臆崖道の山日記

何かこのブログも閉鎖されるみたいですねw

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垂直分布再び(17)

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屋久島の山頂帯ではヤクザサが優勢なためか、日本アルプスや東北・北海道のような広大なお花畑は形成されない。しかしながらヤクザサや苔の中にポツポツと小さな高山植物を垣間見ることができる。それは本州でお馴染みの高山植物と同じ種類なのであるが、みな一様に矮化(小型化)しているのが大きな特徴である。
栄養が貧困な花崗岩帯の土壌、そして強い雨や風にさらされ続ける厳しい気候環境に適応し、生き延びるために大きくなれなかった高山植物たち。数は少ないものの、これから夏にかけて多様な種類の花が、山頂帯に可憐なアクセントをつける。
本当に小さいので、注意深く観察しないと見過ごしてしまいます。



宮之浦岳より南東方向、縦走路を眺める。中央手前が栗生岳、左奥が翁岳、中央右奥が安房岳、その右が投石岳と続く。翁岳〜投石岳は尾根通しではなく西側を巻いていく。
このキメ細やかなヤクザサ帯と、奇妙な露岩の中を晴れた日に歩けることほど、シアワセなことはない。
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その巻き気味につけられた登山道は、ところどころ湿地帯も通る。ミズゴケがキレイな景観を形成しているのであるが、コケの中には葉緑体を持たないものもあり、それは赤い色をしている。
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これがその拡大画像。名前はとある本に載っていたのだが失念。今度調べ直しておきます。
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そして小さな花たち。スミレは種類が多く、交雑が進んでいるので正確な名前はわかりません。
ツボスミレの一種?
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ミヤマスミレの一種?
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オオゴカヨウオウレン。花期は早春なのでもう既に終わり気味。
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ヤクシマコケリンドウ。めちゃくちゃ小さい花で1cm以下で偶然発見。もう少し大型のヤクシマリンドウは、盛夏の岩場に咲くそうだ。
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さらに季節が進むと、ヒメコイワカガミ,ヤクシマコオトギリ,ヤクシマシオガマ,ヤクシマカラマツなどの矮化した固有種が咲くとのこと。夏に行かれた方は、また教えてください。
(次回は花之江河)

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たしかにこの奇岩の中を歩けるのは素晴しいですね。
距離が判りにくいですが、各峰々の間はどれぐらいあるのでしょうか?

2009/5/31(日) 午前 9:10 はっさく

南の方なのにジャングルにはならなくって、笹原に巨石があるって
どうしてなんでしょうね? レポート読ませていただいて益々、行きたくなってきました。

2009/5/31(日) 午後 0:19 沢味家

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私は淀川登山口から花之江河、宮の浦岳までで6時間ほどかかりました。本末転倒なんですが、とても自然観察の余裕はありませんでした。
鹿児島で屋久島ウオークラリーのチラシを見て、気楽に参加申込をしたのです。登山経験は30何年前に少しあったくらいですから、ど素人です。ラリー参加者300人で、最終ゴールはたぶん最下位だったと思います。日本百名山最初の山でした。
退職後、日本百名山登山も目的の一つとなり、現在34座となりました。

2009/5/31(日) 午後 0:38 [ おっこ丸 ]

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>はっさくさん、2番目の稜線の画像に出てくる各ピーク間は、1kmもないです。はっさくさんでしたら、あっという間でしょう。
でもね、ここは鼻歌まじりにのんびりと歩くのが最高です。しつこく言いますが、大峰にも比良にも笹原はありますが、屋久島の笹原は全然違います。笹自体も矮化してちっこいのです。ただ密度はすごく濃いので、ヤブコギはめちゃくちゃ大変ですけどね。

2009/5/31(日) 午後 1:20 [ 臆崖道 ]

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>沢味屋さん、ジャングルになってますよ、標高300m以下は。
奥岳稜線(1700m以上)は北海道の平地と同じ亜寒帯の気候。そして山頂帯なので強風に耐えなければならず、おのずとからヤクザサやヤクシマシャクナゲの風衝低木林しか育たないのです。
奇岩は花崗岩の大地が風化したものでしょう。
記事(5)も併せて読んで頂けると幸いです。

2009/5/31(日) 午後 1:26 [ 臆崖道 ]

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>おっこ丸さん、それは仕方ないと思います。ある程度登山経験があった1年半前の私も、自然観察の余裕はほとんどありませんでした。
この島はゆったりと、のんびりと歩くところだと思います。あるいは見るべきポイントを知っているガイドさんの力を借りるというのも、良い選択だと思います(お金はそれなりにかかりますが)。
日本で最初に世界遺産に登録された場所ですから、他とは圧倒的に異なる独特の自然があるわけですよね。ですから縄文杉や宮之浦岳を無我夢中で往復しただけのツアー山行(否定はしませんが)は、ちょっとモッタイナイと思うわけです。

2009/5/31(日) 午後 1:32 [ 臆崖道 ]

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過酷なため矮小化せざるをえないということで、懸命に生きる姿にグッときてしまいました。
コケも清楚な花も素晴しいと思います。

コケのあるところには粘菌もいるかも。面白い島だあ。

2009/6/1(月) 午前 0:56 mo

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>生き延びるために大きくなれなかった高山植物たち
ふぅむ、勉強になります、そんな小さきものたちを
ちゃんと捉えてる臆崖道さんがすごいなぁ〜
私だったら奇岩群見上げてるだけでスイッチ入って
駈け回ってるだけですよきっと( ̄ー ̄)

2009/6/1(月) 午前 10:16 [ スロートレック ]

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臆崖道さん また明日なんて言いながら 続けて覗いてしまいました。
独特の山々ですね 植物も山容も
もう 何度か訪れた場所のような気がしてきてしまい 途惑っています

2009/6/1(月) 午後 0:37 [ かめ・はは ]

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>moさん、粘菌もいるでしょうね。
あと有機物の分解速度は、本州よりもかなり速いそうです。ということは遭難したら跡形もなくなっている可能性が・・・

2009/6/1(月) 午後 7:31 [ 臆崖道 ]

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>スロトレさん、まあ今回は事前学習もしたので、「意識」して地面も目を凝らして見ました。
大峰でもそういう歩き方をしていこうかな、と。

2009/6/1(月) 午後 7:33 [ 臆崖道 ]

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>かめ・ふーさん、独特という文字は撤回する気になれません。
まだ未踏の地域が多いワタクシですが、少なくともここと同じ場所を体験したことがありませんです。

2009/6/1(月) 午後 7:35 [ 臆崖道 ]

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ヤクシマコケリンドウは1cm以下ですか。本土の半分かそれ以下で、気を付けて見ないと見過ごしてしまいそう。頑張って咲き続けて欲しいです。皆の世界遺産大切に残したいですね。

2009/6/2(火) 午後 5:04 polaris

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>ポラリスさん、自慢じゃないですがほとんどの登山者は気づいてないと思います。もっとも私も偶然発見したので、偉そうに言えないのですが。

2009/6/2(火) 午後 10:35 [ 臆崖道 ]

事前の学習 下調べがしっかりとなされている感じが 画像から伝わってきます。ポイントを押さえ 高山植物の狙い撃ちですね。

2009/6/4(木) 午後 11:25 すぎっちょん

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>すぎっちょんさん、下調べはナシでも楽しめると思いますが、して行った方が倍以上楽しめます。とは言え、最初からはやはりムリでしょうね。
エコツアー(ガイド山行)を利用する手もあります。

2009/6/4(木) 午後 11:28 [ 臆崖道 ]

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屋久島へいったことが懐かしく思い出されました。しかし、下の方の植物は調べましたが、高いところまではいっていませんので、大変参考になりました。感謝です。

2010/2/5(金) 午後 2:27 [ kouzan ]

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>kouzanさん、コメントありがとうございます。
私はどちらかと言うと、標高の低い場所の植物の方が弱いかもです。
具体的に言うと、自分ちの庭に生えている草木の種類が、ほとんど言えません(笑)。
これからもよろしくお願いします。

2010/2/5(金) 午後 7:21 [ 臆崖道 ]


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