臆崖道の山日記

何かこのブログも閉鎖されるみたいですねw

鈴鹿山系

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鈴鹿の山の登山記録です
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鈴鹿の春は花盛りだ。だがこの清楚な花を4月に見かけるとは、想像できなかった。
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今日も9時出発。大石橋手前の駐車スペースには、先行の遡行者のマイカーが1台、停まっていた。小岐須渓谷の駐車場は、ほぼ満杯状態だったから、一般登山者にとっても鈴鹿は春がいちばん楽しいんだろう。
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堰堤を数基やりすごして大岩谷に入渓する。大岩谷は基本河原歩きだが、そこそこの水量で、なおかつ澄んだ印象で好感が持てる。
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前週の松山谷が(申し訳ないけど)かなり期待外れだったので、今日は遡行している実感が湧いてくる。もちろん難しいところは何もないのだが。
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5m斜瀑。簡単に登れる。水は冷たいが、そんなことはどうでもいい天気だ。
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二俣の手前にある黒い岩が目印の、2条5m滝。右からでも(モロに水をかぶるが)、左からでもどうぞって感じ。
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二俣から本谷を離れ、右俣である松ノ木谷へと入る。さすがに谷幅は小ぶりになり、水量もぐっと減るが、小滝がほどよく掛かり、遡行気分をスポイルするものではなかった。
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4m滝。この谷は初心者を連れてくるのに最適だと思うが、もう間もなくヒルまみれになることは必至。なので盛夏のときは、私はまずもってこの界隈には近づかないだろう。よってよほど危篤な初心者でないと難しいか。
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次の4m滝は立っているが、スタンスがしっかりしているのでこれも直登可能。
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これを越えると、トイ状の斜瀑がいい景色をつくっていた。
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繰り返して言うが、鈴鹿の素晴らしさは華があることに思う。
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この2mは右岸から岩棚をトラバース。
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左岸に入る枝谷を見送り、次の4m斜は正面から見るとスラブが滑りそうで直は無理っぽいが、意外と寝ており、またフリクションも効いたため(ラバーソール)簡単だった。ちょうど、山ザクラが花吹雪となって滝身や滝壺を彩っている場面がしばしば見受けられた。あぁ、春うらら〜
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最後の滝らしい滝である4m直はトライしたが、ちょっとカブり気味でダメだった。この頃の私は、もうズブ濡れ
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あなたも春になって嬉しそうですね
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そして詰めもガレ・ザレ・ヤブの3拍子は全くなく、スムースに登山道に出た。
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イワクラ尾根はミツバツツジが満開。
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そしてアセビが咲き誇る入道ヶ岳に到着(13:15)。ちょっと沢で遊びすぎたかな。
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下山路は一般道を使ったが、ここも水面を飾る桜吹雪が素晴らしかった。
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山行日:2015/4/26(日)
形態:ペア
天候:晴れ
撮影機材:PENTAX k-5IIs,16-85mmF3.5-5.6

















稲ヶ谷登山口にてマイカーを駐車して、装束の支度をしていたら、一般登山者が雨乞岳方面へと登って行かれた。しかし道が荒れているらしく、すぐに引き返してきた。
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9:30にニゴリ谷(ロクロ谷)へと入渓し、堰堤を2つ越えてから、水量的に明らかに枝沢の方である松山谷へと入る。すぐに最初の3段25m滝があるはずだが・・・何と、上部の2段はガレで埋まっていた!
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辛うじて生きていたのは最上段で6〜7mしかない。この谷で唯一と言える大滝(中滝ぐらいか)がこれでは、何ともやるせない。昨年の6月末は立派な滝姿だったので、自然の力というのは凄まじいというべきか。
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この後は3m、5m、10mクラスの斜瀑が出てくるとトポに載っていたが、印象に残るような滝はなかった。つまり、何も考えずに通過できたというわけで、こんな感じだった
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印象に残ったと言えばこの10m直瀑だが、撮影準備をしている間に、山ノ神がノーザイルであっという間に登攀してしまった。
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続く10m斜瀑とやらも、あっさりと通過し、まるで記憶に残らなかった。そしてそこからガレっぽくなり、“遡行”の雰囲気はもう終了っぽい。
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ca820m付近で本谷は完全にガレに埋まれたので、右(南)へと転進し、少しながらでも水が流れているルンゼを登攀することにした。
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しかしそのルンゼはボロボロ・モロモロで、ホールドが次から次へと剥がれていく。おまけに斜度もかなり立ってきたので、もう勘弁とばかりに樹林のある斜面へと逃げた。

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ここもモンキーでムリヤリ這い上がるような斜度だったが、ルンゼの詰めを見ると、風化した花崗岩のザレザレの砂斜面だったので逃げてよかったと安堵。
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そして“西鎌尾根”と呼ばれるリッジへと出たが、ここには『恐怖のザレ場』があるとのこと。それは事前情報から予習をしていたのだが、想像以上にモロモロの砂山みたいな馬ノ背になっており、持参したザイルが沢ではなく、ここで役に立った。
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上記のポイントが、この山行の核心だったのは言うまでもない。山ノ神がリードして張ってくれなかったら、かなりヤバかったかも。
鎌ヶ岳ピークには13:30と遅めの到着だったが、武平峠からは簡単に登れるので、まだまだ大勢のゲストで賑わっていた。
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帰路はニゴリ谷を下る。こちらも廃道だが、かつての途の名残があり、テープやケルンなどの目印もあって、特に問題になるような箇所はなかった。
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ニゴリという名の由来は知らないが、そんな印象はなく、美しかった。
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鈴鹿の春はいい。沢登りをしたという感覚ではなかったが、シーズンの冒頭として水に慣れるということに関しては、難易度・距離感・暖かさ点で最適だと思う。
そして何と言っても、華がある。
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山行日:2015/4/18(土)
形態:ペア
天候:晴れ
撮影機材:PENTAX k-5IIs,16-85mmF3.5-5.6












再会は7年ぶり

はなゴンと中年(=私)がまったり山登りィィィィィィィィィィィィィイ なのだ
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ちょっと当初の予定とは、照準とコース、そしてギアが異なったけどね
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2008年10月4日、新潟県南魚沼市での出来事は一生忘れないだろう。当時は首輪をかけられた犬のように、引っ張って(リードして)もらった。あれから6年半が流れ・・・それぞれは山に通い、沢を詰めた。
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私なんかよりはるかにバランスよく登下降する先輩の後ろ姿を見て、立場が逆転したなど全く思えない。先輩はもう厳しい山行はなかなかできないかもと言っているが、それは一旦頂点を極めたヒトが下降線に入ったからこそ感じることだと思う。私はまだ山人生のピークの手前だと思い込んでいる。だから見境なしに突っ走っていられる。
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だがその私も、近いうちに下降線を辿るとき、後ろを振り返る山行になるときは来るだろう。それまでに先輩の立ったピークに追いつくことは私の目標ではないものの、憧憬の念はある。
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まあそんな小難しいハナシはどうだっていい。また今日は趣なんてなくったってもいい。再会できたことを慶ぶ日なのだ。
次に会えるときは、きっと渓流の中であることを願って・・・
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山行日:2015/2/14(土)
形態:3名
天候:曇り
撮影機材:PENTAX k-5,16-85mmF3.5-5.6

謎のコケ台地

11/15-16で朝明を起点とした周回コースを歩いた。
まずはハライドから。腰越谷を挟んだ対岸の尾根は、大きな崩壊が見られた。
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ハライド(908m)という風変わりなネーミングのピークは、祓戸からきているらしい。風が強かったが、展望はよかった。御在所岳のレーダー雨量計が目立つ。
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朝明(あさけ)渓谷と言えば、鈴鹿の釈迦ヶ岳(下図の右の山)の起点として有名だが、今回の山旅もその釈迦ヶ岳を随所で眺めながらの周回となった。ハライドからは国見岳へと続く尾根を歩いていくが、展望地からは鈴鹿北部の山並みも見えているようだ。御池岳かな?
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しかし国見岳には行かずに、途中でブナ清水へと分かれる道を歩く。
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そして県境にある根の平峠を経て神崎川へと下っていく。ここから滋賀県側になる。右奥に見えているのは、翌日に歩く予定のイブネ・クラシの稜線かな。
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神崎川に降り立つと、紅葉のわずかな名残りを嗅いでレンズを向ける。タケ谷出合ではまだ13時だったが、テントが数張りあった。
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我々は上水晶谷出合まで行くことにする。ちなみにタケ谷〜上水晶谷出合までの神崎川右岸の平坦地を『鈴鹿の上高地』と呼ぶらしい。この通称はもう半世紀前から使われ始めていたらしいが、私に言わせればそのような虎の威を借りるような通り名は必要ないと思う。
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「どこそこの黒部」も然り。黒部は黒部。大杉谷は大杉谷。それ以上でもそれ以下でもなかろう。そして上高地に雰囲気が少し似ているここも、上高地とは別の存在。愛知川源流でも、タケ谷出合でも、上水晶谷出合でもよかろうに。上高地の名を付けなくても、十分に素晴らしい場所だから。
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たろーさんをはじめ、鈴鹿を愛する方々は毎年のように秋が深まる頃、愛知川源流でキャンプを楽しまれているようで、我々もそれにならって今回の“初・鈴鹿キャンプ”となった。
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まだ明るいうちからいろいろ焼いたり煮たりして、当日消費したカロリー以上の飲み食いをしてしまったが、その宴が終わる頃、しっかりとした雨が降ってきた。
 

 
日付が変わる頃には止むだろうとタカをくくっていたが、意外と長く降り続き心配になってくるぐらいだったが、朝4時頃になるとようやく止んだ。すると夜のシゴトが待っている。今夜は下弦の月なので、ちょうど明け方近くの方が月の高度は高い。
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しかしデジタルカメラとは驚くべきマシンだ。銀塩時代では困難を極めた低照度の自然美でも、いとも簡単に撮ることができるのだから。昼だけでは勿体ない。
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朝の焚火はさすがに苦労したが、何とか再点火。その代わり、予定よりもかなり遅めの出発となった(7:30)。
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ベースではなく、それなりの重量を背負った縦走。まずは小峠への沢筋の登り。
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小峠から尾根の乗り、少し展望が開ける。手前の七人山(?)は見えているが、その右奥の雨乞岳にはガスがかかっているようだ。
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そこからイブネ北峰へと登っていくが、こちらも寒気が入っているのかだんだんと薄い霧に包まれていった。もちろん寒さを感じるようになり、雨具を取り出す。
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山ノ神に急ぎの電話がかかってきて(よく電波が入ったものだ)それの対応にもたついたこともあり、9:45にようやくイブネ北峰に到着。そこからガスの広い稜線を逍遥することにした。
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これを見ての通り、この辺りは見事なまでのコケが生育する台地になっている。噂には聞いていたが、実際に目の当たりにすると感嘆の念を送らずにはいられない。
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イブネ〜佐目子谷源流〜チョウシ〜クラシへと渡り歩き、少しずつ変わるこの魅力的な場所を堪能する。
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これで青空と燦々たる太陽があればさらによかったというキモチが湧いてきたが、しかし本当にそれでいいのだろうか?
コケ、すなわち蘚苔類の分布と言われたら、まず思いつくのが屋久島山岳に代表される雲霧林だ。しかしここは開けた稜線(台地)であって、モスフォレストではない。
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コケは極度に乾燥を嫌う。だから日射が照りつけ、風にさらされるような開けた場所には生育しづらいのは明白だ。だからフシギに思ったのだが、このガスがその答えなのかもしれない。
つまりは、このイブネ周辺(綿向山も含まれるのかも)は滋賀県側から特にガスがかかりやすい地形になっているのだろう。そのガスが乾燥から蘚苔類を護っているというのが私の解釈だが、果たして当を得ているのだろうか。
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クラシからは北尾根を北上していく。ここもジャンダルムとか言う虎の威があるようだが、まあ気をつけて歩けば問題ない。
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そして今年もまたお金明神へお参り。ここは山ノ神のお気に入りの場所なようだ。
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そして再び神崎川へと降り立ち、大瀞から中峠を経て朝明へと戻った。
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このコケの台地が、変わらぬ姿であり続けることを願ってやまない。
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山行日:2014/11/15(土)〜16(日)
形態:ペア
天候:1日目=晴れ後曇り,2日目=霧後晴れ
撮影機材:PENTAX k-5,10-17mmF3.5-4.5fisheye,12-24mmF4,100mmF2.8macro

謎のお留守

藤川橋脇のゴミ収集所にクルマを停めて、7:00に出発。しばらくは登山道を登り、春日社付近から入渓。
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やたらめったらに暗い谷の印象だったが、先の右岸に崩壊地が見えた辺りからはフツーの明るさになる。
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すぐに3mの滝がご対面。右岸頭上に象さんの横顔みたいな樹林があって、面白い。
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しばらくは穏やかな渓相。まだ9月で関西の低山というのに、今日は、いや先週からずっと気温は低めで肌寒い。
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谷はやがてゴルジュっぽくなってきて、次の3m直瀑は深くて広めの釜を従えている。上部も連瀑となり、中央突破を挑んだが、私の寒い技量ではあえなく敗退
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次の5m直も同じような感じ。これは戦うことなく同様に左岸巻き。でも、懸垂で戻ったかな。
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一応ゴルジュなんだろうけど、大峰・ナメラ谷や明芽谷のように険悪さはない。逃げようと思えば簡単に登山道へエスケープできるので、(沢登りとしては)危険度はかなり低い。そういった初級の沢だから、ソロで遡行できるんだけどね。
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その先は廊下状となり、ゴルジュの中に数個の滝が掛かる。ただし規模は小さく、突破はすこぶる簡単。
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ゴルジュのどん突きには、10m2条滝がお出迎え。これは見ごたえがあった。
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これでゴルジュを抜ける(9:00)が、滝はまだ出てくる。この2m+8m滝は、快適に直登れた。今まで巻きが多かったので、ようやく溜飲を下げたような記憶が。
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しらずのうちに登山道を横切りったようだ。ここからはゴーロ混じりとなり、滝も岩間が増える。
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東〜南向きの谷なので、樹林は密なものの陽光も比較的当りやすい。小ぶりの岩間滝でも、虹を架けた滝もあって、遡行していて楽しい。
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しかし上の絵辺りから先は平凡そのもので、30分間ぐらいはずいぶんと退屈な渓相だだった。枝谷を右手に見送り、ようやく6mの岩間というか段瀑と出合うが、簡単にこなす。
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ca600m付近の二俣を過ぎると、7m段瀑。手も足も豊富なので、後半の滝は大体楽勝で登れる。
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ここからは連瀑帯だが、シャワーを浴びながらGO!GO!
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左岸に登山道が出てくるが、これを見送りさらに水線を行くと、急に石灰岩の巨岩が出てくる。浸食された石灰岩の中を穿つように水が流れていく様子は、今までとはまるで異なる渓相になって、これはビックリ
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これを過ぎると水も乏しくなり、三度登山道が横切るので、ここで遡行を打ち切って登山道へ(11:30)。このまま引き返すというのが沢屋の常道だろうが、4時間の遡行ではちょっと物足りなかった私は山頂までダッシュ。
登り詰めた日本コバ(934m)という風変わりなネーミングのピークでランチタイム。展望は・・・まーそのー
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んで、ここからマジで下山するのが一般ハイカーでもセオリーだろうが、まだ物足りない私は、山頂付近の台地(?)をグルっと周回していく。ママコナが下草となった尾根道を左回りでね。
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しかしこの台地というか起伏のない尾根ルート、実に密林が茂っており、展望地点はひとつもなかった。P897辺りではちょっと期待していたのだけど、まるで“見えない”ルート。なので、展望ドッカーン好きのご貴兄には勧められないコースだ。
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そして下山路は政所(まんどころ)コースを選んだ。分岐から1時間ぐらいで政所の集落へと降りれる。そこから林道をてくてく歩いて藤川橋へ戻ったのが14:50。日本コバを中心とした沢登りとプチバリを楽しんだ一日だった。
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んで、この藤川谷。いや藤川谷沿いの登山道(たぶん政所コースも)が、ヤマビルの巣窟という悪名高いエリアなのだ。だからこの谷だけは敬遠する沢屋も多いと聞く。
 
ちなみに誤解されることが多いので説明しておくが、沢屋は一般ハイカーよりもはるかにヤマビルは気にしない。だって棲息するエリアには“いる”のが当たり前だし、ヤマビルなんて気にしていたら沢登りはできない。さらにもっとハイカーが誤認していることが、ヒルは水中(渓中)には居ないということ。なので遡行中に(高巻きを除く)ヤマビルの被害に遭うことは極めて少ない。下山ルートである“陸上ルート”に居るのだ(特に薄暗い植林帯)。
だから沢登りの方が、一般道往復よりもヤマビルに食われる確率は減る。
 
そして何よりも言いたいのだが、疫病的な被害が皆無なヤマビルに対してギャーギャー騒ぐのを聞いているとかなり呆れる。感情的なだけで、本質をまるで理解していない。マダニやスズメバチの方が何十倍も怖いのに。
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かなり脱線したが、この『ヤマビルの巣窟』のはずだが、今回の山行では顔さえも見かけなかった。数匹程度ではいつも通り「あ、いたいた」ぐらいにしか思わない私(や他の遡行者)だが、下山道の樹林から数えきれないぐらいのヒルがボタボタと降って来られたら、さすがに受忍できない度合いだ。だからちょっと恐れていたのだが、事前にあんだんてかんたさんの情報からも、今年は何故かヤマビルが鳴りを潜めているようで、この谷の遡行を実行したわけだ。
 
パンダさんからの情報でも、全国的に(?)今年のヤマビルは僅少とのこと。この意見には私も同意していたのだが、この山行で確信に近いレベルまで上った。
来年はこの反動(?)で、“当たり年”になるのか。年初の太平洋側豪雪で鹿がヤられたので、ヤマビルの絶対数も減ってしまったのか。それはわからない。
 
山行日:2014/9/21(日)
形態:単独
天候:晴れ時々曇り
撮影機材:PENTAX k-5,16-50㎜F2.8

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