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刀剣研磨研究所
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次にB:地艶仕上げ面
平坦ですが、A:ミラポリ面とは違い「ウネウネ」は無く、
凹凸のエッジがハッキリしてる・・・というか
平坦だけど輪郭がハッキリしてる感じです
 →面内のRq(二乗平均粗さ)は0.7くらいで、Aよりやや少ないですが
  これはレーザーが小孔の底まで届かないためかもしれません。
  ま、ほぼ同等とみていいでしょう。
イメージ 1
 
 
最後にC:刃艶仕上げ面です
これはBの地艶砥の後に刃取りした面ですが、
面の平坦度は同じ様ですが、小さな穴が沢山開いて多孔質になってます。
これが俯瞰では「白く」見えるワケですね。
 →面内のRq(二乗平均粗さ)は1.7あり、Aミラポリ、B地艶面の2倍くらい
  の粗さです
イメージ 2
 
 
さて、3者を比較観察した結論です。
イメージ 3
ポリッシュ、或いは人造砥石で砥いだ面は
エッジを形成しないRのついた凹凸面となるため、目視では鏡面として見え、
日本刀独特のアノ地肌の模様は出ない。
 
天然砥石で砥いだ場合、
地艶砥で砥いだ地肌は凹凸の凸頭頂部のみが平坦に研磨され、凹部の窪みとの
境界には角(エッジ)が形成され、目視ではそれが地肌の模様として見える。
 
それをさらに刃艶砥で砥ぐと、地肌面を多孔質面に変えるため全体に白く見える
様になる。
 
と、まぁこんなところでしょうか。
「天然砥石で砥ぐと地肌が美しく仕上がる」のは
表面の凹凸の凸部頭頂部のみを平坦にできるためなんですね。
 

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    素晴らしい。
    謎が解明されている!

    [ kan*g*waken*i*55 ]

    2018/9/5(水) 午後 9:56

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