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この業界での有名な格言として、『山は逃げない』がある。
つまり、天候その他の理由で目的の山に登れなかったとしても、それはまた来ればよい、焦らずともやり直せばよい、という戒めでもある。
それは真だ。ほとんどの山において、火山噴火でも起こらない限り、その姿を大きく変えたり、登れなくなることはないだろう。
しかし、私は言いたい。『谷は変わる(ことがある)』と。
ヤマケイ最新号(2018/10月号)の巻末から1枚戻ると、黒部の写真家の先生が下記のような記事を寄稿している。
黒部川源流域の岩苔小谷の大滝の落ち口付近の岩盤が崩壊し、全く滝姿を変えてしまったらしい。かの先生いわく、この岩苔小谷大滝と、T沢I滝、そしてI谷K滝が“黒部三滝”と思っているそうだが、どれも簡単には辿り着くことは叶わない大滝ばかりだ。その中でもこの岩苔小谷大滝のみが比較的、私にも届く滝だったのに、もうかつての勇姿を見ることは叶わない。残念だ。
崩壊したり、土砂で埋まった滝や谷は、全国にも散見される。東北の産女川の中下流部、台高の野江股谷中流部などなど。 秀渓、美瀑はいつまでも待ってはくれないものだ。やれるときに実行しておいた方がよいのかもしれない。
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2018年09月19日
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