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燃費ヲタ・エネヲタ・メカヲタのエコ者が綴る、クルマと環境問題についての 『自分用スクラップブック』

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https://gigazine.net/news/20180928-bill-gates-energy-fund-investments/
ビル・ゲイツ率いる1100億円規模のファンドの投資先リストが判明、「革新的なベンチャー企業」に選ばれたのはどこか? - GIGAZINE 2018年09月28日


さまざまな慈善事業を行っているMicrosoft創業者のビル・ゲイツ氏は、「Breakthrough Energy Ventures(BEV)」というエネルギー問題に取り組む企業に投資するファンドを設立しています。10億ドル(約1100億円)規模の巨大なファンドであるBEVは、「地球の気候変動に対処する革新的なベンチャー企業に投資する」という方針を掲げており、そんな巨大ファンドから投資を受けるベンチャー第一陣の内訳を、ニュースメディア「Quartz」が報じました。

Bill Gates-led $1 billion energy fund makes first investments — Quartz
https://qz.com/1402301/bill-gatess-1-billion-energy-fund-is-expanding-its-portfolio-of-startups-fighting-climate-change/

BEVはビル・ゲイツ氏の他にインドの実業家であるムケシュ・アンバニ氏、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏、元ニューヨーク市長であるマイケル・ブルームバーグ氏、イギリスの実業家であるリチャード・ブランソン氏、アリババ創業者のジャック・マー氏、ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏といった世界的な億万長者の資金提供によって運営されています。

2018年6月、Quartzは「『Form Energy』と『Quidnet Energy』という2つの企業にBEVが投資することを決定した」と報じました。そして今回、新たに7つの企業がBEVの投資先として明らかになり、巨大エネルギーファンドの投資先第一陣の内訳リストが公開されました。リストの内訳は以下のようになっています。


◆1:Quantum Scape
電気自動車で現在主流になっているリチウムイオン電池以上の出力特性を持ち、電気自動車の進化に欠かせないと多くの研究者が考える「全固体電池」の開発を行うスタートアップ。


◆2:Commonwealth Fusion Systems
高温超伝導を利用した核融合炉の研究を行うスタートアップ。


◆3:Pivot Bio
従来の窒素肥料に代わる微生物肥料を開発し、窒素流出量とオゾン層を破壊する作用を持つ亜酸化窒素の排出量を抑えるバイオテクノロジー企業。


◆4:Carbon Cure
コンクリートに二酸化炭素を注入して、従来のコンクリートよりも強度の高いコンクリートを作る企業。


◆5:Fervo Energy
コンピューターモデルと水平掘削技術を駆使し、地熱発電のコスト削減に取り組むスタートアップ。


◆6:DMC Biotechnologies
微生物からバイオ燃料などの、高付加価値を持つ化学物質を作り出す企業。


◆7:Zero Mass Water
太陽光とバッテリーの力を利用し、空気中から水を取り出すパネルを販売する企業。


◆8:Form Energy
数週間もしくは数カ月もの長期間にわたり、エネルギーを貯蔵できる2種類のバッテリーの開発を行うスタートアップ。


◆9:Quidnet Energy
地下からくみ上げた水を利用して水力発電を行う技術を開発し、水力発電の革新を目指す企業。


ゲイツ氏は以前から多くの環境問題に対処するエネルギー関連のスタートアップに投資を行ってきましたが、その過程で「エネルギー関連ベンチャーへの投資は、ソフトウェアベンチャーへの投資とは違う」ということに気づきました。エネルギー関連で革新を起こすには大きなブレークスルーが必要であり、長期間にわたり莫大な投資を行い、ようやく「タフな技術」を得ることができるとのこと。また、重要な技術を持つ研究者に支援を行うことで、研究者から起業家へと育てるという視点も持つ必要があります。

BEVのエグゼクティヴ・ディレクターであるローディ・グイデロ氏は、「我々のファンドは忍耐強く柔軟な思想を持つ、非常にユニークなファンドです」と述べています。BEVは投資するに値するベンチャーを探すため、140もの学術機関や大企業、そして科学者や技術者とのネットワークを築き、重要技術に関する膨大な専門知識を収集しているとのこと。BEVから投資を受ける企業は、科学的に可能であると考えられる技術をBEVに開示し、少なくとも1年間に5億トンもの地球温暖化ガスを削減できるポテンシャルを示さなければなりません。

ベンチャーに投資する金額は開発の段階やニーズに応じて変化し、1企業あたりおよそ20万ドル(約2200万円)から2000万ドル(約22億円)の間だそうです。BEVは各企業にどの程度の投資を行ったのかを明らかにしていませんが、これまでの総額は1億ドル(約110億円)程度とのことで、10億ドルというファンド全体の規模からすればまだまだといったところ。ベンチャーが必要な全ての金額をBEVが投資するというわけではなく、「BEVから投資を受けた」と報道されることで、ベンチャーにさらなる投資が集まる連鎖が起きるだろうと予測されています。

BEVは将来的に幅広いエネルギー関連分野に投資する見込みですが、第一陣の投資先の時点では、投資を受けたスタートアップは北米に拠点を置き、白人男性がトップを務めているという点が共通しているとのこと。投資先は時間の経過と共に多様性を増し、国際化していくとBEVは述べました。

なお、BEVが投資した企業はリストに載ったものが全てというわけではなく、名前の公表を望んでいないため非公開の企業もあるそうです。現段階で非公開の企業は、後のステップアップに応じて名前を公開する予定とされています。

 Ventures - Breakthrough Energy http://www.b-t.energy/ventures/



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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35826940X20C18A9000000/
「太陽光と風力が最安」原子力の専門家が報告書
 日本経済新聞 2018/9/27

「世界原子力産業現状報告」の2018年版(WNISR2018)は、2017年の原子力発電の設備容量がわずか1%の増加にとどまったのに対して、風力発電は17%、太陽光発電は35%とそれぞれ大幅に増加したことを明らかにした。

同報告書はまた、太陽光と風力が電力網に接続される電源として現在最も安価となっているとしている。一方、原子力発電所の新設は核兵器保有国に限られており、公的支援による投資で支えられているという。

 
 原子力発電によるグローバル総発電量の推移(出所:WNISR 2018)

WNISRは、フランスでエネルギーや原子力政策の独立系コンサルタント業を営むマイケル・シュナイダー(Mycle Schneider)氏が主導、主筆として毎年発行している報告書。

同報告書は原発の建設、運転や発電、廃炉など、原子力エネルギー産業に関連した客観的かつ総合的な内容を含む。近年は再生可能エネルギーも扱っており、同氏は自然エネルギー財団が日本国内で主催したイベントで講演したこともある。

WNISR2018では、ケープタウン大学(南アフリカ)・経営大学院のアントン・エバーハード教授が寄稿した序文で「原子力は取り残されつつある」との認識を示した。同教授はさらに、「多くの国では、電力系統に接続される電源として太陽光と風力が今や最も安価になっている」と述べている。

世界全体における原子力発電のシェアは1996年の17.5%をピークとして減少傾向にあり、2017年には10.3%まで下落している。石炭火力など温暖化ガスの排出量の多い電源を減らす必要に迫られている中国では18%と高い伸びを記録する一方、世界全体では1%の成長にとどまっており、中国以外の世界各国では0.4%の下落となっている。

「原子力発電プロジェクトは、公的支援を行う用意のある国によって支えられているが、それらは利権や汚職絡みで進められることも多い」、と同報告書では指摘している。

一方、再エネに関しては2017年に世界全体で157GWの電源が追加されており、前年の143GWを上回り過去最高の伸びを記録したとしている。そのうち52GWが風力、97GWが太陽光である。

太陽光は世界全体で35%以上、風力は同17%以上の年間成長率を2017年に達成したとしている。

同報告書では、「経済性でも再エネが原子力を上回る」という。

具体的には、「陸上風力は1MWh当たり20ドル未満、洋上風力は同45ドル未満、太陽光は同25ドル未満の最低価格を記録した。一方、英国ヒンクリーポイントC原子力発電プロジェクトの行使価格は同120ドルに達する」と指摘している。

「2017年の原子力発電へのグローバル投資額は約4GWの設備容量に対して160億ドル近くにのぼった。一方、風力では1000億ドル、太陽光では1600億ドルの設備投資となった」と述べている。

 (日経BP総研クリーンテックラボ 大場淳一)

 [日経 xTECH 2018年9月26日掲載]




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