|
11/18(水)はパック旅行に含まれているツアーに参加して、バロンゴージ国立公園を訪れた。
まずはCNSからバスに乗って“Freshwater”駅に立ち寄る。これはCNSからKurandaを結ぶ観光鉄道の駅で、この“Kuranda Scenic Railway”の博物館や古い車両を利用したカフェなどがある駅だ。ジオラマで、これから行くバロンゴージの地形などを見学する。ちなみにゴージgorgeというのは、沢屋がよく使う“ゴルジュ”と同じ意味だ。
それでここから観光鉄道に乗るというわけではなく、再び観光バスに乗って別の“Caravonica Lake”駅に向かう。これはゴンドラの山麓駅で、ここからゴンドラ“Skyrail”に乗り込むのだ(乗車時刻は9:00)。
山麓駅は標高5m。そこからイッキに最高地点である標高545mまで高度を上げていく。そしてこのゴンドラの真髄は、ウェットトロピクスのキャノピーを俯瞰できることだ。熱帯雨林の植生も、高度を上げて行くにつれて、変わっていくことに注目
おっと、レインフォレストの名の通り、雨雲が湧きたってきたがな
熱帯雨林らしい景色に感動ですわ
眼下の先には、雲間からCNSの沖合まで見通せた。これはこれで絶景かな。
そして最高地点の中間駅である“Redpeak”駅へ到着。Skyrailは途中下車OKなので、もちろん下車して散策する。今度は通常の、『見上げる』ウェットトロピクスの観望だ。
これはバスケットファーン。要するに着生植物である。シダ類の着生植物が、樹林から栄養をもらわずに育っているわけである。じゃあ、何故わざわざ背の高い不安定な場所(樹林の上部)に着生するのか?
それは皆さん、熱帯雨林(熱帯多雨林)の特徴をよく考えてみてください。つる植物も多い理由も、同じ理由である。
バスケットファーンをゴンドラから水平位置で眺めるとこんな感じ。
“Reapeak”駅の散策路は短いものだが、展望地もあって是非とも途中下車してみたい駅だ。
で、このウェットトロピクスの林床はシダが目立つ。中には樹のように枝を伸ばす“木生シダ”も多々見られる。
そして苔は思いのほか少ないというか、ほとんどない。これが熱帯雨林と雲霧蘚苔林の違いで、よく一緒にされるがネイチャー系の趣味を持つ方は理解しておくべきだろう。
ゴンドラに再乗車し、次の駅へと向かう。高度は少し下げて行くが、キャノピーの俯瞰タイムだ。ウチワヤシやカウリパインなどの高木の林冠が見事だ。もっとも最高地点を越えているので、アサートン高原北部の見通しも良く、圧迫感はない。
次の途中駅は“Barronfalls”駅。もちろん下車。バロンゴージを左岸側から眺めるポイントがある。
“falls”と複数形になっているので、連瀑となっているのか、単なる段瀑なのか、それはこのポイントからはわからなかった(段瀑には間違いなさそうだが)。そしてこの時期は乾季の終わりなので、水量はかなり少なめだと思う(滝の上流はダムになっており、乾季は特に水量が下がる)。
左岸側に、つまりこのSkyrailの対岸に、Scenic Raiwayの線路があり、そして丁度“あちら側”の“Barronfalls”駅に列車が停車したようだ。
これから訪れる、つまりターミナル駅のある“Kuranda”の街が右端に見える。
三度(みたび)ゴンドラに乗り込む。ここから先は標高336mの“Kuranda”駅まで、ほぼ水平移動。Barron川がゆるやかに流れていた。そして両岸に育っている樹林の高さに注目。MAX60mの樹高の森なんて、日本にあるかい?
11:25、“Kuranda”ターミナルに到着。世界最古の雨林は、ここでも別の視点で観察するプランが組まれている。
(つづく)
|
QLD
[ リスト ]





臆崖道さん、こんにちは。
植生に対する興味も強くお持ちのようですね。
Kurandaの名、鉄道、木道を歩く、ゴンドラなんとなく記憶があります。
熱帯雨林の特徴は成長が早い植物が圧倒的に有利で、成長速度で対抗できない
植物は、ツルのようにからみつくか、着生植物のように上の方に寄生するかでしょうか。
また、苔が少ないのは、地面に近いところは余りにも太陽光が少ないし
スコールの雨量は桁違いで地面は水面下になるからでしょうか。
解説が非常に簡潔、的確で、ひょとしたら臆崖道さん、教える仕事をされていたり。
先生、私は何点もらえるのでしょうか。
2016/1/14(木) 午後 1:32 [ kan*o1*45 ]
60メートルの木って?日本は木を使うのが上手な国と思いますが、ここらあたりはどうなんだろ。さすがに川の水は濁ってますね。
2016/1/15(金) 午後 5:14 [ rockyouqueen2000 ]
>kandoさん、20歳も年長の先輩に向かって点数をつけるなど恐れ多くてできません(笑)。
Kurandaは多くのガイドブックには“キュランダ”と記されていますが、現地人ガイドの発音では“クランダ”でした。
んで、kandoさんのご回答ですが、大筋で正解です。
基本的に林冠が幾重にも形成されており、太陽光は林床にはほとんど届かないようです。ですので光の奪い合いは、どうしても上部が舞台となるわけです。その舞台に上がるためには、つる植物や着生植物になるしかないのです。
雨期の雨量はかなり多いようですが、アマゾン川流域のように泥で林床を覆い尽くす(こうなると苔は生きていけない)ということはほとんどなく、それよりも太陽光の少なさが苔の生育を阻んでいるとのことです。
ですので、及第点を70点としたら、90点ぐらいはあると思います(結局採点しているやんけw)。
2016/1/15(金) 午後 10:43 [ 臆崖道 ]
>rockさん、カウリパインなどの常緑高木は、高さ60mぐらいまで達することがあるようです。屋久島の縄文杉の樹高は25mぐらいですから、その高さがよくわかると思います。
豪州では意外と林業は盛んなようです。ただ、木をうまく使う文化なのか?と聞かれたら・・・どうなんでしょうね(わかりません)。
2016/1/15(金) 午後 10:53 [ 臆崖道 ]