹はこれからも注意が必要です。

Cs-134はどんどん少なくなっていくとはいえ、これから数年かけて

根の深さまでに表土からセシウムが浸透していくことがこれからも予想されるからです。

こちらは福島の果樹農家にくばられているチェックリストです。

「原子力災害に関する野菜・果樹の技術対策」 福島県農林水産部

http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/kenkyuukaihatu/gijyutsufukyuu/06ganba_joho/future-32checksheetH240730.pdf

福島だけではなく、すべての果樹農家さんに是非みていただきたく思います。



※放射能測定での数値は絶対値ではありません。機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、
あくまでも参考値としてご活用ください。この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。また、不検出でも今回の測定が永続的な安全を保障するものでもありません。

麦茶


麦茶の測定です。

まずお知らせしますと

こちらは最近原材料の年度が切り替わりました

(切り替え以前の測定ではNDとなっておりました)

ここ最近の大豆加工食品、小麦粉、大麦、すべてに言えますが、年度の切り替え時期の確認が重要です。

こちらの麦茶を、以前の緑茶と同じように、煮出したあとにどのように数字が推移するかを検証いたします。

(こちらの検証は測定員Yさんの申し出と協力によるものです…感謝)


イメージ 1

まずは右がわ、煮出す前の麦茶そのものを測定します。(左は煮出し後再び乾燥させたもの)

(14400秒)

イメージ 2

合算で 13.5±2.98Bq/kg セシウム比も現実的な数値です。

次に、煮出し後、です。外袋の説明によると70gの麦茶で1.2Lの水にて煮出すとのことです。

マリネリに入る分の534gに合致する割合の水にて、

さらに伝統的技法であるヤカンにて煮出しいたします。

(やかんで3分煮出し30分放置、その後、茶漉しにて濾過。
煮出し方はパッケージの説明通り、濾し方は近所の幼稚園のやり方とのこと)

その後、

麦茶の麦を煮出す前の重量になるまで乾燥いたします。

そちらの結果(2013年度産となっているのは2011年度産の打ち込みミスです。明日修正します・・・)

イメージ 3

9.61±3.07Bq/kg 

どうやらいくぶん飲用の麦茶のほうへ流れたようです。

どの程度移行したのかざっと計算してみましょう。

〇煮出前 13.5±2.98Bq/kg は 0.945Bq/70g (1.2L分)
〇煮出後 9.61±3.07Bq/kg は 0.6727Bq/70g (1.2L分)
〇その差 0.945-0.673=0.272Bq/70g (1.2L分)
〇1L分(1kg)に直すと 約0.23Bq/kg が移行した分 (期待値)

つまり 1リットルあたり0.23Bq が期待値となります。

イメージ 4

早速測定してみます。

・・・当然下限値以下になると思いますので定量はできないのは理解した上で

どの程度の数字が「見える」かの実験となります。

すると

3時間を超えたあたりからちらほら

イメージ 5

134は見えませんね。カンニング済みなので薄まってはいるものの

「はいっている」のは明らかなので、誤検出ではありません。

もちろんこの時点では検出下限値を検出値が下回っていますので「検出」とはなりません。

スペクトルもかなり微妙な感じですが、バックグラウンドと比べるとわずかながらに違いがあります。

緑のラインの部分が662KeVです。黄色が測定しているスペクトル、赤がバックグラウンド

K-40もほとんどないので、そのコンプトンの影響も見えません。

イメージ 6

「ゲルマで測ればいい、こんな汚いスペクトル!」という方もいると思いますが

NaIシンチでどこまで見えるか?が問題なのでそれはまた別の機会に議論しましょう。

12時間測定後の結果です。(43200秒)

イメージ 7

なんと137だけ定量してしまいました。

「検出」となります。0.99±0.51Bq/kg

期待値の 0.23Bq/kgよりは大きな数字となりますが、なんらかは入っているということになります。

不確かさもありますので 0.99±0.51の範囲に真の値がある確率が(信頼水準である)95パーセント。

差し引き側で(都合が良いですが)考えると下は 0.48 上は 1.5 (Bq/kg) ということです。

「こんな誤差みたいな数字」という方もおられるでしょうね。

とはいえこれが検証です。

緑茶の場合は2500Bq/kgのものでも飲用にしたときには30Bq/kgほどでしたので移行率はざっくり言って
1/100でした。

麦茶や、数10Bq/kgほどの低め汚染の茶葉は、また違う移行率となるようです。

もちろん濾過に使う茶こしのメッシュも影響するでしょう。

この検証を見て、安心する人もいれば、それでも不安という方もいるでしょう。

それはそれぞれだと思います。

(子供も麦茶が好きな子は一日数リットル飲むかもしれません)

みなさんの参考になれば幸いです。

追試として、半分の量の水で煮出したら(倍の量の麦で煮出したら)どうなるか?ということも考えました。

それは定量できなかったときの手段だったのですが、134も見えるようになるかの検証にもなりますね。



※放射能測定での数値は絶対値ではありません。機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、
あくまでも参考値としてご活用ください。この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。また、不検出でも今回の測定が永続的な安全を保障するものでもありません。





ほうじ茶


幼稚園で飲んでいるとのことです。

ほうじ茶

パックなのでマリネリに入れるのが大変です。

イメージ 1

夏場の湿度が高いにもかかわらず、静電気がすごいことに

これは冬場はイヤですね・・・

イメージ 2

結果は

不検出でした。(ただロットがばらばらです)

(密度が低いので14400秒(4時間)測定しました)

それでも下限値は合算で5Bq/kgほど

とはいえメーカーの検査は

当社の放射性物質対策について(更新)

http://www.itoen.co.jp/info_03/120330/

ゲルマにて飲料状態、(10Bq/kg以下の基準値のもの)

NaIシンチにて乾燥状態、(100Bq/kg以下の基準値のもの)

ただ、検出下限がいくつなのか、さらにはいくつまで使うのか、国の基準に準拠するのか?

などちょっとそのあたりの情報がなく不透明です。

まあ、茶葉でいえば茶葉からお茶へ移行するのがほぼ百分の一ですから、そのあたりを考慮すると

茶葉をNaIシンチにて測定後にどうするか?と、うまく使い道を分けることもできそうです。

(ある程度の汚染の茶菜でも飲料状態での検出はゲルマでも難しいでしょう)

とはいえ、緑茶の粉茶や抹茶、抹茶をつかった食品には引き続き注意が必要かと思います。

行政でも現在の測定はゲルマで「飲料状態」を測定したものです。

基準値が10Bq/kg(飲料水)に下がりますが、それを差し引いても飲料状態にしたほうがいい

という計算をよくわかっていますね・・・

ちなみにその飲料状態にするときのろ過は私達が良く使う急須ではなく

40メッシュの濾し器だそうです。

お茶の世界もいろいろと小賢しいですね。 

http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha12.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/88078c51c56b498d49257a31000ad1d5?OpenDocument

飲料状態での検出はほぼなくなるとは思いますが (特にペットボトルなど)

お茶を入れる場合は細かいメッシュの急須や茶漉しをつかう

抹茶や粉茶(よく回転すし屋などにある)は避ける

などの工夫をしたほうがいいと思います。



24年度産の茶葉


前々回は去年(23年度産)の茶葉(乾燥)とそれで淹れたお茶を測定いたしました。

内容はこちら

http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/5313474.html

結局 2500Bq/kgの茶葉から淹れたお茶への移行はおよそですが

1/100となったわけです。

さて、そうなると

今年の新茶がきになるところです。

本日場所は違うのですが、静岡の御殿場の非流通品の生の茶葉を測定いたしました。

検体の提供者さまに許可を得た上でのご報告です。

イメージ 1

生の茶葉です。こちらをさらにフードプロセッサーを使って細かくいたしました。

イメージ 2

足柄茶などの情報を見ると、汚染もかなり控えめだったので、直接マリネリに。

(微妙な数値をみたいのでポリ袋は使いませんでした)

結果は

イメージ 3



イメージ 4

となりました。

合算で7.37±2.91Bq/kg

※K-40が多いのと検体密度が若干低いのもあってCs-134の値がそのコンプトンの校正で過剰に引かれている
きもいたします。

これを製茶してある程度kgあたりのBq数があがっても

その茶葉で淹れたお茶から(見える)数字が出ることはないでしょう。

私は安心いたしました。

やはり去年は特別な事例だったのでしょう・・・ 葉面から降ってきたセシウムをそのまま吸収したのです。

ただ、引き続き抹茶には気をつけたいところです。


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