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夏の天の川が見栄えする季節になってきた。
(夏の大三角付近の天の川)
もっとも銀河中心付近は、ここニッポンをはじめとする北半球では南方向に低いため、南半球の圧倒的なミルキーウエィの迫力には及ばない。
40年近く前に購入したテレスコを再び引っ張り出して、これまた同時期に購入した赤道儀に載せて再び使い出している。そして9年前に購入したK-5のセンサーをIR改造したのは昨年のこと。何故IRカットフィルタを外すようなメーカー保証から逸脱した改造をしたのかと言うと、HII領域の散光星雲を撮影したかったため。
(はくちょう座γ星周辺の散光星雲)
HII領域とかHα線などという天文用語は、フツーの人には聞いたこともないだろう。そして興味もないだろう。散光星雲?ナニソレ・・・の世界だから。
さらにはこのHα線は肉眼では非常に感度が低い(ほとんど見えない)のだ。肉眼で見えない特殊な光を撮影して意味あんの?と言われそうだが、そもそも写真って肉眼で見たままを表現するもんじゃないでしょ。
カメラは露光時間を長くしたり、また極端に短くすることもできる。感度も大幅に上げることができる。感度を大幅に上げて、30秒ぐらいシャッターを開きっぱなしにして撮影したのが上の2コマ(天の川)だが、この画どおりには肉眼では絶対に見えない。逆に1/8000秒の超高速シャッターで連射したカワセミのダイビングをコマ送りで撮影した画も、人間には視認できない。
それと同じだ。興味がない人は興味がないままでよろしいが、肉眼で見えない光も、確かに宇宙空間には「ある」のだ。そしてそれを美しく表現する、これも私は「写真」だと思っている。風景写真と天文写真を区別するのが写真界のならわしのうようだが、それも私はボーダーレスだと思っている。区別すること自体がナンセンスだと思っている。
(有名な北アメリカ星雲。露出不足で、右上のペリカン星雲が暗くなってしまった)
撮影日:2019/6/24(月)〜25(火)
撮影機材:PENTAX K-5(HKIR modified),KP,75EDHF(f=500mm telescope),sigma 18-35mmF1.8, using TAKAHASHI 1type equatorial mount
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2019年07月22日
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