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土曜日の朝、強くも弱くもない冬型の気圧配置。大峰・台高の主稜はガスガスだろうが、里山程度ならそこそこ冬晴れの山行ができるだろう。でも我が家は寝ぼすけ
もとより山に行くつもりはない。遅い朝メシを食ってから、9時を過ぎてから自宅を出発。
どこへ行くって?
---遅い紅葉を見にいくんかいな。
(旧宮川村にて)
ぶぶーーーーっ
---じゃあ、子持ち鮎でも食いにいくんかいな。
ぶぶーーーーっ
というわけで、一人漫才みたいなイントロで申し訳ないけど、寄り道をしながら東紀州にやってきた。まずはロケハンに時間を費やす。
駐車場の側の場所の方がいいかなと思ったが、結局当初の予定地であるこの場所で観望することに決める。
この場所は、施錠されたゲートがあるので直接クルマで入ることはできないが、5分ぐらい誘導路を登るだけでこの高台へと至ることができる。問題は電灯が乱立していることだが、山ノ神の鶴の一声「21時頃には消灯するやろ」の意見を採用した。確かにイベントのクライマックスは23時からなので、それまでに消えてくれたらいい(節電のご時世なので、まさか夜通し点灯しているとは思えない)。
当初は貸切状態だったが、16時頃バイクの音と共にライダーが2名やってきた。同じことを考えている人たちは大勢いるかと思ったが、意外とそんなことはなく、この場所は4人で使い放題だった。もっともライダーの2名は、写真にはあまり興味がないようで、ほろ酔いながらの肉眼観望とシャレこんでいた。
山ノ神が踏み跡を見つけて、海岸まで降りる。この場所なら景色はさらによさそうだが、ここではテントは張れないので却下。
元の場所に戻って、天幕をセットしていたら、何とライトバンが上がってくるではないか。ゲートを解錠できる人と言えば・・・
行政(公園の管理公社)の管理人は、ちゃんと仕事していた(土曜日の夕方なのにね
温暖な東紀州の海岸線だが、日が沈んだらさすがに冷えてきた。これまた行きがけの駄賃で買った紀和牛を、スキヤキにして腹の中からあっためる。
日没と同時に、東の空から本日の主役が登ってきた。
私は20数年ぶりに再使用する望遠機材のピント合わせ。前景の小島を強拡大してみると、小舟やら灯台などが賑やかだということがわかる。
木星とガリレオ衛星たちも、一応分解することができるようだ。
この月の出直後の光に照らされる海の景色は、お手軽キットレンズの18-135㎜で撮った方が、絵としてはよかった。
手前にあるススキの穂が、まるで中秋の名月のような感じになっている。
夜は更け、満月は高度を上げていった。そして21:45、部分食が始まる。どんどん月は、地球の影に食われていった。
皆既食もそうだが、特筆すべきは全天の星の数。食が始まった頃には、月明りで星の数はそんなに多くなかったが、
どんどんと星の数は増えていき、それを眺める我々の気分も、それに比例して高揚していった。
23:05、皆既食の始まり。
皆既中に現れた微光星たちが、普段見られない赤い月を飾り立て、それは見事な星景だった。
そして天頂近くに、赤銅色の月が浮かんだ。ほろ酔い気分で感嘆の声を上げるライダーたち。カメラと格闘しながらも来てよかったと心から思う私。テントの中から寝転がって観望するという特等席の山ノ神。ここに居る4名は、それぞれの思いで、このイベントを堪能しているようだ。
(皆既中の月と、昴、オリオン。うっすらと冬の天の川)
ここで事件発生 もう皆既も終わりかけなので、ここで観望を中止し、急いで撤収することにした。ライダーたちも存分に堪能されたのか、すでに白河夜船だった
撮影日:2011/12/10(土)
撮影機材:PENTAX k-5,f=12-24㎜F4,f=16-50mmF2.8,f=18-135mmF3.5-5.6,75EDHF直焦点,O-GPS1 |
番外編
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>hinokiさん、野鳥撮影用に使っておられる望遠レンズでも、結構キレイに撮れたと思いますよ。
2011/12/18(日) 午後 11:02 [ 臆崖道 ]
>GENEさん、ありがとうございます。そうですか、残念でしたね。冬型の気圧配置でしたので、東北の日本海側は特に条件が悪かったのでしょうね。
個人的には鳥海山と皆既月食のコラボを見てみたかったですが、それは無理な注文でしたね。
2011/12/18(日) 午後 11:05 [ 臆崖道 ]
>すぎちゃんさん、撮影地には悩みました。まず冬型の気圧配置なので、大峰や台高はダメ。っていうか、こんな重い機材は担ぎ上げられません(笑)。となるとクルマで行けるとこですが、龍神スカイラインも候補地に選びましたが、やはり晴れる確率の高い太平洋の海岸沿いに決めました。標高の高いところの方が、空気が澄んでいて街灯りもずっと少ないので、星はよりたくさん見ることができます。しかし天気第一ですからね。
この場所は、思ったよりも街灯りの影響が少なく、好適地でした。
ちなみに肉眼ではこんなに多くの星が見えるわけではありません。あくまでカメラを通した絵です。
>大正時代頃までの夜空
それはもう降るような星が・・・
2011/12/18(日) 午後 11:10 [ 臆崖道 ]
ぼきっが三脚じゃなくてよかったですね〜
すばらしい赤い月ですね。惚れ惚れです。
私はこの日は高遠でしたが、雲が出ちゃって瞬間的に見えたくらいでした。
真上だったから首が疲れましたね。
2011/12/18(日) 午後 11:33 [ ぜいぜい ]
>ぜいぜいさん、山梨辺りでは皆既時間帯に薄雲が広がってしまい、折角のイベントが台無しになってしまったようです。
テントのポールは焦りましたが、400円で修理完了でしたわ。
今回の月食観測は、テントに寝転がってまったり眺めるというのが、いちばん贅沢な見方でしたね。
2011/12/18(日) 午後 11:40 [ 臆崖道 ]
月の満ち欠け・・・夜空に昴やオリオン座、おまけに天の川
ぼーっと眺めていたい天体・・・宇宙
写真を見せて頂いて、それで満足しておきます〜
2011/12/19(月) 午前 0:03
こちらは雲に隠れて見えませんでした。(>_<)
条件のイイところに出かけて撮る臆崖道さんは流石です!!
ファンタスティックな一夜に☆ポチ〜
2011/12/19(月) 午前 0:16
お月さん見に行ってたんかいな
の方が、ネタ的に面白いけどね
ここは高い山で一発勝負して、見えへんだ〜
2011/12/19(月) 午前 10:55
>おっこ丸さん、レス抜け落ちてました。申し訳ございません。
わざわざ拡大していただき、さらに恐縮です。
2011/12/19(月) 午後 6:07 [ 臆崖道 ]
>yokkoさん、寒い時期ですからね。もう少し暖かい時期でしたら、観望もしやすいでしょうね。
夏だったら天の川も濃くて、さらに賑やかだったでしょうね。
2011/12/19(月) 午後 6:09 [ 臆崖道 ]
>すみれママさん、結果からすると奈良市内からでも月食は見えたそうです。でも星も一緒に見るなら、やっぱり暗いところでないと。
そのためには多少の遠出はね(#^.^#)隣県ですから(といっても3時間以上かかりますが)。
2011/12/19(月) 午後 6:11 [ 臆崖道 ]
>はっさく師匠、確かにネタとしてはその方がオモロイでしょうが、そのような役目は私には似合いませんホントo(゚Д゚)?
ここは一発師匠にオマカセいたしますわ〜
2011/12/19(月) 午後 6:13 [ 臆崖道 ]
凄いですね〜大阪の空で少しみたのですが
奥様と出かけてこんな素晴らしい月食鑑賞、、、
ヤッパリ、山での風景は絶景ですね。
素敵な貴重なお写真有り難うございます🌙👏
ポチ👏👌🌙
2011/12/19(月) 午後 6:56 [ - ]
>はまちゃんさん、同じ赤い月をご覧になっておられたのですね〜
大阪でもキレイに見えたでしょう。
んで、ここは山じゃなくて、海岸沿いなんですわ。
はまちゃんさんの故郷から新宮〜熊野〜尾鷲って北上したところなんですねん。
2011/12/19(月) 午後 10:05 [ 臆崖道 ]
皆既中の赤い月と冬の星座雰囲気出ていますねー。
私もこういう写真が撮りたかった。(新潟は雨でした)
奥様と二人でのんびり月食見物とは贅沢だなー。
アストロトレーサーも大活躍でよかったですね。
2011/12/19(月) 午後 10:07 [ skame ]
>skameさん、コメントありがとうございます。
75EDHF直焦点ではピントが甘く、すみませんです。でも四半世紀ぶりに撮った割にはまあまあかな(笑)。
アストロトレーサーなんですが、実は精密キャリブレーションが上手くいかずに、2週間前に大峰のど真ん中でのGPS情報で作動させました。なので結構流れています。まだまだ使いこなせていない(2回めだから当たり前?)ので、これからも実戦練習あるのみです。
新潟にお住まいなんですね。冬は特に天気が悪いところなので厳しかったですね。奈良からじゃ、太平洋側にも日本海側にも数時間で抜けることが可能なので、恵まれた場所かもしれません。
2011/12/19(月) 午後 10:14 [ 臆崖道 ]
月の道、えーなぁ!
小島を強拡大の絵が好きかもー♪
2011/12/21(水) 午前 0:01 [ shirane ]
>白音さん、ありがとうございます。実は私も星や月よりも、この絵の方が傑作かもと内心思っていましたヤハリプロノメハチガイマスナ
2011/12/21(水) 午後 9:43 [ 臆崖道 ]
東紀州まで出かけてお月見とは、さすが元?天文マニア?でしたっけ?
夜空を照らする月の光、そしてお月様自体の妖しさ満点のいい写真です〜
2011/12/21(水) 午後 11:09
>はなゴン先輩、元・エセ天文マニアですw
百武彗星やヘールボップ彗星なんかも、観測したことがあります。
そう言う意味では、昔から美しい自然風景には興味があったと言えます。山岳写真に転向するとは、思いませんでした。
2011/12/22(木) 午後 8:56 [ 臆崖道 ]