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ハリギリの巨木のある森を過ぎ、緩やかに下って行く。神秘の森は、まだまだ続く。ヤクスギに絡みつくヤマグルマ。いつかは宿主を絞め殺してしまうかもしれない。
もうすぐ8:00になるが、幸いなことにまだ雨は落ちて来ない。できうればあと3時間、もってくれと淡い期待を抱く。
花山歩道のもう一つのお気に入りの場所は、この花山広場。環境省の看板があるので、すぐに判ると思う。
名前はないが、やはりステキな樹々に囲まれた、癒しの空間がそこにある。
林床の苔から生えるフタリシズカが、密やかに神秘性を応援する。
しばらく行くと大竜杉と書かれた看板が。しかしこの名前アリのヤクスギは、イマイチ存在感に欠けている(と私は思う)。やはり前述のハリギリの森や花山広場の方が、私にとっては魅力的な場所だ。
ようやく標高1000mを切ると傾斜が増し、また徐々にヤクスギが減ってくる。地面を見れば一目瞭然だが、今までメジャーだったヤクスギの落ち葉から、広葉樹の落ち葉に切り替わるのを覚えておこう。
ずいぶんと植生が変わった薄暗い森の中へと急降下していき、そして森にガスが立ち込めてきた。
木々に雨粒が当たる音が聞こえてくるが、豊かな森、懐の深い森は、しばらくは雨粒を吸収してくれるようで、我々はそんなに濡れない。
花山歩道入口(標高約520m)近くになると、もうそれは亜熱帯の森に近い。
そして11:20、林道へと到着。ただし、ここから大川林道をてくてくと約5kmほど歩かなければならない。
4年前に同じ花山歩道を下ったときは、思いがけない恩恵にあずかることができたが、今日は雨の林道歩きをしなくてはならない。
(大川林道は、道が悪いという理由から、タクシーも入ってくれない) ちなみに登山口でヒルチェックをしたら、多数纏わりつかれていた
靴下の中には献血の痕跡も。さすがにこの時期、島の西部はヤマビル天国ですな
(標高1000m以下に棲息しており、鹿之沢や花山広場では見掛けません)
大川を挟んだ対岸にあるP431.1峰を見ながら、途中サワガニを踏みつけそうになったりして、林道を下って行った。コースタイムで2:10となっていたが、ゆっくり歩いても1:30で林道入口に到着。カモシカ永井さんなら、1時間ぐらいで駈け下りてしまうのでは
で、この県道との分岐が終着地点ではない。西部林道を500mほど北上した、“大川の滝バス停”がゴールとなる。13:25、強雨の中、灰色の雲と暗い色の海が、我々を出迎えてくれた。
山行日:2012/6/2(土)
コース:鹿之沢〜花山歩道入口〜大川の滝
形態:ペア
天候:曇り後雨 撮影機材:PENTAX k-5,12-24mmF4,16-50mmF2.8
さて、バスの時間(15:15発)まで2時間近くも時間があるので、大川の滝を見学する。前の2回は渇水のためかなりショボイ水量だったが、さすがに今回はまずまずの水量だ(雨がジャマだけど)。
ここは完全に観光地(しかし携帯電話は通じない
バスを待つまでが長かったが、路線バスにしてはずいぶんと大きくて立派なバスが現れ、ビショビショのままで乗り込む。運転手さんに申し訳ないが携帯電話を車内でかけさせてもらう旨を伝えたら、快諾してくれた。
レンタカー屋にいきなり電話したら、ラッキーなことに空きがあるとのこと(この時期はやはりシーズンオフなので空いている模様)
気を良くして電話を切った。そして首筋に違和感を覚えたので手を触れると、丸々と太ったコイツ↓が、食い付いていた
(さすがに首を食われたのは初めてだ)
そして宿の近くのバス停で、山ノ神を独り下車させ、私は安房(あんぼう)まで乗車を続ける。そこでレンタカーを借りる手続きをし、再び宿のある集落までレンタカーで戻る。
もちろんこの宿はずいぶんと前から予約済みだ。ひとっ風呂浴びて3日分の汗を落とした後は、海の見える宿のレストランで、至福のディナータイム。
屋久島の食材をふんだんに使った洋食(といっても和食のテイストが溢れる味付け)は、器も、盛り付けも、そして素材そのものの味も最高に美味しかった。
ウミガメが上陸するかもしれないとのことで、栗生浜まで2回もクルマを走らせたが、残念ながら今宵は産卵休業日だったようだ。
ただ、昼間にあれだけ降った雨は上がり、明け方近くには宿の屋根の向こう側に、天の川まで見えた。海抜ゼロmから見る天の川は、ずいぶんと久しぶりのような気がする。
※samyang 14mmF2.8,O-GPS1使用 さて、明日は屋久島最終日。さすがに山に戻るつもりはないが、レンタカーを利用して観光することにしよう。
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2012年06月26日
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屋久島の記事はまだまだ続きます。
おっと、早くUPしろって?
いやいや、ちょっと忙しくてゴメンナサイ。
ん?もう屋久島には飽きたとな?(これはこれで長くてスミマセン)
じゃあ、ちょっと気分転換に、お花
まだ梅雨明け→夏山アルプスの本番前ですが、実は北アルプスの稜線では順調に雪融けが進んでおりまして、気の早いお花たちはもう既にその可憐な姿を咲かせているのです。
先週の土曜日(6/22)に撮影したお花たちを3つ紹介します。これ
じゃあ、これは何かな?
正解された方には、何もさし上げられませんが、かなりの高山植物通と認定させていただきます。
(設問の花の画像は、望遠マクロレンズで撮影したものです。場所は、富山市内にある北アルプスの稜線にて)
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