臆崖道の山日記

何かこのブログも閉鎖されるみたいですねw

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ウトウの帰巣

天売島で80万羽もいるというウトウの帰巣を観察した。
時刻は日没後の19:30ごろ、スチルではノイズまみれになってしまうので、こちらも動画でご鑑賞ください。

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(天売港)

ウトウの観察地からは、利尻島がキレイに遠望できた。
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ウトウの巣穴。この中には抱卵中のペアの片割れが入っている。そしてもう片割れは、日没後に帰巣するわけである(日中は海上で採餌)。
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そして真っ暗闇になる間近、ウトウの大群が弾丸のように巣穴へとハードランディングする。


こちらは傾斜の緩いポイントでの帰巣行動。一直線に我が家に突入するのではなく、周囲の安全を確認してからの帰巣となるようだ。
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こちらからご鑑賞ください





探鳥日:2019/4/27(土〜28(日)
探鳥地:羽幌町
天候:晴れ
撮影機材:PENTAX K-1(upgraded),KP,11-18mmF2.8,70-200mmF2.8



マガンの飛び立ち

世間でいうところのGW10連休の初日は、宮島沼でマガンの早朝の飛び立ちを観察した。この日は総数で約62000羽がこの沼に逗留していたらしい。
是非とも動画で視聴していただきたい⇒こちらからどうぞ

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探鳥日:2019/4/27(土
探鳥地:美唄市
天候:曇り
撮影機材:PENTAX K-1(upgraded),KP,11-18mmF2.8,70-200mmF2.8


R168へ

星景(せいけい)、あるいは星野(せいや)写真においては、できるだけ星の写っているエリアが広いことが望まれる傾向にある。だから樹林に視界を遮られたこのようなロケーションでは、撮影さえはばかれることが多い。
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固定概念は捨てよう。冬枯れの季節なら、樹間からこぼれる星々が、また趣向の変わった絵を与えてくれるものだ。
私はこのようなシチュエーションのときは、星景写真では必需品(不可欠)と誤解されるデフュージョンフィルターは使わないようにしている。何故なら星座のカタチを表現する絵ではないから。デフュージョンフィルターの副作用として掻き消されてしまう微光星も加わってほしいからである。
そして静止画でも構わないが、タイムラプスムービーとして表現する方が、さらに面白い。その効果は、見ての通りだろう。
動画はこちらからご覧ください⇒https://www.youtube.com/watch?v=S6s1zsHUKTg

(夜間はかなりの強風が吹いており、そのため樹々の枝が揺れているさまも見ていただけると幸いです)


翌朝はヘッデンを灯して、4:50出発。
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持経宿で少し奥駈道をはずれ、林道を東方向へと下る。こちらの水場は、やはり山彦ぐるーぷによって整備されたホースからとくとくと出ていた。これはありがたく補給させてもらう。
再び持経宿へと戻り、阿須迦利岳への急坂を登っていく。
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ちょいとした鎖場を越え、証誠無漏岳のピークが見えてきた。
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7:30、証誠無漏(しょうじょうむろう)岳・1301mに到着。ここで南奥駈道から外れることになる。
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(こちらは北方向、つまり奥駈道の展望。次のピークである涅槃岳が見えている)

それにしても12年前の同時期にこのピークを訪れたときは、下草であるスズタケのブッシュに覆われていたのだが、それが一切合切なくなっていた!!
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(2007年5月4日撮影の画像)


これが現在の植生。枯死したスズタケの残骸が、ほんの少しだけ残るのみだ。
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「山は逃げない」はウソだと思っている。焦って無理をしてでも早く登っておけ、という意味ではない。しかしながら尾根も谷も、そして滝も、いつまでも同じ景観を保っていてくれるものではないということ。
閑話休題。スズタケが枯死した理由はわからないが諸説ある。
①シカによる食圧
②伝染病
③地球温暖化などによる環境の変化
④数10〜100年単位で発生する開花・結実後の一斉枯死

そしてこの現象は九州や関東でも、同様のことが起こっているとのこと。
いずれにせよ、この枯死は植生や動物たちにも影響を与えることだろう(コマドリやコルリなどのヤブを好む野鳥にとっては悪い影響がある)。

ただ、ブッシュが消えたことにより、ずいぶんと歩きやすくなったのもこれまた事実だ。そして空いた空間からは、展望という恩恵も。
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(白谷山方面を望む)

実はこのバリエーションルート、つまり八人山東尾根〜石仏山間には、2010年版山と高原地図上では「ブッシュ」の文字が3か所も書かれている。おそらく2010年以前は、スズタケに覆われた踏跡も薄いヤブ山だったのだろう。
しかし現在は疎林の、そしてところどころに展望地が点在している解放感のある尾根に変わっている。
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(白谷〜笠捨山方面を遠望する)

今回の目玉は、P1340〜奥八人山の、気持ちの良い尾根歩きだったのかもしれない。
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奥八人山手前には崩壊地もあり、そこからは釈迦〜孔雀方面と、天竺尾根や太尾もよく見える。
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と、ここでアクシデント発生。山ノ神が右目の痛みを訴える。持経の水場で汲んだ水で洗い流すが、痛みは治まらないし、ゴミが入ったわけでもなさそうだ。
9:45、奥八人山に到着。痛くて右目を開けていられないそうだ。
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それでもまったりとはあまりしていらでない。絶対的な制限時間があるのだから。本日の目的ピークである中八人山には、100m下ってから200m登り返すことになる。
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11:00、中八人山に到着。ミッションを遂行し、そそくさと下山に取りかかる。
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南八人や西八人には寄っていられない。山ノ神がほぼ片目状態なので、ペースもかなり落ちてきた。
そして宮ノ谷ノ頭までの激下りから、石仏山までのダラダラした尾根歩き、そして石仏北峰からの激下り(こちらは鹿除けネット脇の途に常緑樹のヤブがかかり難渋した)を経て滝谷橋に着地したのが15:05。4時間もかかってしまった。
15:20、奥里BSに到着。制限時間までは25分を余していたが、少しヒヤっとさせされた。時間制限なし、引き返しありのマイカー登山とは比べ物にならないほど、リスクは高い山行だった。
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奈良交通が運行する十津川村コミュニティバスに乗車し、風屋で路線バスに乗り換える。風屋ダムの桜がこの前代未聞のR169から168へと繋ぐ、下北山村から十津川村へと南奥駈道を横断する山旅を祝福してくれたようだった。もちろん奈良交通のバスでは「CI-CA」でひまわり清算(実質2割引きとなる)するのじゃ。
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18:40、JR五条駅に到着。山ノ神の目の痛みも治まってきたようで、あ〜こりゃこりゃに繰り出したのは言うまでもない。
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20:15、和歌山線〜桜井線で奈良へと戻る。
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山行日:2019/4/6(土)〜7(日)
形態:ペア
天候:両日とも快晴
撮影機材:PENTAX KP,11-18mmF2.8,20-40mmF2.8-4,O-GPS1,OLYMPUS TG-4

R169から


午前8時過ぎ、越部駅からコミュニティバスに乗車する。
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20人も乗れば満杯になるマイクロバスだが、この日は上市駅で30人以上のハイカーが乗車してきたので、ギュウギュウ詰めになった。どうやら蜻蛉の滝から花見登山をするハイカーのようで、大滝BSで全員下車。そこから先は我々2人と、上北山村まで利用する本来のコミュニティバス利用者2人だけだった。
川上村内の高原トンネルの通行止めのため、迂回ルート(交互通行)の時間待ちもあって、杉の湯に着いたときは30分近くのダイヤ遅延となっていたが、下北山村浦向BSで下車したときは11時、つまり約5分の遅れまでに挽回していた。正規料金の半分以下である1000円を支払って、下車。と同時に、退路を断つに近いスタートをとる。つまり覚悟を決めるわけだ。
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浦向の集落で、行動食の足しにしようと1件の売店に入るが、パンやおにぎりは売っていなかった。真っ暗な店内から、何年ぶりに客を出迎えるかわからないようなババァお婆さまが登場するや、「あんたらこれからどこの山に登るんかね。登ったことあるんかね」と聞かれる。
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200円近くもするかっぱえびせん(おそらく定価売り)を購入して、R425を西へ。清流である奥地川を渡って、浦向道へと入る。
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浦向道は佐田辻に至る古道だ。廃道一歩手前の状態から、新宮山彦ぐるーぷの方々によって修復され、かなり歩きやすくなってきている。もっとも大半が植林帯を歩くので、風情があるというコースではないが。
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バイカオウレンが少し和ませてくれる。途中ca820m付近で、四ノ川林道と交差する。
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標高1000m辺りから尾根に乗ると自然林となり、視界も少しは開ける。
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佐田辻(行仙宿)14:40着。フツーならここで行動終了の時間帯だが、本日はスタート時間が遅いため、小休止だけに留める。
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ここからは南奥駈道を北上する。15:30、行仙岳で本日のミッション遂行。
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下北山村の集落が俯瞰できる。あそこが浦向だろうか。
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倶利伽羅岳、転法輪岳と越えていき(あ〜シンド)、
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17:55、平治宿に到着。ヘッデン歩行も覚悟したが、何とかそれは回避できたようだ。
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水場まで下っていき補給するが、9割がた溜め水の状態なので、飲用には煮沸してからいただくこととする。それでも山彦ぐるーぷの方々によって、この水場も整備されていなかったら、非常に困ったことになっただろう(今宵の煮炊きする水さえもない状態となるため)。
山小屋の内部は非常に清潔にされており、寝具類も有り難く使わせてもらう。もちろん寸志2000円/人を快く納めさせてもらう。
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小屋周辺は樹林帯なので、開けた場所はない。星景撮影には向いていないが、それでも紀伊山地の空の暗さは素晴らしいし、まずもって星の数が違う。
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(北天が明るいのは、大阪〜奈良の市街地の街灯りの影響。中央ピークは釈迦ヶ岳)

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(南方向には夏の天の川が昇ってくるのだが、樹間からしかその姿は見えない)

(別項につづく)

甘い桜花に誘われて

前記事でも紹介したが、これはフツーのスズメ。スズメ目スズメ科の野鳥である(分類上ではハタオリドリ科から独立してスズメ科になった)。
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ニッポンの野鳥では、スズメ科は2種棲息しており、もう1種がニュウナイスズメである。
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無印スズメとの明確な違いは、頬の黒斑がないこと。だから“にふ(斑点)”が“無い”ことから名付けられた一説もある。
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他にも違いはいろいろある。成鳥♂の頭の色合いは赤栗色で、スズメのくすんだ褐色とは異なる(最上段のスズメの頭の色と比べて欲しい)。そして陽光が当たると、とても鮮やかだ。
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3つ目の違いは、スズメが雌雄同体であることに比べて、ニュウナイ♀はオリーブ色基調のジミな色合いであること。
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そして淡色の眉斑が♀の特徴でもある。なのでニュウナイの群れを観察していても、飽きないものだ。
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4つ目の違いは、本州内で明確な移動をすること。スズメが民家近くの農耕地(都市部にも平気で棲息)が中心、すなわち人間社会と共生できるように適合したのと異なり、ニュウナイは民家から離れた森林を好む。なので、ニュウナイスズメを見たことがない人の方が多い(もっとも無印スズメと区別がつかない可能性も高いが)だろう。
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ニュウナイの移動というのは、繁殖期に北日本(積雪の多い地帯)、そして冬季は西日本のような暖地に渡りをするということ。鳥屋である私もニュウナイを見かける機会は少ないのだが、ここ奈良盆地には割と訪れてくれる機会があると思う。
そしてこれから北帰するのだが、桜の季節には花蜜を吸いに、立ち寄ってくれるときがある。
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桜の花弁の付け根にある子房をつぶして花蜜を吸うわけだが、1弁当たりの量は知れているだろう。だから次々と花をついばみ、吸うのに必死である(お食事中は接近してもあまり逃げない)。
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中にはラッパ飲みをするような、お行儀の悪い個体も。というか、このラッパニュウナイを撮るのが、バーダーカメラマンの定番でもある。
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最後の違いは鳴き声。これは実際に聞き分けてみないとわからないだろうが、スズメの“チュンチュン”は少し濁点が入るが、ニュウナイの鳴き声は少し高めの“チュッ”“チィー”だ。
この朝は初めて「桜ニュウナイ」を見ることができたが、満開の桜花に群がり、美声が上部から降ってくるそのさまは、まことにシアワセな時間であった。
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探鳥日:2019/4/9(火)※冒頭のスズメの画像のみ4/5(金)撮影
探鳥地:奈良市 ※スズメは大阪市
天候:晴れ
撮影機材:PENTAX KP,150-300mmF4.5-5.6




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