臆崖道の山日記

そろそろタイトル名を変えるべきか・・・

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星景(せいけい)、あるいは星野(せいや)写真においては、できるだけ星の写っているエリアが広いことが望まれる傾向にある。だから樹林に視界を遮られたこのようなロケーションでは、撮影さえはばかれることが多い。
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固定概念は捨てよう。冬枯れの季節なら、樹間からこぼれる星々が、また趣向の変わった絵を与えてくれるものだ。
私はこのようなシチュエーションのときは、星景写真では必需品(不可欠)と誤解されるデフュージョンフィルターは使わないようにしている。何故なら星座のカタチを表現する絵ではないから。デフュージョンフィルターの副作用として掻き消されてしまう微光星も加わってほしいからである。
そして静止画でも構わないが、タイムラプスムービーとして表現する方が、さらに面白い。その効果は、見ての通りだろう。
動画はこちらからご覧ください⇒https://www.youtube.com/watch?v=S6s1zsHUKTg

(夜間はかなりの強風が吹いており、そのため樹々の枝が揺れているさまも見ていただけると幸いです)


翌朝はヘッデンを灯して、4:50出発。
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持経宿で少し奥駈道をはずれ、林道を東方向へと下る。こちらの水場は、やはり山彦ぐるーぷによって整備されたホースからとくとくと出ていた。これはありがたく補給させてもらう。
再び持経宿へと戻り、阿須迦利岳への急坂を登っていく。
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ちょいとした鎖場を越え、証誠無漏岳のピークが見えてきた。
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7:30、証誠無漏(しょうじょうむろう)岳・1301mに到着。ここで南奥駈道から外れることになる。
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(こちらは北方向、つまり奥駈道の展望。次のピークである涅槃岳が見えている)

それにしても12年前の同時期にこのピークを訪れたときは、下草であるスズタケのブッシュに覆われていたのだが、それが一切合切なくなっていた!!
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(2007年5月4日撮影の画像)


これが現在の植生。枯死したスズタケの残骸が、ほんの少しだけ残るのみだ。
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「山は逃げない」はウソだと思っている。焦って無理をしてでも早く登っておけ、という意味ではない。しかしながら尾根も谷も、そして滝も、いつまでも同じ景観を保っていてくれるものではないということ。
閑話休題。スズタケが枯死した理由はわからないが諸説ある。
①シカによる食圧
②伝染病
③地球温暖化などによる環境の変化
④数10〜100年単位で発生する開花・結実後の一斉枯死

そしてこの現象は九州や関東でも、同様のことが起こっているとのこと。
いずれにせよ、この枯死は植生や動物たちにも影響を与えることだろう(コマドリやコルリなどのヤブを好む野鳥にとっては悪い影響がある)。

ただ、ブッシュが消えたことにより、ずいぶんと歩きやすくなったのもこれまた事実だ。そして空いた空間からは、展望という恩恵も。
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(白谷山方面を望む)

実はこのバリエーションルート、つまり八人山東尾根〜石仏山間には、2010年版山と高原地図上では「ブッシュ」の文字が3か所も書かれている。おそらく2010年以前は、スズタケに覆われた踏跡も薄いヤブ山だったのだろう。
しかし現在は疎林の、そしてところどころに展望地が点在している解放感のある尾根に変わっている。
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(白谷〜笠捨山方面を遠望する)

今回の目玉は、P1340〜奥八人山の、気持ちの良い尾根歩きだったのかもしれない。
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奥八人山手前には崩壊地もあり、そこからは釈迦〜孔雀方面と、天竺尾根や太尾もよく見える。
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と、ここでアクシデント発生。山ノ神が右目の痛みを訴える。持経の水場で汲んだ水で洗い流すが、痛みは治まらないし、ゴミが入ったわけでもなさそうだ。
9:45、奥八人山に到着。痛くて右目を開けていられないそうだ。
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それでもまったりとはあまりしていらでない。絶対的な制限時間があるのだから。本日の目的ピークである中八人山には、100m下ってから200m登り返すことになる。
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11:00、中八人山に到着。ミッションを遂行し、そそくさと下山に取りかかる。
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南八人や西八人には寄っていられない。山ノ神がほぼ片目状態なので、ペースもかなり落ちてきた。
そして宮ノ谷ノ頭までの激下りから、石仏山までのダラダラした尾根歩き、そして石仏北峰からの激下り(こちらは鹿除けネット脇の途に常緑樹のヤブがかかり難渋した)を経て滝谷橋に着地したのが15:05。4時間もかかってしまった。
15:20、奥里BSに到着。制限時間までは25分を余していたが、少しヒヤっとさせされた。時間制限なし、引き返しありのマイカー登山とは比べ物にならないほど、リスクは高い山行だった。
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奈良交通が運行する十津川村コミュニティバスに乗車し、風屋で路線バスに乗り換える。風屋ダムの桜がこの前代未聞のR169から168へと繋ぐ、下北山村から十津川村へと南奥駈道を横断する山旅を祝福してくれたようだった。もちろん奈良交通のバスでは「CI-CA」でひまわり清算(実質2割引きとなる)するのじゃ。
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18:40、JR五条駅に到着。山ノ神の目の痛みも治まってきたようで、あ〜こりゃこりゃに繰り出したのは言うまでもない。
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20:15、和歌山線〜桜井線で奈良へと戻る。
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山行日:2019/4/6(土)〜7(日)
形態:ペア
天候:両日とも快晴
撮影機材:PENTAX KP,11-18mmF2.8,20-40mmF2.8-4,O-GPS1,OLYMPUS TG-4

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