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あぁ、何をしていても上の空。 心は彼の地、地平線の果ての果て。 草原から、砂漠から、なかなかこちらに帰ってこれてません。 なんなんだろうか、この異様な心持・・・ 胸が騒ぐ。 頬が紅潮する。 すべてがキラキラとして見える。 って、あ。。。 長らく彼氏ができないから、ウイグルに擬似恋愛? イタイわ・・・そうじゃないよ、たぶん。。。 中国国内旅行しても 建築物とか、お寺(特に道教関係)とか見ても そんなにテンションあがらなかったけど ウイグルの自然は衝撃だった。 あんなところに自分が立っていたこと そこで日常を送ってる人がいるということ また行きたくて、会いたくて、すぐには叶わなくて 涙が出てきます。 目の前に続く道の先は点に集約されるだけの地平線 窓の外には連なる山、草原、岩肌、砂漠。。。 大地と風と少しの雨だけが作りあげた景色が永遠と思われる距離を ただ、ひたすら。ある意味、一途。 威圧的な強さじゃなくて 優しく、やわらかく、赦すように広がっている。 「みなさんの一部にしてもらえませんか、もしよければ?」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10月4日。 ブルジュンを早朝出発。 窓ガラスにフラッシュが反射・・・写真機はうまく使いこなせません。 ブルジュンから200kmほど。 今回の旅行の最大の目的地、カナス(ハナス)湖に到着!!! カザフスタン、ロシア、モンゴルの境にある湖。 とても寒いとこにありますので、私の装備はこんな感じ。 甘粛省の夏河チベット自治州で買ったコート。 裏地はもこもこ羊の毛。 獣臭さ満点だけど、ものすごいあったかい。 中はチュニック1枚で十分です。 帽子は日本で500円。安っ! 厚手のタイツに靴下、ジーンズを履いてます。 靴は革のハイスニーカータイプ。中は薄く起毛。 どんだけ寒いのさ。 この出で立ち。 私「すみません、写真撮ってください。」 観光客「・・・(なんだよ、この一瞬の間は?)あ、いいよ。いいカメラだね。」 私「どうも。ソニーのなんです。」 観光客「で、あなたチベット族だよね?」 私「日本人です。」 観光客「冗談だろー!ありえへんやろー!」 私「いや、ほんまに。」 観光客「(写真撮った後に仲間たちと)うそだよなー絶対。」 そんな感じでした。 その後、道行く人に「チベット族、チベット族」と。 光栄です。 カナス湖。。。 天池なんて目じゃない。 ここは。 畏怖と畏敬。 湖だけど結構激流。 みんなが岩をぴょんぴょん飛び越え 湖の真ん中で写真を撮ります。 「私も、私も〜」 って。あは。 バランス崩して、湖へ・・・ 右足、びちゃびちゃになりました。。。 よりによって、この極寒の地で。 けど、案外寒くなかったなー。 麻痺してた?の、かな? 湖畔を行き、バスに乗り換え『観魚亭』と呼ばれる絶景ポイントを目指す。 途中からは自身の足で上る。 途中でも、十分キレイ。 トワ族の夏のおうち。 冬場は寒いので街におりていく。 私たちが行ったときも半分くらいは無人だったように思う。 紅葉と 空と 全てが奇跡のように美しくて あまり現実に目の前にひろがる風景に思えなかった。 メトロポリタンミュージアムって子供向けの歌で 「大好きな絵の中に、閉じ込められた。」って歌詞があったけど まさにそんな様子。 礼賛のことばしか出てこない。 標高2,480m。観魚亭に到着。 絶景、むしろ唖然。 飛び降りたくなる。 ここの景色と夜明けの砂漠の景色が頭から離れない。 地球からこの場所が消えませんように。 私は何をすればいいですか? 溶けたいなぁ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 感傷的に抒情的に、終わらせてくれないのがこの旅行。 宿に着く。 やど? ほへ? コンクリートの塊を、コンクリートで仕切ったみたいな・・・ 部屋が小動物臭い・・・ (Yさん曰く「これは死んだ鼠の臭い」) トイレが一回流したっきり水がたまらない・・・ お湯を温水機でためないといけない・・・ なにより、なんで床がすでにべちゃべちゃ? ちょっと厳しかったねー。 臭いさえなけりゃまだ大丈夫ったんだけど 床に散乱してる使用済みティッシュと綿棒にはさすがにまいった。 別室の友人の部屋もひどかったようで 「とりあえず、モンゴリアンダオヨウにクレームを・・・」 ところが、ダオヨウと宿のおばちゃんが何やらもめてる。 おばちゃん「なんで外国人いるって言ったのよ。」 ダオヨウ 「てか、公安がどこに泊まるのって聞いただけだよ。」 おばちゃん「馬鹿だねー!そんな場所言ったら公安が検査しに来るに決まってるじゃないか!」 ダオヨウ 「そんな・・・どうしよう。。。」 つまりはこういうこと。 中国では外人が泊まれない場所が結構ある。 地域として外国人が入れないというわけではなく ホテルのレベル(下であればあるほど)外国人は泊まれない。 今回私たちは中国国内向けツアーに参加したため 中国人OK外国人NOの安宿を自動的に準備されてたのである。 にも関わらず、ダオヨウが素直に公安に言っちゃった。 これは・・・チャンス!!! うちら 「ここ外国人泊まれないの?だったら私たち別のとこ泊まるよ!」 ダオヨウ「いや、泊まれないってことはないんだ・・・」 うちら 「いや、はっきし言ってここには泊まりたくない。」 ダオヨウ「ごめん、言ってる意味がわからないよ。(←はっきりティンブドンて言いおった)」 うちら 「お金を出していいから他のホテル用意しろ。」 ダオヨウ「えっと・・・」 とか、やりとりしてたらオバちゃんが公安に対しての根回しを すでに終了していた・・・残念。 うちら 「けど、公安が検査に来たらどうするわけ?」 ダオヨウ「・・・(真顔で)君は『チベット族です』って言って。」 うち 「ありえへんやろ!!!もっとややこしなるわ!!!」 ダオヨウ「大丈夫!君の服装と中国語ならなんとかなる!!!」 ならんわ。 ほとほと疲れきって食堂に向かう。 ダオヨウとそのお友達のツアー参加者たちは楽しげに円卓を囲んでいる。 うちらは各自一杯の牛肉面。と炒菜。 円卓にはどんどん料理が出される。 ていうか、宿のおばちゃんも一緒に円卓囲んでる。 いろいろ負の感情がMAXになりつつあったそのとき。 ・・・ふわり。 背中に・・・猫が・・・・・飛び乗ってきた。 もう一度。 背 中 に 猫 が 飛 び 乗 っ て き た ! ! ! ! ! 鼠臭さの次は猫かぁぁぁっっっっ!!! もう、ねぇ、小動物嫌いなんですよ。怖いんですよ。 疲労と寒さと空腹ピークなんですよ。 「牛肉面(早く持ってこいやぁぁぁっ)!!!!!」と食堂のおやじに叫んだら なぜかダオヨウが厨房に入っていった。 もう、好きにせい。 とりあえず、お腹だけは満たされたので、いったん鼠臭い部屋へ戻る。 「横になりたい・・・。」とはらりとめくったベッドの中から ・・・ぶ〜ん。 ベッドから・・・ハエが・・・・・飛んできた。 もう一度。 ベ ッ ド か ら ハ エ が 飛 ん で き た ! ! ! ! ! ていうか枕にすでに髪の毛ついてるんはなんでやぁぁぁっっっっ!!! 切なくなったので友人と連れ立ち、宿の外を徘徊する。 「きっといい宿があるに違いない。見つけたらそこに泊まろう。」 けっこういい宿がたくさんある。 きっと、うちらは本来ここらへんに泊まる予定やったんや・・・ けど、一泊1000元超えは高すぎる。 1時間ほど冬空の下を彷徨ったあげく いろいろ断念し、無駄にぽかぽかなった体をひきづりコンクリ棟に戻る。 ほろ酔いだったダオヨウが 「僕の部屋は320だから何かあったら来てね!12時までなら歓迎するよ!」 と、ノタマワッテいらしたので 部屋の前で室内の様子を盗み聞きだけする。。。阿呆。 ベッドに持参の毛布を敷き、ジーンズもコートもポンチョも脱がずそのまま就寝。 残念ながらこの格好が一番清潔且つ、暖かい。 おやすみなさい。あぁ、ウルムチの宿に帰りたい。
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