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温暖化 自然

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地球温暖化の問題は、大気の均衡が破壊されつつあることを意味しているが、全ての人々が疑いもなく、その事実を認めるようになるまで放置しておくと、取り返しのつかない面をもっている。 温室効果ガスの大気中での蓄積は、いわば非可逆的であり、地球を使って実験ができるという性質のものではない。
  〜 宇沢弘文 「地球温暖化の経済学」より 〜

「もうカナリアは死んでしまった。炭坑から逃げ出すときだ。」
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http://www.afpbb.com/articles/-/3197401
1.5〜2度の温暖化で氷床「回復不能」の恐れ、パリ協定のシナリオに警鐘 論文
 AFPBB 2018年11月13日 発信地:パリ/フランス

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/810x540/img_9a979b396250b960d950377cd33de649163342.jpg
過去10年で後退現象が進んだ南極・キングジョージ島の氷山(2018年2月2日撮影、資料写真)

 気候災害の抑制を目的とする国際的な計画の下で世界各国が合意した気温の小幅な上昇でも、それが原因で今世紀中に氷床(陸地を覆う氷河)の融解が進行し、氷床の消失が「回復不能」な程度にまで至る可能性があると警告する研究論文が12日、発表された。

 2015年に採択された地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」では、世界の気温上昇幅を産業革命以前と比べて2度未満に抑え、可能であれば1.5度未満を目指すことで各国が合意した。2100年までに気温は1.5〜2度上昇するとしたこの概算は、天然資源の人為的な消費と化石燃料の燃焼に基づいて科学者らが想定した最良のシナリオであり、達成するには、地球規模での根本的なライフスタイルの見直しが不可欠だ。ちなみに、現在のペースで温室効果ガスが排出され続けた「成り行き(BAU)シナリオ」では、地球の気温は4度も上昇する。

 科学者らはデンマーク領グリーンランド(Greenland)と南極大陸の氷床が縮小しつつあることを数十年前から把握しているが、1.5〜2度の気温上昇であれば、氷床の融解は比較的少ないだろうと考えてきた。

 しかし今回、英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)に掲載された論文は、地球温暖化の程度がそれほど大きくなくても、極地の氷に回復不能な損傷が生じ、壊滅的な海面上昇の一因となる恐れがあると主張している。

 論文の筆頭執筆者で、ベルギー・ブリュッセル自由大学(Free University of Brussels)地球科学部の学部長を務めるフランク・パティン(Frank Pattyn)氏はAFPの取材に対し、「氷床融解の影響が著しく深刻化すると予想される気温の上限近似値は、1.5〜2度であることが今回の研究で分かった」と語った。

 パティン氏の研究チームは、年間気温の上昇、氷床面積、既知の融解度などに関するデータを詳細に分析し、グリーンランドと南極の氷床は、気温が2度前後上昇すれば「臨界点」に達する恐れがあるとの結論を下している。

「臨界点の存在は、氷床の変化が潜在的に回復不能であることを意味している。すなわち、ひとたび臨界点を超えてしまえば、たとえ産業革命前の気候に戻っても、氷床を安定させるのは不可能かもしれないということだ」と、パティン氏は説明した。

■今世紀中に臨界点に達する恐れも

 グリーンランドと南極の氷には、地球の海水面を数メートル上昇させるほどの量の水が含まれている。グリーンランドの氷床の場合、1990年代半ば以降、融解によって世界の海水面は毎年0.7ミリ上昇している。

 また、極地では地球上の他のどの場所よりも速いペースで温暖化が進んでおり、グリーンランドだけでも1990年代半ば以降、冬季に5度、夏季に2度、気温が上昇している。

 科学者らのこれまでの予測では、たとえ気温が大幅に上昇しても、氷床の融解には数百年を要するとされてきたが、今回の研究は、温暖化が際限なく進行していくのを食い止める対策として、唯一、実現可能な計画への懸念材料を提示している。

 気温の上昇幅を1.5〜2度に抑えるシナリオに基づく仮説の多くは、気温上昇幅の上限には短期間で達し、地球気温が数度高くなる可能性はあるものの、その後、炭素回収などの技術を活用すれば、2100年までに上限の水準に戻ることは可能だと唱えている。

 だが今回の研究は、こうしたアプローチに警鐘を鳴らしている。気温上昇によって引き起こされるフィードバックループ(フィードバックが繰り返されることで結果が増幅される状態)によって、たとえその上昇分が後で相殺されるとしても、「氷床全体の自続式融解が促される」と考えられると論文は指摘。グリーンランドの場合、広範囲にわたる氷床の減少が1.8度の気温上昇で発生する可能性はほぼ確実だ、と研究チームは主張している。

 パティン氏によれば、グリーンランドも南極も「今世紀末までに臨界点に達する可能性がある」という。







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https://wired.jp/2018/11/06/sea-could-save-us-from-ourselves/
海の助けを借りれば、気候変動は止められる? 
その効果と実現可能性を示す研究結果

 WIRED.jp 2018.11.06 

プラスティックごみによる海洋汚染などが問題となるなか、海の力を生かして環境対策を行い、その効果的と実現可能性を数字で評価した研究が発表された。その意外な結果もさることながら、斬新な対策には地政学リスクやさらなる気候変動を引き起こす懸念もあることが明らかになった。

TEXT BY MATT SIMON
TRANSLATION BY YUMI MURAMATSU 

WIRED(US)


PHOTO: MICHAELA AGNELLO/EYEEM/GETTY IMAGES

海は何千年にもわたり、われわれ人類を育んできた。しかし、わたしたちは海への感謝をおかしなかたちで示している。海産物の乱獲や海洋汚染、気候変動、海洋酸性化など、その例は枚挙にいとまがない。そうして海を修復不可能なまでに壊してしまう危機に直面している。

一方で海はまた、気候変動と闘う機会をわれわれに与えてもくれる。それはユニークな、そしておそらくはこれまでわれわれが見過ごしていたであろう方法だ。しかし、何から始めればよいのだろうか。

海岸の生息環境を修復するために投資し、より多くの二酸化炭素(CO2)を吸収させるのか。それとも、洋上風力発電のような再生可能エネルギーでCO2の排出量を削減するのか。時間、労力、金をかけるに値するものは何なのだろうか。そして何が状況を悪化させてしまうのだろうか──。

科学者の国際チームが、このたびそれらの問題に取り組む一助となる大きな一歩を踏み出した。研究者らが最先端の科学知識を共有するためのオープンプラットフォームである「Frontiers in Marine Science」で、気候変動対策のさまざまな手法に関する具体的なレヴューを掲載したのだ。このプラットフォームでは、気候変動に対する海洋関連の潜在的な解決策について、1,000を超える研究が行われている。

対策の効果と実現可能性を数字で評価

レヴューを公開した目的は、最も効果的とみられる方法が何かだけではなく、その技術の実現可能性も定量的に示すことである。研究者たちは13の異なる戦略を検討し、効率性と効果の持続時間を含む8つの異なる基準で評価した。

レヴューの筆頭著者で、フランスのヴィルフランシュ海洋研究所の海洋学者ジャン・ピエール・ガットゥーゾは「海洋は気候システムにおいて、とても重要な要素です」と話す。「海洋は温暖化や水質の酸性化など気候変動の犠牲になっています。しかし同時に、解決策の源でもあるのです」

この評価において、期待できそうな技術は何だろうか? 海岸植生の修復がCO2の吸収を助け、効果的であることはすでに証明されている。これは継続して行うべき取り組みだろう。再生可能エネルギーとサンゴ礁の保全も同様に期待できる技術だ。

では、もっと不透明な技術は? 海上の雲を操作して明るくし、光を宇宙に反射させることで海を冷却する技術だ。しかし、この技術は実証からはほど遠い。CO2の取り込み量が増えて酸性化した海洋を改善するにはいたらないだろう。

「鉄を用いた海洋肥沃化も同様です」と、ガットゥーゾは言う。鉄は植物プランクトンの育成を促進する。植物プランクトンとは植物のような有機体で、CO2を隔離する。この機能を活用して漁獲量を増やし、食料を得ることさえも提唱されており、議論を巻き起こしている。

「しかし、多くの不利益が生じることも事実です。この方法は海洋の酸素濃度を低下させるからです。動物にとっては問題となります」とガットゥーゾは話す。そのうえ、海洋酸性化の解決にもつながらないのだ。

植林と再生可能エネルギーは高評価、低評価なのは?

一方、研究の結果、とても効果的だと判明したのは、海辺のマングローブ林や塩性湿地といった生息環境の保護である。木々が増えるほど、生態系は多くのCO2を吸収できるようになる。もちろん、人類はまず第一に、直ちに大量のCO2排出量を削減しなければならない。木々だけでは、わたしたちの問題を解できないだろう。

力強いマングローブ林は高潮に対する防波堤としても機能する。また、植生の面では海藻を育てることで、局所的に酸性化を弱められるだろう。

この研究で高い評点を出したほかの戦略は、波力発電機などの再生可能エネルギーだ。少なくとも理論上は、人類が必要とするエネルギー量の2倍を供給できるという。洋上風力発電も忘れてはならない。ガットゥーゾは言う。

「もし北大西洋を覆いつくすほどたくさんの洋上風力発電機を設置すれば、地球全体に供給できるだけの十分なエネルギー量を発電できるでしょう。悪影響はほとんどありませんので、わたしたちの評価のなかでも非常に際立った方法です」

よりトリッキーになるのは、太陽放射管理などといった、もっと大胆な解決策だ。海面に明るい色の泡のようなものを広げて実験をしたいとしよう。泡は海自体よりも明るいので、海は太陽光を吸収する代わりに反射できるようになる。その結果、(理論的には)海水を冷却するのである。

しかし効果を上げるには、泡のようなものを広大な範囲に広げる必要がある(再三になるが、これはとても理論的な話である)。1エーカー(約4,047平方メートル)ではよい結果を得られないだろう。

また、海の冷却には成功するかもしれないが、自国や隣国の天候パターンを変動させてしまうことになるかもしれない。各国はこの実験をすんなりとは受け入れないだろう。「地政学的な問題はとても大きなリスクとして、潜在的に存在しています」と、ガットゥーゾは話す。

目新しい対策が、新たな気候変動を引き起こすリスク

気候を人工的に変化させる技術「ジオエンジニアリング(地球工学)」の基準で考えると、この海洋の泡のアイデアは比較的、大胆さに欠ける(信じられないかもしれないが)。

研究者らは大量のエアロゾルを大気中にスプレーし、太陽光を宇宙に跳ね返すというアイデアを考えてきた。だが、地球温暖化が耐えがたいレヴェルになり、各国のコンソーシアムがこのアイデアを用いることに決めたら、結果的に地球全体の気候パターンを変動させてしまいかねない。

ある国では降雨量が増え、別の国では少なくなるといった事態が起きた時点で、“被害”を被った国はこのキャンペーンを終了させるよう要請するだろう。しかし、この種のジオエンジニアリングを急に終わらせれば、気温は再び急速に上昇し、農作物と生態系はともに壊滅するだろう。

地上でも海上でもジオエンジニアリングへの取り組みが増加している。それが計画的で合理的な方法(つまり、小規模な実験から始め、科学が発展するにつれて規模を大きくするやり方)で行われると仮定するのは簡単なことだ。しかし、カルガリー大学で気候変動と国際法を研究するアンナ・マリア・ヒューバートはこう話す。

「その仮定には徹底的な検証がまったく足りないと思います。例えば、どこかの国が自国の海岸や公海で非常に大規模な実験を行おうとしても、容易には止められません。そこでは比較的、小規模なガヴァナンスしか働いていないのです」

あるいはさらに悪いことに、世の中にごまんといる、とても裕福で自分は神のように何でもできると思っている輩が、自分自身でこういった問題を解決したいと決断するかもしれない。あるいは、お金を失うことを恐れている企業が、そう言い出すかもしれない。

「ガヴァナンスの一部は国際社会、特に国連の安全保障理事会に委ねられるべきです。万が一、そうした事態が起きた際に、しかるべき対処をするためです」と話すのは、カーネギー気候ジオエンジニアリング・ガヴァナンス・イニシアチヴのエグゼクティヴディレクターで元国連気候変動枠組条約担当事務総長補佐のヤノシュ・パストールだ。しかし理想的には、まずそのような事態を阻止するための枠組みを設けるべきだろう。

包括的なガヴァナンスを

自然の複雑なシステムに話を戻そう。大気中や海洋中で何らかの微調整を行うと、別のところに支障が生じやすい。大規模なジオエンジニアリングの計画には依然として期待できるかもしれないが、もっと多くの調査が必要だ。

この新しい研究によれば、すでに行われている比較的単純な対策、すなわち再生可能エネルギーや生息地の保護、汚染物質の削減などがふたつのことに貢献しているとわかる。

ひとつは、気候変動と闘う海の助けになっていること。もうひとつは、海を利用した環境対策そのものになっているということだ。後者の例としては、風力発電機や波力発電機などでCO2の排出量を削減したり、マングローブを植林するなどしてCO2などの排出物を吸収したりすることが挙げられる。

結局のところ、環境問題を解決する唯一の策はないのだ。パストールは「ローカルなものから世界規模のものまで、さまざまな解決策が必要でしょう。そして、それぞれに多くのステークホルダーが存在するでしょう。ガヴァナンスの枠組みの下、彼らを団結させる必要があります」と言う。

例えば、ジオエンジニアリングによって風のパターンが変動し、特定の国の洋上風力発電所の発電量が激減した場合、何が起こるだろうか? あるいは、あなたの地域の気候が変化し、保護に尽力したマングローブ林に被害が出たらどうなるだろうか?

この新しい研究は決定的な答えを提示しているわけではない。解決に向けてより多くの調査が行われ、ガヴァナンスに対する関心が高まり、気候変動に抗する重要な機会として、海洋への関心が高まることを期待している。

裕福で自分は神のように何でもできると思っている輩は、心して耳を傾けるべきだろう。




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https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-46053302
海は思われていたより多く熱を吸収、気候変動に大きな影響か=米研究
 BBCニュース 2018,11,1



海が過去25年で吸収した熱について過小評価しすぎていたと、研究者が警告している。

学術誌「ネイチャー」に掲載された最新研究によると、海はこれまでに考えられてきた1.6倍の熱を吸収している。

これは、従来の推計よりも地球が化石燃料による温室効果ガスの影響に敏感なことを意味するという。

今世紀中に地球温暖化を安全な範囲に押しとどめるのが、さらに困難になる可能性もある。

研究で分かったこと

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が最後に発表した評価によると、海は温室効果ガスによってこもった熱の90%以上を吸収しているとされる。

しかし新たな研究では、海が過去25年もの間、世界中で発電に使うエネルギーの150倍もの熱を毎年、吸収していたことが分かった。これは従来の推計より60%高い数値だ。

これは大きな問題だ。

IPCCの推計は、人間活動で排出される温室効果ガスによる余剰熱を合算し、これによって地球がどれだけ温められているのかを算出している。

新しい計算によると、従来考えられていたよりかなり多くの量の熱が海に吸収されていることになる。加えて、人間が出す温室効果ガスが、従来の推計よりはるかに多い量の熱を作り出していたことになる。

つまり、一定の温室効果ガスが思っていた以上の熱を生み出していたわけで、二酸化炭素が地球に及ぼす影響は考えられていた以上に大きいということになる。

つまり影響は

担当研究者たちは、新たな発見によって、2016年のパリ条約で各国政府が設定した気温目標を順守するのがいっそう困難になるとみている。IPCCは10月、気温上昇を産業革命前の水準から1.5度の気温上昇にとどめるメリットを明確に記した報告書を発表している。

新しい研究は、この目標を達成するのはとても難しいと指摘する。

筆頭著者のローラ・レスプランディ−博士(米プリンストン大学)は、「とても心配なことだ」と話した。

Image copyrightMONKEYBUSINESSIMAGES
論文の研究者たちは、従来の推計よりも早く海面上昇が進む可能性があると指摘した

「IPCCの言う目標の1.5度を検討すれば、その達成がいかに大変か分かる。しかも、ただでさえ難しいことが、私たちの研究によって、いっそう難しいことが分かった」

ネイチャー誌に掲載された論文は、パリ条約の目標どおりに気温上昇を2度以下に抑えるには、人間活動によるCO2排出量を従来推計より25%以上多くへらす必要があると指摘する。

海への影響は

今世紀中の気温上昇を1.5度どころか2度以下に抑えることすら難しい可能性に加え、海が吸収している大量の余剰熱そのものも、海洋に大きな影響を及ぼす。

「水温が上がった海では、酸素の含有量が低くなり、海洋の生態系に影響が出る」とレスプランディー博士は説明する。

「水は温度が高くなると膨張するため、海面も上昇する」

この研究が今までとどう違う

2007年以降、科学者たちは世界の海に設置された4000個のフロートから、海水温度や塩分濃度の情報を得ている。フロートは、世界気象機関(WMO)などが主導する海洋研究プロジェクト「アルゴ計画」によるものだ。

「アルゴ計画」以前の海水温度計測方法には、多くの欠陥や不透明性が指摘されていた。

現在は大気中のCO2やO2を計測することで、より正確に海水温度を計測できるという。これによって、世界的な気候観測網による正確なデータが存在する1991年以降の海水温度を、正確に計測できるようになった。

海は水温が上昇すると、より多くの二酸化炭素と酸素を大気中に放出する。これが重要なポイントだ。

レスプランディー博士は「海の水温が上がると、水中に留めておける温室効果ガスの量が減る」と説明した。

「私たちは、海から失われた二酸化炭素や酸素の量を計測した。それをもとに、ガス量の変化からどれくらい海が温まったか計算できる」

吸収された熱は放出されるのか

研究チームの答えは「放出される」だが、それには非常に長い時間がかかるという。

「海が吸収した熱は、我々が温室効果ガスを減らして気温を下げ始めれば、徐々に放出されるだろう」とレスプランディー博士は話す。

「しかし、大気に戻る可能性のある大量の熱を海は留めているわけで、だとすると、地表温度を一定の目標値以下に抑制し続けるのは、より難しくなる」

Image copyrightVICTORHUANG
水温が上がると酸素の含有量が低くなるため、多くの海洋生物に影響が出る可能性がある

「熱の吸収と放出を司る潮の流れは数百年単位で動いている。つまり、海に吸収された熱は数百年にわたって放出される可能性がある」

他の研究者の意見は

研究結果を懸念する声が複数挙がっている。

英南部サザンプトンにある国立海洋学センターのシブレン・ドリイフォート教授は、「この研究の著者たちは非常に信頼できる経歴の持ち主で、実に確かな評価を得ている。(中略)それだけに、研究内容の信ぴょう性も高い」と話した。

「最新の推計は気候感度の下限を押し上げた。社会が1.5度あるいは2度の気温上昇目標を本当に達成できるのかという問題があるなか、確かに気がかりな内容だ」

追加研究が必要だという科学者もいる。

スイス・ベルン大学のトマス・フレリッヒャー氏は、「海が保持する熱の変化の推計には、なお不確実な部分が多くある。たとえこの新しい独立手法を使っても、この方法自体に不透明性がある」と指摘した。

「気候は思われていたおり脆弱で、気温上昇を2度以下に抑えるためには想定以上に二酸化炭素の排出量を減らさなくてはいけないだろうという結論について、複数の追加調査が実施されるはずだ」

 (英語記事 Heating of oceans 'underestimated' https://www.bbc.com/news/science-environment-46046067




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https://www.cnn.co.jp/fringe/35127805.html
世界の野生生物、40年で60%減少 「最後の世代」に対策促す WWF
 CNN.co.jp 2018.10.30


世界の野生動物が40年間で60%減少したとする報告書が発表された/Cameron Spencer/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) 世界の野生生物の個体群はわずか40年の間に60%も減少し、森林伐採や気候変動など人間がつくり出した要因が衝撃的な危機をもたらしている――。世界自然保護基金(WWF)がこのほど発表した最新の報告書「生きている地球レポート2018」で、そう警鐘を鳴らしている。

報告書によると、哺乳類、鳥類、魚類、爬虫(はちゅう)類、両生類の4000種以上で、1970〜2014年にかけて個体群が激減した。

現在の種の絶滅のペースは、動物の生態系に人間活動が影響を及ぼす前の時代に比べて1000倍にも達しているという。

野生生物の生息地破壊、狩猟、汚染、疾病、気候変動の影響が拡大を続ける中で、地球上で人間活動の影響を受けない土地は、2050年までに現在の4分の1から10分の1にまで縮小する見通し。

野生生物を保護し、自然に対する人間活動の影響を抑えるためには、温室効果ガス削減の枠組みを定めたパリ協定のような国際協定が必要だとWWFは指摘。現在の野生生物保護の取り組みは、人間による自然破壊のペースに追いついていないと警告している。

WWF英国の責任者ターニャ・スティール氏は、談話の中で「我々は自分たちの惑星を自分たちが破壊していると知った初めての世代であり、それについて何らかの手を打てる最後の世代でもある」と強調した。

報告書によれば、胃の中からプラスチックが見つかった海鳥は90%に上る。1960年はわずか5%だった。さらに、浅瀬に生息するサンゴの約半分は過去30年の間に失われた。

野生生物の減少は中南米とカリブ海の熱帯地域が最も深刻で、1970年に比べて個体群は89%減少。淡水にすむカエルや淡水魚などの個体群は83%減少している。



 〜関連エントリ〜



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https://gigazine.net/news/20181017-massive-insect-loss/
地球温暖化で熱帯雨林の昆虫が激減して生態系全体に大きな影響を与えている
 GIGAZINE 2018年10月17日


by GalgenTX

熱帯雨林は生物学的な多様性に富む地域であり、特に昆虫や節足動物が多く生息しているといわれています。近年、昆虫や節足動物の数が激減するかもしれないという研究が発表されていますが、実際にプエルトリコの熱帯雨林では40年間で昆虫が激減していることが判明。さらに、昆虫をエサとする鳥類・は虫類・両生類などの数も激減するなど生態系にも大きな変化が表れていて、その原因は温暖化による気候変動だと論じられています。

Climate-driven declines in arthropod abundance restructure a rainforest food web | PNAS
http://www.pnas.org/content/early/2018/10/09/1722477115

‘Hyperalarming’ study shows massive insect loss - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/science/2018/10/15/hyperalarming-study-shows-massive-insect-loss/

国際生物学者チームは、2014年に「過去35年にわたってカブトムシやミツバチなどが45%減少した」と推定しています。また、ヨーロッパでは「農業の強化」と「生息地の断片化」によって昆虫が近い将来激減し、生態系全体に大きな影響を与える可能性が示唆されています。

レンセラー工科大学の生物学者ブラッドフォード・リスター氏は、1970年代からプエルトリコで熱帯雨林に生息する昆虫を研究してきたとのこと。リスター氏は、1976年・1977年に熱帯雨林に生息する鳥類・両生類・は虫類・昆虫・食虫植物などの個体数を計測して記録していたそうです。しかし、40年後にメキシコ国立自治大学の生態学者であるアンドレス・ガルシア氏と一緒に再びプエルトリコの熱帯雨林を訪れたところ、鳥やチョウの数が明らかに減っていることがわかりました。


by U.S. Fish and Wildlife Service Southeast Region

リスター氏とガルシア氏は、森林に生息する昆虫や無脊椎動物、節足動物を粘着性のトラップで捕獲し、調査しました。すると、2012年に捕獲した無脊椎動物の乾燥重量が40年前に比べておよそ4分の1から8分の1と、大幅に減少していたとのこと。また、トラップに生物が引っかかる確率も1977年1月に比べて60分の1に低下していました。リスター氏とガルシア氏は、この急激な生態系の変化は気候の変化に起因すると考えています。熱帯雨林の平均気温は1970年代から40年でおよそ2度上昇しました。昆虫には体内の熱を調整する機能がなく、熱帯雨林の気温が上昇してもその変化に適応することができないため、昆虫は人間よりもはるかに大きな影響を受けることとなります。

さらにリスター氏は、熱帯雨林に生息する「グリーンアノール」と呼ばれるトカゲに注目。グリーンアノールは昆虫やクモなどの節足動物を捕食する肉食のは虫類なのですが、リスター氏によると1970年代に比べて30%以上も減少しているとのこと。昆虫や節足動物が劇的に減少したせいで、それをエサとするグリーンアノールの生息数も減ってしまったというわけです。グリーンアノールの一部の仲間に至っては、熱帯雨林から発見することもできなかったそうです。


by Vicki DeLoach

また、別の研究では、プエルトリコの熱帯雨林に生息する鳥類をかすみ網で捕獲してその生態を調査した結果、2005年の捕獲率が1990年代に比べて50%も減少したことが報告されています。

世界の商品作物の35%が、ミツバチなどの昆虫による受粉を必要としているといわれており、昆虫の減少は生態系だけでなく、人類の生活にも大きな影響を与えると考えられます。コネチカット大学で無脊椎動物保護の専門家であるデヴィッド・ワグナー氏は、「今回の研究は、昆虫の減少がより大きく、多くの生態系に及ぶかもしれないということを示しています。これは私が今まで読んだ中でも最も不安をあおる論文です」と語っています。





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