最近、聴き慣れたアルバム、今まであまり聴いていなかったアルバムも含めて曲目で聴いて更に他曲も味わうのが楽しみになっている。
(必ず新たな発見があり、結構病みつきかも^^)/
なかなか時間的に余裕が無く、コメント等も遅れがちですが興味のある方はお付き合い下さいね。
今回は、1943年ナット・シモンが書いたエキゾチックでトロピカルなナンバー、『POINCIANA』。
(←個人的にはこんなイメージ?!)
1.ディック・ジョンソン『MUSIC FOR SWINGING MODERNS』(MG 36081)
(所有:1992年発売日本フォノグラム盤THE FINAL PRESS)
1956年2月29日,3月27日録音。
パーカーの影響を感じさせる白人アルト奏者ディック・ジョンソンの初リーダー作。
演奏の雰囲気がアート・ペッパーを彷彿させる。
本物ほどではないが、個性的な陰影感、透明感を持った独得の哀調だ。
透明感では、リー・コニッツにも似ているように思える。
ラテンビートに乗った出だしから快調にジョンソンがアドリブを流す演奏がファンにはたまらない。
2.ビリー・テイラー『ONE FOR FUN』(ATLANTIC 1329)
(所有:1992年発売MMG製日本盤)
1959年6月24日録音。
当時のライナーは、あの有名な寺島靖国氏。
氏の文章はジャズファンの心情が十分にあふれており実に読みやすいのが好きだ。
このライナーも面白い。
この中でテイラーの個人的ベストは『ONE FOR FUN』で、以下の理由によると言う。
①他のレコードにはあまり見られないソウルフルな感覚が溢れている事。
②↑の感じが途中で途切れることなく最後まで継続している事。
③ビギナーもマイナーも嬉しい選曲になっている事。
④ケニー・デニスというあまり知られないドラマーが在団している事。
⑤ジャケットにロマンがある事。
だそうだ。うまいなぁ。。
ピアノの音色は硬質で美しい。カチッとした感じが聴き所。
黒人だけど黒すぎないさりげなさがいい。
3.ザ・スリー・サウンズ『HERE WE COME』(BN-84088)
(所有:1992年発売東芝盤BN4000番台ウルトラコレクション)
1960年12月13日,15日録音。
正直今までこのグループのアルバムは聴いていなかった。
でも改めて聴いてみるとなかなかのもの。こういうリラックスしたレコードも必要。
ジーン・ハリスのメロディックなフレーズと心地良いスイング感は、時々物足りなさを感じるが読書などしながら聴き流す(?!)のにはちょうど良いブルーノート。
4.ジェローム・リチャードソン『ROAMIN’』(NJ-8226)
(所有:1992年発売WJC盤)
1959年10月21日録音。
この演奏は凄い。渾身のアドリブ。
リチャードソンのフルートによってテーマを変化のあるエキゾチックなムードにアレンジしている。
フルートのテクニックも抜群でその息使いが演奏の迫力を増している。
発売当時、ライナーの星野秋男氏も含め復刻を強く望んだそうでオリジナル以来、初の復刻盤がこのWJC盤という事らしい。
(レコード会社のオリジナルテープの保管が悪く、所在不明だった。そこを関係者のしぶとい調査でテープの所在が判明し、やっと陽の目を見るに至ったという事らしい。)
5.アーマッド・ジャマル『BUT NOT FOR ME』(MJ-1006M)
(所有:1975年発売日本ビクター盤)
1958年1月16日、シカゴ パーシングラウンジにてライヴ録音。
これは今回の紹介では一番有名な演奏だろう。
ラテンリズムを用い、エキゾチックで多彩なヴァリエーションが聴ける長編で演奏時間は7分半を越える。
マイルス・デイヴィスが惚れこんでいたというピアニスト、アーマッド・ジャマル。
それだけで凄い事だ。
6.ロレイン・ゲラー『AT THE PIANO』(DLP 3174)
(所有:1993年発売ビクターエンターテイメント製日本盤)
1954年録音。
このアルバムはロレイン・ゲラーというピアニストが残したたった1枚のリーダー作。
寺島靖国氏も自著で絶賛している。
引用すると、
「とびきり上等にスイングするジャズ。スイングしても女性らしい。
選曲でもアドリブでも韻律を大切にするのがいい。
ベースとドラムが女を女と思わない伴奏をしている。
トリオ全体の躍動感もばっちり。ピアノ・トリオ・ファン必携。」と。。う〜ん、かなり入れ込んでいるなぁ。。(^^)
確かにバド・パウエルの流れを汲むダイナミックなプレイはピアノ・トリオ好きにはたまらない。