孤独なけものの部屋

稚拙であっても表現者でありたい。あり続けたい…

創作小説準備頁

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ここで発表する予定の創作小説を、ひょんなことから本格応募することに… ってことで作った書庫ですが、
提出をしちゃった後は結果発表まで放置状態になってます。

→それがなぜか今は、
行きがかり上書き始めたお遊びの二次 創 作小説掲載場に成り果てています(笑)
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「もし JIN−仁 が現代のメイドカフェにタイムスリップしたら〜」 の設定で、
はうはうしくしく さんと共に無責任に書きなぐる、いわゆる二次 創作(妄想小説)コラボ企画です。
 前回分はここ・はうさんち  → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/52040434.html
さあついに… ついにこれで終わるのか…

長らくのお目汚し、大変失礼いたしました。最後はちょとマジメにシメます… ってカンジの第32回目。
半ば強引だけど、これが 最終回 です。。



非常階段を落ちていったはずの4人が叩きつけられたのは仁友堂の門前。
(なんて都合がいいんでしょ!)

ちょうど使いに出るところだったチョンガー・山田さんは、
抱えていた包みをその場に落とし、暫く立ったまま気を失うこととあいなった。

「?? …山田先生、どうなさいました?」
玄関先まで見送りに出ていた咲は、門を出たところで固まっている山田さんに声をかけたが、
返事をしない背中を不審に思い、草履をつっかけ、急ぎ門前へと走る。


「…!! 福田さん、八木さん、横松さん、みんな来て下さいっ!!!」

すぐに仁友堂は大騒ぎになった。 気絶していた山田センセも、咲の声で目が覚めた。

「こ、こ、こ… 」

「山田先生、鶏みたいに鳴いてないで、早く四人を手術室へ!」

「は… は、は、はいっっ!」

血まみれで折り重なって現れた西郷、佐分利、しめこみにエプロン一つをまとった龍馬、
そして奇妙な衣装を身につけた仁を、仁友堂の人たちみんなで手分けして手術室へ運び込む。

四人の怪我の程度をサッと見渡した気丈な武家の娘、勉強熱心な医者の卵、そして恋する女でもある咲は、
必要になりそうな道具をテキパキと揃え、大量の湯を沸かし始めた。

「いったいどうしてこんな事に…」
デカ過ぎて移動が一番最後になった西郷どんを四人がかりで運び込んだ後、福田さんは呟いた。
四人とも気絶しているので、話を聞くことは出来ない。

「分かりません。でも今は、そんなことより怪我の手当てを…」

意識が無いということは共通しているが、怪我の程度はバラバラだった。
見たところ一番軽傷なのは、元々頑丈そうな西郷。次は佐分利。

半 裸…というか、ほとんどハ ダカに近い龍馬はかなりな傷を負っていた。
そして一番重傷に見えたのは、おかしな格好をしている仁だった。

「ああ、こんな時、いったいどうすればいいの?」
執刀医師の仁が倒れ、一番弟子の佐分利も倒れた今、なんとかメスを握ることが出来るのは咲だけ。
でも、これまでは助手としてしか手術に立ち会ってこなかった。
他の3人はともかく、重傷の仁の手当てをたった一人で行なう自信は無い。

そして咲はその場に膝をつき、仁の耳元で大声で叫ぶ。
「先生、南方先生、起きてください、どうすればいいのか、教えてくださいっ!」

仁友堂に試練の時が訪れたのだ。

やがて…


仁の頬を叩きながら…、泣きながら叫び続ける咲の耳に、一つの声が届く。
それは記憶の中から聞こえたのかもしれない。

「神は、乗り越えられる試練しか与えない」


咲は立ち上がり、用意しておいた手術着に手をかけた。 もう泣いていない。

「処置を… 手術を…始めます。 …山田先生、助手を お願いします… 」



       *

       *

       *

       *

       *



  遠く、潮騒の音が聞こえている -------



まぶたの向うの柔らかな日差しに誘われ、仁はそっと目を開けた。
そこはひと気の無い静かな、見知らぬ浜辺だった。

ゆっくりと起き上がり、その場に座ったまま辺りを見渡す。
それから、自分が着物を着ており、身体のどこにも怪我をしていないことを確認した。
見覚えのないこの場所にいることもだが、そのことにも違和感を覚えた。

「なんで… 確か 私は… 」


「ようよう目ぇが醒めたかえ、しぇんしぇい」
仁の少し後ろであぐらをかき、右手に猪口を掲げた癖っ毛の男が声をかけてきた。

「 ? …ここは…どこですか? 私たち、なんでここに…」

「なんち…言うて… ここがどこかが分からんち、言うがかえ? ほがーに酔ったがなが?」
眉を上げ、口を尖らせ、オーバーに驚いた表情をしてみせた男は、
そう言った後でイタズラっぽくニヤリと笑った。

「いえ、酔ってなんか…いま せんよ 」
言いながら仁は、例の頭痛が消えていることに今更ながら気付いた。

「ほうか? なら、まぁだ酒が足りんのじゃ。こっちへ来てちっくと飲みいーや」
こっちへ来て… と言った男は、言外に自ら仁に にじり寄り、無理やり猪口を手渡し、徳利の酒を注いだ。

「なんだか前にも、こんなことがあったような、なかったような…
これは夢? 夢の中なのか? それともこれが現実で、これまでのことが夢だったのか?… 」

でも、陽を受けて光る波頭は、ぼんやりとゆらめく陽炎のように穏やかで、
その様子を眺めていると、 「なぜ今ここにいるのか」 、 「さっきまで自分はどこでどうしていたのか」
…と、そんなことを考えるのは、どうでもいい事のように思えてくる。


暫く沈黙が続いた。

イメージ 1



「しぇんしぇ、こん世界は広い…海のようじゃ。幾つも名前があるようやけど、結局は一つに繋がっちゅう」
仁には この男が何を言おうとしているのかまだ分からない。 でも、黙って耳を傾けた。

「…での、人間はさしずめ、こん浜石のようじゃ。 とりどりの色、形、大きさ。
一口に 石 言うても… ちっくと似てるもんはあろうけんど、てきぶっちゅう(同じ)もんは二つと無い」

そう言われて仁は気が付いた。 二人が座っているところは砂地だが、
海へ続く浜は、青、緑、赤、白、黒… 5色の石に覆われている。

「潮が満ちる度、嵐が来る度に、この石らぁは、波にころころと転がされる。
明日はどこに置かれるか… 赤石の隣ぃか、黒石の下敷きぃか… 誰にも分からん。
これが神様のしわざっちゅうなら、せんばん気まぐれな神様じゃ。
どうこうしようと、しっかと考えてしちゅう事とは思えん。そう思いやーせんか 」

海を見つめたまま一人でぽつぽつと語り続けた男は、
大きくため息をついた後、猪口の酒をあおった。

「神の…しわざ…」
仁は、男の言った言葉を確かめるように呟いた。

特に意志を持たぬように思える波に、くるくると並べ変えられる石たち。
その結果現れる色模様… その風景… 
それもまた、二度と同じものが描かれることはないだろう。

「確かに、人間社会と似ているな…」 と、仁は思った。
一つ一つ… いや、一人一人には、それぞれ個性がある。 そして、集団の中で何かしらかの役割を果たす。
でも組み合わせが変われば、元々の個性は変わらずとも、新しい配置の中でその役割は変わる。

その変化は小さいかもしれないし、大きいかもしれない。
「役割」 は、さしずめ 「運命」 というところだろう。
そして、 「役割」 が大きいか小さいかは…  「運命」 の振幅幅が大きいか小さいかは、
それぞれの個性だけではなく、その配置によって変わってゆくのだ。

ただ、実際の所、人間は石じゃない。自分の意思で動く。
見えざる者…気まぐれな神によって決められた配置の中で、自分の運命と抗おうとする者もいる。

人間一人一人が自分の意思で動き、影響しあい、どのような未来を作っていくのか…
それは、配置を決めた神にも、分かってないんではないのか。
その偶然が生み出す模様を… その結果を… 楽しむために、
神は気まぐれに石たちを動かしているんではないのか…

そう… まるで、万華鏡を回すように…

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「…ええ、そうですね。私もそう思います。 …龍馬さん 」

仁はそう言って、隣に座る男の名を呼び、微笑みかけた。





  おわり。

 

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「もし JIN−仁 が現代のメイドカフェにタイムスリップしたら〜」 の設定で、
はうはうしくしく さんと共に無責任に書きなぐる、いわゆる二次 創作(妄想小説)コラボ企画です。
 前回分はここ・はうさんち  → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/52017098.html
自分ひとりの妄想世界遊戯から、西郷どんと佐分利センセ、そして龍馬を巻き込んで、
ついに禁断の世界へ落ちるのか…。 もうこれぢゃぁ放送出来ませんっ=3 ってカンジの 第30回目です。



「彰義隊のうろつく上野の森へ、キケンを侵して出向いたのも…、そうしてここへ通い詰めたのも、
きっとこんオナゴと出会うためじゃったに違おらん。こや おいどんの運命なのでごわす!」

「今まで地味ぃ〜に、医術修得… と富くじにのみ気持を集中してきたわてやけど、
今はこの人が欲しい〜ちゅーワケや。 たまらなく欲しい〜ちゅーワケや… 負けへんで〜!! 」

暗い火花を散らす西郷どんと佐分利センセ。
そして、その二人にしなをつくり、流し目を送り、誘惑する JIN。

「しぇんしぇは やはり、おなごン娘の格好をするんが好きじゃったがだな…」

龍馬は、目の前で起こっていることが信じられない思いだった。
西郷と佐分利が、どうやら 仁をホンモノのメイドさんだと思っているらしいことは、
隠し切れない…いや、お互いにあえて隠そうともしない、そのギラギラした目で分かった。
でも龍馬は、中身が 仁 だと知っている。

「しぇんしぇ、そりゃないぞな…」

実は密かにJINに思いを寄せていた龍馬は切ない気持になった。

「これまでわしは、しぇんしぇの気持を確かめようと、話をする時に必要以上に顔を近付けたり、
両の肩を大げさに抱いたり、膝の上に跨ったり、押し倒して懇願したり してきた。
吉原に連れて行ったがも、言いくるめて手を繋いで、恋人同士のように歩いてみたかったがだ。
でも しぇんしぇは色よい…嬉しい反応を返しちゃくれなかった… 
それでわしゃ、諦めようとしたがだ。 それながに…」

長崎まで自分を追いかけてきてくれた仁が、出会いしな、いつもの暑苦しい笑顔で強く抱きしめてきた時も、
海援隊の仕事に没頭する事で苦しい恋に終止符を打とうとしていて、喜びよりは戸惑いの方が大きかった。

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カフェでリーマンに 「衆 道 のほうは…」 と 男同士の 愛には興味ないそぶりをした時も、
そっと仁の顔色を伺っていた龍馬。 切なくも健気な男心がここにあった。

「わしゃ、一体どうしたら えいがだ…」 と、
二匹のオオカミに愛する仁を奪われそうになっているこの状況を前に、深く、孤独に、苦悩する龍馬。


そんなこととはつゆ知らず、仁は、二人のうちのドッチが自分を奪ってくれるの♪ かを想像して、
ドーパミンとかエンドルフィンとかとは別の物質を噴出しはじめた。

…そう、 「フェロ モン」 だ。
二人のオオカミは、仁のフェロ モンシャワーを浴びて、なお一層 目を血走らせる…

腕力には自信の無い佐分利だったが、
オムライス腑分け中に駆けつけたため、その手には メス ならぬ ナイフ が握られていた。

だが、そんなものに怯むような西郷どんではない。
どっからでもかかって来い! と言わんばかりに仁王立ちしたまま睨みつける。
このままでは流 血の惨 事が展開されるかもしれない。 ああ困った、困った、 困ったね。

でも仁は、別の理由で困っていた。

自分を手に入れるために、二人の男が戦う…。 そんな様子を見たいとも思ったが、
「なんだったら二人いっしょに責めて貰ってもいいんだけどな ♪」と、胸の奥で呟き、
どうすれば良いか、どうされたいか決めかねて、切なく火照る乙女仕様の胸を抱きしめていた。

そんな仁の 「女心」 を見抜いたのか、メイ…ではない、バニーの AKI は言った。
「じゃぁ〜、ルーレットで決めませんかぁ〜」

一同の視線が バニー・AKI に集まる。
男たち3.5人分の視線を浴びた AKI は、反射的に 「だっちゅーの!」 のポーズを取った。

だが、その ふっくら・もちもち・プリンプリン♪ した AKI の谷間を見ても、
西郷、佐分利の気持はメイド・JINからぶれる事は無かった。

そして龍馬も…


続く…

 

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「もし JIN−仁 が現代のメイドカフェにタイムスリップしたら〜」 の設定で、
はうはうしくしく さんと共に無責任に書きなぐる、いわゆる二次 創作(妄想小説)コラボ企画です。
 前回分はここ・はうさんち  → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/52001886.html
メイドカフェから逃れようともがいていた筈が、いつの間にか仁は、自らの妄想世界へ嵌る… 落ちる…
「パラレルワールド」 って言っても、ここまで分裂させていいのか?…ってカンジの 第28回目です。

少々お待たせしたので、夏休み特大号だぞ ♪ (←長いってだけ。…ってか、誰も待ってないし…)
 
 
 
AKI さんのメイド服は、ティファニー・ブルーを少し薄くしたような水色のワンピースだった。
そこへ、レースとフリルで可愛く飾り付けした真っ白なエプロンを着ける。
 
「ああ、これだ、私が求めていたものは…」 と、鏡の中の姿を見て思わず目を潤ませる。
 
「さ、ご主人様、一旦イスにお座りになって。次はこれを…」 と、メイド USAKO が手にしたのは、
ガーター部分にフリルをあしらった、これまた真っ白なニーハイソックス。
 
勧められた猫足チェアーに腰をおろすも、感激に打ち震えるヒザをなだめるのに苦労する仁。
 
「うふふ…。ご主人様、よほど嬉しいんでございますね。指が震えておいでですわ。
それではレースに爪を引っ掛けてしまいます。しかたがありません、私がお手伝いしますわ ♪」
USAKO は、イスに腰掛けた仁の前に跪き、自分の膝の上に仁の右足を乗せた。
 
足の裏で感じる USAKO の膝の暖かさ、弾力ある肉の感 触 …
仁の意識は再びトリップしそうになったが、ここで気を失っては完成した姿を見られなくなる。
仁は、剥 き出しになっている自分の太 も もをツネることで、なんとか持ち堪えた。
 
仁のそんな様子を上目遣いで見やり、口元に微笑を浮かべる USAKO。
膝に乗せた仁の爪先から、ゆっくりと…じわじわと… ニーソを履かせていく…
 
USAKO の、仁の肌に触れるか触れぬかの指が…、 やわやわとくすぐるような指が…、
足先からふくらはぎへ…膝へ…と、這い登ってくる。

そして膝を超え、さらに上へ…
仁は歓喜の叫び声をあげようとする口を両手で力いっぱい押さえた。

しかし、声は力ずくで押し留める事に成功しても、抑えきれないのが腰のもの。
洗濯のためにしめこみを外され、いまやノー○ン状態。 もはや抑えが効かない。

両手が口へ回っている隙に、のびのびと…
USAKO の手が近付くにつれ、その 「猛り」 はいよいよ高まってゆく…
 
「ああ、もうちょっと、もうすこし…、USAKOさん、もうすこし… ♪」
 
だが、仁の欲望をあざ笑うように、 USAKO の手は頂上からずっと手前で止まってしまう。
ニーソは、仁の膝上15cm程の地点で終わってしまったからだ。
 
「ううう… これでは生殺だ。それなのにこれをもう一回、左足でも味あわねばならぬのか…」
 
これも神が用意した試練なのかと、身体の火照りが今や Max となった仁は嘆く。
ニーソがあと10cm長ければ、この世界は変わったであろうに… と。
 
そして、左足が試練に向かう時、いっそ失神してしまえればと思った。
が、二度目は少々慣れてしまったのか、自失するほどの快感は覚えなかった。
期待が大きすぎたためなのか、落胆が大きすぎたためなのか… 
そう考えると、仁は己のM気質を、感情のふり幅が大きい事を、いっそ恨めしく思った。
 
だかしかし、仁の悶々とは関係なく メイド・USAKO の手によるお着替えは着々と進み、
メイドさんコスの特徴的アイテム、フリフリ付きカチューシャを頭に着けてもらい、
ついに 「メイド・JIN」 が完成した。
 
「さ、ご主人様、出来ましてよ ♪」 と、満足げに微笑みかけるメイド・USAKO 。
 
その声で我に返り、足元を見下ろすと、純白のニーソに覆われる自分の足が見える。
ゆるゆると立ち上がり、少女のようにときめく胸を切なく抑え、再び鏡の前へ進む。
 
「ああ、これが…私。新しい…私。 …なんて かわいい… 」
 
頭の中で感嘆の声を上げる仁。
水色のコスチュームは、あのワンダーランドの少女のようにも見える。
 
「これならきっと、咲さんに気に入ってもらえるはず。
いや、これなら、おいらん道中のために目一杯着飾った野風さんにも、負けないかもしれない… 」
二人の顔を懐かしく思い出せば、自然に涙が零れ落ちた。
 

「ねぁ、しぇんしぇ… 」
それまで黙って見ていた龍馬がおずおずと声をかけてきた。
 
「わしゃ、しぇんしぇは、ほがな格好をするがが恥ずかしいと思っちゅう…と、そう思ってたんじゃ。
そやき わしゃ、しぇんしぇ1人にほがな格好をさせられん、わしも付き合おうと…思ったがやけど、
もいかして… 嬉しいん…なが? おなごン娘の格好するのんが…しぇんしぇは 好きなんなが?」
 
龍馬は、仁が着物を汚し、おかしな服に着替える羽目になったのは自分のせいなので、
申し訳なさから自分も付き合おうと考え、自らしめこみ一つ残してハダカになり、
ロッカーに残っていた非番のメイドさんのエプロンを借りて、身につけていたのだ。
 
だが、仁が嬉々としてお着替えする様を側で見ていて…
その興奮をも目の当たりに目撃して…
紅潮した頬と、だらしなく歪む目じり、口元を見続けていて…
自分の危惧がいらぬ事であったのかと知るショックよりも、
なんだか取り残されたような気がして、ひどく寂しい思いをしていた。
 
「わしを置いていかきおせ…」
 
悲しそうな龍馬の瞳を見て我に帰る仁。
 

「医は仁術」 の 「仁」 の字を名前に頂いたこの私が、
己の欲望追求にば かり夢中になり、かけがえのない友の存在を忘れ去ろうとしていた…
あああ、仁よ、それでいいのか? 仁!、 仁!、 仁!…
 
頭の中で己の名前を連呼する仁。 ふと、あることに気がついた。
「ん?、仁…という字は、にんべん に漢数字の 二 。 つまり 二人 …と いうことだな… 」
 
二人か… と、たった今 懇願されたのにもかかわらず、龍馬を置いて一人感慨にふける仁。
 
「二人と言うのは、自分と… 咲さんとか野風さんとかではなく、
ましてや USAKO さんでも ドロンジョ 様でもなく、龍馬さん…なのではないか?」
なにしろ龍馬さんは、顔面地図の持ち主なのだ。
 
「龍馬さん、私は…」 
龍馬の肩に両手を掛け、つくづく顔を見つめる仁。
 
しかし仁は次の言葉を告げられなかった。 そして天秤は再び 「欲望」 の方へ傾く。
龍馬の肩越しに、バニー・コスの AKI さんの姿を見たからだ。

AKIさんは、懐から取り出した懐中時計を見て、店外へいそいそと駆け出した。
 
「ああ、ウサギが… 逃げる!」
 
AKI さんが頭に着けたバニーの耳がピョコピョコ揺れ、
「早く! 早く! 」と、仁を誘っているように見えた。
 
「行かなきゃ! だって私、アリスだもン ♪」
 
そのまま龍馬の手を取り強引に引っ張って行く。USAKO さんが呼び止める声も耳に入らない。
仁はそのままの勢いで、 AKI さんの向かった非常階段へ続く扉を目指した。
 
そして扉を開けた瞬間、信じられない光景が目の前に広がっていた。
 
「はぁ〜い、いらっしゃいませ〜。」
 
AKIさんの隣には、ルーレット式のダーツの的が立っていた。
「飛び降りる前に、コレ、やっていってね ♪」 と、手渡された一本の矢。
 
ダーツのマス目には数字が書かれているのだが、
それぞれには恐ろしい試練が割り振られているという…
 

…続く。
 
 

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「もし JIN−仁が現代のメイドカフェにタイムスリップしたら〜」 の設定で、
はうはうしくしく さんと共に無責任に書きなぐる、いわゆる二次 創作(妄想小説)コラボ企画。

最初は はうさん独特のウィットに富む 創作ショートストーリーとして、
不定期にぽつぽつ書いていたものだったんですが、
いつの間にか…というか、あれよあれよという間に、まんまとラッコを巻き込んでくれてました。(笑)


いよいよ最終回の足音が近くに聞こえてきた今、はうさんが「総集編」書を書いてくれている。
なのでラッコは、これまで書きなぐった記事の インデクス を作ってみた。

イメージ 1



[1] JINータイムスリップでメイドカフェへ飛ぶ
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51802552.html

[2] JIN−龍馬さんとメイドカフェにて、その後
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51816163.html

[3] JIN−仁と龍馬アキバのメイドカフェで
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51864620.html

[4] JIN−仁に再びタイムスリップはおきるのか〜
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51870598.html

◆ここまでは 「はうはうしくしく」 さん が単独で書いてました。
  この先は交代で書いてまして、偶数番が 「はうはうしくしく」 さん、奇数番が 「西のラッコ」 です。。
  (はうさん、ラッコを巻き込もうと思いついたのは いつ頃なの?)


[5] JIN−仁、注文に迷う姿はカッコ悪いぞ!〜
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/10870071.html

[6] JIN−どうする仁、残された時間はごく僅か
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51879942.html

[7] JIN−仁、恥ずかしがらずにやったんさい。
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/10904636.html

[8] タイムスリップは入り口と出口だけじゃなかった
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51888268.html

[9] JIN−仁、突如現れた二人から解決の糸口をつかめるか?
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/10927203.html

[10] JIN−仁、新たなる試練の始まり
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51898403.html

[11] JIN−仁、迷っているうちにも事態は変化するのだゾ!
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/10973156.html

[12] JIN−仁、与えられたのは試練だけではなかった
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51907040.html

[13] JIN−仁、佐分利センセの件はどないするねん!
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/10997755.html

[14] JIN−仁、うまい話に気をつけて
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51913269.html

[15] JIN−仁、希望と絶望のはざ間に揺れる。
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/11033722.html

[16] JIN−仁、いいことが起きたのか
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51923815.html


◆ここです。このヘンからなんだかヘンになってきたのです内容が… ( ~ _ ~ ; )


[17] JIN−仁、どうしてそうマイナス思考なのだ。
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/11059893.html

[18] JIN−先生おたわむれはお止め下さい。
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51929342.html

[19] JIN−仁、龍馬、戻って来い!ソッチはR指定だ!!
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/11126917.html


◆さいしょは、 「仁と龍馬のメイドカフェ♪」 …な 話だったはずなのに、
 もうとどめようも無く…  あ・や・う・い 世界に オチてイったのです。。 ( T _ T )


[20] JIN−仁、夏の盛りの思い出作り
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51950839.html

[21] JIN−仁、龍馬を置き去りに1人禁 断の世界へトリップ。
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/11200377.html

[22] JIN−仁、硬く突っ張ったものを隠して
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51962841.html

[23] JIN−仁、外した布で白旗かかげろ!
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/11228483.html

[24] JIN−仁がJINでなくなりつつあるよ
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51971791.html

[25] JIN−仁、迷子のお呼び出しに応えろ!
   → http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/11307750.html

[26] JIN−仁、混乱の収束に向けて
   → http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51988233.html


 
いや〜。。しょもない話をよくも書き続けたもんですわ。(泣笑)

お互いに、他の記事の合間にパラパラ書いてるんで、
それを拾って インデクス 作るだけで大変ですた=3

総集編を除けば、 [26] が 現在の最新号なんですが、これがなんと、
はうさんの幾度もの努力にもかかわらず、なんとしても新着にのらない。


  とうとう…  

    ヤ●ー に削除されたのだろうか… ( ~ _ ~ ; )





そんな困難(?)もありながら、

   恥を捨て…、

      命を削り…、 

         ギリギリなカンジで 連載チュウです。。


 

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「相関図ジェネレーター」 なるものを見つけた。
 → http://genzu.net/sokan/

「この相関図ジェネレータを使えば、予想される人間関係の相 関 図を作成することができます」
…と、なっていたので、「まったくもうっ!」 って感じになってきた、妄 想 コラボ小説登場人物の、
それぞれの関係を、いま一度整理してみようと、…やってみた。

  【ルール】… 参加(?)人数は2〜5人。人物名はすべて 「かな」 か 「カナ」 で入力してね♪

  【連載中の妄想小説】 はうさんち→ http://blogs.yahoo.co.jp/yuusya62000/51988233.html
                ラッコんち→ http://blogs.yahoo.co.jp/zan81848/11307750.html
                 ※「うさこ」って誰? と思った人は読んでみて♪



イメージ 1



う〜む…、仁と佐分利は、師弟関係を超えて親友にまでなっていたのか…

う〜む…、西郷と佐分利は、こっそり 友だちになっていたのか…

う〜む…、仁も龍馬もうさこに片思いなのに、うさこは単なる友だちと思ってるのか…

う〜む…、でも、カフェに通い詰めてるらしい西郷は、二人よりかは進展しているのか…

う〜む…、それなのに佐分利とうさこはコンビ組んでるのか…

う〜む…、西郷と龍馬が、互いに「いか がわしい」と思っているのは、やはり例のあの娘のことで…

う〜む…、龍馬と佐分利は、誰を盗聴しているのだ???

う〜む…、仁と西郷は…「タイムスリップ仲間」???


それにしても…



南方 仁(受)←坂本龍馬(攻) って…

腐女子を喜ばせすぎ〜(爆=3)





    【追記】 役者名でもやってみた。(「うさこ」さんはそれを 芸名 と解す。)

イメージ 2

       どのみち… (爆=3)

 

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