臆崖道の山日記

そろそろタイトル名を変えるべきか・・・

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甘い桜花に誘われて

前記事でも紹介したが、これはフツーのスズメ。スズメ目スズメ科の野鳥である(分類上ではハタオリドリ科から独立してスズメ科になった)。
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ニッポンの野鳥では、スズメ科は2種棲息しており、もう1種がニュウナイスズメである。
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無印スズメとの明確な違いは、頬の黒斑がないこと。だから“にふ(斑点)”が“無い”ことから名付けられた一説もある。
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他にも違いはいろいろある。成鳥♂の頭の色合いは赤栗色で、スズメのくすんだ褐色とは異なる(最上段のスズメの頭の色と比べて欲しい)。そして陽光が当たると、とても鮮やかだ。
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3つ目の違いは、スズメが雌雄同体であることに比べて、ニュウナイ♀はオリーブ色基調のジミな色合いであること。
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そして淡色の眉斑が♀の特徴でもある。なのでニュウナイの群れを観察していても、飽きないものだ。
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4つ目の違いは、本州内で明確な移動をすること。スズメが民家近くの農耕地(都市部にも平気で棲息)が中心、すなわち人間社会と共生できるように適合したのと異なり、ニュウナイは民家から離れた森林を好む。なので、ニュウナイスズメを見たことがない人の方が多い(もっとも無印スズメと区別がつかない可能性も高いが)だろう。
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ニュウナイの移動というのは、繁殖期に北日本(積雪の多い地帯)、そして冬季は西日本のような暖地に渡りをするということ。鳥屋である私もニュウナイを見かける機会は少ないのだが、ここ奈良盆地には割と訪れてくれる機会があると思う。
そしてこれから北帰するのだが、桜の季節には花蜜を吸いに、立ち寄ってくれるときがある。
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桜の花弁の付け根にある子房をつぶして花蜜を吸うわけだが、1弁当たりの量は知れているだろう。だから次々と花をついばみ、吸うのに必死である(お食事中は接近してもあまり逃げない)。
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中にはラッパ飲みをするような、お行儀の悪い個体も。というか、このラッパニュウナイを撮るのが、バーダーカメラマンの定番でもある。
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最後の違いは鳴き声。これは実際に聞き分けてみないとわからないだろうが、スズメの“チュンチュン”は少し濁点が入るが、ニュウナイの鳴き声は少し高めの“チュッ”“チィー”だ。
この朝は初めて「桜ニュウナイ」を見ることができたが、満開の桜花に群がり、美声が上部から降ってくるそのさまは、まことにシアワセな時間であった。
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探鳥日:2019/4/9(火)※冒頭のスズメの画像のみ4/5(金)撮影
探鳥地:奈良市 ※スズメは大阪市
天候:晴れ
撮影機材:PENTAX KP,150-300mmF4.5-5.6



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画像が鮮明で美しいので説明が良く分かりました。

特に花蜜を花弁の付け根の子房から吸う姿がハッキリ見えて納得でした。
満開の桜の中に鳥たちを見つけると嬉しくなりますね。
素人の私でもそう思います♪

2019/4/17(水) 午前 9:23 しまちゃん 返信する

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> しまちゃんさん
ありがとうございます。
画像が鮮明なのは、ニュウナイスズメが近く(逃げない)で採餌していたので、ほぼトリミング不要だったからです。
200枚ぐらい撮影しましたが、その中でいろいろなシチュエーションのニュウナイが撮れたのはよかったです。
あまり野鳥に詳しくない方々にも、この「よさ」「面白さ」を伝えるのが私の役割なので。

2019/4/17(水) 午後 7:57 [ 臆崖道 ] 返信する

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