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カタクリ峠まで登ると太陽を浴びる。すっかり葉を落とした樹林の長い影がボーダー柄を映す。 もう9時半をまわっているのに、夕暮れのような錯覚を起こす。地面が暖色系なせいもあるのかも知れない。ただ気分はたそがれてはおらず、シアワセな嘆息を漏らす。 ところがこの温かみのある落ち葉が帰路で私に難渋を与えるとは、このときは思いもしなかった。 苔生したカレンフェルトがキラキラと輝く。この上なく美しい。鈴鹿ともずいぶんご無沙汰していたが、申し訳ないような気がする。 大峯とはまた違った、明るい苔の台地だ。 奥ノ平へと向かう。冷たい風が旅人にコート(ゴアのカッパだが)を着せる。 幸助の池を脇を通り、 ボタンブチへ。鈴鹿中南部を見渡せる絶好のポイントだが、滋賀県側の山座同定はド素人クラス(笑)。 ドリーネをぶ〜らぶら散策しながら丸池へ。こういう逍遥の山歩きが大好き。
(つづく) |
鈴鹿山系
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山行日:2008/04/13(日) 天候:晴れ時々曇り 形態:単独 コース:宮妻峡駐車場750〜奥ノ谷登山口835〜イワクラ尾根出合920〜椿大神社奥の院1015〜入道ヶ岳1025-1100〜北ノ頭1115〜宮妻峡1215 5:30に起床。前日の疲労はまだ脚から抜けていないが、外は晴れていたのでパブロフの犬状態でクルマに乗り込む。 午後から天気は崩れるとラジオは伝えていた。ならば午前中に勝負できる山でアクセスが近そうなところ。天気がいいから展望もよいとこがいいなー、とさらに欲張って出した結論は入道ヶ岳。でもメインルートの椿大社からのピストンじゃ面白くなさそう(どこまで欲張り)。 宮妻峡ヒュッテに7:30着。川原にはテントが数張り。入道ヶ岳の北面はヤマザクラがキレイだ。 ここにマイカーを駐車して歩き出すが、もうちょっと先にちゃんとした駐車場があったので、移動して 再出発。まずは林道を2kmばかり歩く。植林帯ではなく、ツバキやシキミ(↓)などの照葉樹が多い。 奥ノ谷(イワクラ谷)を登る。 ※1:鈴鹿はルートごとに番号が記された指標が設置されていることが多い。 イワウチワが谷筋を飾る。満開もいいが、蕾の紅色もなかなか。 意外とあっさり稜線(イワクラ尾根)に出た。この尾根はショウジョウバカマの饗宴状態。 でもヤセ尾根で崩壊箇所もある。さらに露岩もあったりする。こういうところは背筋がピンと立てないが、展望がいいんだまた。 アップダウンを何回か繰り返していると、向こう(入道)側から単独行のオジサンとすれ違う。訊けば水沢峠※2から宮指路(くしろ)岳を経て周回するとのこと。「この尾根は通しか来ない」とか、へぇーっ。 ※2:みずさわとうげ? すいざわとうげ? どっちだろう。 ガレた急坂を登りきると、ぐにゃぐにゃしたアセビが茂る台地が迎えてくれる。左手には椿大社の奥ノ院が。 そして山頂はだだっ広い笹原。鈴鹿南部〜中部の山々と伊勢湾がぐるっと丸見え。さーメシ飯っと。食ったあとは昼寝ね♪ さすがに登山者が増えてくる。まー天気の崩れる前に下山するか。 帰りにちょっと寄り道。鎌〜御在所〜竜ヶ岳へと続く鈴鹿主稜を楽しむ。 宮妻新道をババンと降りる。今日はカラっと晴れているけど、ぬかるんだら大変そうな斜面だった。 最後はミヤマカタバミが出迎え。これで無事到着かと思ったが、沢の渡渉ができんやないの。最後にドボンはさすがにイヤなので、登山靴を脱ぎ裸足で渡る。悲鳴をあげるほど冷たいのなんの。 ショウジョウバカマとアセビが見事なこの時期オススメのコースです。
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(きゃーっ!セツブンソウの群落だー)と心の中で叫ぶ。さすがに40過ぎのオッサンが黄色い声を出すわけにもいかない。 小雪が舞うような寒さでも、落ち葉の中から小さな春の妖精が顔を出してくれていた。 ほとんどが南に向いて花弁を開いているのだが、中には変わり者の個体も。 藤原岳は花だけでなく、展望も素晴らしい山だ。 こちらは同じく花の名峰・御池岳。とは言え、雪の時期しか行ったことがない(近々訪れる予定)。 再び静かな途を歩く。竜ヶ岳を見ながら尾根道をゆく。油断していると道に迷う(一箇所ヘンな尾根に入ってしまったw)。 最後は沢を下る。あれ?途中で軽装の単独行の方が登ってきた。もう3時前なのにねぇ・・・ 勢いよく流れる沢は、春の音を奏でていた。 (山行日:2008/3/29)
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人ごみを避けるため、滋賀県側から。 朝の清流を一人歩く。渡渉が何箇所もあるので、ゴム長が適しているかも。 昨日〜今朝方にかけて降雪があった模様。雪というより霰のようだ。 トレースはないが、テープはあるので問題ない。このルートのよいところは、目指す山がよく見えるところだ。御池も天狗岩も、鈴鹿中部の山並みも。 残雪の尾根を登る。濡らした靴の中はすでにビチョビチョ。足先はめっちゃサブイ(涙)。 某所斜面で昼食。登りきると人の声が聞こえてくるので、斜面を背にした方がよい。 このあと天狗岩や山荘付近にも立ち寄ったが、ここがいちばんよく咲いていた。 (後半につづく) |
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山行日:2007.04.01. 場所:鎌ヶ岳(かまがたけ、標高1161m) 形態:ペア コース:県道湯ノ山温泉線終点P800〜長石谷コース〜犬星谷出合1000-1030〜岳峠1125〜鎌ヶ岳1145-1225〜三ツ口谷コース〜駐車場1420 ルート状況:明瞭 橋を渡って長石谷に入る。本日は入下山とも沢コースだ。前夜降った雨が、ショウジョウバカマをしっとりと濡らす(A)。その光景は、ずっと続いていた。 連れられ登山からの脱却のため、相棒に先頭をとらす。単純な沢伝いのコース(B)なのだが、渡渉は10指に余る回数なので、ルートファインディングのいい教材だ。 ※もっとも沢コースは、常に赤テープやペンキに従えばいいわけではないが。 相棒はたまに頭を使ったせいか、すぐガス欠になる。犬星ノ滝から少し上流の地点で、早メシ。このあたりから水は涸れ、ゴーロ帯の様相となっていく(C)。源頭部は突き上げるような傾斜だ。斜面からの落石にはじゅうぶん注意されたし。 上から人の声が聞こえてくる。岳峠は4本の一般ルートのクロスロードだ。鎌ヶ岳の鋭鋒が眼前に迫る(D)。ひと登りでピークに立つ。20人以上の登山者で賑わっている。ただし、ちょっとうるさすぎるかも。昨日の南大峰とはえらい違いだ。 雨乞をバックにワンショット(E)。酷い黄砂のため、四日市の町並みはほとんど見えない。帰路は北面の鎖場を降り、三ツ口谷から戻ることにする。 |




