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片岡晴彦さんを支援する会
今月22日。支援する会のメンバーが名古屋に行ってきました。 「隠された真実 冤罪と司法の在り方」シンポジュームに参加のためです。
参加者は30名前後でした。その多くは冤罪を体験した方々でした。
柳原三佳さん、名張毒ブドウ酒事件弁護団の稲垣弁護士の両氏の講演が終わった後、参加者との自由なディスカッションとなりました。その内容をまとめてみました。
冤罪が無くならないのはなぜか。刑事司法の在り方
1)証拠の開示について
○冤罪を防ぐためには、可視化だけで大丈夫だろうか?
○検察が有罪の証拠だけを提出し、都合の悪い証拠は提出しない(最良証拠主義)。
○海外では判決確定までは証拠は全面開示しているところもある。
2)法廷の問題。
○名張の事件でも、毒物鑑定や葡萄酒の王冠にのこされた奥西さんの歯形鑑定などによって、有罪の決定的証拠の信ぴょう性が覆されているにもかかわらず、再審開始とならない。 とくに歯形の検察側鑑定では、歯形の写真が改ざんされていたことが明らかになっている。
○裁判官は科学的な証拠を思い込みや仮定で認めようとしない。
○裁判官は多忙であり、時間をかけて審理をすることができない。起訴された通りに判決文を書くことが容易であるし、また、そのように最高裁事務総局により人事管理されている(出世と左遷)
○拘置所での弁護士接見がかなり制限されている。
○裁判員裁判の事前協議での争点のすり合わせで、弁護側の意見に対し『それを行うと3日間の裁判期間内に判決が出ない」と裁判長が拒否の姿勢をもつ。
以上 おもな意見を箇条書きにしました。
もはや、取り調べの可視化だけでこういった裁判の現状を改善することは不可能でしょう。刑事訴訟法や裁判官の任用システムなど司法制度全体の改革が必要な時期に来ているのではないでしょうか。
問題なのは、多くの方々がこういった司法の現状を知らないことです。裁判に関わって初めて気がつきます。
今、私達にできる冤罪に巻き込まれないためにできることは、『警察や検察はもちろん裁判所をまでもを無条件に信用しない』ということしかない。不法な捜査や理不尽な取り調べを受け、不法な証拠が作り上げられたとしても、現状では警察や検察がどのような証拠を作成しているのか事件の当事者さえ知りうることは稀で、裁判が始まって初めて知ることがほとんどです。そして、裁判所はそれを見抜こうとはしてくれない。
裁判所は公平で事実を審理してくれる場所とは言えないのだ。 裁判が始まってそれに気がついた時には手遅れで、長い闘いの始まりとなります。
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いつ我が身が冤罪に巻き込まれても不思議はないのです。
明日は我が身という心構えが、巻き込まれないために精一杯の対策です。
片岡晴彦さんを支援する会
参考リンク 名張毒ぶどう酒事件 奥西さんを守る東京の会
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「片岡さんを支援する会」情報
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