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先日TVでやっていたものを録画してて見ました。(注:この先ネタバレ・個人的見解が多々あります)
スタジオジブリの作品でテーマが「罪と罰」という事前情報を見聞きしていたし、作画も手書きのような感じを表現しているということだったのでとても興味がありました。
が。。。。
正直見終わった後の率直な感想は「え。。。。何これ。。。」
でした^^;
時間もかなり長く、「物語は既知の内容とほぼ変わりなく」←(これが一番の「え。。。」でしたw)、絵は奇麗だと感じましたがそれも最初の3分くらいで見慣れてしまうので感動はそこまで無いんですよね〜。。。
さきほども言いましたが物語がほぼ昔話と同じということが一番の驚きでwこれをわざわざ映画として作る意味がどこにあったのだろうと。。。
しかも自分がうろ覚えで知っている内容と少し違っていたのは終盤のほうで、屋敷を飛び出したかぐや姫が子供のころ好きだったお兄さん的な存在の人に告白してって展開でしたが、はっきり言ってこの場面が最大の不満点でしたw
なぜ不満なのかというと、これって子供向けかどうかは置いといて、ジブリ作品ということで言うと子供も見る可能性はかなり高いと思うんですが、かぐや姫の行動って
好きでもない男には無理難題を押し付けて相手を不幸に陥れる結果になる(昔話の部分なので仕方なし)
それにさらにこの作品では、
相手に妻子がいる状態なのに告白し、その相手も「一緒に逃げよう」と意気投合。。。
お前妻子がいるだろと。。。
正直この部分がどうしても拒否反応して見終わった後ものすごく気分が悪い話になってしまいました。。。w
これって子供が見てどう感じると考えて作ったのか凄い疑問なんだけど。。。
(この一連の場面は空飛んだりしてるしたぶん精神世界的なことだろうけど必要あるのかな。。。)
かぐや姫の行動を見た自分の感想は
地球に旅行に来て優しい人間に拾われて大切に育てられ、その結果好き放題わがまま放題に育ち、好きでもない相手には酷い仕打ちをし、「帰りたい」と願ったくせに「帰りたくない」とさらなるワガママを言って翁夫妻を困らせ、あげくには妻子ある幸せな家庭を築いている昔の片思いの相手に告白し、相手を不倫に追い込む結果を招きかけ、そのまま月に帰るし「すべてを忘れる」というどんだけワガママな女だよって感想w
そのくせ最後に「この星の人はけがれてなんて無い!」と言っていますが、自分はこの場面で「お前よりはなw!」って言ってしまったw
と少し批判が多くなっているので、違う解釈を考えてみますw
どう考えてもワガママなかぐや姫だけど違う見方をすれば「純粋」と言えるのかな。。。無理がありそうだけどw
「純粋」と解釈してみると、生き方・恋愛・行動も「純粋」に自分の思うままだと言える。
逆に地球の人は「純粋」に生きたいけどそれでは無理だから何かを「我慢」したり「無理」して生きている。
しかしそれを見て感じたことは「純粋に思うまま生きていないから穢れているのではない」ということ。
逆に「純粋に思うまま生きること」は自分だけが良くても周りには迷惑な存在であるということ。
と解釈できるんだけど。。。
これって結局何を伝えたいんでしょうね。。。
そして「罪と罰」ってテーマですが、
少し調べてみると
罪・・・穢れた世界である地球に興味をもってしまう
罰・・・地球に興味を持った罰として穢れた地球で産まれ、地球が穢れているということを感じること
的なことのようで。。。
これを肯定的に解釈した方は「穢れている地球だけど必死に生きている素晴らしい世界」的に感じたようですが、自分はやはり「ジブリ作品」ということで考えると否定的になってしまいます^^;
子供が見る という大前提があるからこそこの作品に何の意味があるんだろうと思ってしまいます。
正直大人が見て「純粋でワガママなかぐや姫と自分の利益のために嘘をつく大人、そして本当の意味で純粋に生きている山の人たち」という視点で見れるけど、子供がそう感じるでしょうか?
子供は「かぐや姫」をメインで見るから「かぐや姫」の気持ちになって見るでしょう。
そうすると視点は変わり「好きなことはするけど嫌いなことはしない」「嫌いな相手の好意は無下に断る」「嫌なことがあると草木をカマで切り裂いてストレス発散」「居心地が悪いと家を飛び出す」「好きな相手には相手が困ることになる可能性があっても告白し自分の思いをぶつける」といったことが「やっていいこと」と解釈されないでしょうか?
そしてこの作品の最大の違和感はやはり「地球で多くの罪を犯したかぐや姫に罰は無い」という点です。
もし「好きな人と別れすべての思い出を忘れることが罰」だというならば、それは違う。
翁夫妻や捨丸にとっては「忘れられない思い出」のままなのだから余計に罪をつくっていると思う。
昔話だから大きく話は変えれないので仕方ない と言うならば作るべきではないと思う。
ジブリが作るのであるならばやはり「子供が見る」ということをもっと理解して作るべきである。
大人の自分が見てても「違和感」を感じる話を子供がどう感じるのか。
この作品を見て泣いたという方もいるようですが、それはどの部分で心が動いたんでしょう。。。
かぐや姫目線ならば理解できるけど、それって自己中すぎないかな。。。
かぐや姫と出会ったすべての人に「罪」をばらまいて月に帰っただけで、かぐや姫が来なければ平凡に幸せに暮らし続けていたのではないでしょうか?
その暮らしが「穢れている」と勝手に思われているのもイラっとするし、散々自由に生きておいて「地球の人はけがれていない」なんて言われても「お前に言われたくないわ」って思うしw
これならば完全にオリジナルに近い物語を描いた方が良かったのではないだろうか。。。
メッセージ性も薄いしどの年代に対して何を感じてほしい作品か理解できないからw
自分に子供がいたら絶対見せたくない作品でした。
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