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2011年12月30日(金)、午前中から冬山合宿の支度に忙殺される。
今回の私(●印)と山ノ神(◎印)の団体装備は、
●スコップ
●容量1Lのガソリンシグ
●ラジオ
●12/31夕食用食材(4名分,メニューはポトフで肉類とパスタを私が担ぐ)
◎大容量アルミコッフェル(6.3L+4.0L+2.8Lの3個セットで、2kg近くもある)
◎テルモス(0.5L)
◎12/31夕食のポトフの野菜類と、1/1朝食用の丸餅×10個
である。
他の個人装備【クロージング類】として、
上半身=Aシェルジャケット,Bフリース,Cベースレイヤー,Dスキンレイヤーとテント内で着用するEダウンジャケット
下半身=Fオーバーパンツ,Gベースレイヤーにアンダーパンツ(下着)と靴下
その他として、
帽子2種類+手袋2種類
象足
バラクラバ(使用せず)
スパッツ
とまあ、こんな感じである。たぶん一般的なもの。
んで、今回は行き先(南ア)と気圧配置(荒れない予想)を考慮し、Aはハードシェルではなく、ソフトシェルを選択した。下半身のFも同じく防水性よりも軽量化とストレッチ性能を重視し、やはりソフトシェルに(リンク先のアイテムは最新モデルであり、私が所有しているものは4年前の旧モデルです)。この「ソフトシェル」はいわば“撥水性のあるジャージ”みたいなもの。ゴアテックスのハードシェルのような防水性はないものの、動きやすさ・軽量・透湿性はこちらの方が断然上だ。要約すると、
ハードシェル=湿雪や大ラッセルを伴う山行
ソフトシェル=乾雪でラッセルはあまりない山行
と使い分けるようにしている。さらに万が一の深雪と降雨にも備え、合羽の下も一応持って行くことにした。
【ギア類】は以下の通り。
ピッケル,アイゼン,冬用登山靴
3シーズンシュラフ,シュラフカバー,エアマット,超薄銀マット,ヘッデン
個人用食器類,ロールペーパー,使い捨てカイロ,地形図,コンパス,サングラス
行動食×3日分と500mLペットボトル
さらに私のみ、撮影機材(三脚含む)約3kgが加わるが、上記装備をムリヤリ32Lザックに詰め込んだ(衣類のB,C,D,F,Gは着用)。総重量は、約16kg。
午後9時に会の先輩方と合流し、総勢8名で前泊地“道の駅”に向かう。飯田山本ICから道に迷うものの、何とか翌日1:40に到着し、そこで仮眠。ちなみにムリ詰めザックからシュラフを取り出そうものなら、二度と再パッキング不可能となること確実なので、夏用シュラフをもう1個持ってきて、それで寝・・・寝れんぐらいめっちゃ寒い寒い〜
この道の駅は標高400mぐらいの下界なんやけど、やっぱ信州は冷えるわ〜
朝7時過ぎに、標高970mの登山口までクルマで移動開始。何で前夜のうちに登山口まで入らないかと言うと、この凍結林道が(登山よりも)オソロシーとの情報があるからだ。もっともその凍結はさほど酷くはなかったので、約1時間ほどで到着できた。
聖光小屋は冬季休業中だが、管理人が入っているらしく、煙突から煙が上がっていた。先行者のものと思われるクルマは2台。岳人12月号で特集を組んでいた割には、入山者は意外と少ないのかな?と感じた。
8:30出発。西沢渡までは遠山川右岸につけられていた森林鉄道跡の平坦道を40分ほど歩く。まあ、軽いウオーミングアップといったところか。
途中、2箇所の枝沢を通過するが、いずれも氷瀑と化していた。
9:10、西沢渡に到着。ここには名物がある。
耐荷重150kgと記された野猿?ゴンドラ?ロープウエイ?のアトラクションをこなさなくてはならないのだ。2人ずつ分乗して手動で手綱をえんやーこーらー いきなり腕力を要求されるとは、想定外やんけ〜
このアトラクションの通過だけで、30分も要した(体力もかなり消耗)。そして渡渉点からは、激登りが待ち受けている
雪は少ない、いやほとんど皆無といった状態。おまけに今日は高気圧の中心に居るため、快晴無風の状態。こんなめずらしい穏やかな日は、是非とも稜線歩きとしたかったのだが、日程の都合上仕方ない。そんな天候の中の急登なので、暑い暑い
とにかくひたすら何につけても標高を上げるしかない。鉄砲登りの尾根から振り返ると、遠山川が小さくなっていった。
標高は200m刻みで指標が掲げられているし、ルートもハッキリしているので迷うことはない(百名山なので当たり前か)。植生は南アルプスらしい、針葉樹の森だ。
途中で先行の6名パーティに追いつく。どうやら今宵は聖平小屋の冬季小屋で泊まる予定らしい。我々の計画書では、標高2200m地点ぐらいまでしか上がれないだろうと想定していたので、このパーティは屈強のようだ。
雪は1800mを越える辺りから、多少出てきた。これは想定よりも少ない。
12:50、“苔平”と書かれた標高2000m弱地点を通過。雪量はそんなには増えていない。もちろん増えない方が通行にはアリガタイのだが、あんまり雪が少ないと幕営が難しくなる。
というのも、流水が得られないルートでの雪山テント泊では、生活用水は全て雪を溶かしてまかなうことになるからだ。そのためにはやはり30cm以上の積雪量が欲しい。そんな心配をメンバーがするようになってきた。
上からは合計3名の登山者とすれ違ったが、彼等が言うには薊畑でも雪はそんなには多くなく、ツボ足でも大丈夫とのこと。おまけに『雪がキタネーっすよ。融かしても茶色く濁ってたし
ちなみに3年前、同じような少雪のとき、オソロシーめに逢われた方から、事前にメールでやりとりをしていたので、私は特に雪質が心配だった。
標高2200mぐらいのトラバース道付近。雪も多少増えて、またキレイそうだったが、あいにく張れるような場所は皆無。
兎岳に続く尾根がちょっとだけ見えた。ちなみにこの尾根、展望はほとんどなかった。一箇所でも開けた場所があってもいいのにねぇ〜
2314m三角点を過ぎると、稜線はもうちょっとのハズだが、さすがに屈強な先輩方もお疲れモードのようだ。というのもアルコールを3リットルも下げてくるような人たち(下戸の私はワインを200cc程度しか持参しません)なのだから。
このシラビソの急坂を登りきれば・・・
14:50、ようやく薊畑分岐(稜線)に到着。眼前に南岳と上河内岳が現れた。
(つづく)
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南・中央アルプス
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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ハードよりソフトですか。悩ましいですね。
ザックは、山ノ神さんと大きさが逆のような?
わが家は、雪山には浄水器持参してます。
2012/1/4(水) 午後 1:24 [ パンダ ]
南アルプスや八ヶ岳、いや北アルプスもでしょうか?
例年に無く少雪のような気がします。
それでも快晴の年末、イイですねー☆☆☆
選択大当たりでしたね!
2012/1/4(水) 午後 1:43
夏にバテバテで行ったところですが、この年末に入山でしたか!
たしか今月の『岳人』にもここの記事がありましたね。意外に雪が少なそうで、天気にも恵まれたようですね。うらやましい。
2012/1/4(水) 午後 6:59 [ kazutaka ]
夏に縦走したコースで懐かしいです。冬はすごそう…
装備がハンパでないですね。美味しいものがたっぷりみたいですが。
次回のこの続きがとっても楽しみ♪
ポチ!
2012/1/4(水) 午後 7:56
おめでとうございます。南アルプスで年越しですか、すごいですね。
今年は雪が少ないのでしょうか?もう一回くらい寒波が来ないと鈴鹿なんかは雪が溶けてしまいます・・。
2012/1/4(水) 午後 8:21
>hinokiさん、日本なんたら名山ですから夏はかなり登山者が入っていますよね。冬はそれなりに厳しくなりますので、ぐっと入山者数は減りますが、それでも難易度的にはまだ低いレベルだと思います。
むしろこれからの方が難しくなると思います。
2012/1/4(水) 午後 10:37 [ 臆崖道 ]
>fuji_shimizuさん、長野県から入りましたが、この山は静岡県に縁が深い山だなぁと実感しました。理由は後述。
2012/1/4(水) 午後 10:38 [ 臆崖道 ]
>Fukuさん、おお!遠山郷がご出身地だったのですか。すると下栗の里なども当然・・・
いいところですね、この地は。
2012/1/4(水) 午後 10:40 [ 臆崖道 ]
>おっこ丸さん、我々も(その他の方々も)最初はそこからのスタートでした。あとは、どこまでを目指すのか、何をやりたいのか、ですね。
2012/1/4(水) 午後 10:42 [ 臆崖道 ]
>しまちゃんさん、思いです。でも先輩方はもっと重くてデカいザックを担いでいました。
我々は例外中の例外ですが、基本的に「山ヤ」は大酒飲みの集団と考えてよろしいかと。山岳会,山小屋関係,救助隊関係などなど。
2012/1/4(水) 午後 10:44 [ 臆崖道 ]
>パンダさん、はい、山ノ神のザックは70Lと私の倍の容量です。パッキングがヘタクソなのもありますが(笑)。
関西の湿雪では、ソフトシェルの出番はほとんどないです。また雪ではなく雨が降る可能性がある北アの春山でも、かなり悩ましいです。しかし(この体格の私なら特に)運動性能と蒸れ放散性能は、とても魅力です。
2012/1/4(水) 午後 10:49 [ 臆崖道 ]
これだけ担いで16kgとは現在の装備は軽くなったものですなぁ。
私のは基本、古い装備が多いんでクソ重くて。まぁその前に自分の方が古くなって重くなってるんですけどね(=_=)
2012/1/4(水) 午後 10:50
>すぎちゃんさん、北アに関してはこの時期全くの登山対象外なので、積雪量は調べてもいません(笑)。八ツと南アは確実に少ないです。
基本的に日本海側気候の山域は雪が例年並み以上、太平洋側気候の山域は少雪かと認識しています。
あくまで今のところ、ですが。
2012/1/4(水) 午後 10:53 [ 臆崖道 ]
>***さん、また開店されたらお知らせください。
2012/1/4(水) 午後 10:54 [ 臆崖道 ]
>かずたかさん、実は当初は塩見岳の予定だったのです。しかしその岳人の記事などの情報で、ヒジリに変更いたしました。
雪は確かに少なかったです。ラッセルなどはほど遠いぐらい(笑)。おそらく台高・三峰山の方が多かったかも!
2012/1/4(水) 午後 10:56 [ 臆崖道 ]
>moさん、確かに3000m級の山岳なので、風などの気象条件は厳しいですが、積雪量は意外と少なかったです。ここは南アのさらに南部なので、日本海側気候の影響を受けにくい場所のようです。
実は年末年始よりも、南岸低気圧が来る2月以降の方が積雪量が増えて・・・
2012/1/4(水) 午後 10:59 [ 臆崖道 ]
>たろーさん、会の恒例行事ですからね。
降った雪の量は、関西の方が多いと思います。ただし仰るように、関西は融けるのも早いですから、ここ数年続いている1月中旬以降の「寒波の息切れ」が心配です。
2012/1/4(水) 午後 11:02 [ 臆崖道 ]
>はなゴン先輩、最近の登山装備の軽量化・高機能化はめざましいものがあります。
対して、最近の私の重量化・低機能化はめざましいもの・・・orz
2012/1/4(水) 午後 11:06 [ 臆崖道 ]
自分だったら16kgには抑えられない、、、((+_+))
3シーズンシュラフで夜は耐えられるんですか??
しかし良いところに行きましたねー、このあとの写真が楽しみだー!
2012/1/4(水) 午後 11:09 [ shirane ]
>白音さん、それは撮影機材の個体重量と数の差だと思います。
このシュラフはそんなに暖かく感じるものではありませんが、衣類のレイヤリングとホッカイロで我慢しますw
あとは「慣れ」ですww
>このあとの写真
ホーオーと一緒で雪少ないんですけど・・・
2012/1/5(木) 午後 1:15 [ 臆崖道 ]