天地人文

ちょっと匂いするかも。

全体表示

[ リスト ]

関西大好き

中国国家観光局大阪駐在事務所長
鄭 保壘さんへのインタビュー 

第11回目となるKANNSAIダイスキ。今回ご登場いただくのは中国国家観光局大阪駐在事務所長の鄭保壘(テイ ホルイ)さんです。
中華人民共和国の山東省ご出身の鄭さんは北京の大学で日本語や日本の歴史文化を学ばれ、私達のインタビューにもとても流暢な日本語でお話しくださいました。
鄭所長は3年前、中国国家観光局大阪駐在事務所に勤務されるために来日されました。それまでにも中国への観光キャンペーンのために東京をはじめ日本の大都市を訪れる機会が何度かあったということです。今までにお訪ねになった都市と比較して関西の印象を伺いました。
「例えば東京と比べて、大阪はとても庶民的な街という印象ですね。一方で奈良や京都のように歴史と文化の町もある。関西という地域に暮していると、中国との共通点と相違点の両方を強く感じます。」
 共通点と相違点、具体的にはどういうことでしょうか?
「共通点というのは、両国の長い交流の歴史の中で育まれてきた日本の文化の中に見ることができます。京都や奈良の古い文化財や日常使っておられる漢字まで、多くのものに中国からの影響を見ることができます。ただ、日本人はそうやって外国の様々な文化を取り入れながら、それをうまくアレンジして日本独自のものにすることに長けています。例えば、日本のラーメン。もとは中国の麺料理ですけれど、日本で日本人の口に合うように独自の味付けがされてきました。日本のラーメンのスープは中国のものと比べても本当に美味しいと思いますよ。」
「一方、相違点は両国の近代化の歴史ですね。日本がこの二百年ほどの間に、西洋諸国から多くのことを吸収し近代化を進める一方、中国は近代化への扉を長い間閉ざしたままでした。今、中国は多くの点で日本を見習いながら近代化を推し進めています。」
 関西には歴史と文化が息づくとともに、非常に近代化された都市景観も見ることが出来ます。その点についてはどのような感想をお持ちですか?
「素晴らしいと思いますね。便利で快適で。特にそれを強く感じるのが交通機関です。鉄道も、道路も、都市と都市をつなぐ交通機関は、どれも安全で正確です。このような交通システムに社会のルールを守り勤勉な日本人の国民性がよく現れていると思います。近代化を進める中国がぜひ見習うべき点ですね。」
 交通機関についてのお話からも伺えるように、鄭所長は、関西の文化・歴史遺産や名所旧跡、景観などを眺めながら、常に同じ視野の中に、そこに暮す人々の姿も捉えようと努めておられるようです。
そんな鄭所長に関西のお気に入りのスポットをお尋ねすると真っ先にあげられたのは、京都の祇園、花見小路の家並みでした。昔からここで生活してきた人々の息遣いが感じられるような景観。そこに鄭所長のこだわりがあるようです。「美しく伝統的な景観というだけではなくて、今もそこに人々が暮らしている、生活の姿が感じられる。そこに惹かれますね。」
鄭所長がお書きになった日本を紹介する本を拝見すると、その中には所長ご自身が撮影された写真も多く掲載されていますが、例えば京都・嵐山を撮影した写真にも、そういうこだわりが感じられました。それは、嵐山や渡月橋というおなじみの風景をバックに、川のほとりを散策する京都の人々の姿を写した写真でした。
「美しい風景なら中国にもたくさんあります。中国の人々の心を惹き付ける外国の風景というのは、そこに暮す人、集う人の姿が見える風景だと思います。」
大阪の魅力を「庶民的なところ」とおっしゃるように、鄭所長は様々な地域の伝統や風習が、今も人々の暮らしの中にしっかりと息づいている点に関西の魅力があるとお考えのようです。
「関西には祇園祭やだんじりといった有名な祭りがあります。また、それぞれの町にもそこに暮す人々が集い輪になって踊る盆踊りのような伝統が残っています。それが、大阪や京都といった大都会の中にも残っているのがすばらしいですね。中国では、地方に行けばそういう風習も残っていますが、例えば上海などのような都会では、近代化に突き進む一方でそういう風習が消えていきつつあります。」
そんな鄭所長から伺った吉野についてのお話に私たちはとても感銘を受けました。
「今までに訪れた所で特に印象深かったのは桜の頃の吉野山ですね。」
 やはり満開の桜の風景には感動されましたか?
「確かに、山全体に咲き誇る桜は美しい風景でした。でも、それ以上に、私の心をとらえたのはそういう風景を長い間大切にしてきた日本の人たちの存在です。中国にも全山桜が咲く山はあります。けれど、それはサクランボを採るための果樹園としての山。吉野のように見て楽しむというものではないのです。」
「吉野山の風景は、何百年の間、この国の人々が大切に育んできたものです。それだけの長い間、あのような風景を次の世代に伝える人々がいて、またそれを愛でる人たちもいた。地元や近郊の、庶民のレベルでそういう人たちが多くいたのです。そのことに、私は昔から日本の人たちが持っていた本当の豊かさを感じます。美しいものを愛する心の豊かさ。」

中国と日本は長い交流の歴史を持っています。鄭所長は、両国が今後も真に平和で友好的な関係を深めるために観光が果たす役割の大切さを強調されました。
「観光は人と人が出会い触れ合うことで本当の意味で相互理解が深まります。今、日本は海外からの観光客を増やすキャンペーン(ヴィジットジャパンキャンペーン)に取り組んでいますね。現在、中国人の日本への観光ビザは北京、上海、広東の住民に限られていますが、それをさらに数都市増やすだけで1000万人の訪日外国人誘致という目標はすぐ達成できるのではないですか?観光客誘致のためのインフラやホスピタリティは充分なレベルに達していると思います。あえて今後充実する必要があるとすれば、駅などの公共施設における外国語表示でしょうか。もちろん都心の大きな駅はそういう表示もされるようになりましたが、地方の小さな駅にまでお願いしたいですね。」
「現在、中国政府は世界の主要な国々に国家観光局を設置していますが、ほとんどが一国一事務所です。一つの国に駐在事務所が二つある国は米国と日本だけ。米国は国土が広大ですから東海岸、西海岸にそれぞれ必要でしょう。その意味で狭い国土ながら二つの事務所がある日本を特別な国、大切な隣国として中国政府は位置付けています。中でも、来日する中国人の半数以上が
入国する関西は、日本の玄関口として、そして両国の長い交流の歴史の中心地として、とても重要な地域です。」
最後に、鄭所長は関西を広く海外に紹介するに当って、より広い視点、例えば外国の人たちの視点に立って自分達の観光資産を見つめなおすことの大切さを語られました。
「中国の人たちに日本の仏教寺院などをただ紹介するだけでは、中国にはもっと古くてりっぱなものがたくさんありますからあまり興味を示さないと思います。中国との繋がりを宣伝することでより興味を持つのではないでしょうか。例えば、宇治市にある黄檗山萬福寺は中国から渡来した隠元禅師によって創建されたといったことを紹介することが大切です。」

吉野の桜を眺めながら、その風景を長い間愛しんできた人の営みに思いをはせる、そんな鄭所長の目を通して紹介される日本の風景は、そこに暮す人々の息遣いまでが感じられる「生きた風景」です。そんな「生きた風景」がより多くの中国の人々の目に触れ、両国の更に親密な交流の礎となるように、これから鄭所長が益々ご活躍されることをお祈りしてインタビューを終えました。

閉じる コメント(2)

顔アイコン

エッチな奥様達の求める甘い一時…男性との触れ合いを真剣に求めております

2010/3/24(水) 午後 3:41 [ エッチ ]

顔アイコン

風俗よりも断然コッチ!お金をもらってHの逆¥倶楽部へどうぞ!

2010/11/7(日) 午後 2:22 [ 風俗 ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事